トップへ
トップへ
戻る
戻る
直前のページへ
直前のページへ


両国ぶらり散歩 13〜24


2024.02.22
東京都 12期 竹内
撮影:2024年1月31日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 255】 名所旧跡
真冬のかき氷
かき氷が夏の食べ物という感覚はもう古いようです。両国駅から数分にある「こひる
庵」は、かき氷の専門店。夏はもちろん真冬でも人気で、季節限定の旬の食材を使っ
たかき氷を楽しむ事が出来ます。真冬でも1時間以上の順番待ちとなるので一年中
行列が出来ています。氷はふわふわですばらしい感触、きなこ、ナッツ、ぜんざい等
の定番系トッピングや季節の食材トッピングがあり、飽きる事がありません。
         
両国ぶらり散歩目次へ

2024.01.29 東京都 12期 竹内
撮影:2023年1月31日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 254】 名所旧跡
江川太郎左衛門屋敷跡
両国駅から10分位にある江太郎左衛門屋敷跡。幕末に活躍した江川太郎左衛門
(1801-1855年)は、伊豆国田方郡韮山に生まれた江戸幕府の代官でした。特に36
代の江川英龍は、洋学の導入に貢献し、民政・海防の整備に実績を挙げ、品川台
場を造り、鉄製の大砲を鋳造するための反射炉の築造を行いました。外国からの
攻撃に備え、保存性・携帯性に優れた乾パンを日本で初めて考案し焼いた人物とし
ても知られています。
       
両国ぶらり散歩目次へ

2023.10.30 東京都 12期 竹内
撮影:2023年1月31日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 253】 名所旧跡
大相撲 幕内優勝
大相撲で優勝すると名誉や実績などを得ることになります。それ以外に様々なもの
をもらえます。幕内優勝金(1,000万円)、優勝旗、賞状、内閣総理大臣杯、優勝額が
正賞です。この他に自治体、企業からの金一封も入り結構な額になります。また副
賞としては海外も含めた各団体・個人から様々な商品や金一封が贈られます。
               
チェコ共和国友好杯+ビール1年分、アラブ首長国連邦友好杯+ガソリン1年分、フ
ランス共和国友好杯+金箔マカロン、メキシコ合衆国友好楯+ビール1年分、ハン
ガリー共和国友好杯+ティーセット、中日友好景泰藍杯、モンゴル国総理大臣トロ
フィー、ブルガリア共和国優勝杯、開催地の知事賞、市長賞、吉本興業賞、酒の司
大関賞+四斗樽、RKB毎日放送賞、各地名産品など開催地で様々です。
各地名産には変わったものも多くあります。例えば、牛1頭、ウズラ卵5万個、名古屋
コーチン100kg、 卵1800個、明太子1年分、静岡茶体重相当分、大椎茸杯 等々。
所属部屋はこれで食費負担が軽くなるので大助かりです。
両国ぶらり散歩目次へ

2023.05.01 東京都 12期 竹内
撮影:2023年1月31日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 252】 回向院 N
太鼓塚
両国駅近くにある回向院の1959(昭和34)年に建てられた呼出さんの「呼出先祖代々
之墓」で、通称「太鼓塚」と呼ばれています。
呼出(よびだし)とは、大相撲での取組の際に力士を呼び上げている方です。呼び出
しはそれを含め、多くの雑務をこなす大変な仕事です。呼び上げ、場所前の土俵造
り、土俵の掃き清め、土俵への水打ち、力水・力紙・塩・タオル、触れ太鼓、寄せ太
鼓、はね太鼓、拍子柝打ち、進行の合図、懸賞金、時間制限の管理、力士・審判員
・行司の世話などと数えきれません。この方達が影で動いていないと相撲場所は進
みません。
この呼出し代々の霊位を祀るため、1913(大正2)年に呼出し長谷川氏の提言で建て
られたそうですが、東京大空襲で破損した為、新しい墓石となっています。
               
両国ぶらり散歩目次へ

2023.03.27 東京都 12期 竹内
撮影:2023年1月31日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 251】 名所旧跡
国技館カレーとハヤシ
両国国技館には、大相撲を陰で支える協会員専用の地下食堂があります。ここの名
物のカレーは、代々職人さんたちが、今も昔も変わらないレシピで作った大人気メニ
ュー。この親方・横綱から新弟子まで、誰もが食べた伝統の味を忠実に再現したレト
ルトカレーが日本相撲協会から販売されています。
         
また国技館カレーのライバルとして国技館ハヤシも登場しています。これも協会員専
用の地下食堂の人気メニューです。カレーとハヤシどちらも国技館売店や通販で入
手可能。キャッチコピーには「伝統の味をお茶の間で」「その旨さ横綱級」「ハイカラな
味を」等が書かれています。
両国ぶらり散歩目次へ

2023.01.30 東京都 12期 竹内
撮影:2022年1月31日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 250】 名所旧跡
討ち入り蕎麦跡地
元禄15年12月15日赤穂浪士討ち入りの前夜、四十七士がそば屋に集結し蕎麦を
食べたという有名な討ち入り蕎麦の話。はたして江戸の頃こんな大所帯が入れる蕎
麦屋があったのでしょうか。実際は、吉良邸近くの少なくとも3ヵ所に分かれて集合し
たそうです。そして、その中の数人が蕎麦を食べに外出したのが真相のようです。
もちろんその蕎麦屋は現在はありませんがその跡地付近の写真です。
           
両国ぶらり散歩目次へ

2022.12.19 東京都 12期 竹内
撮影:2022年1月31日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 249】 名所旧跡
ハッケヨイ・ノコッタ

           
相撲の掛け声としておなじみの掛け声「ハッケヨイ・ノコッタ!
行司さんが、土俵で力士が見合っているとき「かまえて」「見合って」などと声をかけ
ます。そして制限時間になると「待ったなし! 」と声を高め、力士の精神を集中させま
す。いよいよ両力士が立ち上がったとき、軍配を引くと同時に発せられるのが「ハッ
ケヨイ・ノコッタ」なのです。
ハッケヨイ。その由来には諸説ありますが、"気分を高めて全力勝負せよ"という意
味の「発気揚揚」がつまったという説が有力です。さらにノコッタですが、立合いが
成立した直後と力士が土俵上で組み合ったまま動かなくなった時に、「まだ勝負が
ついていないぞ」と伝えています。
両国ぶらり散歩目次へ

2022.11.21 東京都 12期 竹内
撮影:2022年1月31日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 248】 名所旧跡
江戸博砂漠
両国・江戸東京博物館入口にあるレストラン「江戸博砂漠」。エジプトのコシャリ、モ
ロッコのクスクス、イスラエルのシャクシュカ等の中近東料理を出す変わった店です。
コシャリとは、米、ショートパスタ、レンズ豆、オニオンを混ぜて食べるエジプトの国
民食です。別添えのトマトソースをかけてさらに混ぜて食べます。トマトの旨みがある
ソースが加わると味わいがアップします。混ぜご飯のようなものですエジプト感がいっ
ぱい。ダッアという酸っぱいソースやシャッタという辛いソースで味変するのもおもし
ろいものです。
            
                              (コシャリ & クレオパトラコーヒー)

 モロッコのクスクスは、アフリカ発祥の小麦+水で出来た世界最小のパスタです。淡
泊でクセがなく、特製ガーリックソースをかけて食べます。
 イスラエルのシャクシュカは、イスラエルの定番朝飯。にんにく、玉ねぎ、ナツメグ、
クミン入りトマトソースにズッキーニ、ナス、パプリカを加え、じっくりと煮込んだもので
す。他にも変わった料理がありますが、焼き鳥串のようなラクダの肉というのもありま
した。
             
                     (シャクシュカ & ラクダ肉)
両国ぶらり散歩目次へ

2022.09.29 東京都 12期 竹内
撮影:2022年1月31日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 247】 名所旧跡
江戸切子
江戸切子は江戸末期に江戸で始まったカットグラス工法のガラス工芸・ガラス細工です。
伝統工芸に認定されているガラス工芸品・地域ブランドです。
江戸切子は、江戸時代後期、江戸大伝馬町にビイドロ問屋を営む加賀屋久兵衛が、南
蛮人によって持ち込まれた硝子製品に切子を施したのが始まりといわれています。透明
な透きガラスにヤスリや金棒と金剛砂によって切子細工をし、木の棒等を用いて磨きを
行った手摺り細工です。江戸切子の文様は、矢来・菊・麻の葉模様など着物にも見られ
る身近な和の文様を繊細に切子しているのが特徴です。
グラスや食器を中心に時計枠・灰皿・トロフィー・オブジェ、変わったものでは液だれのな
い家庭用醤油さしなど多彩な製品があります。
ここ、すみだ『江戸切子館』では江戸切子体験が出来ます。あなたのオリジナルグラスを
作る事が出来ます。
    
        (江戸切子の出来るまで)
    
両国ぶらり散歩目次へ

2022.09.08 東京都 12期 竹内
撮影:2022年1月31日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 246】 名所旧跡
愛は地球を救う
2022年8月28日、何故か両国国技館方面が騒がしいと思ったら、「24時間テレビ 愛
は地球を救う」のメイン会場になっていました。これは1978年から続くチャリティ長時間
番組です。イメージカラーの黄色Tシャツを着た人だらけで、様々な愛をテーマに募金活
動を行っています。
国技館の敷地には通常関取の名前が入ったのぼりが掲げられますが、ここで珍しい光
景が・・ 今日だけ特別にジャニーズの名前が入ったのぼりが掲げられていて、多くの若
者がスマホを向けていました。
     
両国ぶらり散歩目次へ

2022.08.29 東京都 12期 竹内
撮影:2022年1月31日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 245】 回向院 M
竹本義太夫の墓
回向院の境内にある竹本義太夫の追悼墓です。竹本義太夫は、1651(慶安4)年〜1714
(正徳4)年 江戸時代の人気の浄瑠璃語りでした。義太夫節浄瑠璃の創始者です。
本名五郎兵衛、初期には清水五郎兵衛と名乗り、後に竹本筑後掾と称しました。近松門
左衛門の作を語って人形浄瑠璃隆盛の礎を築き,その芸風は豪放な語り口の中に細や
かな情愛を表しました。
               
両国ぶらり散歩目次へ

2022.07.27 東京都 12期 竹内
撮影:2022年1月31日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 244】 名所旧跡
水桶と力水
土俵の隅にある水桶には力士が使う力水が入っています。これは飲むためではなく、
お清めで口をゆすぐためにあります。力水は、大相撲における儀式の一つで、力士が
土俵に上がったときに他の力士から渡される清めの水です。神聖な土俵に上がる時
に身を清めるために使われます。神社仏閣のお参り前に手や口を清める水場と同じ
意味があります。
力水をつける役をする力士は直前の取組で勝った力士で、勝った力士は次の力士に
力水をつけるまで土俵下に待機します。原則として十両以上の取組で行っています。
水は米菓 もち吉の地下水「力水」が無償提供されているそうです。
              
両国ぶらり散歩目次へ

2022.07.04 東京都 12期 竹内
撮影:2022年1月31日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 243】 名所旧跡
土俵の土
国技館の土俵の土は、相撲が始まる初日5日前から呼出さん達が全員で準備します。
古い土俵の土を3分の一削り落とし、新しい土に付け直し、土俵を作り直します。これを
初・夏・秋場所の年3回行うのです。台形の盛り上げた上に作る四角い角俵の一辺は
570cm、その内側の力士が戦う丸い徳俵の径は455cmあります。
さて、この土俵に使われる土は、塩が混ざると固まりにくくなる荒木田という名の土を使
用します。荒木田は東京の荒川沿岸の荒木田原に産した壁土用の土で,ねばりがあり
土俵の盛り土に最も適した土とされています。現在は利根川南岸我孫子市付近からも
運んでいるようですが、この土の量は、なんと10トントラック5台分もあります。
      
両国ぶらり散歩目次へ

2022.06.06 東京都 12期 竹内
撮影:2022年1月31日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 242】 名所旧跡
相撲写真資料館
昭和4年に先代が旧両国国技館脇に開業して以来、60年以上にわたり相撲協会の専属
を務めた工藤写真館。相撲協会の公式行事や歴代の横綱、優勝力士、幕内全力士のほ
か、旧両国国技館→蔵前→新両国国技館という国技館の変遷、また、七五三、お宮参り、
相撲教習所の卒業写真や力士の手形など、相撲に関する写真や展示品がたくさん所蔵さ
れています。
昭和7年に来日したチャップリン夫妻が相撲観戦している写真、昭和13〜18年頃の懐か
しい力士プロマイド等々、セピア色になった多くの写真に時代を感じます。
     
             写真左:相撲写真資料館
             写真中央:入門当時の痩せている後の横綱白鵬
             写真右:初代横綱若乃花と長門裕之・津川雅彦の兄弟
両国ぶらり散歩目次へ

2022.05.20 東京都 12期 竹内
撮影:2022年1月31日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 241】 名所旧跡
開場前の国技館
朝6時30分頃の両国国技館 切符売場前です。当日券を求めて長蛇の列が出来ています。
一時、人気がどん底に落ちてしまった大相撲でしたが、今は過去の話です。ほとんどが若い
男女で、外国人の姿もあります。
写真右は、力士の入場口前です。幕下力士や担当親方が開門を待っています。開場前にし
なければならない仕事はとても多く手分けしてこれに当たります。
写真左は当日券売り場前です。先頭の方々はキャンプ用のテントを張っていました。その後
ろには長い行列が出来ています。当日券を買うにもこれですからその人気回復度をうかが
う事が出来ます。
        
両国ぶらり散歩目次へ

2022.04.22 東京都 12期 竹内
撮影:2022年1月31日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 240】 名所旧跡
ダーツショップ
両国にある日本最大級の老舗ダーツショップ「MAXIM」。品揃えは日本最大の専門店
で、店舗では試投だけで500種類以上可能です。今ある国産ダーツのメーカーが1つ
も無かった頃から、ずっとダーツを販売し続けているそうです。
ダーツは14世紀頃のイギリスで百年戦争の最中に、酒場にたむろしていた兵士たちが
余興でワイン樽めがけて矢を放つようになったことが起源と言われています。後に、木
を輪切りにしたものを使うようになり、また矢が手投げしやすくするために短く変化しま
した。日本では1900年代に、若者の間でダーツバーが評判になっていましたが、ス
ポーツとしてダーツブームが訪れたのは、2000年代初頭になります。
            
両国ぶらり散歩目次へ

2022.04.15 東京都 12期 竹内
撮影:2022年1月31日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 239】本所七不思議 I
第10話 弓屋敷の矢声

本所七不思議は、本所に江戸時代頃から伝承される奇談・怪談です。古くから落語などの
ネタとして庶民に親しまれてきました。本所とは、隅田川東岸側の両国方面を言います。現
在も墨田区に町名が残っていますが、江戸時代の本所は現在の本所よりも広い範囲を指
していたようです。
本所本所七不思議はその名の様に7話のはずなのですが、8話であったり9話であったり
します。これもその内の一つです。
      =============================================
【本所七不思議】 第十話 弓屋敷の矢声
本所錦糸堀あたりでは、夜になるとそこあるはずの染物屋が消え、かわりに武家屋敷が
現れると噂になっていました。武家屋敷に近づくと中から掛け声がし、矢を射る音が・・・
その射法は弓道 日置流 (へきりゅう) の呼吸そのものでした。
ある日信濃の猟師が染物屋を訪れ、評判の化け物を退治しようと夜明けに中庭へ。
猟師が掛け声もなく放った矢の音が三度聞こえたと思うと後には何の音もしません。しば
らくして戻って来た猟師が幽霊にもらったという巻物は日置流の系図でした。後に名もな
き猟師は日置流の家元となったそうです。
            
