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2024年7月 学習内容

2024年7月28日、新潟シルバーバーチ読書会を霊界の導きと援助の下で謹んで開催させていただきました。

先月に引き続き死生観と、死後世界観について学びましたが、スピリチュアリズムによって死の定義が明確になったことで、死は恐れでも不幸でもなく、本来は喜びであることを知ることができました。
しかし、死は喜びだと分かることと、実際にそう思えることの間には、多くの時間と霊的努力が必要です。なぜなら、死が喜びになるまでには、真理及び霊界への絶対信頼と、地上で遭遇する苦しみを通して「霊的成長」していることが必要だからです。

地上では肉体があるゆえに自分の本心を隠すことが出来ますが、死後肉体を失い、霊と霊体のみで生きる霊界では、その霊の本性が誰の目にも明らかとなります。
真理を手にしながら、生活を何一つ変えることなく過ごしているなら、死後には無為に過ごした時間を後悔し、自らの未熟さに強烈な苦しみを覚えるようになります。それは霊界が意識の世界だからであり、地上人生中にどれだけ神性を開発・発揮し人格を磨いたかどうか、霊的成長したかどうかが白日の下に晒されるからです。

それゆえ私たちは、地上にあっても霊的存在であることを自覚し、摂理に調和して生きることで霊的成長することが重要です。
日々霊として生きる努力はそのまま霊界生活の準備となり、死を喜びと思えることに繋がっていきます。

今月は、一人一人の死の捉え方が社会全体に及ぼす影響と、地上界は霊界生活への準備の場であることを強く自覚できるよう、真摯に学習を進めました。

霊訓に入る前の学び

●プリント「思想Ⅰ 死生観」

《SPによる、地上の道徳・法律・医学に対する根本的改革とは?》

・自殺 ×△ (動機が問われる。情状酌量のケースあり)
・人工妊娠中絶 ×△ (動機が問われる。情状酌量のケースあり)
・死刑制度 × (更生の道を歩ませるべき。霊的に未熟な制度)
・臓器移植 × (唯物主義から発生したもの)
・安楽死 × (瀕死の状態でも霊は学んでいる)
・延命治療と尊厳死 ○ (どちらも問題ない。死ぬ時期が来れば死ぬ)
※死の問題は「霊的事実」を踏まえて初めて論じられるべきもの。


●プリント「思想Ⅰ 死後世界観」

《幽界とは?》

・無数に存在する霊的世界の中で、最も物質性要素を多く残している所、神が地上臭をわざと残してくれた場所。
・他界者が最初に生活する場所であり、次のより高い世界へ行くための準備をする場所。
(幽界での純化プロセスが進まない場合は幽界下層に留まり、地縛霊となる。一方、幽界での時間を過ごさずに霊界入りする者もいる。イエスは極めて高い霊性であるため、幽界を通過して霊界へと入った)
・地上とそっくりな世界。他界者にショックを与えないための神の配慮。
・睡眠中には幽体離脱し、毎晩のように訪れている。他界後はそれを思い出す。
・地上宗教の間違いに気づき、それまでの信仰を捨て去る者がいる一方、狂信者は地上の教会等をつくり出し、間違った信仰を続ける者もいる。




『霊性進化の道しるべ』 からの学び

●「第3章 わたしたちは決して見捨てません」P60 ~ P62 BL2

■シルバーバーチの言葉に表れる謙虚さ

シルバーバーチの次の言葉には、高級霊の謙虚さが表れています。
・理性が納得しないものは拒否しても良い
・霊団の者は絶対に間違ったことは言わないとは言っていない
・過去の霊覚者が説いた真理と同じものを改めて説く

理性が納得しないものを拒否しても、魂が傷つくことはありません。
高級霊が常にそう述べるのは、真理の受け皿は精神だからであり、受容能力以上のものは受け入れられないことを理解しているからです。
またインペレーター霊は、「もしも通信霊の述べることに気高さを感じ、知的に、道徳的に、あるいは霊的に高い次元へと高揚してくれるものを感じたなら、それを受け入れればよい」と述べています。
反対に、言葉の中に低劣なもの、次元の低いものを感じた時は、それを拒否すればよいのです。


■スピリチュアリズムの奉仕とは?

相手側に真理を受け入れる準備ができるまでは、真理を分からせようとしてもムダであり、待つしか方法はありません。
また真理普及は霊界主導であり、霊力の受け皿があって初めて(スピリチュアリスト側に準備ができて初めて)、奉仕の場が用意されるようになります(時期の来た人が霊界の導きにより連れてこられる)。ですから、できる限り霊格を上げるような生活を心掛けることです。

霊力の通路になるためには、物質的な概念を心の中から取り払うこと、日常の中で具体的に真理を活用することです。日々ニュースを見て、人の利己主義・物質主義を批判するのではなく、利己主義が蔓延するような社会の存在を許し、見て見ぬふりをしている自分にも責任の一端があるのだと自覚することなのです。自分の利己主義・物質主義は、心の中を厳しく見ない限り、取り除くことはできません。


 参加者の感想

■死生観、死後世界観を学びました。
普段私たちが常識と思っている感覚はかなり間違っており、その土台の上に社会が構築されているため死に対する間違った概念が利己主義や物資主義を引き起こしているのがよくわかりました。
また犯罪を犯した者を目の前から排除(逮捕して捕まえる)するだけでは何の解決にもならず、一人ひとりが死後世界観等、神の摂理を常識として理解できるよう教育がされることが大事だと思いました。
途方もないことのようにも感じますが、スピリチュアリストが日々内省して浄化の努力をしていくことで霊界が良きように真理普及していくため、浄化に努めたいと思います。


■今まで死に関する書を読んだが知識だけの習得でした。
しかし真理は知識だけでなく死後の世界から人生の目的・意味を説き「生き方」を導いてくれる。五感で書いた人生訓や思想論はたかが80数年の「生」から「死」までの考察であり、霊訓を学ぶ今は最早意味はない。人は死後永遠に存在する霊である事実を知り、初めて「どう生きるか」を納得できました。
永遠の存在である事実を学ぶならば、この地上は死後に備えて重要な時間と考え、いち早く地上で霊的意識に目覚め、生まれた時より魂を進化成長させ、死後霊的家族のもとに戻った時、苦難・困難に身を晒しながらも、少しでも進化成長したことを家族と共有したい。今回、霊的意識を更に強く抱きたいと考えた読書会でありました。


■ 以前は「死」又は「死生観」を正しく理解することが難しかったと思いますが、長年読書会に参加し教えて頂いた今なら以前より死に対する恐怖が少しなくなったと思います。
死後の世界へ行くとき地上人生をどのように終わらせどうゆう最後を迎えたいかと想うようになったとおもいます。そう思うと尚更、霊的無知ということの怖さを感じます。そして霊的真理の普及の重要性が感じました。
身近な人が亡くなった時にシルバーバーチの「死は消滅ではありません。霊が別の世界へ解き放たれるための手段にすぎません。誕生が、”地上生活へ入る”ための手段であれば、死は”地上生活から出る”ための手段ということができます。」納得する言葉です。


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