創立一周年記念演奏会を
伝える日大新聞(1960年11月)
「日大新聞より」
==高英男らを迎え==
==創立一周年を記念==
マンドリンクラブ 初の定期演奏会開く
第一回日大マンドリンクラブ定期演奏会(創立一周年記念)は十一月十六
日午後六時神田共立講堂に約二千名を集めて開かれた。
文化放送の茂木幹弘氏の司会で始められ、宮田俊一郎氏(東京マンドリン
宮田楽団)の指揮でマリオ・マチヨッキー作曲の"フローレンスの夜"ら数曲を
演奏。
ゲストとして迎えた高英男氏(本学OB)が"ゴンドリエ"と"ギターとタンバリ
ン"のニ曲、中村淳子さんが、"キエンセラ"、"可愛いクバナ娘"のニ曲を歌
い満場の拍手をあびた。ここで指揮者がかわり、松橋賢治君(法四)が指揮
をとり、"黒いオルフエ"、"太陽がいっぱい"、"死ぬほど愛して"、"白銀は招
く"ら映画でおなじみの曲目、"真珠採りの歌"、"フラメンコ"など数曲を演奏。
かわって音羽ゆりかご会が、"童謡メドレー"、"思い出の水車小屋"らを合
唱し、会場の拍手をあびた。
ここで日大マンドリンクラブに、慶大、中大、早大、明大、東女大、明治高
の各校マンドリンクラブから花たばの贈呈、本学各研究会(合唱団、吹奏楽
団、社交舞踏会、リズム・ソサエテイ、ハワイアンクラブ、法学友会、文団連、
鵜沢ゼミ、文化会)から花たば贈呈、大映永田常務、マリプローザ・マンドリ
ンクラブから祝電があった。さらに本学マンドリンクラブ部長馬場明男教授
(文理)のあいさつがあり、第一部を終った。
つづいて第二部にうつり宮田俊一郎氏の指揮で"ガラスの靴"ではじまり、
"キャラバン"、"ロシヤ民謡集"、"ホフマンの舟歌"、"幸福の星"、"流浪の
民" ら八曲を演奏。アンコールとして映画でおなじみの"鉄道員"を演奏。
最後に校歌が演奏され、約三時間にわたった演奏は盛会のうちに幕を閉
じた。
神田共立講堂の第一回定期演奏会
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