両国ぶらり散歩目次へ

2022.03.25 東京都 12期 竹内
撮影:2022年1月31日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 238】 名所旧跡
トラットリア・モンテ・トミ
イタリアのフィレンツェは、ダ・ヴィンチやミケランジェロを生んだ芸術と歴史の町。この
フィレンツェの老舗トラットリアで修行したシェフが作る本場イタリアンの店「トラットリア・
モンテ・トミ」が話題です。
外観も内装も可愛く、本当に小さなレストランです。世界各国のワインと共にいただく手
打ちパスタをはじめ、素材や調理法にこだわった料理はどれもおいしいものでした。生
パスタの食感とソースは絶妙です。ネットの評価は星4つです。
        
両国ぶらり散歩目次へ

2022.03.07 東京都 12期 竹内
撮影:2022年1月31日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 237】 名所旧跡
ファスナーの船
 ナニコレ  隅田川をファスナーが走っています
       
川を航行するとファスナーが川面を開くように見える不思議な船です。航跡の波が消え
ることで再び対岸をつないで行きます。期間限定で、1週間だけ親水テラスや隅田川に
架かる橋上から見る事が出来るイベント用の船です。
両国ぶらり散歩目次へ

2022.02.09 東京都 12期 竹内
撮影:2021年1月31日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 236】 名所旧跡
ステーキしま
両国駅から徒歩3分、鉄板ステーキの店「ステーキしま」です。A-4、A-5クラス相当の
和牛を中心とした国産牛肉を30年のキャリアを持つシェフが目の前の鉄板で調理し
てくれます。焼きたての美味しさは格別です。またダシにこだわったオリジナルすき焼
きしゃぶしゃぶも好評です
         
両国ぶらり散歩目次へ

2022.01.12 東京都 12期 竹内
撮影:2021年1月31日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 235】 名所旧跡
安兵衛公園
この立川3丁目は旧本所林町でした。ここには高田馬場の決闘に助太刀し、18人切り
で名を挙げた堀部(中山)安兵衛が住んでいました。
安兵衛の評判を聞きつけた赤穂藩士 堀部弥兵衛は、安兵衛を娘婿に迎えることにな
り、吉良邸討ち入りに参加する事になります。また、ここには赤穂浪士の杉野十平次と
勝田新左衛門も住んでいたそうです。
元禄15 (1703) 年12月15日明暁、赤穂浪士達は、この地に集結して吉良邸仇討ちに
向かったそうです。現在は小さな公園となっています。
         
両国ぶらり散歩目次へ

2021.12.22 東京都 12期 竹内
撮影:2021年1月31日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 234】本所七不思議 H
第9話 落葉なき椎

本所七不思議は、本所に江戸時代頃から伝承される奇談・怪談です。古くから落語などの
ネタとして庶民に親しまれてきました。本所とは、隅田川東岸側の両国方面を言います。現
在も墨田区に町名が残っていますが、江戸時代の本所は現在の本所よりも広い範囲を指
していたようです。
本所本所七不思議はその名の様に7話のはずなのですが、8話であったり9話であったり
します。これもその内の一つです。
      =============================================
【本所七不思議】 第九話 落葉なき椎(しい)
平戸新田藩松浦家は平戸藩の支藩で、藩庁として館山(長崎県平戸市)に陣屋を営んでい
ました。江戸時代の本所(両国)には、松浦豊後守の上屋敷があり、庭には見事な椎の銘
木がありました。不思議なことに何故かこの木は一枚も葉を落としたことがないそうです。
何者かがこの椎の木に宿っているとの噂が出て、松浦家も次第に気味が悪くなり、この屋
敷を使わなくなりました。いつしかこの屋敷は「椎の木屋敷」と呼ばれるようになりました。

          "何者か住み着きし銘木 霊力高まりて 葉一枚とて朽ちる事無し"
             
両国ぶらり散歩目次へ

2021.12.03 東京都 12期 竹内
撮影:2021年1月31日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 233】 名所旧跡
木の雑貨
木の雑貨Tree Nuts(ツリーナッツ)は、材木店の四代目が開いた木製品のセレクトショッ
プです。狭い店内ですが、キッチン用品や文房具を始め、時計や置物といったインテリ
ア用品、楽器や玩具など国内外から選りすぐった品々が並んでいます。デザインに優れ
た作家物も多く揃い、プレゼントにも最適です。同じ製品でも木目や色味などが微妙に
違い、一つ一つの木の表情を見比べながらお気に入りを探すのが楽しいです。
          

          
両国ぶらり散歩目次へ

2021.11.05 東京都 12期 竹内
撮影:2021年1月31日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 232】 名所旧跡
両国メンチ
両国駅西口の国技館とは反対方向、ホテルベルグランデの裏路地にある焼ドーナツ&両
国メンチカツの小さな店です。熊本県天草で健康的に飼育された天草宝豚肉を100%使っ
たロースメンチカツは大好評。豚肉の臭いがなく、甘みのある脂身の美味しさが引き立ち
ます。胸やけ、油のしつこさもありません。特に国技館で相撲が開催された時には売り切
れ続出です。
          
両国ぶらり散歩目次へ

2021.10.08 東京都 12期 竹内
撮影:2021年9月21日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 231】 名所旧跡
ボラの遡上
隅田川の支流で両国を通る堅川に架かる"二の橋"。上から川を見ると、20〜30cm程の
中型の魚の群れが泳いでいました。
この魚は、釣りの外道として名高いボラです。ボラは出世魚。東京湾から隅田川を経てそ
の姿を見せてくれたものと思われます。夏場から秋口が最盛期で、都内の川ではボラの
稚魚の大群遡上が時々見られます。都内の川もひと昔から比べるとだいぶきれいになっ
て来たからなのでしょう。写っていない川岸には、ボラの幼魚が数百匹群れをなしていまし
た。
          
両国ぶらり散歩目次へ

2021.09.29 東京都 12期 竹内
撮影:2021年9月23日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 230】 名所旧跡
大江戸すみだ職人展 A
地下鉄両国駅から徒歩5分にある「すみだ北斎美術館」で、9月23日から大江戸すみだ
職人展が開催されています。
墨田区は昔から物作りの町として発展し、今もなお伝統工芸の宝庫です。江戸時代から
現代に続く、すみだの「伝統の職人技」、その作品には細部までのこだわったすばらしい
技が光っています。
会場では、実際に職人さんたちが技を披露してくれていました。
   ・江戸切子 ・屏風 ・錺金具 ・袋物 ・江戸木目込人形 ・指物 ・江戸表具
   ・江戸べっ甲工芸 ・足袋仕立て ・総桐たんす ・錺かんざし ・ハサミ など
           
                         江戸きめこみ人形                   江戸切子
           
                           市松人形                        総桐たんす
両国ぶらり散歩目次へ

2021.09.27 東京都 12期 竹内
撮影:2021年9月23日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 229】 名所旧跡
大江戸すみだ職人展 @
下鉄両国駅から徒歩5分にある「すみだ北斎美術館」で、9月23日から大江戸すみだ
職人展が開催されています。墨田区は昔から物作りの町として発展しました。現在も
昔ながらの伝統の技を継承する多くの職人さん達が両国や近郊で活躍しています。
この職人さん達が会場で実際に作業し、技を披露し、作品を見せてくれています。
どれも物作りの伝統を感じるすばらしい作品で、継承した伝統技術に現代感覚を融
合させる作品も見られます。
           
                           屏風                          錺(かざり)
           
                           足袋                          江戸友禅
両国ぶらり散歩目次へ

2021.09.06 東京都 12期 竹内
撮影:2021年1月31日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 228】 名所旧跡
琵琶演奏会
琵琶と言えばすぐ思い出すのが子供の頃読んだ「耳なし芳一」の物語。本や映画でも見
たように覚えています。小泉八雲の『怪談』に出てくる話で、全身に般若心経を写したが、
耳に写経し忘れ、耳を取られてしまうという怖い話でした。
さて、琵琶の演奏会が定期的にこの両国で定期的に開催されています。琵琶は7、8世
紀頃、インド・中国を経て、日本に入ったそうです。弦をはじいて音を出す4弦又は5弦
の撥弦楽器で、弦は絹糸で高いフレットを持っています。その弦を扇子ほどの大きさの
バチではじき、時には左指で弦を直接はじきます。
楽器は、単純な形状ですが高い4本のフレットの高低を生かし、ギターで言えばチョー
キング奏法、スナップ奏法、トロモロ奏法などで多様な弾き方をしています。
琴や三味線類とも全く異なる独特の楽器で、演奏に合わせて唄も入ります。
           
両国ぶらり散歩目次へ

2021.08.11 東京都 12期 竹内
撮影:2021年1月31日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 227】 名所旧跡
スカジャン
両国で創業55周年のアパレルメーカー 東洋エンタープライズ社。スカジャンのパイオニ
アです。スカジャンとは背中に大きく派手な刺しゅうが施されているジャンパーです。横須
賀周辺に駐留したアメリカ軍兵士達が好んで着ていた事から始まり、横須賀ジャンパー
からスカジャンと呼ばれ、その品質の良さと和の刺繍で若者に大流行しました。
この東洋エンタープライズ社は、横須賀を始め日本各地の米軍の購買部に卸し、そのシ
ェア95%を占めるほどであったそうです。小泉進次郎大臣が地元横須賀で着ていたのは
この両国のメーカーのものでした。
       
両国ぶらり散歩目次へ

2021.07.26 東京都 12期 竹内
撮影:2020年7月23日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 226】 名所旧跡
2021両国の空
猛暑の2021年7月23日 0時45分、両国上空を航空自衛隊のアクロバット飛行チーム
ブルーインパルスが飛行していました。その後、東京オリンピックの開会式が行われる国
立競技場の上空で、青・黄・黒・緑・赤のカラースモークで五輪マークを描いたそうです。
1964年の東京大会、1998年の長野オリンピック、そしてたくさんの不安を抱えながら
の2021年東京大会。ブルーインパルスはいつもさわやかでした。
           
              両国の空を5色のスモークで飛行中のブルーインパルス
両国ぶらり散歩目次へ

2021.07.19 東京都 12期 竹内
撮影:2020年1月31日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 225】 名所旧跡
キッチンTAMAYA
人気洋食店で修行を積み独立開業した《キッチンTAMAYA》。江戸東京博物館前の北斎通
り沿いにあるオムライス専門のめずらし店です。しゃれているこぢんまりとした店内です。
料理はコストパーフォーマンスのよさで、幅広い人気を集めています。人気のオムライスは、
昔のオムライス、オムライスハヤシ、クリームオムライス、和風オムライス、チリソースオム
ライスなど種類が多く、卵の包み方はオーソドックスタイプと半熟とろとろタイプから選べま
す。卵は口あたりをよくする為いろいろ工夫されているとの事です。
       
両国ぶらり散歩目次へ

2021.07.09 東京都 12期 竹内
撮影:2020年1月31日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 224】 名所旧跡
メリヤスの一大産地
メリヤスの一大産地 墨田区両国。昔からこの地区にはメリヤス製造業者や関連業者が
多くあります。江戸時代から生活雑貨の製造が盛んだったこの地域では武士が内職で
編み物をしていたという言い伝えもあります。
メリヤスとは、メリヤス編みで作った編地・布地、又はそれらの生地を使用した製品を指
しています。伸縮性に優れた特徴を持ち、靴下類や下着類、手袋や帽子など日常衣類
の多くに利用されています。最近ではニットという呼び名が定着しています。
メリヤスを漢字では莫大小と書きますが、伸縮性があるので大きくもなく小さくもないとい
う意味だそうです。
       
ここ江戸東京博物館の近くにある《MERI KOTI》 (メリコティ)は変わった製品を作っていま
す。写真のカラフルな草履はニットで作った製品で、約40種類程あります。部屋履とし
て使用し可愛くてきれいなものです。日本ばかりでなく海外の方にも人気があります。
両国ぶらり散歩目次へ

2021.06.18 東京都 12期 竹内
撮影:2020年1月31日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 223】 名所旧跡
もち豚わとん
美味しい店と口コミでどんどん広がっていったもち豚専門「わとん」。もち豚とは日本人の
繊細な舌に合うしっとりきめ細やかな肉質と上品な旨みを目指した和豚のブランド名です。
このもち豚で作った料理はどれもうまくて安くてボリュームがあって、女性では食べきれな
い位です。ジャンボメンチカツは、まずその大きさにびっくり。味は、メンチで有名な都内
の有名店より美味しく感激です。分厚いトンカツは、サクサクの衣にしっかりした肉の味が
とても満足できます。魚も新鮮で好評でこの店の二本柱なのです。寿司屋さんのネタより
美味いかもしれません。
この店で力士の方をよく見かけます。店長は高校時代、相撲部で活躍し、現在は子供相
撲の監督をしています。子供達は、両国国技館で行われる全国少年相撲選手権大会等
でも入賞し、未来の横綱を育てています。阿炎関と彩関はこの相撲会の出身者です。
       
両国ぶらり散歩目次へ

2021.05.19 東京都 12期 竹内
撮影:2020年1月31日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 222】 名所旧跡
表忠碑
両国橋のたもと建っている日露戦役戦没者慰霊碑で、高さ6mの大きなものです。
日露戦争での戦没者・病死者の慰霊のために、海軍中将 榎本武楊が委員長の戦没者弔
魂祭兼凱旋軍人歓迎会により明治四十年元旦に建立されました。表には陸軍元帥 大山
巌の筆による『表忠碑』の文字があります。裏側にはびっしりと戦没者の名前が刻まれて
います。
大山巌は、青年時代の文久2年の寺田屋事件に参加した事でも知られています。西南戦
争では政府軍の指揮官として、城山に立て籠もった親戚筋の西郷隆盛を相手に戦ったり、
日清戦争では陸軍大将として第2軍司令官、日露戦争では元帥陸軍大将として満州軍総
司令官を務めました。同郷の東郷平八郎と並んで「陸の大山、海の東郷」と言われた方で
す。
           
両国ぶらり散歩目次へ

2021.04.21 東京都 12期 竹内
撮影:2020年1月31日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 221】 両国銘菓 G
みりん堂
墨田区業平にある1923(大正12)年創業の老舗の煎餅屋《みりん堂》。店の場所が両国では
ないので残念ながらご紹介出来ないものと思っていました。しかし ふと気が付けば両国江
戸東京博物館内にある墨田区観光協会の物産コーナーで販売していました。
       
この《みりん堂》で好評なのが、相撲にちなんだ関取の顔と手、軍配の形をした「がちんこ焼」
という煎餅です。がちんことは、お相撲さんの言葉で真剣勝負を意味し、手抜きなしの煎餅作
りをしています。創業以来大切にしているのは煎餅のタレで、絶やすことなく継ぎ足してきた
醤油ダレが味の決め手だそうです。味は醤油とゴマの2種類。パッケージは、お相撲さんが持
つ明荷(あけに)をイメージしています。明荷は十両以上の関取力士や行司が身の回りの品を入
れるコオリです。新作の、ぬれ煎餅や煎餅にアイスクリームを挟んだ「ぬれそふと」も人気です。
両国ぶらり散歩目次へ

