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両国ぶらり散歩 7〜12

2015.02.12 東京都 12期 竹内
撮影:2014年12月20日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 120】 名所旧跡
横綱バーガー
両国駅から10分、旧宮城野部屋 ちゃんこ吉葉の隣にある小さなハンバーガー専門店です。
こだわりはお肉とソース。お肉は山形牛を使用したオリジナル配合、ソースは野菜をすりつぶ
したものを基本に、お肉の美味しさを充分に味わってもらえるようにしているそうです。

ハンバーガーのパテ4種類。親方バーガー300g、横綱バーガー150g、大関バーガー110g、小
結バーガー80gとなっています。横綱でもかなりの大きさです。さらに、最近出来たのが理事長
バーガーで、なんと110gx3枚の330gです。
トッピングで、チーズやベーコン、タルタルソースを追加することも出来ます。世界的に有名な
○社の汎用ハンバーガーが30gですのでその大きさをご想像下さい。
                       
さすが親方バーガー、なかなかの重量感です。中はシンプルですが、なかなか美味しいです。
お肉は粗挽きのしっかりした肉の旨みを閉じこめた感じです。パンもチェーン店の柔らかいタイ
プではなく食感の良いバンズ、ポテトもでかい。
焼きたてのまだ温かいバーガーをテイクアウトして、歩いてすぐ近くにある隅田川テラスで川面
を眺めながらかぶりつくのがおすすめです。
 
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2015.01.23 東京都 12期 竹内
撮影:2014年7月5日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 119】 名所旧跡
五間堀跡
五間堀は小名木川と竪川を結ぶ六間堀から分かれる入堀です。
五間堀という名は、川幅が五間(約9m)であるところから付けられ、六間堀と共に江戸時代か
ら重要な水路でした。この堀は明暦の大火(1956)による付近一帯の再開発がなされた万治年
間(1658〜1660)頃ではないかと考えられています。
江戸時代には堀留めとなっていましたが、明治8年(1875)に元尾張藩主 徳川義宜によって小
名木川まで貫通しました。現在、五間堀は、昭和11年(1936)と昭和30年(1955)の二度の埋め
立てでなくなり、公園になっています。
    
 
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2014.12.19 東京都 12期 竹内
撮影:2014年9月9日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 118】 名所旧跡
元祖カレーパン
両国からはちょっと外れますが、Cattleaカトレアは《元祖カレーパン》の店です。
日本で本格的印度カレーを販売したのは新宿中村屋。では、どこのパン屋さんでも売ってい
る子供から大人まで大好きなカレーパンはどこが最初なのでしょうか。

《カトレア》のカレーパンは、この店の2代目が1927(昭和2)年に『洋食パン』の名で実用新案
登録したのがカレーパンの元祖です。当時の洋食ブームにヒントを得てカレーとカツレツを合
体させて揚げたパンを開発したそうです。
    
朝7時に揚げたてが並び、一日1,200個売れるという大人気のパンです。さっくりした口当た
りの軽い生地の中には、豚挽肉と人参、玉ねぎをふんだんに使った甘目のカレーがぎっしり
です。また、高級な植物油性サラダ油、綿実油などで揚げています。
他にめずらしいパンでは、カステラで餡をはさんだ昔懐かしいシベリアもお勧めです。
                         
                         数分前に揚げあがった熱々のカレーパン190円
因みに1932(昭和7)年 練馬区桜台のパン屋《入船》(現在のデンマーク)もカレーパンの発祥で
あるという話があります。
 
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2014.11.10 東京都 12期 竹内
撮影:2014年8月
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 117】 名所旧跡
こんぱち
"こんぱち"とは簡単に言うと"デコピン"の事で、相撲用語です。
大相撲の世界では初めて髷(まげ)を結えるようになった力士は親方や先に髷を結った兄弟
子に挨拶回りをする習慣があります。この時、迎える親方や兄弟子は記念としてコンパチを
行います。何人ものお相撲さんにデコピンされるわけですから額は真っ赤になります。
     
この時に油銭(ゆせん) と呼ばれる祝儀を渡します。これは、これから髷を結うために必要な
鬢付け油の代金という意味があります。このコンパチの回数や油銭の金額は兄弟子の地位
によって異なり番付が高いほど多いそうです。
日本の伝統的な髷は、1871(明治4)8月 維新政府によって断髪、廃刀令が発令されました
が、政府高官の相撲好きの人が力士のみ例外として髷が許されたそうです。
 
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2014.10.30 東京都 12期 竹内
撮影:2014年8月
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 116】 名所旧跡
小さな洋食屋さん
テレビ東京《出没アド街ック天国』でも紹介されたレストラン『クインベル』。JR両国駅から徒
歩10分にあります。開店前からいつも行列が出来る小さな洋食屋さんです。
有名ホテルでシェフをされていたそうですのでこの値段でこのおいしさは驚きです。
気軽に入れるレストランとして超人気です。
正統派のコース料理もおいしいのですが、下町風にアレンジされた人気一品を紹介します。
                            
<特製ヒレかつサンド>:トーストされたパンにレアのぶ厚いヒレかつ。口の中でとろける様ないい
お肉です。肉とパンの間には、程よく甘さを抑えたインパクトのある特製ソース。
これは美味しいあっと言う間に完食してしまいました。

<特製ドライカレーオムライス>:たっぷりの卵にケチャップ、横にはキノコ入りのドミグラスソース。
フワフワの卵を割ると中にはドライカレーが入っています。これは変わった美味しさがあります、
評判以上のおいしさでした。
         
                特製ヒレかつサンド         特製ドライカレーオムライス
 
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2014.09.04 東京都 12期 竹内
撮影:2014年8月
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 115】 名所旧跡
東京都復興記念館
東京都慰霊堂は、両国駅から徒歩5分ほどの横網町公園内にあり、東京大空襲の犠牲者を慰
霊する場所としては最大の場所です。
ここには、太平洋戦争時に都内で亡くなった一般市民105,400人の遺骨が、無縁仏として安置
されています。その内の九割以上が、3月10日の犠牲者です。この慰霊堂は元々1923年(大
正12)の関東大震災の犠牲者を供養するために、震災記念堂として1930年(昭和5)に建てられ
たものです。関東大震災は、1923年(大正12)9月1日神奈川県相模湾北西沖80kmを震源とし
て190万人が被災、10万5千人余が死亡あるいは行方不明となりました。

この東京都慰霊堂の隣に建っているのが東京都復興記念館です。東京都復興記念館は、関東
大震災の惨禍を永く後世に伝え、焦土と化した東京を復興させた当時の大事業を永久に記念す
るため、東京都慰霊堂の付帯施設として1931年(昭和6)に建てられました。震災被害資料、震
災関連絵画、震災復興資料等が展示を陳列してあり、関東大震災の悲惨さを知ることができる
施設です。記念館横の屋外にも、溶解した車両などの大型被災品が展示してあります。
 
         東京都復興記念館の外観              焼損した魚雷や焼損した印刷機の残がい
 
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2014.08.25 東京都 12期 竹内
撮影:2014年7月
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 114】 名所旧跡
本因坊屋敷跡
本因坊屋敷がここにありました。本因坊家は、囲碁の名門で、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康
の3人に仕えた日海(一世本因坊算砂)を開祖とする家系で、名棋士を輩出してきました。本因坊
の名は、算砂が住職を務めた寂光寺の塔頭の一つに由来しています。
江戸期を通じて常に囲碁四家元(他に、安井家、井上家、林家)の筆頭の地位にあり、道策、丈
和、秀和、秀策、秀栄などの棋士を生んでいます。特に江戸末期の秀策は、史上最強の棋士と
して《棋聖》と呼ばれ」ました。
             
