登山 藪漕ぎ レベル



登山難易度(グレーディング)とは別に、藪漕ぎレベルを
独自に5段階で評価しました。

ページ中にあるルートの藪漕ぎレベルは管理人が歩いた時点の藪レベルにつき
その後、刈払いされ歩き易くなったり、その逆もあるかもしれません。
また積雪期限定ルートの藪漕ぎレベルは残雪量によって大きく変わります。
仮に夏に行く場合は全くレベルが異なりより困難だと思います。
それ故に、各山行日記の中で記した藪漕ぎレベルは参考程度に御願いします。

⇒登山 難易度の基準はこちら



藪漕ぎレベルの基準

藪漕ぎ
レベル
上段太字:そのレベルの状況
下段:レベルの判定基準
ルート例
藪が登山道の表面を覆っている程度

・登山道の上に笹薮などが覆い重なり、道が見えなくなっているが、 一般登山道であり、トレイル自体はきちんと存在する。
 且つ、藪の高さは腰下程度(1メートル未満)
入山者が極めて少ないマイナールート、或いは笹に覆われた登山道

・大菩薩連嶺〜金沢連嶺縦走路の一部区画
・伊予富士周辺の稜線など
藪が体や装備に当たり、トレッキングポールのゴムが紛失したり、靴ひもがほどけたりする事がある。

・一般登山道であり、トレイルはきちんと存在し  且つ藪の高さは視線を塞がない程度(170センチ未満)
・バリエーションルートでトレイル自体存在しなく、且つ藪の高さは腰下程度(1メートル未満)。

バリエーションルート、或いは背丈の高い笹に覆われた登山道

・丹沢のバリエーションルート
・釜無山(レベル3に近い)
など
視界が藪で覆われ道迷いのリスクがあったり、低木の枝がひっかかり服などが傷つく事がある

・一般登山道でありトレイルはきちんと存在し、
 且つ藪の高さは視線を塞ぐ程(170センチ以上)
 =ルートファインディングが必要。
・積雪期限定バリエーションルートで、
 且つ藪の高さは視線を塞がない程度(170センチ未満)
・ハイマツなどの灌木が、そこまで密度の高くない状態で生えている。
積雪期限定のバリエーションルート、或いは背丈の高い笹に覆われた登山道

・残雪期末期の景鶴山
・残雪期末期の安平路山付近
・奥袈裟丸山など
密度の高い藪漕ぎで腕が疲れる、装備が破損する

・登山道は存在しなく夏季に歩くのは困難とされる積雪期限定のルート、あるいはバリエーションルートで
 且つ、藪や低木が以下のレベルで密集している。
「藪漕ぎで腕に負荷がかかり、続けていると体力が奪われる」
「ザックの外につけたポーチやリーシュが破損する」
「帽子やサングラスが無くなる、服が破れる」
積雪期限定のバリエーションルートなど

・残雪期末期の堂津岳
・残雪期末期の越百山〜安平路山の稜線
・残雪期後半の笈ヶ岳(距離が長いため総合難易度は最難関レベル)など
藪でポーチが引きちぎれる、服が引きちぎれる、藪で顔面打撲する

・レベル4の条件に加え、藪がより硬質で以下の状況が発生する場合がある
「漕いだ枝が鞭のように跳ね返り、怪我をする」(管理人は根曲がり竹の藪漕ぎで顔面打撲、角膜損傷の経験あり)
「ザックの外に付けたポーチなどが引きちぎられ無くなる」(=時にその力の突破力・フィジカルが必要)
「藪に跳ね返され突破できない、滑落しそうになる」

※全ての装備をザックに入れ、硬質な雨具/ハードシェル、ゴーグル、ヘルメットなどを装備したい。撤退する勇気も必要。
積雪期限定のバリエーションルートなど

・残雪期末期の戸隠東山連山の東山
など
※レベル4-5の渦中で撮った写真はないが、上は突入前の写真







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