2021.03.31 東京都 12期 竹内
撮影:2020年1月31日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 220】 名所旧跡
津軽稲荷神社
青森県弘前城主津軽四郎為信十万石の津軽藩の下屋敷は両国駅前の両国パールホテル
からJR鉄橋の下をくぐったあたりにありました。この津軽稲荷神社は、屋敷神として祀られて
いた稲荷神ですが、明治43年に錦糸町に移ったものです。都会の片隅、ビルの隙間に小さ
な鳥居と何本もの幟があり、きれいに管理されています。境内の弁財天は江ノ島弁財天の分
身だそうです。
      
両国ぶらり散歩目次へ

2021.03.01 東京都 12期 竹内
撮影:2020年1月31日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 219】 名所旧跡
おしゃれな焼き肉
JR両国駅から徒歩5分、店内がシックな感じで落ち着いているおしゃれな焼き肉屋さん
「両国 焼肉 明川」。肉は、上質な国産黒毛和牛を使った美味しく、とろけるような味わいで
す。特製タレをつけていただくのもいいですが、レモン汁にピンク色の岩塩を自分で削っ
て付けて食べるのも更においしいです。
変わったものでは「タラバ蟹焼き」、「ぎゃ〜とる肉」なんていうのもあります。ぎゃ〜とる肉
は、原始時代アニメに出てくる骨付きの特大肉塊で、マンモス肉ではありませんが豪快そ
のものです。
     
両国ぶらり散歩目次へ

2021.02.08 東京都 12期 竹内
撮影:2020年1月31日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 218】 名所旧跡
千代の富士像
2021年初場所、コロナ感染で部屋全体が休場となった九重部屋。相撲界も早く元に戻っ
てほしいものです。
九重部屋の玄関脇には千代の富士像が建てられています。ウルフと呼ばれた第58代横綱
千代の富士の胸像はその腕の太さからもその力が伺えます。
千代の富士は、1980年代から1990年代初頭にかけて活躍した昭和最後の大横綱です。
引退後 九重部屋を継承して九重親方として弟子を指導していました。残念ながら2016年
に逝去されました。胸像には《出を待つ》と書かれています。
              
両国ぶらり散歩目次へ

2021.01.08 東京都 12期 竹内
撮影:2020年1月31日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 217】 回向院 L
加藤(橘)千蔭の墓 (都指定旧跡)
加藤千蔭(橘千蔭)は、江戸時代中期の歌人・国学者・能書家です。歌人 加藤枝直の三男と
して、享保20年(1735) 江戸に生まれました。9歳のときから父に習って歌を詠み始め、10歳
のときに賀茂眞淵の門に入り、以後、26年間師事しました。
千蔭は歌人として優れており、同門の村田春海とともに、古今・新古今風の優麗典雅な歌を
詠み、世に江戸流と称され、寛政元年(1789)、55歳のときに『万葉集略解』の著述に着手し、
十余年を経て完成させました。また、干蔭は書においても流麗な仮名を得意とし、千蔭流と称
され、多くの人がその書風を学んだそうです。文化5年(1808)、享年74歳で生涯を終えました。
回向院にある加藤千蔭之墓の文字は、生前自書して寺僧に渡しておいたものと言われてい
ます。
                   
両国ぶらり散歩目次へ

2020.12.16 東京都 12期 竹内
撮影:2020年1月31日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 216】 名所旧跡
どすこい自販機と太っ腹自販機
両国駅西口からすぐ近く、普通の自動販売機で中身も普通なのですが、2台の変わった自販
機を見つけました。その名は、「どすこい自販機」。何と値段が40円、50円と激安。そのすぐ
隣には「太っ腹自販機」。こちらは60円、80円とこちらも激安。
最近は100円という自動販売機を時々見かけますが、ここまで安い自販機は見たことがあり
ません。ラインナップは普通の自販機と変わりませんでしたのでビックリでした。
              
両国ぶらり散歩目次へ

2020.11.30 東京都 12期 竹内
撮影:2020年1月31日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 215】 名所旧跡
劇酒場 忠臣蔵
TV「暴れん坊将軍」徳川吉宗のお庭番(隠密)役でレギュラー出演していた時代劇俳優 松元
信太朗さんが開店させた劇酒場《忠臣蔵》。店の端にある小さなステージで時代劇や三味線
演奏会など、酒を飲みながら目の前で楽しめます。
ご主人は時代劇劇団の主宰、現代映画への多数出演、アメリカ公演まで行ったという方で、
両国にちなみ年末には「忠臣蔵」を定例上演しているそうです。
また、地方の時代劇行列では、時代考証役としても飛び歩いているという多彩な経歴の持ち
主です。店内には時代劇の飾りがいっぱいで雰囲気を盛り上げています。
     
両国ぶらり散歩目次へ

2020.11.13 東京都 12期 竹内
撮影:2020年1月31日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 214】 名所旧跡
刀剣博物館
「刀剣女子」や「鬼滅の刃」が流行っているようです。両国駅西口から右折 徒歩5分、両国
国技館の隣に刀剣博物館が2018年1月に開館し賑わっています。
          
日本美術刀剣保存協会によって運営され、刀剣愛好家より寄贈された作品や、愛好家より
保管と管理を依託されている刀剣・刀装・刀装具類など所蔵する刀剣類は600点の内、約
190点を展示しています。刀剣類のなかには国宝、重要文化財、重要美術品など、国の指
定・認定を受けた物も数多く収蔵されていて、歴史的に貴重なものも多くあります。
また刀剣類だけでなく、刀装、刀装具、甲胃、 金工賞料、古伝書等もあります。エントランス
正面には日本古来の「たたら製鉄」で作られ、刀剣の素材となる鉄の塊が置いてあります。
        
両国ぶらり散歩目次へ

2020.11.02 東京都 12期 竹内
撮影:2020年1月31日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 213】 名所旧跡
俵星玄蕃の道場跡
両国国技館の敷地内。宝蔵院流の槍の名手 俵星玄蕃は忠臣蔵に登場する人物で、彼の道
場が本所横網町の現在の国技館前辺りにあったとされています。
上杉家家老 千坂兵部が250石の高禄で、吉良家に召抱えようとしますが、赤穂浪士の世を
忍ぶ苦心に同情を寄せた玄蕃はこれを断りました。
屋台の夜なき蕎麦屋<当たり屋十助>に姿を変えて吉良邸を探っていた赤穂浪士 杉野十平次
の前で、「のう蕎麦屋、お前には用の無いことじゃが、まさかの時に役立つかもしれぬぞ。見て
おくがよい」と、槍の技を披露しました。討ち入り当夜、助太刀に駆けつけると杉野に会い、た
いへん驚き、吉良邸外の守りを固め、本懐成就に協力したとされています。
 
両国ぶらり散歩目次へ

2020.10.14 東京都 12期 竹内
撮影:2020年1月31日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 212】 名所旧跡
うどんダイニング
日本には関西、東京、香川など美味しいうどんを味わう場所がありますが、東京では残念なこ
とに、美味しいうどんが屋さん少ないと感じています。
両国駅から約5分、両国小学校裏の 《うどんダイニング Yoshi》は、店名のように新感覚のう
どん店です。言ってみれば、関西、東京、香川の良い所を取り合わせた感じでしょうか。
店内で手打ちしている麺は、つるっとしていて、しこしこで腰もあり、寝かせた小麦粉の生地の
美味しさを感じます。盛り汁は、塩分ひかえ目で、出汁を効かせて、醤油の風味を程良く活かし
たすっきりとした味わいです。メニューは、かけうどん、釜玉うどん、カルボナーラうどん、ぶっか
けうどん、釜揚げうどん等どれも安い。うどんと合わせて串天を頼むとさらにおいしいです。
    
両国ぶらり散歩目次へ

2020.10.02 東京都 12期 竹内
撮影:2020年1月31日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 211】 名所旧跡
相撲甚句
相撲甚句は相撲の世界に伝わる伝統的な文化のひとつで、地方巡業や福祉大相撲などで
力士が披露する七五調の俗謡のことです。力士が余興的に土俵で唄い、それに合わせて
踊ったのでこの名が生まれ、江戸時代末期から始まりました。主に力士の哀歓を唄うもの
が多いのですが、相撲に関係する内容の唄ばかりではなく、季節の情景、親子の悲哀 様々
な内容の唄があります。
                           
唄うのは力士ばかりでなく、呼出しさんや行司さんも唄い、また大相撲ファンで相撲甚句を唄
うサークルが全国的にあり、全国相撲甚句会大会も開催されています。

   甚句唄えば心も晴れる ヨ!  相撲で知られた両国に  生まれた相撲甚句会 ヨ
    
               毎年春に両国で開催されている相撲甚句会
両国ぶらり散歩目次へ

2020.09.23 東京都 12期 竹内
撮影:2020年1月31日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 210】 名所旧跡
かざり工房
「錺」という漢字をご存じですか? 「かざり」と読み、金属にたがねを打ち付けて模様を細工し
た伝統工芸です。御神輿や神社で見ることのできる金色の金具の部分はこの錺細工です。

錺工房しおざわは、神社の金物をはじめ、金属に模様を付けて型紙にあわせ形作りをしてい
る下町の錺職人さんです。
平らな金属板に、たがねを打ち付けて模様を付けます。たがねを打った所は波打つから、木槌
を使って、傷を付けないように叩き整えます。
    
近年は墨田区のすみだ地域ブランド、ものづくりコラボレーション事業にも参加しています。東
京の伝統的工芸品チャレンジ大賞 都知事賞に輝いたブローチ『花まとい』や「第8回TASKもの
づくり大賞 優秀賞」に評されたがびょう『錺画鋲』等はその一例です。
        
両国ぶらり散歩目次へ

2020.08.31 東京都 12期 竹内
撮影:2020年1月31日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 209】 名所旧跡
うずら鍋
浅草橋で約40年間営業していた割烹料理のお店《ふじ芳》が両国に移転してきました。
うずら鍋が自慢の店です。うずらは、うずら肉とひな鳥のひき肉を合わせたお肉のことで、これ
をネギや白菜と一緒に煮込む鍋料理です。
あっさりしているのに、うま味がしっかり出て、肉を濃厚な味わい深さを堪能出来ます。コリコリ
とした食感もあり、薄味の和風だしとの相性も抜群です。寒い季節はもちろん、他の季節でも食
べたくなります。
     
両国ぶらり散歩目次へ

2020.08.07 東京都 12期 竹内
撮影:2020年1月31日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 208】 名所旧跡
弥勒寺前 茶店笹や
鬼平犯科帳に出てくる弥勒寺前の茶店笹や。弥勒寺前にあり、平蔵が「本所の銕」と呼ばれ、
放蕩無頼の日々を送っていた頃をよく知るお熊婆さんの店です。今は七十を超えていますが、
若い頃は平蔵に毎日のように酒を飲ませ、泊めてやったきっぷのよい世話好きでした。
平蔵が盗賊改方の長官になってからはその出先のような役を担い、連絡や見張りの場所は
もちろん隠れ家にもなっていました。鬼平犯科帳作品の多くに登場しています。
     
両国ぶらり散歩目次へ

2020.07.10 東京都 12期 竹内
撮影:2020年1月31日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 207】 両国銘菓 F
すみだ四季彩巡り
向島にある《坂本せん餅》。店の場所が両国ではないので残念ながらご紹介出来ないものと
思っていました。しかし ふと気が付けば、両国 江戸東京博物館内にある墨田区観光協会
の物産コーナーで販売していました。

《坂本せん餅》は、昭和7年創業の煎餅屋で、「すみだ四季彩巡り」などのオリジナル煎餅が
評判となっています。
        
「すみだ四季彩巡り」は隅田川沿いの四季の風景を炭火焼き煎餅と箱に印刷しています。煎
餅は、宮城県産ひとめぼれ一等米100%で、天然だし入り醤油使用の草加煎餅です。程よ
い固さの焼き上がりは美味しい煎餅です。
4種の味には、それぞれ異なる絵柄を印刷しています。白砂糖味:「隅田川花火と東京スカイ
ツリー」、醤油味:「墨堤桜と東京スカイツリー」「隅田川七福神」、抹茶味:「大相撲力士」など
見ているだけでも楽しめます。
別にオリジナル印刷というのがあり、煎餅の表面にオリジナル文字やオリジナル画を入れる
事が出来て、記念品・引き出物・誕生プレゼントなどに利用されて話題になっています。
両国ぶらり散歩目次へ

2020.06.05 東京都 12期 竹内
撮影:2016年7月1日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 206】 本所七不思議 G
第8話 津軽の太鼓

本所七不思議は、本所に江戸時代頃から伝承される奇談・怪談です。古くから落語などのネタと
して庶民に親しまれてきました。本所とは、隅田川東岸側の両国方面を言います。現在も墨田区
に町名が残っていますが、江戸時代の本所は現在の本所よりも広い範囲を指していたようです。
この話の基本は、七不思議ですが伝承によって登場する物語が一部異なっていて、面白おかし
い話、怖い話など7種類以上のエピソードが存在しています。
      =============================================
【本所七不思議】 第八話 津軽の太鼓
本所あった弘前藩 津軽家の上屋敷でのお話です。津軽家の上屋敷は、北斎通りの野見宿禰
神社と緑町公園から京葉道路にわたり長方形に8000坪程を占めていました。
この津軽家の屋敷には火の見やぐらがありまた。火の見やぐらには、火事の時に打ち鳴らす
板木が吊り下げられています。普通はカンカンと木の音がするのですが、この津軽家の板木
は、叩くと何故か太鼓の音がしたそうです。
        

        津軽の太鼓は、陸奥・一関城の櫓太鼓、川越・時の鐘のような外観だったそうです。
                  
両国ぶらり散歩目次へ

2020.05.27 東京都 12期 竹内
撮影:2020年1月31日
撮影場所:東京都江東区
【両国ぶらり散歩 205】 名所旧跡
岡内重俊 旧住居跡
岡内重俊1842(天保13)年〜1915(大正4)年は、幕末の土佐藩士。海援隊に加わり坂本龍馬の
秘書役を務めました。明治維新後、新政府に出仕し、明治期の司法官僚・政治家となりました。
岩倉使節団にも随行し、欧米各国を巡行。その後、司法権大検事、判事、長崎上等裁判所長、
大審院刑事局詰、高等法院陪席裁判官などを歴任し、男爵を叙爵した方です。
             
                      岡内重俊 旧住居跡
両国ぶらり散歩目次へ

2020.05.13 東京都 12期 竹内
撮影:2020年1月31日
撮影場所:東京都江東区
【両国ぶらり散歩 204】 相撲部屋シリーズO
錣山部屋
2002年9月場所限りで現役を引退して、以降は井筒部屋の部屋付き親方となっていた元
関脇寺尾の年寄・20代錣山(しころやま)が、2004年に2人の内弟子を連れて井筒部屋から
分家独立して錣山部屋を創設しました。
現役時代に人気力士だった親方の部屋ということで、部屋創設当初から力士の数は多く、
稽古見学者も大人数となっています。現在では、元小結の豊真将が部屋付の年寄り、幕内
阿炎、幕下 青狼、彩、王輝のなど18名と行司、呼出、床山 3名の大所帯となりました。
両国からは少し離れていますが近隣で外せない部屋です。
    
両国ぶらり散歩目次へ

2020.04.08 東京都 12期 竹内
撮影:2020年1月31日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 203】 両国銘菓 E
満員御礼
昭和12年創業の本所にある和菓子の老舗《細山》。店の場所が両国ではないので残念なが
らご紹介出来ないものと思っていました。しかし ふと気が付けば、両国 江戸東京博物館内
にある墨田区観光協会の物産コーナーで販売していました。
この老舗《細山》の中でも、素材からいいものを使いこだわった「満員御礼」が人気商品です。
おかき、あられ、地鶏卵のボーロ、黒糖ピーナツ、柿種ピーナツ、小粒納豆、黒糖揚げかりん
と、チーズ梅、 モンゴルの岩塩飴などがセットになっています。
味に技あり と商品に書かれている通り、一口食べると和菓子の美味しさが伝わってきます。
お茶でも良いし、お酒のおつまみとして食べるのにもピッタリです。
          