現在は囲碁の本因坊戦に優勝した棋士に与えられる称号としてその名が残っています。
1938年、21世本因坊秀哉が引退を機に本因坊の名跡を毎日新聞社に譲渡し、同社がこれを
日本棋院に寄贈。これによって本因坊は家元制から選手権制へと移行し、1939年以降は囲碁
選手権戦・本因坊戦のタイトルとなっています。
 
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2014.07.09 東京都 12期 竹内
撮影:2014年4月
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 113】 名所旧跡
相撲博物館
相撲博物館は両国国技館内にあり、日本相撲協会が運営しています。
入場料は無料ですが国技館に併設しているため、国技館で本場所や有料の催し物がある際
は、国技館の入場券をもっている人しか来場が出来ません。それ以外は誰でも入場すること
が出来ます。
                
館内には、江戸時代の番付や錦絵、横綱の化粧廻し、行司の軍配など相撲に関する資料を
収集保存し、展示をしています。
資料は江戸時代から現代まで年代も多岐にわたり、どれも相撲の歴史と文化を後世に伝える
たいへん貴重なものばかりです。余り広くない館内なので、年6回展示物の入れ替えをしてい
るそうです。
    
      上左:"不動心"の掛け軸や歴代横綱の手形が飾ってあります。
      上右:昭和14年まで横綱だった武蔵山の三つ揃いの化粧廻しです。

    
      上左:行司の木村庄之助さんの衣装です。
      上右:歴代横綱の写真です。懐かしい横綱たちの顔が見えます。
 
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2014.06.12 東京都 12期 竹内
撮影:2014年4月
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 112】 名所旧跡
歴史茶屋 縁処
歴史茶屋《縁処》は、両国の吉良邸跡(本所松坂町公園)の隣に開かれたお休み処です。場所
としては旧吉良邸の跡地になります。ここは美味しい甘酒と江戸前の佃煮のお店です。最近出
来た店ですが、趣のある造りで、吉良邸見学に来た人達に人気があります。

冷やし甘酒を注文しました。グラスに入った甘酒にはおつまみの佃煮が付いて来ます。冷たい
甘酒は乳酸飲料のような感じで、上品な甘さがあります。甘酒が入ったグラスには勝海舟の顔
が彫られています。勝海舟の生誕地が両国だった縁です。

この甘酒は、長野県の味噌醸造場で、江戸時代から伝わるお米と米糀のみを使用する製法で、
この店専用に製造したものだそうです。
メニューには、冷やし甘酒の他、冷やし緑茶、お汁粉、緑茶と和菓子、佃煮と日本酒などがあり
ました。
またお土産用として販売されている佃煮は、柳橋の佃煮屋のもので、季節ごとに旬の材料を厳
選しています。一口あなご、手むきあさり、かき佃煮、生のり、帆立、きゃら蕗、しらす山椒など
季節によって変わります。≪琵琶語りライブ≫や≪日本酒利き酒会≫も定期的にここで行われ
ているそうです。
     
 
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2014.05.23 東京都 12期 竹内
撮影:2014年4月
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 111】 名所旧跡
吉良邸跡
吉良上野介義央邸跡と言っても現在は本所松坂町公園としてなまこ壁に囲まれた黒門の
ごく一部が残っているだけです。吉良邸は2,550坪(8,400m2)の広大な屋敷であったそうです。
これはサッカースタジアム位の広さです。元々、吉良の屋敷は江戸城内にありましたが、赤
穂浪士の討ち入りの噂があり、両国へ追いやられたそうです。

屋敷の表門は東側、両国小学校に面した方にあり、裏門は西側で、東・西・南の三方は長
屋が有り、北側は本多孫太郎、土屋主税の屋敷と地続きになっていました。
赤穂浪士討ち入りの際は、正門から大石内蔵助以下23名が用意の梯子で邸内に侵入し
て、内側から門を開け、『浅野内匠家来口上』を玄関前に打ち立てて乱入しました。
裏門からは大石主税以下24名が門を叩き壊して侵入しました。
    
           表門跡                       裏門跡

この吉良邸近くにある本所松坂町公園には、吉良上野介義央像があります。また江戸城松
の廊下で赤穂藩主・浅野内匠頭長矩が吉良上野介義央を斬りつけた絵も飾ってあります。
  
 
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2014.04.11 東京都 12期 竹内
撮影:2014年3月
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 110】 名所旧跡
両国かつさんど
オリジナル・サンドイッチの専門店『チロル』は両国駅から徒歩8分位のところにあります。そこ
で両国オリジナルのサンドイッチという『両国かつさんど』を見つけました。
テレビでの紹介もあったようで、買いに行く都度売切れでしが、何度目かでやっと買う事が出来
ました。マイルドな味のソースと柔らかいカツがベストマッチです。両国らしさを出している楽しい
化粧箱がお土産にも受けます。
 
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2014.03.19 東京都 12期 竹内
撮影:2014年1月
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 109】 名所旧跡
本所松坂町
≪講談忠臣蔵≫
     時に元禄15年12月14日
        江戸の夜風を震わせて、響くは山鹿流儀の陣太鼓
           しかも一打ち二打ち三流れ打ち・・・
と、講談や歌謡浪曲に唄われた『忠臣蔵』。西暦1702年の話です。
本所松坂町は、吉良上野介の屋敷へ赤穂浪士47名が討ち入りを行なった場所です。

さて、講釈師等が言う松坂町。実は『松坂町』という町名は当時、未だありませんでした。打ち
入りがあった時代は、『本所二ツ目』と呼ばれていました。
討入りの翌年、浪士達の切腹と同時に、吉良家も断絶、屋敷も幕府に没収され、跡地には商
家が出来ました。この『松坂町』という名は討入りの2年後に出来たものです。
この名は200年以上も続きました。そして関東大震災後の区画整理で『東両国』となり、その
後『両国』となりました。
                  
 
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2014.02.13 東京都 12期 竹内
撮影:2014年1月
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 108】 名所旧跡
とんかつ かつ万
両国駅から7〜8分の場所に古くからある『かつ万』は、厚切りの肉とサクサクの衣で評判の
豚かつ屋さんです。長細いカウンターで注文してから暫く待ち、出て来た「横綱ロースかつ」は
薄い衣でした。これほど薄い衣はこれまでもあまり見た事がありません。2.5cm位の厚切り肉
は、中が桜色が消えるか消えないかの瞬間に油から引き揚げた絶妙のタイミングです。ほど
よい脂でやわらかくジューシーで、特においしいものです。
地元でも評判で、昼休みのランチタイムにも夜もお客が沢山入っています。厚切り肉と大盛
りご飯にお腹がいっぱいになります。「かつカレー」は、豚かつにソースとして和風カレーがか
かっている感じでこれも好評です。
          
