2025年10月 学習内容
2025年10月5日、新潟シルバーバーチ読書会を神の愛の下で開催させていただきました。
私たちの周りには驚くほどの沢山の自然美が広がっていますが、シルバーバーチはそれらを神の現れとして見るよう、繰り返し述べています。
それは、日々目にしている世界のすべてが神の造形物で出来ているからですが、その極微の粒子から巨大な天体に至るまでのすべてが、人間の想像を超えた、広大で複雑な、それでいてありとあらゆる相との繋がりまでをも考慮された神の摂理(法則)によって支配されています。
そして、その無数の摂理が全体の調和を維持しながら、進化という目的に向かって働いているのです。
このことは、土中の菌類がネットワークを張り巡らせ、周りの生命体や森全体のために存在しているのと同じように、私たちもまた神の愛のネットワークで繋がり、一人一人が全人類・全大宇宙のために存在していることを意味しています。
今回は神と創造について学びましたが、神の摂理が全大宇宙におけるあらゆる存在物を支配し、合目的性をもって働いていることを、誰もが知る物理法則を通して理解を深めました。
霊訓に入る前の学び
●プリント「神と創造について」
既存の宗教では摂理(法則)の存在がほとんど認識されていませんが、摂理とは神のご意志であり、スピリチュアリズムの神観の神髄です。
現在、物理法則は100以上発見されており、その中の基本的法則である「エネルギー保存の法則」や「エントロピー増大の法則」が示す当たり前の事象の中にも、神の法則が機械的に働いています。
また万物は一つの法則によって支配されているのではなく、無数の法則が全体の秩序と調和を維持するような方向に作動し、合目的性を持って働いています。その結果、宇宙の万物はより大きな宇宙全体のために存在するようになるのです。
《摂理(法則)とは何?》
・神の定めた法律。人間社会の法律とは違い、永遠性・不変性がある。
・人間社会の法律は不完全ですべての状況に対応できない。そのため改正がつきもの。
《摂理の特徴とは何?》
・一点の狂いもなく機械的に支配すること。
・摂理全体が「神の英知」によって支配されていること。
《次元の異なる3つの摂理とは何?》
①霊的法則・・・霊的世界を支配
②生命法則・・・生命界を支配
③物理法則・・・宇宙という物質世界を支配
※物質世界(宇宙)を支配する摂理は、神が137億年前に宇宙を創造して以来、現在まで働き続けています。いったん決められた神の摂理は、未来永劫、宇宙を支配し続けます。
科学は、その137億年前に造られた法則を少しずつ掘り出し、新しい法則を発見して、時にノーベル賞候補になったりしますが(今年も10月より受賞者が発表されていますが)、全ては神が遥か以前に準備していたものです。
『霊性進化の道しるべ』 からの学び
●「第5章 あなたが大霊なのです」 P110 BL3 ~P116 BL4
■真理の広がり方とは?
一瞬の閃光のもとで人々をスピリチュアリズムに改心させることはできません。もし幽界にイエスが降りたとしても同じです。
真理に目覚め、真理に沿って生きる人が増える、すなわち神の道具が増えて初めて、地上界に霊の光が浸透していくのです。道具となる人が一人増える毎に、物質主義・利己主義が霊中心主義・利他主義へと置き換わっていくことになります。
この過程は常にゆっくりと進みます。真理の受け入れは受容能力が関係しているからであり、霊性進化は永続性を必要とするからです。
■道具への呼びかけ
高級霊が地上で仕事を為すためには、霊界の意向に沿って働く地上人がどうしても必要です。霊界は使用に耐えられる人物の出現を待ち望んでいるのです。
“使用に耐えられる”とは、苦難を通して精神が鍛えられ、性格が強化され、考え方や価値観が霊的に置き換わっている者のことです。
また霊力は、用意された通路に合わせて(霊媒の適性に合わせて)形態を変えます。
それは関東シルバーバーチの会において、一人一人の適性に合わせた普及方法が展開していったことがその証拠です。
今後はさらに多くの人々を通して(より多くの形態を伴って)真理が広く普及されていくことになるでしょう。
参加者の感想
■法則(摂理)で一般的に知られているのは万有引力の法則ですが、神の法則(摂理)は他にも多々あり物質界だけでなく霊界とも複雑に絡み合い、また全存在物が調和・進化の方向に向かうように法則で支配されていると知り、神は想像もつかないほど無限大に大きく、所詮人間は摂理の中で生きるしかないということを改めて思い知りました。
どれだけ苦しくても乗り越えられないことは絶対になく、必ずよい方向へ向かうように摂理で仕向けられているということは、神が愛をもって私たちの霊的成長を望んでいることだと思います。
苦しみを乗り越えながら少しでも全体の調和への一助となれるよう、真理にそって自分の性格を鍛えていきたいと思います。
■「エントロピーの法則」で改めて人間は肉体と霊体と霊で出来ているということが理屈で分かったような気がしました。
肉体の動きが止まるときは、霊が肉体から離脱するとき死が訪れる。残された肉体に「エントロピーの法則」が働き肉体が朽ちていきいずれ消滅していく、霊は本来の居た霊界に戻っていく。
この法則を理解することによって、自分は「霊」であるという事を自覚でき「死」に対しても肉体の消滅だと考えれば、死の恐怖も無くなり受け入れ易いと思います。
以前から人は、肉体と霊で構成されいると教えて頂きましたが、改めて物理的生物的に教示して頂くと自分は「霊」だという自覚が納得できると思います。そして広大な宇宙から緻密な世界を創造し摂理によって動かしている「神」は、「摂理の神」だということを感じました。
■摂理についての学びでしたが、私の思っている摂理のイメージを超えた細かい分析?でしたが、そこまでの理解の必要性が分からなかったです。
霊性レベルの低い私は何年か経てば自然と難しいことも理解しようと考えるかもしれませんが、まだ無理と感じました。
大きなスパンで捉えられる神の認識には何年も必要だと思いました。
少しづつの理解の積み重ねからの捉え方が正しいなとは思いますが、いまは自分の考えを自然の感覚に委ねたときに生まれる流れ?を大事にしたいと思っています。
■今回、摂理と創造を学ぶ。
当り前と思い、やり過ごしてことが摂理と創造を学ぶと神の創造が途轍もないことを知る。日頃見えない聞こえないところに神業が作用していることに気付く。
科学先端技術のAIやロボットが高度の知能や機能を有しても所詮人工造成物で神の前ではおもちゃであり、到底神の創造に及ぶものではない。
自分がこの地上に生きられるのも霊的法則、生命法則、物理的法則の支配の中で生かされていると思えば摂理に忠実に生きることが賢明であると思いました。