両国ぶらり散歩目次へ

2020.03.06 東京都 12期 竹内
撮影:2020年1月31日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 202】 回向院 K
初代 中村勘三郎の墓
回向院の境内にある初代 中村勘三郎の墓です。初代 中村勘三郎は、江戸時代初期1598(
慶長3)年〜1658(万治3)年の歌舞伎役者です。生前は猿若勘三郎として、江戸で初めての常
設の芝居小屋となった歌舞伎の猿若座/中村座の創始者です。中村姓の歌舞伎役者の始
祖でもある人物です。屋号は柏屋。
           
                      写真左は墓石の正面、右は側面
両国ぶらり散歩目次へ

2020.02.17 東京都 12期 竹内
撮影:2020年1月31日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 201】 両国銘菓 D
釣鐘最中
鐘ヶ淵駅から鐘ヶ淵通りにある和菓子《墨田園》。店の場所が両国ではないので残念ながら
ご紹介出来ないものと思っていました。しかし ふと気が付けば、両国 江戸東京博物館内
にある墨田区観光協会の物産コーナーで販売していました

《墨田園》は、明治七年創業の老舗和菓子屋で、「釣鐘最中」が名物。大小の釣鐘の形をし
た最中は、薄くて香ばしい皮に、大納言を使った小倉餡で甘さは控えめです。他に抹茶入り、
ゆずの香りの白餡の3種があります。
色もほんのりとやさしい茶色の抹茶餡は抹茶の風味が豊かでほろ苦くて甘く、柚子餡は柚子
の香りがする白餡でスッキリとした昔ながらの最中の味を今も守っています。
因みに、夏には冷やすとより美味しいそうです。
       
両国ぶらり散歩目次へ

2020.01.29 東京都 12期 竹内
撮影:2020年1月27日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 200】 ラーメン屋 @
ごんろく両国
両国にも沢山あるラーメン屋さん。どこが美味しいかは人の味覚それぞれで難しいものです。
そこで情報誌に掲載の有名チェーン店を除いた上位の店を選びました。

「ごんろく両国」は地下鉄両国駅から2分にあるいつも満員のつけ麺メインの店です。
甘・辛・酸の3要素を持ったつけ汁に太麺をくぐらせる王道つけ麺。スープはゲンコツ、鶏ガラ、
野菜、数種類の魚介を合わせて9時間煮込んで作られ、一味や酢とタレなどで味を整えたも
のだそうです。弾むような食感の自家製麺に絡んでとてもおいしいです。
   
両国ぶらり散歩目次へ

2019.12.20 東京都 12期 竹内
撮影:2019年12月7日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 199】 名所旧跡
みしるし洗いの井戸
忠臣蔵の討ち入りで有名な吉良邸跡は、両国駅から徒歩5分程のところにあります。かつ
てここには8400平方メートルという広大な吉良邸がありました。現在は屋敷の一角だった
狭い敷地が吉良邸跡となっています。ここには吉良上野介の座像と、みしるし洗いの井戸
が今も残っています。ここは1934年に売りに出された民有地を地元の有志が資金を出し
合って買ったそうです。1950年に墨田区へ移管されました。
赤穂浪士討ち入りは元禄15年12月24日とされ、赤穂浪士はここで切った吉良の首を洗っ
て確かめたそうです。因みに、港区高輪にある泉岳寺にも「首洗い井戸」があり、主君の墓
前に供え報告する前にもこの井戸水で洗ったとのことです。
    
          みしるし洗いの井戸              吉良上野介の座像
両国ぶらり散歩目次へ

2019.10.23 東京都 12期 竹内
撮影:2019年10月2日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 198】 名所旧跡
140年の鍼灸院
両国駅から約8分にある柿沼鍼灸療院。開業は明治15年、約140年も続く歴史ある鍼灸院
で入口も趣があります。
ここでのお灸は、古くから伝わる竹塩灸というもので、竹の筒を茶碗程度に輪切りにし、この中
に粗塩を敷き詰めて、その上で大きなモグサを乗せて燃やすものです。お灸の熱と共に塩が血
行の働きを活発にさせるそうです。
                
両国ぶらり散歩目次へ

2019.10.02 東京都 12期 竹内
撮影:2019年9月21日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 197】 相撲部屋シリーズN
伊勢ヶ濱部屋
伊勢ヶ濱部屋は、1993年 安治川部屋を継承していた年寄・4代安治川(元横綱・旭富士)が、
2007年に年寄名跡を伊勢ヶ濱へ変更して9代伊勢ヶ濱を襲名したことに伴い、部屋の名称が
安治川部屋から伊勢ヶ濱部屋へと改称されました。伊勢ヶ濱部屋として見れば、2007年1月に
かつての伊伊勢ヶ濱部屋が閉鎖されて以来の再興となりましたが、新・伊勢ヶ濱部屋は旧・立
浪一門からの派生であり、旧・伊勢ヶ濱一門だった旧・伊勢ヶ濱部屋とは系統が異なっていま
す。2017年に第71代目横綱の日馬富士が引退し、現在では、幕内の宝富士と照強、今年201
9年に引退した関取最年長の安美錦などの他、幕下以下20名以上が所属しています。
因みに、ここの塩ちゃんこがとても美味しいと相撲業界で有名です。
              
両国ぶらり散歩目次へ

2019.09.06 東京都 12期 竹内
撮影:2019年9月3日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 196】 名所旧跡
両国駅ギョーザステーション
房総方面への蒸気機関車 始発ホームだった今は使われていない両国駅 "幻のホーム"。
2019年8月30日から9月9日の期間限定でこの幻のホーム上に「ギョーザステーション」が
毎年出現します。
なんとホーム上の各テーブルにコンロとフライパンが用意されていて、自分で餃子を焼いて食
べるスタイルのお店です。駅ホームのビアホールのようなこの場所は、格別の雰囲気で、開
店から閉店まで絶えず満席の人気でした。
   
両国ぶらり散歩目次へ

2019.08.05 東京都 12期 竹内
撮影:2019年7月31日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 195】 名所旧跡
文明開化の異種格闘技
2019年7月 両国 江戸東京博物館で「東京オリンピック・パラリンピック」が展示中です。
その中に見つけた1887(明治20)年の《西洋VS日本・文明開化の異種格闘技》「西洋スパ
ラ術外国ヨリ来ル」と書いてあるチラシです。スパラとはスパーリングの意味で、ボクシング
の事、つまり相撲力士とボクサーが戦うという異種格闘技です。
西洋とは国旗からアメリカ人のようです。異種格闘技で思い出すのが、1976年のプロレ
スラー アントニオ猪木とボクシング世界ヘビー級チャンピオンのモハメド・アリ戦。アントニ
オ猪木はマットに仰向けに寝て足技で対抗していました。力士とボクシングではどうしてい
たのでしょう。力士は土俵に寝て足技をする事はないでしょうし、チラシ画では手に布のグ
ローブを巻いているので手技も困難のようです。まさに手も足も出なかったのではないか
と思われます。
                  
両国ぶらり散歩目次へ

2019.07.08 東京都 12期 竹内
撮影:2019年6月21日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 194】 名所旧跡
鰻の千代福
地下鉄都営大江戸線 両国駅から1分。両国で五十年、鰻専門店の実力派として地元で評判
の店です。国産の鰻、たれ、ごはんの三位一体の完成をめざして、職人の主人が毎日さばけ
るだけの量の鰻を備長炭で、丁寧に仕上げています。
鰻重にはおしんこと肝吸い付が付いています。鰻はふんわりした身で、皮も薄く食べやすく、炭
火で焼かれて香りがよく、醤油がきいたタレが江戸風で美味です。甘さはおさえ目でさっぱりと
いただけます。ブランド鰻「坂東太郎」が時々入荷するようです。
    
両国ぶらり散歩目次へ

2019.06.10 東京都 12期 竹内
撮影:2019年5月20日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 193】 回向院 J
塩地蔵
両国回向院にある有名なお地蔵様です。東都47塩地蔵の47番目にあたるお地蔵さまで、宝
暦7年(1757)建立されました。右手に錫杖、左手に宝珠を持たれており、様々な人々が願いを
かけそれが叶った時に、塩を供えるそうです。供える塩が大雪の積もったように見える時もあっ
たそうです。現在もお地蔵さまの前には塩が山積みになっています。
                  
両国ぶらり散歩目次へ

2019.05.21 東京都 12期 竹内
撮影:2019年4月8日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 192】 名所旧跡
塩原太助炭屋跡
ここは塩原太助(1743〜1816)の炭屋跡です。太助は文化年間の商人で、当時の本所相生町
に炭屋を開きました。18才で江戸に出、職を変えながら42才で炭屋に奉公しました。独立後、
木炭を丸くこね固めた炭団(たどん)が当たり、「本所に過ぎたるもの二つあり、津軽屋敷に炭屋
塩原」と謳われるほどの成功を収めました。三遊亭圓朝は、その人生を『塩原多助一代記』と
して作品化しています。故郷、上野国(現在の群馬県)にいた頃の愛馬『青』との松の木の別れ
や江戸での苦労の末に成功を収めていく姿に共感が集まり、その後に芝居や講談などの題材
となっています。因みに、【両国ぶらり散歩 50】には塩原橋が掲載されています。
    
両国ぶらり散歩目次へ

2019.04.25 東京都 12期 竹内
撮影:2019年1月31日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 191】 両国銘菓 C
これでよしなに
荒川区西日暮里にある銘菓の《大藤屋黒兵衛》。店の場所が両国ではないので残念ながら
ご紹介は出来ないものと思っていました。しかしふと気が付けば、両国 江戸東京博物館
内にある墨田区観光協会の物産コーナーで販売していました。
        
       菓子折りには、悪代官が越後屋と密会をしている場面・・・
            「お代官様これでひとつよしなに」
              「越後屋〜お主もなかなか悪じゃのう・・・」
                「いえいえ、お代官様ほどでは・・・」と時代劇によくあるシーン

贈り物に喜ばれるユーモアの効いたのお煎餅です。厳選した国内産小麦粉と新鮮な卵をふ
んだんに使用して一枚一枚江戸の香りを現代風に仕立てました。中には輝く金色小判も入っ
ています。お礼心に笑いをつめて、そっと差し出す事ができるお菓子です。
両国ぶらり散歩目次へ

2019.04.03 東京都 12期 竹内
撮影:2019年3月23日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 190】 名所旧跡
あしたのジョー×すみだ
480日後に迫った2020東京五輪開幕。両国国技館ではボクシング競技が行われます。ボ
クシングといえば不朽の名作漫画「あしたのジョー」が有名ですが、作画のちばてつや氏は、
墨田区とゆかりの深い漫画家です。そして今年は「あしたのジョー」連載開始50周年。
墨田区では、2020東京五輪を盛り上げるため、「あしたのジョー」とタッグを組んで、スカイツ
リーの東京ソラマチや区の様々な公共施設で2020東京五輪展示PRを行っています。
   
両国ぶらり散歩目次へ

2019.03.25 東京都 12期 竹内
撮影:2019年3月20日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 189】 名所旧跡
両国プラレール駅
プラレールは、青いプラスチック製のレールの上を、乾電池で走る子供のおもちゃですが誕
生から60年経ちます。発売から現在までレールの規格が統一されており、親子三世代にわ
たって親しまれています。
JR両国駅西口イベント広場「両国駅広小路」では、2019年2月9日から2か月間限定で、
「両国 プラレール駅」が開催されています。
会場には、プラレール260車両以上が集まった全長9メートルの車両基地や、高さ2メートル
のプラレールタワーなど大迫力の展示に加え、巨大新幹線バルーンのフォトスポットや限定
ノベルティが貰えるアトラクションも楽しめます。
          
両国ぶらり散歩目次へ

2019.03.14 東京都 12期 竹内
撮影:2019年3月12日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 188】 名所旧跡
東京五輪開幕前
2019年3月12日夜、2020年東京五輪開幕まで500日を記念し、東京スカイツリーでは、
オリンピックカラーのライティングが披露されました。オリンピックシンボルの「青・黄・黒・緑・
赤」に染まったスカイツリーは夜空に美しく輝いていました。
                     
                             東京スカイツリー
両国ぶらり散歩目次へ

2019.03.04 東京都 12期 竹内
撮影:2019年2月14日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 187】 名所旧跡
携帯電話の歴史館
両国駅近くにあるNTTドコモ歴史展示スクエア。ここには「移動通信」進化の過程を年代ごとに
映像と文字で紹介すると共に、自動車・携帯電話など、185点が展示されています。

初めての移動電話は、1953 (昭和28) 年8月に船舶から一般電話と直接通話出来る港湾無
線電話が阪神・京浜地区からサービスを開始したそうです。
1965年移動通信は新幹線内の電話へと発展。1968年お使いになった方も多いポケットべ
ルが発売。
1979年に自動車電話サービスが開始されてからが普及の始まりだったと言えるでしょう。
1985年にショルダーホンが発売。1987年に日本初の携帯電話が発売されましたが、重さは
900gもありました。普及率は0.3%でした。
こうした携帯電話の歴史が多くの実物を含め展示されています。
   
                  左:後ろの大きな箱が初の港湾電話送受信器
                  中:日本初の携帯電話
                  右:懐かしいポケッットベル
両国ぶらり散歩目次へ

2019.02.15 東京都 12期 竹内
撮影:2019年1月17日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 186】 名所旧跡
両国テラスカフェ
両国駅近く旧安田庭園に隣接した、食と健康を楽しむ複合施設「両国テラス」内のレストランカ
フェ。晴れの日は屋外バーベキューがテラス席で楽しめます。食べ物と設備は完備しているの
で手ぶらで来てかまいません。
冬は屋根付テラスのコタツでも楽しめます。隅田川沿いをランニング後に立ち寄る方も多いそ
うです。
アスリートの為のスポーツ栄養学に基づくバランス健康食も楽しめます。
   
両国ぶらり散歩目次へ

2019.02.04 東京都 12期 竹内
撮影:2016年7月1日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 185】 本所七不思議 F
第7話 燈無蕎麦(あかりなしそば)

本所七不思議は、本所に江戸時代頃から伝承される奇談・怪談です。古くから落語などのネタと
して庶民に親しまれてきました。本所とは、隅田川東岸側の両国方面を言います。現在も墨田区
に町名が残っていますが、江戸時代の本所は現在の本所よりも広い範囲を指していたようです。
この話の基本は、七不思議ですが伝承によって登場する物語が一部異なっていて、面白おかし
い話、怖い話など7種類以上のエピソードが存在しています。
      =============================================
【本所七不思議】 第七話 燈無蕎麦(あかりなしそば)
この話は燈無蕎麦 又は 消えずの行灯とも言われます。
江戸時代の本所南割下水付近には夜になると二八蕎麦の屋台が出ましたが、そのうちの1
軒は何時行っても店の主人がおらず、夜明けまで待っても遂に現れないというもので、その間
誰も給油していないのに店先に出している行灯の看板の油が何時間経っても一向に尽きず、
いつまでも燃え続けていました。この灯をうかつに消したりするとたたられるそうです。
因みに、二八蕎麦は、江戸時代からうまい蕎麦として、将軍 徳川吉宗の頃から呼ばれ始め
ましたが、由来は諸説あり、かけ蕎麦1杯が16文だったことから《2×8=16》の語呂にちなん
での対価説や蕎麦粉とつなぎの小麦粉の割合(8対2)から言われる混合率説の2つの説があ
ります。
                           