 
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2014.01.14 東京都 12期 竹内
撮影:2014年1月
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 107】 名所旧跡
(やぐら)太鼓
大相撲開催中には、両国国技館の庭にある高いやぐらの上から トン、トトン、トトトト・・と太鼓
の音が街に響き渡ります。この櫓(やぐら)太鼓を叩くは呼び出しさんの仕事です。
この太鼓の叩き方には種類あり、例えば触れ太鼓=初日前日に市内を巡り興業開始を告げ
る、櫓太鼓・・相撲興行を知らせる櫓の上で打つ、はね太鼓・・その日の取組が終了した事を
告げる、一番太鼓・・天下泰平・五穀豊穣を祈り清めの太鼓、寄せ太鼓・・親方衆を呼びよせ
る太鼓など沢山あります。
                 
 
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2013.12.13 東京都 12期 竹内
撮影:2013年1月
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 106】 名所旧跡
両国に熱い雪がふる
力士の取組み前の仕切りの時に撒く塩、熱戦予感させる雪のようにきれいなものです。豪快
に塩を撒く力士はそれだけで人気があります。
                   
                         2013年初場所のポスター

さて、相撲の歴史は紀元前まで遡るそうですが、大和、奈良、平安の時代になると神社のお祭
りの中で相撲が始まります。この相撲は、どちらの力士が勝つかによって、豊穣や豊漁を占う
神事としての相撲でした。この占いとしての側面から、取組みの前に神聖な場所を浄める≪清
めの塩≫として、土俵に塩をまく風習が生まれたと言われています。この塩は、≪力塩≫、
≪波の花≫とも言われます。
清めの塩は、本場所では1日に約45kg。一場所(15日間)で約650kg以上もの塩を用意して
います。両国場所では、「伯方の塩」(荒塩)を使用しているそうです。
ちなみに三段目以下の力士は塩をまくことが出来ません。塩が撒けるのは十両以上です。
 
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2013.11.01 東京都 12期 竹内
撮影:2013年4月
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 105】 名所旧跡
東あられ本舗
あられとおせんべいの『東あられ本舗』は、両国の北斎通りにあります。明治43年に創業して
から100年以上経っている有名あられ店です。現在は三代目です。
店の名前はあられですが、あられ、おかき、煎餅、饅頭など幅広い商品が置いてあります。
試食が用意されていますので、ゆっくり吟味しながら選べるのは嬉しいです。
                 
あられはもち米から作り、煎餅はうるち米から作ります。
         
東あられの看板商品≪北斎揚げ≫は、高級もち米コガネモチの甘みある生地を、米油でカラッ
と手揚げし、独自ブレンドの塩で味付けしてものだそうです。
≪こしきセット≫は、ひとつつみに七つの味が入っています。もち米には、ヒメノモチを使用、関
東醤油と中部たまり醤油のオリジナル配合醤油を使用しています。
 
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2013.10.09 東京都 12期 竹内
撮影:2013年4月
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 104】 名所旧跡
両国にぎわい祭り @
今年で10回目となる【両国にぎわい祭り】が毎年4月下旬に両国駅周辺で開催行われていま
す。会場は両国駅から回向院までの通り、江戸東京博物館前、国技館内などで、幾つかに分
かれて行なわれます。

両国で有名なちゃんこ店が多数出店する≪ちゃんこミュージアム≫、≪相撲甚句≫、≪呼出
太鼓≫、≪国技館バックヤードツアー≫、≪藍染め体験≫、≪名所歩きツアー≫、≪フリー
マーケット≫など両国ならではのイベントが盛りだくさんです。
両国周辺の方だけでなく遠くからも多くの方々が訪れ、その名の様に"にぎわい"ます。特にち
ゃんこ屋さんには行列が出来ます。
     
 
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2013.09.06 東京都 12期 竹内
撮影:2013年8月
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 103】 名所旧跡
あんこコーヒー
両国国技館側の西口から徒歩1分。【両国ぶらり散歩28】で『あんこあられ』を紹介した両国
国技堂です。最近は『あんこコーヒー』が話題です。
コーヒーの砂糖の代わりに付いてくるのは、こんもり盛られたつぶあん。このあんこをコーヒー
に混ぜて飲みます。しかも、そのあんこの量はコーヒーカップの半分位まで入れてしまいます。
                
コーヒーと一緒に、洋菓子やチョコレートなどの甘い物を食べるのは普通ですが、エ〜 あ
んこをコーヒーに入れるのとびっくりです。ミスマッチと思いきや、あずきの香ばしさと品の
良い甘さが以外に合います。コーヒーを飲むと言うより、コーヒーを食べる感じでしょうか。独
特の風味です。
 
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2013.08.12 東京都 12期 竹内
撮影:2013年7月
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 102】 名所旧跡
東京水辺ライン 両国発着場
東京水辺ラインは、東京港、隅田川、荒川で、運航している水上バスです。コースによっても違い
ますが、約2時間の船旅が楽しめます。東京の水辺から見る景色は、デートにも観光にもお勧め
です。両国からの利用は両国発着場があります。
                  
お台場クルーズ(隅田川を下り、越中島、聖路加、浜離宮を経由、レインボーブリッジを通り、お台
場海浜公園へ)、トワイライトクルーズお台場(隅田川を下り、レインボーブリッジを通り、お台場海
浜公園へ)など、7つのコースがあります。暑い夏には清涼感いっぱいの小さな船旅が味わえます。
       
 
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2013.07.11 東京都 12期 竹内
撮影:2013年5月
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 101】 名所旧跡
とんかつ若
どこにもある"とんかつ屋さん"ですが、何故か両国には普通と比べて、特に多いようです。
お相撲さんと関係があるのでしょうか? 
さて、両国駅から2〜3分にある『とんかつ若』ですが、店長の父・伊勢ヶ濱部屋の大相撲力士 若
瀬川が長い相撲人生の中で、趣味とした料理の中でも、こだわり続けたカレーライスでした。作った
ものはお相撲さんや来客に食べさせ、知人にも作っては配り、また作ったそうです。そんなカレーを
再現しています。
                     
≪チキンカレー≫は、何時間も煮込んだルーが極上です。また、そのカレーにとんかつを乗せた≪
相撲部屋の勝つカレー≫は、うまい ≪W勝つカレー≫はチキンカツ2枚分の大きさでライスが
見えません カレーは、日本のカレーという感じで、中辛で様々なスパイスが効いた濃厚な味で
す。もちろんメインは豚カツ屋さんですが、他に好評なのはボリューム満点の≪とん勝チャーハン≫
です。おいしい豚の味の濃いモモ肉で作り、チャーハンの炒める油を半分にしているので、さらっとし
たおいしさです。
          
             チキンカレー         チキン勝つカレー       とん勝チャーハン
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2013.06.05 東京都 12期 竹内
撮影:2013年5月
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 100】 回向院 C
長野の善光寺が両国へ
長野にある善光寺が両国へって何の事? これは長野にある善光寺が旧日大講堂の脇にあ
る回向院で2013年4月27日から5月19日迄、出開帳を行いました。出開帳とは、普段参拝
する事の出来ない仏像などを一定期間特別に出張公開する催しの事です。

回向院の出開帳は、江戸時代に行われて大変な人気を博したそうです。これが戦後初めて東
日本大震災復興支援として、復活しました。

一光三尊阿弥陀如来像、金剛力士立像、聖徳太子立像、善光寺縁起絵巻、皇女和宮由来品
など様々な貴重品が展示されていました。下は木造鳩字扁額で、善光寺の山門に160年懸け
られていた先代の額です。文字の中に五羽の鳩の姿が見えます。
                                   
  
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2013.05.20 東京都 12期 竹内
撮影:2013年4月
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 99】 名所旧跡
両国駅リニュアル
両国国技館の玄関口、JR両国駅西口がリニューアル工事を終え、2013年4月14日に完成
しました。リニューアルといっても東京駅などに比べると小さなものですが。

