Grafting

バラの接ぎ木について

2017年3月21日追記
今年の1月から、バラの接ぎ木に挑戦しました

必要な道具

 

   フローリストナイフは切れ味抜群、手も切れる、危険
   芽つぎ用テープのニューメデールは非常にやわらかく伸びやすい
   接ぎ木テープの自然作は丈夫、ぎゅっと縛るのに向いているか
   接ぎ木鋏は難しいことはないが、切断面が鋭利になるかは不明
   カルスメイトは剪定時の切り口保護用
 剪定鋏と接着剤以外の道具はすべてamazonで購入した。

用意した台木

  ①直径8mm、長さ90cm 1本(昨年6月に挿し木をしたトゲ無しノイバラ)
  ②直径8mm、長さ25cm 2本(昨年6月に挿し木をしたトゲ無しノイバラ)
  ③バラ切り接ぎ台木10本セット(1月初旬楽天市場安心バラ苗の店で購入、¥2,800)

用意した穂木

 ・ブルーバユー "Blue Bajou"         :上記①にスタンダード仕立て (1月22日)
 ・ リトルアーティスト "Little Artist"  :上記②にスタンダード仕立て (1月17日)
  以下は上記③の台木に使用、株の剪定に失敗したため
 ・芳純 "Hojun" (2月15日)
 ・ウィリアムアンドキャサリン "William & Catherine"  (2月15日)
 ・ブルーバユー "Blue Bajou"   (2月15日)
 ・ココロコ "Koko Loko" ×2    (1月30日)

  以下も同じ、庭植え用に数を増やす ため
 ・グラハムトーマス "Graham Thomas"×2 (1月30日)
 ・ショートケーキ "Short Cake"×3 (2月19日) 

接ぎ木の実際

2017年3月5日撮影  左から
   台木にショートケーキを芽接ぎ
   高さ25㎝の台木の先端にリトルアーティストを切り接ぎ
   台木にグラハムトーマスを芽接ぎ
   台木に芳純を接ぎ木鋏で処理し切り接ぎ







2017年3月21日撮影  上は1月22日に90cmのノイバラ "Rosa Multiflora" に切り接ぎした"Blue Bajou"の状態です。切り接ぎ付近から元気よく発生しているものは、どうやらノイバラの芽のようだ。様子を見てカットしましょう。もう一つは1月30日に芽接ぎした"Graham Thomas"の状況です。元気良く育っています。

考察

13例の接ぎ木を実施してみて、大成功のSランクが以下の3例
 ⑴リトル・アーティストのスタンダード仕立て
 ⑵ブルー・バユーのスタンダード仕立て
 ⑶グラハム・トーマスの芽接ぎ
そこそこのBランクが3例 → グラハム・トーマス、芳純、ウィリアム・アンド・キャサリンの切り接ぎ
で、今年の接ぎ木は6勝7敗であった。結果を踏まえ、以下のような感想を持った。
 ①台木が元気であること
 ②形成層がお互いに密着すること
 ③穂木は細目よりは太い方が良い

 ④冬場とはいえ、十分な保湿と10℃以上の確保