両国ぶらり散歩目次へ

2019.01.21 東京都 12期 竹内
撮影:2018年12月17日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 184】 名所旧跡
柳橋の船宿
両国橋を渡るとすぐ脇に支流があり、柳橋が架かっています。江戸時代は両国でしたが、現
在では浅草橋になります。両国という地名は墨田区側ではなく、もともと両国橋寄りの中央区
側でした。
この柳橋は神田川が隅田川に流入する河口部に位置する一番目の橋です。その起源は江
戸時代の中期から花街として知られています。当時は下柳原同朋町(中央区)と対岸の下平
右衛門町(台東区)とは渡舟で往き来していましたが、不便なので元禄十年に南町奉行所に
架橋を願い出て許可され、翌十一年に完成したものです。その頃の柳橋周辺は隅田川の舟
遊び客の船宿が多く、吉原方面への渡船場であり、さらにこの地区自体も花街として賑わっ
ていたとの事です。
今も船宿は数軒が営業していますが、芸者さんのほうは1999年に組合解散してしまいました。
                春の夜や 女見返る 柳橋 (正岡子規)
    
両国ぶらり散歩目次へ

2018.12.03 東京都 12期 竹内
撮影:2018年11月30日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 183】 名所旧跡
カメ カフェ(came cafe)
両国駅から10分位にあるカメ カフェ(came cafe)。白と木目が美しいおしゃれな店内は、海を
イメージしているそうです。もっちり食感のピザは窯で焼く本格派で、ランチ時にはOLや主婦の
女性客でいっぱいです。ランチメニューには、お代わり自由のサラダとコーヒー又は紅茶が付
きます。この時食べたキノコピザは驚くほどキノコが乗っていて、その香りと食感には大満足で
した。もちろんディナーメニューも豊富で好評です。
    
両国ぶらり散歩目次へ

2018.11.12 東京都 12期 竹内
撮影:2018年8月1日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 182】 相撲部屋シリーズM
木瀬部屋
木瀬部屋は日本相撲協会所属で出羽海一門の相撲部屋。2003年元幕内 肥後ノ海が三保
ヶ関部屋から分家独立して木瀬部屋を創設しました。
2010年に一時閉鎖される事になりました。この時、同じ出羽海一門に所属する北の湖部屋
へ移籍しましたが、2012年に再開されました。北の湖部屋へ入門した常幸龍らも木瀬部屋
へ戻りました。現在は十両力士など37名(徳勝龍、英乃海、明瀬山、常幸龍、志摩ノ海、臥牙
丸、宇良など)の大所帯部屋となっています。
    
両国ぶらり散歩目次へ

2018.10.05 東京都 12期 竹内
撮影:2018年8月1日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 181】 両国銘菓 B
志"満ん草餅
墨田区向島にある銘菓老舗の《志"満ん草餅》。"じまんくさもち"と読みます。
店の場所が両国ではないので残念ながらご紹介は出来ないものと思っていました。しかし
ふと気が付けば、両国 江戸東京博物館内にある墨田区観光協会の物産コーナーで販売し
ていました。
       
明治2年の創業の和菓子店《志"満ん草餅》。隅田川の渡し舟で往来する客に草餅を出して
いた茶店だったそうです。
四季を通じて生のよもぎを用い、こしあんには北海道十勝産の小豆を使用するなど原料を十
分に吟味し、素材の風味を生かすために添加物は使用していません。とても柔らかくて粘りが
強い餅に、全国各地でとれる生のよもぎの新芽だけを使用しているそうです。
中央に凹みがあるのが特徴的で、柔らかくて粘り強く、強い蓬の味わいです。別添のきな粉・
白みつをかけると甘さときな粉の香ばしさが出ます。
両国ぶらり散歩目次へ

2018.09.25 東京都 12期 竹内
撮影:2017年11月26日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 180】 相撲部屋シリーズL
高砂部屋
明治初期に角界の改革を求めて活躍した初代高砂浦五郎が一代で角界を代表する大部屋
に育て上げ、現在までに横綱・大関各6人を輩出している角界屈指の名門部屋として知られ
ています。
2002年に、高砂部屋から分家独立して若松部屋を継承していた11代若松(元大関・4代朝潮)
が名跡変更して7代高砂を襲名し、高砂部屋と若松部屋が合併しました。その後は横綱・朝青
龍を筆頭に、関脇・朝赤龍や小結・闘牙など多くの関取を擁して一大勢力を築きましたが、現
在 幕内の朝乃山、幕下と三段目16名が所属しています。
              
両国ぶらり散歩目次へ

2018.09.03 東京都 12期 竹内
撮影:2018年5月20日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 179】 回向院 I
海難供養碑 (区文化財)
両国回向院には6基の海難供養碑があります。6基の内3基は伊勢白子関係の慰霊碑です。
伊勢白子(現鈴鹿市)の白子港は木綿を主力商品とした伊勢商人の物資輸送の拠点として繁
栄していました。

 1. 勢白子参州平坂溺死者供養塔:文化11年江戸大伝馬町太物問屋仲間が白子、平坂2港
   に属する溺死者の為に建立されました。
 2.勢州白子三州高濱船溺死一切精霊:寛政元年、三河平坂の施主が建立した帆かけ船型の
   碑です。
 3. 勢州白子戎屋専吉船溺死者供養塔:文政8年の伊豆神津島沖の溺死者の為に建立されま
   した。
 4. 海上溺死群生追福之塔:文化10年に菱垣廻船十組問屋が建立しました。
 5. 溺死四十七人墓:明治2年、函館戦争の援軍として横浜から出航した肥後熊本藩のお雇い
   蒸気船が上総川津村の沖で沈没し、二百六十余名が亡くなりました。そのうち富岡文吉ら
   が知る四十七人を供養する為に建立しました。
 6. 紀州大川徳福丸富蔵船溺死人之墓:安政4年に紀州大川浦の富蔵船が江戸から帰郷の
   途上、遠州相良沖で溺死しました。江戸の樽廻船問屋、酒問屋、荒荷方が溺死者を供養
  する為に建立しました。
                  
両国ぶらり散歩目次へ

2018.08.08 東京都 12期 竹内
撮影:2016年7月1日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 178】 本所七不思議 E
第6話 送り拍子木

本所七不思議は、本所に江戸時代頃から伝承される奇談・怪談です。古くから落語などのネタと
して庶民に親しまれてきました。本所とは、隅田川東岸側の両国方面を言います。現在も墨田区
に町名が残っていますが、江戸時代の本所は現在の本所よりも広い範囲を指していたようです。
この話の基本は、七不思議ですが伝承によって登場する物語が一部異なっていて、面白おかし
い話、怖い話など7種類以上のエピソードが存在しています。
      =============================================
【本所七不思議】 第六話 送り拍子木
江戸時代の本所入江町(現・墨田区緑)付近を夜回りすると、どこからともなく拍子木の音がしま
す。自分以外にも夜回りがいるのかと思い、音がすぐ近くで聞こえるところまでやって来ても、一
向にそんな夜回りは見つかりません。
                           
両国ぶらり散歩目次へ

2018.07.11 東京都 12期 竹内
撮影:2018年6月14日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 177】 名所旧跡
焼きラーメン
両国駅から徒歩10分にある『博多 からくさや』。《焼きそばじゃないよ。焼きラーメンだよ〜
・・・と書いてある変わった店。なんだこれはと入ってみました。店内の雰囲気は博多の屋台
を思わせる雰囲気で早速、焼きラーメンを注文。焼きラーメンは、福岡市天神の屋台が元祖
で、福岡で生まれた創作メニューだそうです。福岡の方は普通なのでしょうが、関東では聞い
た事がありません。
暫くして、熱々の鉄板に水蒸気がもくもくと上がる熱々焼きラーメンが登場。麺は博多の細麺
でちょいと焼きが入って、豚骨スープ、ウスターソース等の味がします。中央に乗せてある生
卵をまぶして食べると一味変わってきます。たしかに焼きそばではなく、鉄板で焼かれた博多
ラーメン美味でした。
       
両国ぶらり散歩目次へ

2018.06.27 東京都 12期 竹内
撮影:2018年6月7日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 176】 名所旧跡
蒲焼・やき鳥 石川
創業94年の京葉道路沿いのとっても小さな小さな蒲焼&やき鳥の店《石川》。三代目のご主
人が一人で毎日、炭火で焼いています。昼間は焼鳥、蒲焼、弁当などで繁盛しています。
見るからに古そうな建物は、大正13(1924)年に建てた当時からそのままで、下町情緒がそ
のまま残っています。昔はこの店の後ろ側は、おでん種などの練り物工場でした。
しかし、残念ながら京葉道路の拡幅工事の為、この2018年6月末で閉店となるそうです。
消えゆく下町の老舗は残念な事です。
      
両国ぶらり散歩目次へ

2018.06.15 東京都 12期 竹内
撮影:2018年6月6日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 175】 名所旧跡
小野珈琲
両国から少し先の森下にある38年の老舗喫茶店「小野珈琲」。名物は客の8割が注文し、1
日約150枚が出るというホットケーキ。高さは驚きの20mm以上あります。
小麦粉、卵などを軽く混ぜてから常温で30分間寝かせた粘りの強い生地を、銅板で1枚ずつ
丁寧に焼いて、驚く程きれいな焼き色の表面はパリッ、中はモチモチの食感です。
       
両国ぶらり散歩目次へ

2018.05.25 東京都 12期 竹内
撮影:2018年5月20日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 174】 回向院 H
動物供養塔
回向院は、江戸時代「振袖火事」の名で知られる明暦の大火があり、市街の6割以上が焼土
と化し、10万人以上の尊い人命が奪われました。将軍家綱がこの時の無縁仏を葬るために
建てた寺院が回向院です。また明和5(1768)年 大相撲が境内で初めて行われたことでも知ら
れています。
回向院は動物供養でも有名です。境内には猫の報恩伝説で知られる「猫塚」文化13年(1816)、
「唐犬八之塚」慶応2(1866)、「オットセイ供養塔」大正15年(1926)、「犬猫供養塔」、「小鳥供
養塔」、「犬猫供養塔」など、さまざまな動物の慰霊碑や供養碑があります。
大事にしているペットが亡くなった時にはここで供養してもらいます。
                                
両国ぶらり散歩目次へ

2018.05.09 東京都 12期 竹内
撮影:2018年4月29日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 173】 名所旧跡
両国にぎわい祭 A
2018年4月、今年で16回目となる【両国にぎわい祭り】が毎年も両国駅周辺で開催行われま
した。会場は両国駅から回向院までの通り、江戸東京博物館前、国技館内など、幾つかに分か
れて行なわれます。2日間でのべ8万人が訪れる相撲の街・両国のお祭りです。
とくに目立つのはちゃんこ屋台が多い事です。両国の有名なちゃんこ専門店が特別に屋台を出
して、一杯500円で食べ比べが出来ます。その中でも、味に定評のある「寺尾」は長蛇の列が出
来ていました。他にモンゴル料理や猪料理などの屋台もありました。
国技館会場も、国技館の地下で作られる『国技館焼鳥』や『立浪部屋のちゃんこ』を販売し、満
員御礼状態でした。
          
両国ぶらり散歩目次へ

2018.04.09 東京都 12期 竹内
撮影:2018年3月29日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 172】 名所旧跡
焼肉屋 巨牛荘
両国駅から徒歩で15分、多くの芸能人がお忍びで来店するというこだわりの焼肉屋「巨牛荘」。
焼肉の美味しさは定評がありますが、和牛カルビのスライスを秘伝のタレに漬け込んだプル
コギは、甘いタレの味がよくしみていて絶品です。ジンギスカン鍋のような形のプルコギ鍋で焼
きます。シメは残った肉汁で作る仕上げのうどんがなかなかの味。
ビールを飲んで、箸休めの一品にケジャン(ワタリガニの塩辛)がお勧めです。
   
両国ぶらり散歩目次へ

2018.03.23 東京都 12期 竹内
撮影:2018年2月28日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 171】 名所旧跡
両国地ビール
両国地ビール「ヴィルゴビール」の製造工場は、なんと住宅地の中にあります。右手にビール、
左手に麦の穂を持った女神がシンボルマークで、ビール名はラテン語の乙女座を意味する
VIRGOから来ているそうです。昔、ビール造りは女性の仕事で、上手にビールを仕込めること
が花嫁になる必須条件であったと言われていました。
                 
この工場では、厳選した原料と醸造タンクで仕込んだ手作りの地ビールは、独特の味わいで
評判になっています。織田信長、豊臣秀吉、武田信玄、上杉謙信などの顔が描いてある《武
将ビール》、ホワイト、モカブラウン、ワインレッドなどの美しい色の《ヴィルゴビール》、四季の
色を持つ《東京スカイツリー・セレクション》等、めずらしいビールがあります。機会があれば是
非お飲み下さい。
両国ぶらり散歩目次へ

2018.03.06 東京都 12期 竹内
撮影:2016年7月1日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 170】 本所七不思議 D
第5話 送り提灯
本所七不思議は、本所に江戸時代頃から伝承される奇談・怪談です。古くから落語などのネタと
して庶民に親しまれてきました。本所とは、隅田川東岸側の両国方面を言います。現在も墨田区
に町名が残っていますが、江戸時代の本所は現在の本所よりも広い範囲を指していたようです。
この話の基本は、七不思議ですが伝承によって登場する物語が一部異なっていて、面白おかし
い話、怖い話など7種類以上のエピソードが存在しています。
      =============================================
【本所七不思議】 第五話 送り提灯
江戸時代の本所夜道を歩く者の前に提灯のように揺れる明かりが現れ、道連れと思って近づい
ても姿は見えず、いつまで経っても追いつけません。悪くすると、そのまま連れ去られたり、危険
なところへ誘い込まれたりすると恐れられました。
                           
両国ぶらり散歩目次へ

2018.02.14 東京都 12期 竹内
撮影:2018年2月12日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 169】 名所旧跡
白鵬杯2018
何かと話題の初場所も終わり、2018年2月12日 両国国技館で恒例の《白鵬杯》 =世界少年
相撲大会= が開催されました。
この《白鵬杯》というのは横綱 白鵬が主催し、日本全国の相撲少年たちと世界中からの代表
選手たちによる史上最大の小・中学生による子供相撲大会で、今回で第8回目となります。
相撲会の発展や未来の横綱たちの育成を目的としていて、国内外を含めて1,300人が参加
する大規模な大会となっています。
  
両国ぶらり散歩目次へ

2018.02.07 東京都 12期 竹内
撮影:2018年1月6日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 168】 名所旧跡
B・Bベース出発進行
JR東日本千葉2018年1月6日から両国駅発の臨時電車が運行を始めました。この列車
は「B.B.ベース」という名で、自転車を解体せずに乗車できる自転車専用車両です。
房総各地ヘサイクリストを運びます。「B.B.BASE」は房総バイシクルベースの頭文字を
取ったもので、車両はシルバーを基調にしたデザインで、ロードバイクの自転車を縦に立て
かけられる特殊なラックが設けられ、最大で99人が乗車できます。
房総で4つのルートを走り、これで内房・外房方面のサイクリングはとても楽になります。
 