この日は完成を記念してアトラクションとして、相撲甚句にあわせての鏡開きが行われました。
改札口通路には、大相撲を身近に感じてもらおうと、直径 約4.5mの実物大の土俵がタイル
で描かれ、壁には35代横綱の双葉山から70代の日馬富士まで36人の横綱の手形が飾られ
ています。
また、改札の外にも下町情緒あふれる江戸の雰囲気も味わってもらおうと、両国周辺の古い地
図や浮世絵も描かれています。
          
 
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2013.04.10 東京都 12期 竹内
撮影:2012年12月
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 98】 名所旧跡
ちゃんこ 勝手にベスト4
両国にはちゃんこ屋さんが沢山あります。専門店の他、ほとんどの店に入ると "ちゃんこ鍋"を
メニューに出しています。しかし、お気に入りの味はなかなか多くはありません。
ちゃんこの基本は"鶏"です。鶏は2本足で立ち、地面に手を付けないという相撲の勝ちのゲン
担ぎなのです。スープは鶏ガラで採ったダシに醤油という ”そっぷ炊き” が本来のベースで、少
なくとも前日から煮込みます。このあたりが "寄せ鍋" との大きな違いでしょうか。鶏肉にも地
鶏などのこだわりがあります。そして忘れてならないのが、"鶏つくねだんご" が入っている事。
これは勝負の白星をイメージしているからです。さて、そんな伝統の味を守る正統派ちゃんこ屋
さんのベスト4を掲載します。あくまでも個人的な趣向なのでご容赦下さい。

≪川崎≫:創業は昭和12年。大正から昭和にかけて活躍した元力士の横手山が開いた日本
       初のちゃんこ屋です。絶品の鳥ちゃんこのみです。
≪寺尾≫:元寺尾の兄(元十両・鶴嶺山)がオーナー。昔から上品な味に定評があります。4種
       類のちゃんこ鍋があります。
≪照国≫:38代横綱照国の長男がオーナー。広く明るい部屋が好評。薄口醤油スープが妙な
       味で、厳選食材も自慢です。
≪大内≫:創業25年、元大関 大内山が開いた店。現在は2代目の長男が時津風部屋のちゃ
       んこ味を守っているそうです。鶏のうまみとキャベツの甘みで食べる伝統の「そっぷ
       炊き」の味がとてもおいしい。
                  下段左:川崎 下段右:寺尾
               
                           下左:照国 下右:大内
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2013.03.23 東京都 12期 竹内
撮影:2012年12月
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 97】 名所旧跡
江川太郎左衛門終焉の地と
ジョン万次郎住居跡
写真は江戸東京博物館の近くにある幕臣江川太郎左衛門の江戸屋敷跡です。江川太郎左衛
門は伊豆国田方郡韮山(伊豆の国市韮山町)を本拠とした江戸幕府の代官高で、嶋秋帆の砲
術塾に入門し、幕府鉄砲方に任ぜられました。ペリー来航時には勘定吟味役に任ぜられ、品
川砲台・反射炉・大砲・洋式船等の建設に関わりました。
江川は剣客斎藤弥九郎、洋学者渡辺華山とも交流があり、種痘やパン食も奨励するなど、多
岐に活躍しました。江川は日本で初めてパンを焼いた人ともいわれているそうです。
一時期、黒船来航で日米和親条約の締結に尽力した事で知られるジョン万次郎は江川の助手
を務め、江川の屋敷に住んでいたそうです。
         
 
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2013.02.08 東京都 12期 竹内
撮影:2012年12月
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 96】 名所旧跡
国際化される料理店
老舗の多い両国界隈にも新しい波が来ているようです。最近、様々な国の料理店が両国に目
立って来ています。中華料理は当たり前としても、イタリア料理、韓国料理、インド料理、ネパー
ル料理、タイ料理、モンゴル料理、ロシア料理、タイ料理・・・と少し歩いただけで様々な国の料
理店が出来てきています。中にはワールドちゃんこ朝青龍なんていう店も出来ました。相撲取り
が国際化してきているのにも影響があるのでしょう。これも時代の流れですね
           
 
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2013.01.21 東京都 12期 竹内
撮影:2012年12月
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 95】 名所旧跡
大徳院
両国にある大徳院は高野山真言宗のお寺です。徳川家康によって、和歌山県高野山に徳川
家菩提の祈願寺として開山しました。
高野山の大徳院草創期の1686年(貞享2)に現在地を幕府から拝領、高野山御仏殿別当・高
野山諸末寺触頭として江戸での大徳院の寺基を固めました。明治18年まで存続しましたが、
その後は高野山真言宗の一地方寺院として『本所一つ目のお大師さま』、『本所一つ目の寅
薬師さま』と善男善女に親しまれ現在に至っているそうです。
           
 
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2012.12.24 東京都 12期 竹内
撮影:2012年12月
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 94】 名所旧跡
キャンドルツリー
両国からだとスカイツリーの全景は見えませんが、ビルの合間から見た東京スカイツリーです。
力強く燃え続けるキャンドルの炎をイメージしたライティングで夜空に映えるクリスマス限定ライ
トアップです。
                              
 
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2012.12.15 東京都 12期 竹内
撮影:2012年10月
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 93】 名所旧跡
隅田川テラスギャラリー
蔵前橋〜両国橋間の隅田川テラスは水辺の散策路になっていて、隅田川と街の景色をゆった
り眺めることが出来ます。コースの防潮堤壁面は、『隅田川テラスギャラリー』として錦絵が展
示されています。
総武線で両国橋を渡る時、電車の窓からちらっと見えますが、ゆっくりご覧になりたい方駅から
は数分歩き、両国橋の脇からテラスへ出る事が出来ます。
                              
両国らしい伝統的な葛飾北斎、歌川国虎、楊州周延の錦絵が多くあります。もちろん、印刷さ
れたものですがその大きさは横4m位あります。
     
              大橋の網引=葛飾北斎              旭元船乗初=葛飾北斎
           
                両国水神祭夕涼の図=楊州周延             国夜蔭光景=歌川豊国
 
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2012.11.17 東京都 12期 竹内
撮影:2012年10月
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 92】 名所旧跡
餃子会館 磐梯山
両国駅から1分位にあるテレビでも時々紹介されている餃子屋専門店。今風のおしゃれな店
ではありませんが、懐かしさを感じる昔ながらの餃子の店です。小ぶり皮ももちもち、ニンニク
も効いて、焼き具合も好きです。あっという間に数皿食べてしまいます。

壁には、【餃子は栄養満点・これで一日の栄養はOK ボク二皿、ママ三皿、パパ五皿】と大き
な看板、また、有名人や一般の方のサイン色紙が沢山貼られています。
      
ところでこのお店は、60分で100個食べたら無料(女性は50個)となります。店の壁には、完
食した人の色紙が沢山飾ってあり、中には芸能人や相撲取りの名前もあります。予約が必要
ですが、あなたも100個にチャレンジしてみてはいかがですか。
 
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2012.10.18 東京都 12期 竹内
撮影:2012年10月
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 91】 名所旧跡
両国相撲グッズ
両国駅西口出口脇にあるお土産物の店。両国国技館内にはもちろんありますが、ここは国技
館で買える相撲グッズを、本場所開催日以外でも買う事ができる店です。
      
