2024年12月 学習内容
2024年12月1日、今年最後の新潟シルバーバーチ読書会を神の愛の下で謹んで開催させていただきました。
幽界・霊界について複数回にわたって学びましたが、神が創られた全大宇宙は、その全体に神の愛と光が満ち溢れ、どの界層の霊であっても神の存在を認識し神の愛を実感しています。また霊たちにとって仕事は利他愛の実践であり、誰もが喜びをもって他者への奉仕に務めています。
スピリチュアリズムの目的は、霊界に行き渡る神の愛と崇高な光を地上界にもたらし、互いが互いのために働く調和した互助の世界を実現することであり、私たちはその一助となるために今、新潟読書会に集い真理を学んでいます。
そう思うと、今回の地上人生にとって必要なもの・優先すべきものとそうでないものとが自ずと明確になり、これからの人生は神のために生きるというとてもシンプルなものになっていきます。
今月クリスマスの時期には霊界の神庁でイエス主催の審議会が開かれます。先に真理を手にした私たちが、神の願う通り利他愛を発露して生きることで、私たちの霊と霊体は暗黒の地上界で光を放つようになり、時期の整った時には高級霊界は私たち一人一人を道具として使ってくださいます。学びを通して自らが光の通路となれるよう、意識を高めました。
また今回は参加者の皆さまから、これまでを振り返り、霊的な気づきや霊的成長に関わる話を発表していただきました。
新潟読書会では、神と霊界との縦の繋がりを優先するがゆえに、普段は仲間同士の交流は持たずにいます。ですが、その意義を理解し志を同じくする仲間の存在は霊的人生にとって心強い支えであり、霊と霊とのつながりを強化することにもなっています。
和気あいあいとした雰囲気の中にも、神と霊界の存在を感じながら、一人一人が心の内を発表しました。
霊訓に入る前の学び
●プリント「思想Ⅰ 死後世界観」
霊界は奉仕によって成り立ち、どの霊も喜びをもって利他愛の実践に励んでいます。また幸福は他人と、全体と分かち合うところに発生するようになっており、幸福を独り占めしようと考えるだけで自動的に幽界下層に追いやられます。
こうして見ると霊界と地上界とのあまりの違いに驚きますが、でも本来人間は霊的存在なのですから、地上での幸福も同じです。
ただ私たち地上人は肉体を持つがゆえに、積極的な霊的努力なしには本能意識が優位になっています。そのため世界全体が利己愛で覆われ、全員で物的豊かさを追い求めているのです。
霊界について知れば知るほど私たちは、利己愛の恐ろしさを痛感して自らの生き方を省みるようになり、利他愛発露に努めなければと切実に思うようになります。
《霊界の仕事とは?》
・利他愛の実践。地上人の食事と同じで、霊にとって仕事をしないと苦痛になる。また地上界の仕事とは違い重要な意味を持ち、すべての霊が仕事に従事している。
・霊界での仕事は愛の行為、奉仕そのものであり「霊的成長」のための道。厳格な適材適所。霊界は奉仕によって成り立つ世界。
《霊界が真実の幸福の世界といわれるのは?》
・神を中心とする「霊的大家族世界」を実現し、“利他主義一色”の世界だから。
高い界層に行けば行くほど“利他性”は強くなり、利他性の深さで住む界層の上下が決まる。あらゆる界層において霊的レベルに応じた幸福と喜びが満ち溢れている。
《“幸福”とは?》
・他人と、また全体と“分かち合う”ところに発生する。
幸福を独り占めしようと利己的考えを持つと、霊界にはいられなくなり自動的に幽界下層に追いやられる。
※霊界では界層内ばかりか霊界全体に至純の愛が満ちていて、すべての霊たちの心を結びつけ、全員が「霊的同胞意識」を実感している。
『霊性進化の道しるべ』 からの学び
●「第3章 わたしたちは決して見捨てません」P72 L6~ P75 BL4
■霊的知識を持つことの有難さとは?
真理を手にし、その真実性に確信を持った皆さんは本当に幸せです。なぜならいかに烈しい環境の嵐の中でも、揺らぐことのない“事実”を土台とした確信を持つことができるからです。
今後世界はさらに混沌・混乱に向かうだろうと思われます。しかし私たちはどのような状況に置かれても、神と神の摂理への絶対信頼を持つことで不安に駆られることなく安心して地上を生きることが大切です。
参加者の感想
■霊性進化の道しるべからの学びですがP75のシルバーバーチの言葉に共感しました。私にも同じような不可思議な体験があります。
霊界との磁気的なつながりを感じている私は霊的なものを認識できる状態にあると思っています。
シルバーバーチの言葉は高貴すぎて理解できないことも多々ありますが自分の霊的進化により少し理解し納得し理性で考えて自分の中に取り入れていくことができるように思います。
そのためには霊的真理の基礎的な霊的知識の反復とそれをふまえての考え方を広げていくことが霊的な向上につながると思いました。
■ブループリントという言葉を知らなくて教えて頂いたたんですが、以前確かにブループリントの事を教えて頂いたのを思い出しました。でもその時は、ブループリントの重要性が当時の私は気づかなかったのだとおもいます。
ブループリントとは、魂がこの地球上での旅を開始する前に守護霊等と相談して人生の目的、主要な出来事、重要な人間関係、学びの機会など決めてそれに基づいて成長と進化を遂げるような計画をして誕生する。
そう思うと今迄の困難な経験も成長のための貴重な機会だと思い霊的成長につなげるために必要だったと思いました。
そして人生の意味と目的を深く考えるきっかけになりました。
■人類の物質欲の暴走の結果として戦争、飢餓、貧困、環境破壊・温暖化などの人類の問題がすでに展開されている。
これは人類の過去からの利己愛の営みの原因と結果の法則かと疑いなく思われる。
今回、霊界での本当の‘‘幸福‘‘とは他人や全体と分かち合う‘‘利他愛‘‘が本来の幸せであると学んだ。
これは地上と霊界の共通原理かと思う。
この真理は時代を超え永遠に普遍的なもので、受け入れられる準備が整った魂の人のみでまだ少数であるが、この地上に僅かでもいることが私の学びの励みにもなる。
強い利己愛を抑えた利他愛的実践が、いずれ行く素晴らしい霊界に思いを巡らせれば、地上での苦難に耐える勇気を得られた読書会であった。
■霊界では皆と幸せを分かち合うと学びましたが、地上で同じようにするのは本当に難しいと感じました。
しかし日常の些細な行動の中でも他者の愛をふと感じたり、自分自身が他者へ愛を向けたりすることもあるため、各自の努力次第で地上を利他愛でいっぱいにすることは不可能ではないと思います。
そうすれば特殊詐欺や戦争もなくすことができるはずです。
その一助となるため常に愛を発露する努力をしていきたいと思います。
■「霊界では、周りの人々に本性が知られる」
自分自身の事も簡単に知れる?!
時々 自分の本当の思いは、どこにあるのだろうか?
裏?裏の裏?裏の裏の裏?を考え自分の思いに疑いを持ち、わからなくなります。
それを考えると良いなと思いました。
実際、悪い思いや嫌な思いも含めてなので大変とは思いますが、心をさらけ出しても良いような生き方が出来るようになるのかなと思いました。
後、今は日常に追われた生活で、なかなか思うような生き方は出来ませんが、来年は、自然美が味わえるような穏やかな気持ちと時間が欲しいなと思いました。