                      両国駅から出発進行
両国ぶらり散歩目次へ

2018.01.24 東京都 12期 竹内
撮影:2017年11月26日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 167】 相撲部屋シリーズK
陸奥部屋
元大関霧島を師匠とする陸奥部屋は、両国国技館にもっとも近い相撲部屋です。入口脇には
何故か郵便物は入れられないアンティークな丸型郵便ポストがあります。
陸奥部屋は、1964年8代君ヶ濱(元幕内・星甲)が、1965年11月に5代陸奥を襲名した後、1972
年7月に井筒部屋の師匠である10代井筒(元幕内・鶴ヶ嶺)の逝去に伴い11代井筒を襲名して
井筒部屋を継承しました。しかし、1974年7月に11代井筒は再び名跡変更を行って7代陸奥を
襲名し、井筒部屋に所属する全力士を引き連れる形で分家独立して陸奥部屋を創設しました。
10代勝ノ浦(元大関・霧島)は9代陸奥を襲名して陸奥部屋を継承すると共に、部屋を両国駅前
に移転しました。現在、幕下の2名他、11名がいます。
    
両国ぶらり散歩目次へ

2018.01.09 東京都 12期 竹内
撮影:2017年12月14日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 166】 名所旧跡
江戸押絵羽子板
毎年12月17日から19日の3日間浅草寺の境内で開かれる歳の市(羽子板市)。江戸時代か
ら現代に至るまで浅草寺で開催されており、毎年大勢の客が訪れることで有名です。羽子板は
無病息災のお守りとして昔から親しまれています。正月には欠かせないものです。
                       
綿を布でくるみ、さまざまに立体的な絵柄を仕上げる「押絵」が羽子板に取り入れられたのは江
戸時代の初め頃です。それが、江戸時代後期の文化文政期になると歌舞伎役者の舞台姿を写
した羽子板が登場、江戸の人々の人気を博しました。
この江戸庶民文化が創り出した工芸品 押絵羽子板は歌舞伎の発展とともに発達し、今も東京
江戸博物館近くの《むさしや豊山》で、その伝統的な技法が今日も受け継がれています。
           
両国ぶらり散歩目次へ

2017.12.18 東京都 12期 竹内
撮影:2017年11月2日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 165】 名所旧跡
カフェ映水庵
隅田川の支流にある竪川を眺めながらゆったりといただく挽きたてのコーヒーとチーズケーキ
は格別です。ここは堅川に面したカフェ「Cafe de 映水庵」です。
コンクリ打ち放しと木の素材とがとてもモダンな感じの店で、自家製チーズケーキはとても美味
しく、チーズの酸味と甘みが良い具合に合わさってしっとりしています。
       
両国ぶらり散歩目次へ

2017.11.15 東京都 12期 竹内
撮影:2017年10月26日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 164】 相撲部屋シリーズJ
九重部屋
九重部屋は、高砂一門の相撲部屋です。1930年(昭和5)引退して井筒部屋の部屋付き親方と
なっていた年寄・8代九重(元大関・豊國)が、1931年に井筒部屋から分家独立して九重部屋を
創設しました。九重部屋では、三段目に昇進すると四股名に「千代」の字が付けられます。
14代九重親方は、千代大海を大関にまで育てました。現在の15代目九重親方は、その千代
大海です。
             
両国ぶらり散歩目次へ

2017.11.06 東京都 12期 竹内
撮影:2017年10月2日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 163】 名所旧跡
袋物博物館
袋物とは、紙入れ(財布)や手提げ(巾着)など、袋状の入れ物の総称です。JR両国駅の南西、
徒歩10分。創業100年を迎える革小物製品の専門店の「東屋」。館内では江戸時代から現
代までの袋物の始まりと言われる煙草入れ、小銭入れ、札入れ、手動ミシンなどの製作機械、
写真パネルなど約50点が展示されています。
牛・豚・トカゲ・ワニと皮革製品に利用される素材に触れ、その肌触りを体感できるコーナーも
あり、袋物作りの一端を見ることが出来ます。
観賞し終わると革の詩織をプレゼントしてくれました。
     
        江戸時代の手提げ袋 相良(さがら)縫いという立体的な刺繍が施されています。
     
       江戸時代の粋な贅沢仕様の煙草草入れ、手動ミシンは現在の半分位の小サイズです。
両国ぶらり散歩目次へ

2017.10.13 東京都 12期 竹内
撮影:2017年9月20日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 162】両国銘菓 A
言問団子
墨田区向島にある銘菓老舗の《言問団子》。店の場所が両国ではないので残念ながらご紹介
出来ないものと思っていました。しかし、ふと気が付けば両国 江戸東京博物館内にある物産
コーナーや両国駅西口江戸のれん街でも販売していました。開館早めか、平日を狙わないと
あっという間に売り切れてしまいます。
       
隅田川に架かる桜橋の向島側の橋詰にある和菓子店の店名《言問団子》。創業は江戸時代末
期です。隅田川畔は桜の名所とも知られ、在原業平朝巨が東国を旅した時に読んだ和歌『名に
し負はばいざ言問はん都鳥我が思ふ人はありやなしやと』から言問団子と名付けた団子です。
団子は小豆餡と白餡、味噌味の餡の3つの味が楽しめる趣深い菓子で、あっさりとした甘味と
串にささないというお団子の原点を守り、創業以来の味だそうです。幸田露伴、野口雨情、竹久
夢二など多くの文人墨客にも愛された和菓子でもあります。
両国ぶらり散歩目次へ

2017.10.04 東京都 12期 竹内
撮影:2017年9月20日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 161】 名所旧跡
ゆきだるま 両国部屋
元幕内力士 若牧がオーナーのジンギスカン料理店「ゆきだるま 両国部屋」。
旨味が詰まったレアな国内羊肉輸入量がたった1%の超貴重なアイスランドシープを使用して
います。無農薬・無殺虫剤の飼料で育った安全な羊肉です。肉は、臭みがなくジューシーで柔
らかい肉質がとても美味しいく、ラム肉はどうも苦手という方にもお勧めできます。安くて量が
あり、おいしいと評判です。肉は、キリッと辛口のタレやハーブ塩で食べます。他にラムのタン
は食感が抜群で牛タンとは違う深い味でこれもお勧めです。シメには野菜とお肉のエキスがた
っぷりのつけめんが最高
 
両国ぶらり散歩目次へ

2017.09.08 東京都 12期 竹内
撮影:2017年9月6日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 160】 回向院 G
猫の恩返し(猫塚)
回向院は、今からおよそ350年前の1657年に開かれた浄土宗の寺院です。江戸時代「振袖火
事」の名で知られる明暦の大火があり、市街の6割以上が焼土と化し、10万人以上の尊い人命
が奪われました。将軍家綱がこの時の無縁仏を葬るために建てた寺院が回向院です。
また1768(明和5)年、大相撲が境内で初めて行われたことでも知られています。

この墓地にある猫塚ですが実在した猫の墓として文化財の一つになっています。江戸時代に猫
をたいへん可愛がっていた魚屋が、病気で商売が出来なくなり、生活が困窮してしまいます。す
るとどこからともなく猫が二両のお金を咥えてれきて、魚屋を助けます。ある日、猫は姿を消して
戻って来ません。ある商家で、二両咥えて逃げようとする所を見つかり、奉公人に殴り殺された
のです。それを知った魚屋は、商家の主人にそれを話したところ、主人も猫の恩に感銘を受け、
魚屋と共にその遺体を回向院に葬りました。
               
両国ぶらり散歩目次へ

2017.08.18 東京都 12期 竹内
撮影:2017年7月11日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 159】 名所旧跡
鏡師 中島伊勢住居跡
中島伊勢は、幕府御用達の鏡師です。中島伊勢の住居は、吉良上野介の屋敷跡地にあります
が、赤穂浪士事件の後、町人に払い下げられ、本所松坂町となったこの地にありました。
宝暦13(1763)年に後に葛飾北斎となる時太郎を養子にしました。北斎の出生には不明な点が
多く、はっきりとしたことは判りません。中島家はこの養子縁組を破綻にし、実子に家督を譲りま
すが、北斎はその後も中島姓を名乗っていることから、中島伊勢の妾腹の子だったという説もあ
ります。飯島虚心の『葛飾北斎伝』によると、北斎の母親は赤穂浪士事件に登場する吉良方の
剣客 小林平八郎の娘で、鏡師中島伊勢に嫁いでいるとしています。
さて、和鏡は青銅の表面に水銀とすずの合金をメッキして反射面を作っていました 。使っている
うちに曇ってきますので、メッキをし直す「鏡研ぎ」に研ぎ直ししてもらっていました。
       
両国ぶらり散歩目次へ

2017.07.24 東京都 12期 竹内
撮影:2017年6月14日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 158】 名所旧跡
懐かしいカレーライス《キッチン南海》
明治時代イギリス海軍から軍港横須賀の日本海軍に取り入れられ栄養価の高い軍隊食となっ
た海軍カレー」。そしてそこを退役した人たちが故郷に伝え、日本中に広まったのがカレーライ
スです。以来、カレーライスは高級食から一般家庭の味として革命的に広まりました。カレーラ
イスのヴァリェーションはいろいろありますが、一番有名なのがカツカレーです。カツカレーの元
祖は東京銀座の洋食《スイス》で、当時常連だった巨人軍の名選手 千葉茂さんが昭和23(1948)
年に『カツレツとカレーを一緒に出してくれ』と頼んだのが「カツレツカレー」となり、これが「カツカ
レーの始まり」となったそうです。
さて、両国駅西口から徒歩2分にある《キッチン南海》。食レポの雑誌でおいしい店として紹介さ
れていました。狭い店内ですが昼頃はいつも満席となっています。ここでの一番人気は「カツカ
レー」。ここのカレーは、おしゃれではありませんが昔懐かしい黒っぽい濃い目のカレーです。し
かもそのボリュームは、並盛りでもでかい カツは注文毎に揚げていて熱々、キャベツもたっ
ぷり、普通の2倍は有ります。辛さはそれほど無いのですが美味い 昔のサービス精神が残
る印象的なお店でした。
         
両国ぶらり散歩目次へ

2017.07.04 東京都 12期 竹内
撮影:2017年1月16日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 157】相撲部屋シリーズI
宮城野部屋
              
7代続いた後途絶えていましたが、1958年(昭和33)引退した高嶋部屋所属の第43代横綱・吉葉山
が、一代年寄・吉葉山を襲名して吉葉山道場を創設し、その後1960年(昭和35)に年寄・宮城野に
名跡変更して部屋名称も宮城野部屋に改めました。第69代横綱・白鵬などを育てた立浪一門の相
撲部屋です。
両国ぶらり散歩目次へ

2017.06.06 東京都 12期 竹内
撮影:2016年7月1日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 156】 本所七不思議 C
第4話 狸囃子
本所七不思議は、本所に江戸時代頃から伝承される奇談・怪談です。古くから落語などのネタとし
て庶民に親しまれてきました。本所とは、隅田川東岸側の両国方面を言います。現在も墨田区に
町名が残っていますが、江戸時代の本所は現在の本所よりも広い範囲を指していたようです。
この話の基本は、七不思議ですが伝承によって登場する物語が一部異なっていて、面白おかしい
話、怖い話など7種類以上のエピソードが存在しています。
      =============================================
【本所七不思議】 第四話 狸囃子(たぬきばやし)
江戸時代の本所では深夜になると何処からともなく囃子の音が聞こえてくることがあります。そ
れが何処から聞こえてくるのかと思って音の方向へ散策に出ても、音は逃げるように遠ざかって
いき、音の主は絶対に解かりません。そして音を追っているうちに夜が明けると、見たこともない
場所にいることに気付きます。
                           
両国ぶらり散歩目次へ

2017.05.12 東京都 12期 竹内
撮影:2017年4月25日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 155】 名所旧跡
両国上空の制空権
寒くなると両国界隈の上空を優雅に白い大きな鳥が「ミャー」というかん高い声で鳴きながら飛ぶ
ようになります。これはユリカモメです。カモメが上空を飛ぶ時期には一匹のカラスもこの地域か
らいなくなります。カモメは縄張り意識が強く、カラスは大きなカモメを警戒して錦糸町方面に退避
してしまうからです。おかげで両国上空からうるさいカラスが全くいなくなります。しかし、渡り鳥の
カモメが春夏に繁殖のため日本を離れると、再びカラスが制空権を奪回するのです。この制空権
闘争が毎年繰り返されています。
                          
                        両国上空を優雅に飛ぶカモメ

《名にしをはば いざ言問はむ都鳥 わが思ふ人はありやなしやと》 と在原業平の隅田川に見た
都鳥の歌を思い出します。現在、この都鳥はユリカモメと推定されています。
全長は約40cm。翼開張は約93cm。足とくちばしは赤色。冬羽は頭部が白く、目の後ろに黒い斑
点があるのが特徴の鳥で、夏には頭部が黒褐色になります。冬鳥として主に4月と10〜11月に
渡来します。
    
両国ぶらり散歩目次へ

2017.04.26 東京都 12期 竹内
撮影:2017年4月5日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 154】両国銘菓 @
長命寺桜もち
墨田区向島にある銘菓老舗の《長命寺桜》。店の場所が両国ではないので残念ながらご紹介
出来ないものと思っていました。しかし、ふと気が付けば両国 江戸東京博物館内にある物産
コーナーや両国駅西口江戸のれん街でも販売していました。開館早めか、平日を狙わないとあ
っという間に売り切れてしまいます。
               
江戸の味を今に伝え、北斎、広重も愛したと言われているのが300年以上の《長命寺桜もち》。
この桜もちは、1717(享保2)年の、大岡越前守忠相が町奉行になった年に土手の桜の葉を
樽の中に塩漬けにして試みに桜もちを考案し、向島の名跡・長命寺の門前で売り始めました。
その頃から桜の名所だった隅田堤は花見時には多くの人々が集い、桜もちが大いに喜ばれた
そうです。
300年以上前の江戸時代から変わらず、豆と粉と砂糖だけで作っているそうです。小麦粉で作
った薄い生地でこし餡を挟み、塩漬けした桜の葉3枚くるんでいます。桜の葉の塩漬けはかなり
けっこう塩辛いのですが、桜の香りを楽しみながら葉を剥がさずそのまま食べるのが通です。甘
さ控え目のこし餡と素朴な生地に桜の香りがついて、品のあるとても美味しい桜餅です。
両国ぶらり散歩目次へ

2017.04.13 東京都 12期 竹内
撮影:2017年2月9日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 153】名所旧跡
水泳帽のフットマーク
         
フットマークは、両国駅から10分位の墨田区緑に本社を置く縫製会社で、日本で最初に学童用
水泳帽を手がけた会社です。小学校の水泳の時間に被った水泳帽はほとんどがこの会社の製
品でした。会社の中ある博物館では、水泳帽子・水着・介護用品などの歴史を見ることが出来ま
す。1946年にゴム布製品の製造卸会社として創業し、赤ちゃんのおむつカバーを製造していま
した。45年前にオムツカバーからヒントを得て、水泳帽を開発したそうです。ちょうど小学校・中学
校の体育の授業に水泳が導入される時期であった為、水泳帽を色別に分けし、各色のマジック
テープを貼ることによって各人を泳力別に分けることができる点が教師からの支持を集めたそう
です。
両国ぶらり散歩目次へ

2017.03.23 東京都 12期 竹内
撮影:2017年1月16日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 152】相撲部屋シリーズH
春日野部屋
       