一番人気は相撲の番付を絵で表した絵番付だそうです。外国の方には力士のトランプも人気
商品とのこと。 やはり人気横綱の白鵬や日馬富士の関連商品はどれも売れ筋ですね。最近
はスカイツリー関連の商品も多く置いてあります。しかし、地元民には観光化された両国を象
徴するようで何か違和感があります。
 
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2012.09.10 東京都 12期 竹内
撮影:2011年10月
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 90】 名所旧跡
両国あんぱん
両国駅から線路沿いに徒歩5分位の≪サン・エトワール≫というパン屋さんなのですが、ここ
では【両国あんぱん】と【大江戸あんぱん】と言う地域限定あんぱんを売っています。なかなか
の人気でいつも売切れ状態です。
                 
【両国あんぱん】は上に≪両≫の大きな文字、中を割って見ると粒あんとホイップクリームが入
っています。【大江戸あんぱん】は上に≪江≫の大きな文字、中を割るとこちらは、こしあんとホ
イップクリームです。
                 
どちらもパンが柔らかく、たっぷりのホイップクリームは食感もよく、あんとクリームの相性がと
ても良い味を出しています。これは新感覚です。今、評判になっています。
 
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2012.08.03 東京都 12期 竹内
撮影:2011年11月
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 89】 名所旧跡
レトロな建物
両国橋のたもとにある大正ロマンや昭和モダンがあふれる洋館です。岡田商事株式会社(旧岡
田菊次郎商会)という鉄スクラップ業者の社屋で、現在も仕事をされています。社屋内の電灯も
大正浪漫の雰囲気をかもしだしています。しかし事務机の上にはパソコンがいっぱい置いてあっ
て新旧混合の不思議な感じもあります。
        
この2階建ての洋館、それ程大きくないビルですが、門燈、窓の形、窓枠など、レトロな雰囲気
があり、そのまま記念館でもおかしくありません。
 
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2012.07.16 東京都 12期 竹内
撮影:2011年10月
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 88】 名所旧跡
大江戸両国からくり祭
2世紀に亘り平和を保った江戸時代は、豊かな経済、文化が築き上げられました。両国広小
路は江戸一番の盛り場と言われ、諸国から芸人が集い芝居小屋が建ち競いました。毎年10
月に行われる≪大江戸両国からくり祭≫は往時の賑わいを今に伝え現代に生きる手妻(奇
術)、踊り、 大衆芸能を再認識する大江戸"ルネサンス"の祭りです。
            
演目は、江戸踊り、相撲甚句、江戸の手妻(奇術)、江戸糸あやつり人形、江戸軽業、江戸紙
切りなど江戸古来の伝統文化を伝えるものです。今では、こうしたものを演じられる方も少な
くなってしまいました。
                   
 
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2012.06.20 東京都 12期 竹内
撮影:2012年5月
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 87】 名所旧跡
そば 穂乃香(ほのか)
そばと言えば『細く長く達者に暮らせることを願う』という縁起物。
一般には、そばの字を "蕎麦" と書きますが、この店は "蕎肆" と書く『穂乃香』(ほのか)という
そば屋さんです。竹を沢山使った店内は落ち着いた雰囲気の和モダンでそば屋さんとは思え
ないおしゃれな空間です。
               
石臼挽き手打ちそば、鴨料理、その他一品料理も豊富にある評判の店です。
お酒は探し求めた全国の旨い酒が沢山置いてあり、ひとつひとつに説明が記されているので
銘柄を知らなくても選べます。お酒は素敵な酒器で持って来てくれます。
          
さて、≪北斎せいろ≫(昼限定)を注文すると、せいろが2段重ねで出て来ます。大盛は3段重ね
となるそうです。蕎麦は二八の手打ちで、腰もあり、香りも良いものでした。そばつゆは鴨ロー
ス、鴨つくね、千住葱が入ってとてもおいしいものです。これはうまい時々通いたい店です。
 
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2012.05.11 東京都 12期 竹内
撮影:2012年4月8日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 86】 名所旧跡
名所観光巡り 循環バス
東京スカイツリーと商業施設「東京ソラマチ」が、2012年5月22日にオープンを迎えます。そ
こで、観光客に区内の名所回遊を楽しんでいただくため、区内循環バス『すみだ百景 すみま
るくん・すみりんちゃん』が運行開始しました。
このバスは京成バス株式会社の運行により、区内を北西部ルート、北東部ルート、南部ルート
の3つの循環ルートで結ぶもので、スカイツリー前の押上駅では3つのルートが乗り入れるた
め、ここから他のルートに乗り換えることもできます。
両国名所観光巡りは南部ルートのバスです。江戸の粋をイメージする江戸紫を基調にした色
のバスです。基本料金100円と低価格。
江戸東京博物館、吉良邸跡、勝海舟誕生之地、相撲の神様 野見宿祢神社など名所・旧跡を
巡ります。バスが江戸東京博物館前などを抜けて浅草通りに入ると、ガラス張りの天井から、
5月開業の東京スカイツリーが雄大な姿を見せます。
        
          江戸の粋をイメージする江戸紫のバス、側面にはすみまるくんが描かれています。
 
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2012.04.12 東京都 12期 竹内
撮影:2011年11月26日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 85】 名所旧跡
本所警察署
1881年(明治 7)の警視庁創設時、両国橋東際に本所元町警察署として設置され、1893年
(明治26)に本所警察署と改称されました。関東大震災、東京大空襲を経てきた歴史ある警察
署です。
管内には、忠臣蔵で有名な吉良上野介屋敷跡を初め回向院など名所旧跡が数多く存在して
います。毎年の隅田川花火大会では全署員をあげて警備を行っています。

両国にあるのに本所警察署という呼び名は、江戸時代に両国橋東岸の地域は、神田、日本
橋方面と直接結ばれ、江戸が隅田川をはさんで東側に拡大する足がかりとなりました。現在
の両国を含む北側を本所、両国よりも南側を深川と呼んでいた江戸の名残りです。
    
 
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2012.03.03 東京都 12期 竹内
撮影:2008年12月29日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 84】 名所旧跡
King of Sumo
これがなんだかお解かりになりますか? ≪King of Sumo≫と書かれています。
2005年5月に地下鉄大江戸線の両国駅改札口作られた横綱土俵入りの彫刻です。堀内健
二作の花崗岩の模様を生かし、優雅さと力強さをダイナミックに表現した彫刻で、地下鉄 両
国駅のシンボルとなっています。
    
土俵入りの型には雲龍型と不知火型があり、それぞれ10代横綱・雲龍久吉と11代綱・横不知
火光右衛門の型が伝えられたものであるとされています。
左右の像は、露払いと太刀持ちです。この役は通常横綱と同じ部屋で、地位が関脇下以の兄
弟弟子の力士が務めることになっています。
 
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2012.02.01 東京都 12期 竹内
撮影:2011年11月26日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 83】 名所旧跡
江戸べっ甲店
両国駅から10分位の所にあるべっ甲店。磯貝べっ甲専門店は自然と伝統文化の共存をめざ
し、限られた貴重な資源を大切にして、1939年(昭和14)創業から美しい江戸鼈甲製品を親
子三代に渡って製作しています。
べっ甲製品は東京都から指定を受けた伝統工芸品で、ぬくもりと潤いのある江戸鼈甲です。熟
練した職人が一つひとつ心を込めて手作業で仕上げ、味わい深く、気品に満ちています。
             
マンドリンのピックとしても関連があるべっ甲製の原材料である「タイマイ」は、カリブ海、インド
洋、シンガポール近海など赤道近海に生息する"タイマイ"という海亀の甲羅です。ワシントン
条約の遵守に伴い実質的な輸入は1992年12月までとなりました。
店内には、ネックレス、ブローチ、ブレスレット、ヘアピン、櫛、かんざし、イヤリング、指輪、耳
かき、ストラップ等様々な製品が置かれています。
    
≪かんざしの製作工程≫:材料の選択⇒型掛け⇒切り出し⇒削り⇒生地積もり張り合せ(熱し
加圧し張り合わせ)⇒仕上げ⇒そりつけ⇒磨き⇒完了
 
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2012.01.06 東京都 12期 竹内
撮影:2011年12月30日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 82】 名所旧跡
力士の餅つき
両国でも正月に餅をつく風景はほとんど見られなくなりました。写真は年末の30日に行われ
た立浪一門の伊勢ヶ濱部屋の若衆による餅つき風景です。正月の縁起物として餅は欠かせ
ないですね。

昔は、餅をついて神仏にお供えしたり、おめでたい儀式に用いるのがしきたりでした。餅を食
べることで神の霊力を体内に迎え、生命力の再生と補強を願ったそうです。正月よりも五節句
のちまきや柏餅、十月玄の日の玄子餅などにお供えして食べるという物だったそうです。
         
 
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2011.12.10 東京都 12期 竹内
撮影:2011年11月26日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 81】 名所旧跡
河竹黙阿弥終焉之地
河竹黙阿弥 (かわたけ もくあみ)は、五世鶴屋南北の門下で、江戸時代幕末から明治にかけて活
躍した歌舞伎狂言作者です。
黙阿弥の歌舞伎の特徴は、「黙阿弥調」と称される華麗な台詞にありました。歌舞伎界では「厄
払い」と呼ばれ、リズミカルな七五調に掛詞・縁語を駆使し、一人であるいは複数で語ることで
オペラのアリアや二重唱のような効果を上げました。
また、世話物に本領を発揮し、底辺社会を写実的に描く反面、下座音楽や浄瑠璃を駆使した
叙情性豊かな作風だったようです。
明治以降は、能楽風の新しい舞踊であった松羽目物の作詞を担当し、晩年には自作の脚本
を全集本「狂言百種」として発売し歌舞伎の普及に努めています。
明治26年1月 78歳、両国の地で亡くなりました。
   辞世  ≪花の咲く春をば待ちしかいもなく 片枝よりして 枯れし老い梅≫
               
 
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2011.11.10 東京都 12期 竹内
撮影:2011年9月03日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 80】 名所旧跡
とんかつ はせ川
両国駅の南口近くにあるとんかつ屋さんです。栃木産の平牧三元豚(ひらぼくさんげんとん)というブ
ランド豚を使用しています。平牧三元豚は3つの品種の豚を掛け合わせた三元交配豚で、最高
といわれるもち豚を実現したそうです。特に肉質を重視した系統選抜を行って、肉の味を左右す
る脂のあっさりとしていてコクのある甘さと肉の繊維の細かさがあります。
2種類の油で衣はサックサク、よい油でしつこさを感じさせません。おろしポン酢かソースで食べ
ます。オリジナルソースの辛口又は甘口、他にワサビを付けたり、おろしポン酢で食べる方法が
ありますが、以外とワサビは素材の良さを堪能できて美味しいです。
ミシュランビブグルマンの獲得店です。
        
 
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2011.10.06 東京都 12期 竹内
撮影:2011年9月03日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 79】 名所旧跡
初代 三遊亭円朝住居跡
三遊亭円朝は、三遊派の総帥、宗家。三遊派のみならず落語中興の祖として有名です。円朝(圓
朝)による新作落語はほぼすべてが極めつきの名作といってよく、現代まで継承されています。
円朝が生きたのは明治ですが、古典落語の代表とされています。
人情噺では、「芝浜」、「文七元結」、「塩原多助旅日記」、怪談では、「牡丹燈籠」「四谷怪談」「真
景累ヶ淵」等を創作しています。
                    
 
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2011.09.17 東京都 12期 竹内
撮影:2011年9月03日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 78】 名所旧跡
駆逐艦初霜の錨
この錨は日本海軍駆逐艦『初霜』の錨です。駆逐艦『初霜』は太平洋戦争時、北はアリューシャ
ン、南は佛印、シンガポール、フィリピン諸島などの太平洋海域で活躍しました。
両国駅から徒歩7分位にある山田記念病院の玄関前に展示されています。初代院長が『初霜』
の軍医長として乗っていた縁だそうです

駆逐艦『初霜』は、ケンダリー攻略作戦、マカッサル攻略作戦、バリ島攻略作戦、アリューシャン
作戦、アッツ島沖海戦、マリアナ沖海戦になどに参加。1945年には、戦艦『大和』と共にに沖縄
水上特攻作戦に参加。同7月30日宮津湾で米機の攻撃を受け、対空戦闘中に触雷し大破、沈
没しました。
                  
 
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2011.09.06 東京都 12期 竹内
撮影:2011年9月03日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 77】 名所旧跡
駆逐艦不知火の錨
両国駅から5分位の小学校の敷地内にある一対の錨は日露戦争の日本海海戦で、連合艦隊
司令長官 東郷平八郎元帥の「戦艦三笠」と共に参戦した駆逐艦「不知火」のものです。
駆逐艦「不知火」は、巡洋艦「出雲」を旗艦とする第二艦隊直属の、第五駆逐隊に所属していま
した。明治32年に英国のソーニー・クロフト社で製造された326トンの船で、大正14年まで活
躍したそうです。

 
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2011.08.05 東京都 12期 竹内
撮影:2010年10月03日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 76】 名所旧跡
小林一茶旧住居跡 @
小林一茶は、宝暦13年(1763)5月、柏原宿(長野県信濃町)で、農家の長男として生まれま
した。15歳の時、江戸へ出てきて苦労を重ねながら、江戸時代を代表する俳諧師となりました。
≪我と来て遊べや親のない雀」の句≫など、人々に愛される独特な句風でした。
                              
彼の29年に及ぶ江戸生活の中で、文化元年(1804)から足掛け5年間住んだこの旧相生町の
借家が一番安定した住まいでした。故あって帰郷している間に他人に貸されてしまい、その後、
再び弟子や後援者の家を泊まり歩く漂白の身となります。一茶は、転居を繰り返した為、旧住居
跡は両国に何か所もあるようです。
                   
 
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2011.07.09 東京都 12期 竹内
撮影:2010年10月03日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 75】 名所旧跡
下総屋食堂
今や貴重な存在、ありそうでない店。昔は≪メシ屋≫と呼んでいた何の変哲もない町の食堂で
す。昔はどこにでもあったのですが、皆おしゃれな店に変わってしまいました。地方へ行けば、
まだまだ残っているのでしょうが、都心ではほとんど見かけなくなりました。こうしたメシ屋さんは、
金欠の学生時代には涙が出そうにうれしい店でした。
       
店は戦後そのまま、今でもほとんど変わりません。1期〜6期あたりで両国講堂で練習や合宿を
経験された方はもしかすると行かれた事があるかもしれません。

店には季節の惣菜、焼き魚、刺身、煮物などごく普通のメニューが壁に手書きで紙に書いて貼
ってあります。定食はありません。ご飯とみそ汁をベースに、納豆や卵、焼魚など好きな品を自
分で選んで注文します。ちょっと豪華におかずを数品と言っても驚くほど安いご飯を大盛りに
すれば、お腹はいっぱいです。
       