春日野部屋は、1925年(大正14) 第27代横綱 栃木山が出羽海部屋から分家独立し、創立しまし
た。春日野部屋の力士には、開祖の栃木山に因んで四股名に「栃」の字が付けられた力士が多
い。8代春日野は横綱・栃錦などの関取を育て上げました。9代春日野は横綱・栃ノ海や大関・栃
光、関脇・栃東、関脇・栃赤城、関脇・栃乃和歌などといった多くの関取を育て上げ、10代春日野
を襲名して春日野部屋を継承した。10代春日野は関脇・栃乃洋や小結・栃乃花などといった関取
を育て上げました。現在の師匠は11代・春日野清隆(元関脇・栃乃和歌)で、栃煌山や栃ノ心、栃
乃若などといった関取を育てています。春日野部屋は幕内力士3名、幕下7名、三段目以下10
名、その他行司、呼出、床山など大所帯です。
両国ぶらり散歩目次へ

2017.03.21 東京都 12期 竹内
撮影:2017年3月8日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 151】 名所旧跡
シェイクツリー(Shake Tree)
両国駅と錦糸町の中間位にあるアメリカンな話題のハンバーガー屋さんの《シェイクツリー》。連
日たくさんのお客様が訪れています。一口食べれば一般ハンバーガーとの違いがすぐにわかり
ます。
             
変わり種は、炭水化物のないハンバーガーとして売り出しているパンが無く、パンの代わりに肉
で挟み込むワイルドなハンバーガーが《ワイルド・アウト・バーガー》です。
ステーキに使う肉を大きめにカットした肉を主として、ひき肉を合わせ、強火の鉄板で一気焼きま
す。肉の上にオニオン、トマト、チーズを乗せ、さらにもう一枚の肉で挟む。見た目もワイルドで肉
好きにはたまりません。食べると肉汁がたっぷりです。レタスで肉を挟んだパンのない《バーガー
・インア・ボウル》も人気商品だそうです。
両国ぶらり散歩目次へ

2017.02.16 東京都 12期 竹内
撮影:2017年2月8日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 150】 回向院 F
岩瀬京伝・岩瀬京山墓 (都指定旧跡)
岩瀬京伝は浮世絵を北尾重政に学び、北尾政演の名で指し絵を描いていましたが、後に山東京
伝と号し戯作者となりました。18歳で黄表紙(草双紙の一種で、表紙が萌黄色の大衆的な絵画
文芸)の『開帳利益札遊合』を発表し、22歳の時に『御存商売物』を著して文壇に認められ、黄表
紙『江戸生艶気樺焼』、洒落本『通信総籬』などに本領を発揮しました。『通信総籬』は、京伝のと
いうよりも洒落本の代表作とみるべき作品と言われています。寛政3年(1791)に『娼妓絹麗』、『仕
懸文庫』、『青楼昼之世界綿之裏』の3部作を発表しますが、寛政の改革の一環として絶版を余
儀なくされたため、その後は読本、晩年には主として合巻本を綴りました。文化13年(1816)に56
歳でその生涯を終え、回向院に葬られました。
岩瀬京山は京伝の弟で、同じく戯作者です。墓石の銘文は自選自書です。名を百樹といい、字を
鉄梅と言いました。兄の京伝の業を継ぎ、やがて剃髪して涼仙と号しています。
                       
                 都指定旧跡の岩瀬京伝墓と岩瀬京山墓
両国ぶらり散歩目次へ

2017.01.25 東京都 12期 竹内
撮影:2017年1月16日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 149】相撲部屋シリーズG
出羽海部屋
出羽海部屋は、出羽海など現存する部屋では最多の9人の横綱を育てたほか、3人が協会理事
長を務めるなど相撲界随一の名門とされています。また、11の相撲部屋からなる出羽海一門の
本家です。初代出羽ノ海は寛政の前頭筆頭・出羽海運右エ門でした。現在の師匠は11代目です。
現在、幕内 御嶽海を筆頭に15名の力士が所属しています。
        
両国ぶらり散歩目次へ

2017.01.10 東京都 12期 竹内
撮影:2016年12月21日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 148】 名所旧跡
江島杉山神社
1693年(元禄6)杉山流鍼術の始祖、杉山検校が徳川綱吉に土地を与えられたのを機に、江の島
弁財天を勧請して神社を創建したと伝えられています。
1952年(昭和27)に社殿が再建され,その際に杉山検校も合祀して江島杉山神社と改称しました。
境内には江の島の弁天洞窟を模した洞窟があり、その奥に弁財天が祭られています。
杉山検校は若い頃失明し、家が貧しかったので一念発起、江ノ島の岩窟で断食祈願し、満願の前
夜、夢に弁財天により鍼術を感応、杉山流の鍼術を創始しました。京都で入江豊明に師事し、江戸
に戻って開業すると、鍼の名人として評判を呼び、1682年(天明2)には、世界で初めての視覚障
害者教育施設「杉山流鍼治導引稽古所」を糀町に開きました。さらに五代将軍徳川綱吉の持病を
治療したことから信任を得、幕府に召し抱えられて屋敷を拝領し、さらに盲人の全国組織である当
道座の総検校に任じられています。
          
両国ぶらり散歩目次へ

2016.12.09 東京都 12期 竹内
撮影:2016年11月25日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 147】 名所旧跡
両国江戸NOREN
≪粋な江戸の食文化を楽しむ≫をコンセプトに12店が両国駅の西口国技館側に集まりました。
その名を[両国江戸NOREN]として2016年11月25日にオープンしました。
一階には、寿司、日本酒利き酒、もんじゃ焼き、海鮮料理、ちゃんこ鍋、甘味処、日本そば、深川
めし、天婦羅、軍鶏鍋など、二階には築地海鮮食堂と都内の評判店が集まりました。
エリア中央には本物と同じ土俵や火の見櫓が作られています。初日から大盛況の賑わいで、犬
の駅長さんやハッケヨイ・セキトリくんもお出迎えしていました。両国駅にお越しの際は、是非お立
ちより下さい。
         
両国ぶらり散歩目次へ

2016.11.25 東京都 12期 竹内
撮影:2016年11月22日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 146】 名所旧跡
すみだ北斎美術館開館
既存の画にとらわれない自由な発想で描いた江戸末期浮世絵師の巨匠 葛飾北斎。北斎は日本
の画ばかりでなく、世界の偉大な芸術家として広く注目されています。この北斎が生まれ幼少期を
過ごした場所に、70年にわたって描き続けられた作品を記念展示する≪すみだ北斎美術館≫が
2016年11月22日に開館しました。
北斎の生涯に沿った人物像、多彩な作品、すみだとの関わり等を見ることが出来ます。この美術
館は、都営地下鉄大江戸線両国駅の東側約400mの場所にある緑町公園内にあります。ここは、
かつて弘前藩津軽家の大名屋敷があり、藩主からの依頼で、北斎が屏風に馬の絵を描いたとい
うエピソードが残されています。
初日は長蛇の列でその人気度が伺えました。両国駅周辺では11月末完成の粋な江戸の食が堪
能できる≪両国 江戸NOREN≫、や来年完成予定の≪両国刀剣美術館≫などが作られています。
両国はこれからさらに変貌して行きます。
     
両国ぶらり散歩目次へ

2016.11.07 東京都 12期 竹内
撮影:2016年9月6日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 145】 名所旧跡
両国広小路由来の碑
両国という地名は墨田区側ではなく、もともと両国橋よりの中央区側でした。両国橋の中央区側は
今では東日本橋という地名となり、両国の名前は唯一両国郵便局だけです。
かつて江戸で最大の盛り場だった両国広小路。もともとは、1657年の明暦の大火で江戸の市街の
大半を焼失、10万余の死者を出しました。以降、対岸への避難のため両国橋が架けられ、橋に
沿う一帯が火除け地とされ、両橋詰が広小路として整備されたものです。特に、西詰の広小路(現
在の両国)は、いつしか見世物小屋、茶店などがひしめきあう、江戸一番の繁華街となりました。
現在、両国橋東日本橋側には中央区日本橋両国会によって建てられた碑があります。
         
両国ぶらり散歩目次へ

2016.10.06 東京都 12期 竹内
撮影:2016年9月6日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 144】 名所旧跡
甘味処 北斎茶房
北斎通りは葛飾北斎生誕の地にある江戸東京博物館の前通りです。この錦糸町寄りにある古民
家風《北斎茶房》。長屋の倉庫だった建物を改装したという天井の高い店内で趣があります。
今両国で一番人気の甘味処で、開店して15分たたずに満席状態になります。
大納言あんみつ、ぜんざい、わらび餅、アイス最中大納言、抹茶バフェ、白玉パフェ、本葛きり、栗
どら焼、豆大福、素焼大福、お雑煮 等々、季節によっても変わります。白玉は注文をもらってから
一つ一つ白玉粉から作り、何度来ても食べたくなります。夏は特製かき氷が評判で料理誌にも必
ず掲載されています。
          
両国ぶらり散歩目次へ

2016.09.06 東京都 12期 竹内
撮影:2016年7月1日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 143】 名所旧跡
歌舞伎劇場本所寿座
両国駅から徒歩8分程度、墨田区緑2丁目に、芥川龍之介の『追憶』や『本所両国』にも登場する
歌舞伎劇場本所寿座がありました。
本所寿座は、明治25年廃絶しましたが廃絶を惜しむ声に支えられ、明治31年、この地に座名を
引き継ぎ歌舞伎小芝居劇場として開座しました。幾多の名優の芸の修行場や庶民の楽しみの場
となっていましたが、昭和20年の東京空襲で焼失し、その幕を閉じました。
三島由紀夫が最も歌舞伎を一生懸命に見たとされる昭和20年前後には、歌舞伎座だけでなく
本所の寿劇場・渋谷劇場などの小芝居にまで通っていたそうです。
                          
両国ぶらり散歩目次へ

2016.08.26 東京都 12期 竹内
撮影:2016年8月4日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 142】相撲部屋シリーズF
時津風部屋
時津風部屋は、立浪部屋に所属する横綱・双葉山は独立して《双葉山相撲道場》を設立しました。
部屋の入口には青銅製のりっぱな看板が掛かっています。
双葉山は1945年11月場所限りで現役引退して年寄・時津風を襲名し、同時に双葉山相撲道場を
時津風部屋と改称。その後、粂川部屋から譲り受けた鏡里が横綱に、現役時代からの弟子である
大内山が大関へ昇進すると共に、12代時津風は北葉山と豊山という2大関を育て上げました。
現在、東前頭の正代や豊ノ島を始め13名の力士がいます。
          
両国ぶらり散歩目次へ

2016.08.02 東京都 12期 竹内
撮影:2016年7月1日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 141】 本所七不思議 B
第3話 足洗い屋敷
本所七不思議は、本所に江戸時代頃から伝承される奇談・怪談です。古くから落語などのネタとし
て庶民に親しまれてきました。本所とは、隅田川東岸側の両国方面を言います。現在も墨田区に
町名が残っていますが、江戸時代の本所は現在の本所よりも広い範囲を指していたようです。
この話の基本は、七不思議ですが伝承によって登場する物語が一部異なっていて、面白おかしい
話、怖い話など7種類以上のエピソードが存在しています。
      =============================================
【本所七不思議】 第三話 足洗い屋敷
江戸時代の本所三笠町(現・墨田区亀沢)に所在した味野岌之助という旗本の上屋敷でのこと。屋
敷では毎晩、天井裏からもの凄い音がした挙げ句、「足を洗え」という声が響き、同時に天井をバ
リバリと突き破って剛毛に覆われた巨大な足が降りてきます。家人が言われたとおりに洗ってやる
天と井裏に消えて行きますが、それが毎晩繰り返され、洗わないでいると足の主は怒って家中の
天井を踏み抜いて暴れます。
                            
両国ぶらり散歩目次へ

2016.07.06 東京都 12期 竹内
撮影:2016年7月1日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 140】 名所旧跡
伊藤宗印屋敷跡
明治12年(1879)に11世 将棋名人を襲名した八代伊藤宗印の屋敷跡です。
将棋で名人とは、将棋指しの家元の第一人者が名乗った称号です。江戸時代には、大橋家本家、
大橋家分家、伊藤家の三家が持ち回りで世襲していました。
伊藤宗印はこの両国の屋敷で棋士の育成をしていました。後の名人 関根金次郎もこの屋敷で腕
を磨きました。さらにその関根に弟子入りしたのが、本所生まれの名人 木村義雄でした。木村は
この屋敷でめきめきと頭角を現し、現在の将棋の隆盛を築き上げました。
     
両国ぶらり散歩目次へ

2016.06.08 東京都 12期 竹内
撮影:2016年3月15日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 139】 名所旧跡
モンゴル料理
両国駅より徒歩3分のモンゴル料理『ウランバートル』は、都内髄一の本格モンゴル国式モンゴル
料理店です。伝統的な遊牧の生活だったモンゴル料理は伝統的に、「赤い食べ物」と呼ばれる羊
肉料理と「白い食べ物」と呼ばれる乳製品に大別されます。

首都ウランバートルのレストランそのままのリラックスできる店内で、美味しい本格モンゴル料理が
楽しめます。モンゴル出身の元力士 白馬のお母さんが開いたお店で、モンゴル国産の最高品質
の食材を使用し、臭み全くない羊肉が特においしいです。モンゴル岩塩や美容と健康の果物チャ
チャルガンは、モンゴル国大使館も推奨する逸品です。モンゴル出身の力士達も時々来店して母
国の味を楽しんでいるそうです。
                   
             グリヤーシュ(モンゴル国式ビーフシチュー)とチャンスン・マフ(塩ゆで骨付羊肉)
両国ぶらり散歩目次へ

2016.05.20 東京都 12期 竹内
撮影:2016年5月5日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 138】 名所旧跡
相撲部屋 朝稽古
相撲部屋の朝稽古は、一般公開していない部屋も多いようです。今回は、相撲関係者の紹介で時
津風部屋に行って来ました。朝稽古の始まる時間は部屋によって異なりますが、三段目以下では
7時頃から始まり、幕下・幕内の順に8時〜9時には稽古場にやって来ます。

稽古は、まず四股・鉄砲・股割り・すり足等の基本運動から始まり、土俵上でぶつかり稽古を行いま
す。土俵には2人しか上がれないのでそれ以外の力士は土俵を囲んで稽古を見ています。他人の
稽古を見て分析することも稽古で、これを見取稽古と言います。
3日後に五月場所を控えています。場所前日の土曜は休養となりますので、最終1日前の稽古で
す。力士達は熱の入った稽古をしています。力士達がぶつかりあう姿、ぶつかり音、荒い息使い、
どれをとっても迫力満点です 力がつきても相手に何度も立ち向かうその姿には感動してしまい
ます。
偶然2人の横綱 鶴竜関(井筒部屋)と日馬富士関(伊勢ヶ濱部屋)が出稽古に来ていました。さすが
横綱です。そのスピード、迫力、技は、他の力士を圧倒するものがあります。出稽古の際、事前連
絡なしに突然他部屋を訪問するのが慣習だそうで、訪問を受けた力士達は横綱の姿を見たとたん、
超緊張して稽古する事になります。
   
 左写真:土俵上に鶴竜、右奥に日馬富士のめずらしいシーン
両国ぶらり散歩目次へ

2016.04.06 東京都 12期 竹内
撮影:2016年3月12日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 137】 名所旧跡
アルプスの少女ハイジ
両国駅西口近くで見つけた『アルプスの少女ハイジ』のオフィシルショップ《ハイジクラブ》。
最近は家庭教師のCMで見かける『アルプスの少女ハイジ』。なんで両国に・・・と思いつつ、昔テレ
ビで見た美しい画を思い出して入って見ました。
店内はハイジのぬいぐるみ、文具、食器などキャラクターグッツがいっぱいのアニメの世界でした。
『アルプスの少女ハイジ』は日本テレビで1979年に放映されていたアニメです。厳しくも優しいアル
プスの大自然の中で、共に暮らすおじいさんの "アルムおんじ"、ヤギ飼いの "ペーター"、友達の 
"クララ"などと共に、健やかに育っていく "少女ハイジ" の物語でした。山梨県北杜市には、ハイジ
テーマパーク「ハイジの村」があるそうです。
     