 
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2011.06.04 東京都 12期 竹内
撮影:2010年10月03日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 74】 名所旧跡
自然食レストラン 元氣亭
自然食レストラン『元氣亭』は両国駅東口のすぐ近くにあります。添加物や化学製品を使用しな
い安全で体に良いもので料理を作るというレストランです。
                
酒田市の契約農家から直送される有機無農薬玄米や洞爺自然植物園から送られる旬の野菜、
無添加調味料にこだわり、安全で安心な食材を使用しています。料理は玄米菜食を中心とした
体に優しい料理です。2階はレストラン、1階には『元氣倶楽部』という自然の恵みを全国から集
めたエコロショップがあります。
         
                   せいろ蒸し                  雅膳
 
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2011.05.09 東京都 12期 竹内
撮影:2010年10月03日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 73】 名所旧跡
舟橋聖一誕生記念碑
両国国技館から駅と反対方向へ徒歩3分にある小説家 舟橋聖一誕生記念碑です。
花の生涯と題した記念碑には井上靖氏の言葉が上に書かれています。

『作家 舟橋聖一は、1904年(明治37)12月25日に本所横網町2丁目2番地に生まれる。作
家、国文学学者として盛名高く、数々の名作を遺すも、その72年の生涯は権威に屈せず、市
井の文人、文学者として独自の風格を以って貫かれています。
代表作の一つ『花の生涯』は伊井大老の生害を綴った醇乎たる逸品であるが、文学者、文化
人として、前人未踏の道を歩いた作者の人生行路もまた、そのまま花の生涯と呼ぶにふさわし
いものである。』
                
代表作には、『花の生涯』の他に『木石』、『川音』、『悉皆屋康吉』、『ある女の遠景』、『好きな
女の胸飾り』等があります。相撲好きでも知られ、横綱審議委員会の委員長も務めました。
 
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2011.04.15 東京都 12期 竹内
撮影:2010年8月11日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 72】 名所旧跡
喫茶 ウール倶楽部
両国駅から徒歩数分にある喫茶店『毛玉のある家 ウール倶楽部』です。
入口には編み棒に刺さった大きな毛玉のオブジェが目を引きます。
                
喫茶店がどんどん消えて行く中、いつでもお客がくつろいでいるおしゃれな喫茶店です。高い天
井の店内には、アンティーク雑貨やアンティーク家具がたくさん配され、ヨーロッパ風の店内とな
っています。すてきなカップは、オーナー自慢の器です。この器で本格的コーヒーやハーブティー
が楽しめます。
   
ケーキも美味しく評判です。特にホットサンドと豆乳チーズケーキは女性に人気。
すてきな空間の中で、いやしの時間をお過ごしください。(平日のみ営業)
 
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2011.03.03 東京都 12期 竹内
撮影:2011年3月2日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 71】 名所旧跡
石段の雛人形
JR両国駅の普段利用されていないホームは、臨時列車の発着に使用されています。
昔は千葉方面に向かう蒸気機関車の始発ホームでしたので、岩井の合宿等にもこのホームか
ら出発していたOB・OGも多いと思います。 
因みにこのホームを含めた両国駅の昔のホームは、1904年(明治37)年4月に完成しました
が、この工事責任者は、8期三坂さんの曽祖父と祖父でした。
さて、このホームの階段に74体の素晴らしいひな人形が飾られています。このイベンはト昨年
度から始まりました。
                         
駅西口改札を入って少し歩くと、≪ひな人形をお楽しみください。 両国駅社員が飾りつけまし
≫という表示があり、通路に赤じゅうたんが敷かれています。
長い赤じゅうたんの先には16段の優雅な雛人形が飾られ、3日の今日まで展示され、利用客
の目を楽しませてくれています。雛人形は千葉県勝浦市観光協会から借りたものだそうです。
 
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2011.02.21 東京都 12期 竹内
撮影:2011年2月15日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 70】 名所旧跡
国技館の屋根
2月14日夜 東京が雪の日、翌朝には両国駅のホームから見た国技館の大屋根に雪が積って
います。早朝、小さい雪崩が起きていました。
          
国技館は旧国技館(日大講堂)から蔵前国技館、そして現在の両国国技館へと移って来ました。
この新国技館が開館したのは、1985年(昭和60)1月です。

国技館の屋根は、緑青瓦葺の大屋根で屋根の一番上に王冠のような金色頭飾りの部分があり、
国技館の格調高さを印象付けるデザインになっています。

さて、一般の方はあまり見る機会がありませんがこの頭飾りの側面は8分割で開閉します。火事
など非常時の場合に館内の排煙口とするためのものなのですが、場合によっては外気を取り入
れる役目もしているそうです。
また、屋根には雨水を集める雨水利用システム機能を持っていて、集めた雨水を地下タンクに貯
水して、トイレ用水の8割をまかなっています。
 
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2011.02.16 東京都 12期 竹内
撮影:2010年10月03日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 69】 名所旧跡
徳川家康公銅像
江戸消防記念会が山下恒雄に依頼して製作した徳川家康公銅像です。この家康像は江戸東
京博物館のすぐ脇にあります。かなり大きなもので高さは2階建ての家くらいあるでしょうか。像
の高さは3.7メートル(台座からの高さ7.76メートル)、重量30トンです。
                  
家康像は、鷹狩りの姿で江戸城を望み、大亀の上に立っています。手に乗っている鳥は鷹で
す。家康は鷹狩りが好きだったそうです。亀は家康が歩みは遅くても我が道を着実に行く亀の
ようだという事を象徴しているそうです。
                  
家康は関が原の戦い後、慶長8(1603)年に江戸に幕府を開き、政治の中心地として明治に至
るまで現在の東京の基礎となりました。
 
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2011.01.21 東京都 12期 竹内
撮影:2010年12月17日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 68】 名所旧跡
お座敷列車で忘年会
時期がずれてしまいましたが・・・両国駅の降りたホームの脇にもう一つホームがある事にお気
付きの方はいらっしゃいますか。
そのホームは今ではほとんど使用されてはいませんが、時々臨時列車の発着に使用されてい
ます。昔はここが千葉方面に向かう蒸気機関車の始発ホームでした。

さて、このホームから12月限定で両国駅始発のお座敷列車『お座敷東金号』が運行れさてい
ます。車両はお座敷タイプの≪ニューなのはな≫です。
両国駅を19:30出発、終着駅の成東駅に21:10到着します。両国、錦糸町、千葉、蘇我、鎌取、
誉田、土気、大網、東金に停車。
 
                     車内は忘年会のお客様でいっぱいです。

車内販売がないので両国駅ホームでは飲み物やおでん等の軽食販売があり、事前買にって車
内で簡単な忘年会が出来ます。
車内はホリゴタツ式のお座敷タイプなので、靴を脱いでゆったり過ごせます。みんなで帰りの列
車で飲んで楽しい時間を過ごすうちに帰宅出来るわけです。千葉方面の方は、便利

 
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2010.12.16 東京都 12期 竹内
撮影:2010年10月03日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 67】 名所旧跡
鳳凰の宿る木
日本大学マンドリンクラブの象徴である "鳳凰" は、桐の樹に宿り、竹の実を食し、徳高き天
子の兆しとして現れると伝えられています。