両国ぶらり散歩目次へ

2016.03.18 東京都 12期 竹内
撮影:2016年2月16日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 136】 相撲部屋シリーズE
井筒部屋
井筒部屋は、1884年(明治17)に引退した5代 井筒の幕内・井筒菊治郎が興しました。
1960年代には、関脇・鶴ヶ嶺や幕内・逆鉾、太刀風などの関取を育て上げ、1970年代には、高
砂一門の九重部屋に所属する横綱・北の富士の手に渡り、北の富士は1974年7月限りで引退し
て12代 井筒を襲名し、同時に九重部屋から分家独立する形で井筒部屋を創設しました。
13代 井筒は大関・霧島を始めとして、実子である関脇・逆鉾や寺尾など数多くの関取を育て上げ
ました。1994年には、春日山(元関脇・逆鉾)が14代 井筒を襲名して井筒部屋を継承しました。モ
ンゴル出身の鶴竜が2012年に横綱へ昇進しています。
     
両国ぶらり散歩目次へ

2016.03.04 東京都 12期 竹内
撮影:2016年2月16日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 135】 名所旧跡
スカイツリー天丼
両国駅からはちょっと歩きますが、下町で60年以上続いている蕎麦屋『竹やぶ 寿々喜屋』です。
五穀を練り込んだ蕎麦が人気だそうですが、今回はその名も《スカイツリー天丼》を注文。スカイツ
リーが東京タワーの高さを超えたことを記念して作られたメニューだとか。
運ばれて来た天丼の迫力がすごい どうやって食べたらいいのか悩みます。中心にはアナゴ天
が1本、その回りにはエビ3本の天ぷらタワーがあり、これは上品に食べるより、ゴジラがタワーを
破壊するかのようにガッツリ食べないと困難ですね。
      
両国ぶらり散歩目次へ

2016.02.26 東京都 12期 竹内
撮影:2016年1月28日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 134】 相撲部屋シリーズD
片男波部屋
1961年(昭和36)引退した二所ノ関部屋(大関・佐賀ノ花)所属の元関脇・玉乃海は、年寄・片男波
を襲名して同年5月に二所ノ関部屋から分家独立して片男波部屋を創設しました。その後、1981
年(昭和56)引退した玉ノ冨士が13代 片男波を襲名して片男波部屋を継承しました。片男波は、関
脇・玉春日、関脇・玉乃島などの関取を育て、中堅部屋として存在感を出しています。
現在は、15代 楯山(元関脇・玉春日)が14代 片男波を襲名して片男波部屋の師匠に就任し、13
代 片男波は16代 楯山を襲名して片男波部屋の部屋付き親方となっていて、幕内の玉鷲、幕下の
玉飛鳥、玉金剛など6名が在籍しています。
              
両国ぶらり散歩目次へ

2016.02.04 東京都 12期 竹内
撮影:2015年12月2日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 133】 名所旧跡
二之橋
両国から森下に向かう途中にある堅川は、江戸城に向かって縦(東西)に流れる人口河川です。万
年2年(1659)、竪川が開削されると5つの橋が架けられ、隅田川に近い方から一之橋から五之橋
と名付けられました。二之橋は、その二つ目の橋で、長さ十間(18m)、幅三間(5.4m)程ありました。
池波正太郎の『鬼平犯科帳』では、二之橋は『二ツ目橋』という名で数多く登場します。鬼平が事件
を解決するなかで、弥勒寺門前のお熊婆のいる茶屋『笹や』へ行くにも、大川から船で乗付けて軍
鶏なべ屋『五鉄』に立寄るにも、この橋は必ず登場し、欠かせない場所となっています。
現在の橋は、平成10年(1998)に架橋されたものです。
           
両国ぶらり散歩目次へ

2016.01.08 東京都 12期 竹内
撮影:2015年12月2日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 132】 名所旧跡
鰻とすっぽん鍋
最近特に鰻は庶民の口に入りにくくなって来ました。さて、『明神下 神田川本店』は1805(文化2)
年の創業ですが、この『明神下 神田川支店』は、1918(大正7)年創業の鰻とすっぽん鍋の店です。
江戸っ子の心意気あふれる雰囲気の店内は、個室座敷でゆったりと味わえます。

客の注文を受けてから、活きた鰻に包丁を入れ、本店から受け継いだ秘伝のたれで焼き上げます。
炭焼きならではの芳ばしい香りが食欲をそそり、たれは辛口で絶妙の味わいです。
栄養満点のすっぽん鍋も好評で、すっぽん吸い鍋は、ダシ汁で割り、あっさりと食べやすい味です。
美肌にも良いすっぽん鍋をご賞味下さい。
        
両国ぶらり散歩目次へ

2015.12.04 東京都 12期 竹内
撮影:2015年12月2日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 131】 回向院 E
明暦大火横死者等供養塔
(都指定有形文化財)
両国回向院にある1657(明暦3)年の江戸大火による焼死者・水死者を初め、入水者・牢死者・行
路病死者・処刑者その他の供豊のため造立された塔です。願主は回向院第2世住持信誉貞存で、
1675(延宝3)年頃建立されました。総高3mもある大きな供養塔で都指定有形文化財となっていま
す。
「火事と喧嘩は江戸の華」と言われるように、江戸では火事が多く発生しました。江戸の人ロの半数
を占める町人は、限られた町地にひしめいて住み、家屋も耐火など全く考慮されていなかった為、
一度火事が起こると大きな被害が生じました。この明暦の大火は、正月の18日から19日にかけて、
相次いで発生した3つの大火の総称で、現在の千代田・中央両区に当たる当時の江戸市街の大半
に被害が及び、死者は数万人に上ったという事です。
                 
両国ぶらり散歩目次へ

2015.11.20 東京都 12期 竹内
撮影:2015年11月20日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 130】 相撲部屋シリーズC
八角部屋
八角部屋は江戸東京博物館近くにある相撲部屋です。入口がおしゃれで目立ちます。
1992年に引退した九重部屋(第58代横綱・千代の富士)の第61代横綱・北勝海が、年寄・北勝
海のち八角を襲名して九重部屋の部屋付き親方として後進の指導にあたっていましたが、1993
年(平成5)に4人の内弟子を連れて九重部屋から分家独立して部屋を創設しました。現在、隠岐の
海、大岩戸、大輝、朱雀などの力士28名と行司、床山などがいます。
               
両国ぶらり散歩目次へ

2015.11.05 東京都 12期 竹内
撮影:2015年10月
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 129】 名所旧跡
割烹かりや
寒くなれば鍋料理の季節です。鍋料理の王道はやはりふぐ鍋でしょうか。両国駅から徒歩5分、両
国橋の近くにある昭和22年創業の下関ふぐを主とした割烹料理店《かりや》。現在は3代目で創業
70年位の有名店です。
    
ふぐは下関から直送する最高級の天然とらふぐ、天然の内海ものを使用しています。また、とらふ
ぐとは一味違った美味しさを持つあかめふぐもお勧めです。
ふぐ料理の他にちゃんこ料理も評判。元力士だった初代が相撲部屋のちゃんこを料理店向きにア
レンジした正統派で味付けは醤油味のソップ炊き一筋です。
                
「ふぐ料理」は縁起ものの福として濁らず「ふく料理」とも呼ばれます。それにしても両国には何故か
ふぐ料理専門店が多いですね。比較的近い範囲に5軒位があり、専門店でなければもっと沢山あり
ます。かつて江戸で最大の盛り場だった両国広小路の名残りなのか、両国界隈の粋な旦那衆に好
まれたのか、両国⇒相撲⇒ちゃんこ鍋⇒鍋料理⇒ふぐ鍋料理 と言うように繋がるのでしょうか・・・。
両国ぶらり散歩 54】でご紹介した創業80年の《ひょうたん》も老舗ふぐ店の一つです。
両国ぶらり散歩目次へ

2015.10.13 東京都 12期 竹内
撮影:2015年
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 128】 本所七不思議 A
第2話 片葉の葦(かたはのあし)
【本所七不思議】 第ニ話 片葉の葦 (かたはのあし)
江戸時代の本所にお駒という美しい娘が住んでいましたが、近所に住む留蔵という男が恋心を抱
き幾度も迫ったものの、お駒は一向になびかず、遂に留蔵は、所要で外出したお駒を追ったのでし
た。留蔵は、隅田川からの入り堀にかかる駒止橋付近でお駒を襲い、片手片足を切り落とし殺した
挙げ句に堀に投げ込んでしまいました。それ以降、駒留橋付近の堀の周囲に生い茂る葦は、何故
か片方だけの葉しか付けなくなったのです。
旧両国橋のたもとにあった入り堀に架かっていた小さな石橋が駒留橋です。現在は駐車場となって
います。
                
両国ぶらり散歩目次へ

2015.09.03 東京都 12期 竹内
撮影:2015年7月5日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 127】 相撲部屋シリーズB
浅香山部屋
浅香山部屋は、伊勢ヶ濱一門に所属する相撲部屋です。2011年引退し、以降は友綱部屋の部屋
付き親方となっていた年寄・15代 浅香山(元大関・魁皇)が、2014年に内弟子2人を連れて友綱部
屋から分家独立して浅香山部屋を創設しました。
現在、親方と奥様、魁渡、魁盛王などの弟子4人、若者頭、呼出、床山の9人の小さな部屋ですが
活気に溢れた将来性のある部屋です。
             
両国ぶらり散歩目次へ

2015.08.03 東京都 12期 竹内
撮影:2015年7月1日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 126】 名所旧跡
両国すふれ
両国駅から徒歩10分程にある東京都内でも屈指のスイーツ店《マリーズ洋菓子店》。派手な宣伝
はしていないので、隠れた名店と言ってもいいのではないでしょうか。何を食べてもおいしいのです
が、最近人気なのは《両国すふれ》です。
直径5cm程の丸いチーズスフレは、フランス直送のクリームチーズを使用して、しっとりとしたチー
ズはふわりと軽やかに溶けます。甘さよりもチーズのコクがしっかりと味わえ、新鮮なバターそして
純生クリームが使われています。このスフレは土俵をイメージしたものだそうです。濃厚な味わいが
なんとも美味しいものです。
因みに、あの安倍総理もお気に入りの店だそうで、超多忙の中、突然買いに見える事もあるそうで
す。お気に入りは夏季限定のマンゴープリンとの事。
  
両国ぶらり散歩目次へ

2015.07.07 東京都 12期 竹内
撮影:2015年6月17日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 125】 名所旧跡
両国広小路 ぼうず志ゃも
1681〜1684年の創業以来、350年前の江戸時代天和年間から続く、両国橋のたもとにある軍鶏鍋
料亭『ぼうず志ゃも』。両国で育った芥川龍之介が昭和初期に書いた文章にも登場する店です。
独自の味噌や割り下を使い、吟味した鶏肉を二様に支度し、白滝、ねぎを加えた鍋はとてもおいし
いものです。
      
両国広小路は本来、両国橋をはさんだ隅田川の両岸の称で、現在の両国である旧下総国側(墨田
区側)を「東両国」や「向う両国」、旧来の武蔵国側(中央区側)を「西両国」と呼びました。西両国の
北に隣接する柳橋も含め、両国は江戸屈指の歓楽街として栄え、特に両国橋西詰の両国広小路は
見世物などの小屋が立ち並んで賑わいました。
両国ぶらり散歩目次へ

2015.06.19 東京都 12期 竹内
撮影:2015年
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 124】 本所七不思議 @
第1話 おいてけ堀
【本所七不思議】 第一話 おいてけ堀 (置行堀)
江戸時代の本所町外れに静かな堀がありました。魚が跳ねているのに誰も寄り付きません。
昼間魚釣りしても魚は一匹も釣れませんが、夕方から面白いように釣れます。ところがビクを魚で
いっぱいにして帰ろうとすると、「おいてけ〜おいてけ〜」と堀の底からあやしい声が聞こえてきま
す。釣り人は、「ぎゃ〜助けて〜」とビクも釣竿も放り出して命からがら逃げてしまうのです。
                         
両国江戸東京博物館のすぐ隣にある日本大学第一中学校・高等学校付近に『おいてけ堀』はありま
した。この話は、カッパのいたずらだとの伝承があります。
                 
両国ぶらり散歩目次へ

2015.05.19 東京都 12期 竹内
撮影:2015年3月24日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 123】 回向院 D
浮世絵師 鳥居清長
浮世絵師 鳥居清長:
両国回向院にある江戸時代の六大浮世絵師の一人、鳥居清長の墓です。宝暦2年(1752)〜文化
12(1815) 法名:長林英樹居士
鳥居清長は、鳥居派四代目当主。鳥居派の代表的な絵師でした。鈴木春信と喜多川歌麿にはさま
れた天明期を中心に活躍し、それらや後の写楽・北斎・広重と並び六大浮世絵師の一人とされてい
ます。特に堂々たる八頭身の美人画で、今日世界的に高く評価されています。
   
安永年間に110点程の細判役者絵を残して、安永7‐8年頃から次第に鳥居派風を脱し、当時流行し
ていた勝川春章らの似顔絵的な役者絵の影響を受けて紅摺絵から細判の錦絵に変わるが、役者
絵の制作は少ない。代わって中判の美人画と黄表紙挿絵の制作が増え、黄表紙は安永4年から描
き始め、天明2年まで120点余りの作に挿絵していて、この時期の作画の中心でした。 
両国ぶらり散歩目次へ

2015.04.07 東京都 12期 竹内
撮影:2015年3月25日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 122】 相撲部屋シリーズA
錦戸部屋
錦戸部屋の師匠は十代 錦戸(元関脇 水戸泉)です。高砂部屋に所属していた水戸泉が2000年
に引退し、2002年に高砂部屋から独立しました。
水戸泉は現役時代、大量の塩を撒くソルトシェーカーと呼ばれていました。1回の撒く塩の量はなん
と約600gでした。呼び出しさんは塩の補充におおわらわでした。錦戸部屋には、まだ関取はいませ
んが数々の個性派力士がおり、四股名に出身地を入れていることが特徴です。
                 
両国ぶらり散歩目次へ

2015.03.18 東京都 12期 竹内
撮影:2014年7月5日
撮影場所:東京都墨田区
【両国ぶらり散歩 121】 名所旧跡
弥勒寺橋跡
弥勒寺橋は六間堀から分かれる五間橋に架けられていた橋です。江戸前期には架橋されていま
した。弥勒寺橋という名称は、橋の北東に真言宗弥勒寺があった事に由来します。しかし、弥勒寺
は1689年(元禄2)に本所に移って行きました。元禄2年は松尾芭蕉と河合曾良が江戸深川から
奥の細道の旅に出た年です。また、赤穂浪士討ち入りの13年も前の事です。
五間堀は、1936年(昭和11)と1955年(昭和30)の2度の埋め立てでなくなり、その後、橋も廃橋
となりました。
               

両国ぶらり散歩目次へ
OB・OGの部屋目次へ
表紙へ戻る 
全頁閲覧はここ 


トップへ
トップへ
戻る
戻る
直前のページへ
直前のページへ