さてその桐ですが、両国駅から10分位の所にあるのが『桐の博物館』です。桐と言えば家具
を思い浮かべますが様々な製品が作られています。一歩館内に入ると心地よい桐の香りがし、
心が癒されます。

桐は "切れば早く長ず" 故に切り(桐)と言われています。桐の木を切るとその部分若から芽
が出ますが、それは早く成長し、空洞が少ないと言われます。
日本には飛鳥時代から平安時代初期に中国・朝鮮から伝来しました。

桐は再生可能です。手前のたんすの右半分は再生してきれいになっています。すいぶん違っ
てくるものですね。


世界に一台しかない桐製ギター(茶位幸信 作)で普通のギターより深い響きがするそうです。
指板のみ黒檀で他は桐です。となりの琵琶は、共鳴板に桐が使用されています。神秘的な音
色がするそうです。


一本琴という一本の弦の琴です。平安時代在原業平の兄行平が須磨に幽閉されて時、海辺
に打ち寄せた舟板に冠の糸一本を張ってつまびき、寂しさを紛らわせたそうで『須磨琴』と呼ば
れています。写真の一本琴は、江戸時代前のもの。


新しいデザインの作品も多数あり、博物館内でも販売もしています。


桐を薄く切り、桐のしなやかさを利用して組み合わせたトートバックや財布などです。とてもおし
ゃれです。プレゼントにいかがでしょう。

 
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2010.11.06 東京都 12期 竹内
撮影:2010年10月03日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 66】 名所旧跡
和菓子みすゞ
創業60年の和菓子屋さんです。ひとつひとつ丁寧に作り上げた手づくり伝統和菓子やオリジ
ナル和菓子が評判です。
どれも美味しく手づくり伝統和菓も好きですが、オリジナル和菓子の『生どら焼き』、『カフェオレ
大福』、『栗最中』がお勧めです。テレビ番組「検定ジャポン」、「はなまるッマーケト」、「ごきげん
よう」でも紹介された店です。
例えば『栗最中』は、北海道十勝小豆と国産の寒天を使用したこしあんの中に無漂白の上質栗
が入った最中で、とても上品なおいしい味です。


『生どら焼き』
北海十勝小豆と極上生クリームをふっくらホイップ
したあんをサンドしてある。
和菓子と言うより、洋菓子感覚です。おいしい
『カフェオレ大福』
コーヒーの香りが口いっぱいに広がるほろ苦いあ
んと、コクのある生クリーム、柔らかくもちっとした
皮で包みこんだおいしさです。
『ひとつ栗』
大つぶの栗が一つ、ど〜んと入っている。
『男爵』
黄味あんとシナモンの調和が絶妙な味わいです。
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2010.10.05 東京都 12期 竹内
撮影:2010年10月03日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 65】 名所旧跡
尺振八の共立学舎跡
天保10年(1839)〜明治19年(1888) 尺振八は英語学者で、田辺石庵・藤森天山に学び、安政
末年頃に尺氏を継ぎ、昌平坂学問所でも修学しました。
その後、洋学に志し、ジョン万次郎に英語の手ほどきを受け、西吉十郎に英文法を学びました。
文久元年(1860)幕府に出仕し、二度の遣欧使節団に福澤諭吉らと通訳として随行しました。や
がて福沢諭吉は「慶応義塾」を創設、尺振八は明治3年(1870)に英語学校の「共立学舎」を設立
しました。英語ばかりでなく漢字教育も行うバランスのとれた学で校あったため、生徒数は100
名を超えていたそうです。
   
 
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2010.09.18 東京都 12期 竹内
撮影:2010年04月20日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 64】 名所旧跡
両国湯屋 江戸遊
江戸の風情の中でリラクゼーションとともに愉しめるスパ江戸遊です。
両国は葛飾北斎生誕の地である事から、男湯の壁には北斎の浮世絵から「赤富士」が描か
れ、女湯には「あやめにきりぎりす」が描かれています。何故か日本中の風呂屋の壁には、昔
から富士山の絵が多く描かれています。
その他に、檜湯、気泡湯、寝湯、温泉湯、最近流行の岩盤浴、フィンランド式サウナ、土黄サ
ウナ等もあります。
入浴後の温まった体には、食事処で冷たいビールとおいしい食事を楽しみましょう。
        
 
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2010.08.19 東京都 12期 竹内
撮影:2010年04月20日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 63】 名所旧跡
国技館5000人の第九コンサート
毎年2月の第3又は第4日曜日に両国国技館で行われているベートーヴェンの交響曲第9番 
ニ短調 合唱付きを5,000人で歌うコンサートです。
主催者は「国技館すみだ第九を歌う会」と墨田区、墨田区文化観光協会で、合唱団員は一般
公募で募集します。先着順の受付だそうですが、約半年前から練習を重ねます。
1985年2月17日の両国国技館落成を祝賀する目的で開催されたのがこのイベントの始まり
でした。当時、墨田区文化観光協会の職員と指揮者の石丸寛が中心になってこの「第九」イベ
ントを企画したそうです。
2010年の第26回は、独唱 佐藤しのぶ(S)、坂本朱(Ms)、錦織健(T)、福島明(Br)他と新日本
フィルハーモニー交響楽団、そして合唱団は全国と海外からの5,060名で開催されました。第
27回は2011年2月27日(日)です。

後日伺ったところ、9期 能澤さんはテノールの一員としてこの時のコンサートに出演していたそ
うです。
          
                           国技館でのコンサート風景

日本で年末に第九が頻繁に演奏されるようになったのは、戦後間もない1940年代後半、オー
ケストラの収入が少なくて、楽団員の年末年始の生活に困る現状を改善したいと、合唱団も含
めて演奏に参加するメンバーが多く、しかも人気のある曲目であった第九を日本交響楽団(現
在NHK交響楽団)が年末に演奏するようになり、それを定例としたことが発端とされています。
        
              2009年のポスター           2010年のポスター
 
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2010.06.28 東京都 12期 竹内
撮影:2010年04月20日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 62】 名所旧跡
斎藤緑雨 住居跡
斎藤 緑雨(りょくう)は明治の小説家です。
1889(明治22)年に江東緑の名で『小説八宗』により文壇にデビュー。うぶな男の色道修行の
悲劇を描いた『油地獄』(1891年)や、花柳界における恋のさや当てのなかを巧妙に泳ぐ青年を
描いた『かくれんぼ』(1891年)、さらには読売新聞に『門三味線』(1895)を連載、これらにより小
説家としての不動の地位を確立しました。
     
 
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2010.05.25 東京都 12期 竹内
撮影:2010年04月20日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 61】 名所旧跡
(はんのき)馬場跡・
榛稲荷(はんのきいなり)神社
明治初めまでこのあたりに榛(はんのき)馬場がありました。東西約185m 南北約22mの広さで、
馬場を囲む土手に大きな榛があったので「榛馬場」と呼ばれていました。本所(両国)に住む武
士達はこの馬場で弓馬の技を磨きました。勝海舟の父、小吉の著書『夢酔狭言』の中にも、子
供の頃の回想として、榛馬場のことが出て来るそうです。
馬場の傍らに祀られていたのが「榛稲荷神社」(はんのきいなり)です。天保8年(1837年)に町の
若者が奉納した木造朱漆の瓶子(徳利)が今も保存されているそうです。
    
 

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