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2024年4月 学習内容

2024年4月7日、新潟シルバーバーチ読書会を霊界の導きと援助の下で開催いたしました。
4月に入り、ようやく日本各地で桜の開花や満開の便りが届き始めました。桜は日本人にとって特別な存在であり、春の訪れを知らせるだけでなく、わずか2週間で散ってしまう生命の儚さに美しさを感じていると言われています。
スピリチュアリストにとっても桜は、生命現象の背後にある神の息吹・御業と、毎年変わることのない摂理の存在に安心を見出し、私たちは神に守られ生きているのだと強く実感します。

今年は桜の開花が遅れただけでなく、満開を迎える前に散り始める木々もあるそうで、その原因として冬に十分な寒さが得られなかったことが挙げられていました。が、こうした生命現象を統制する厳格な摂理は、植物のみならず私たち人間にも同じように働きます。
霊的存在である人間の身体は肉体と霊体で構成されますが、肉体は呼吸によって大気中から酸素を、食物から栄養素を取り入れてその存在を維持しています。それと同じように、霊体は霊の大海から養分(霊的エネルギー)を取り入れその存在を維持しているのです。(参照:『続霊訓/122』)

今月は人間を構成する2つの身体と2つの意識の関係について学びましたが、私たちが霊的存在として地上で生きるためには、霊と霊体により多くの霊的エネルギーを取り入れる必要があることを改めて深く理解しました。

霊訓に入る前の学び

●プリント「思想Ⅰ・人間観」

・人間の心とは?
霊体に存在する「霊の心(霊的意識)」と肉体に存在する「肉の心(本能意識)」を合わせたもの

・人間に存在する2つの意識とは?
①潜在意識:大部分の霊的意識(霊の心の内容)
②顕在意識:一般的にいう「心」のこと(霊的意識の一部+本能意識)

現代人の多くは物質主義・利己主義に偏り、霊的意識(神性)を発露して生きていないために、霊と霊体の養分である霊的エネルギーが枯渇し、心身の不調を招いています。
霊的意識をより多く顕現するためには、宇宙に充満する霊的エネルギーが「霊」に十分蓄えられ、それがステップダウンして「霊の心」を満たし、さらに脳に向けてより多くの霊的エネルギーを送る必要があります。
それには普段から祈りや瞑想をすること、また読書会への参加や日々霊訓を読む等、積極的に霊力を取り入れる努力が大切です。
潜在意識として閉じ込められている霊的意識をより多く顕在化できるほど、より高次な心境・意識(清々しさ、崇高な思い、利他愛、神の実感等)を自覚できるようになります。



『霊性進化の道しるべ』 からの学び

●「第2章 神はときには荒れ狂う嵐のごとく・・・」P43 L7~ P47

■死者が霊界で生きている証拠を得るには?

質問者は人間心(顕在意識)で証拠を求めているだけで、魂(霊的意識)の部分では亡き人は死後も生き続けていることが分かっているとシルバーバーチは述べています。

私たちは睡眠中に幽界で亡き人と会っているのですが、その時の記憶は潜在意識の中に閉じ込められているために、体験した出来事を脳を介して認識(顕在意識化)することが出来ないだけです。
証拠を求める段階を抜け出ると、すなわち真の自我に目覚めると、理屈や証拠を超えて(たとえ証拠が与えられていなくても)真相が分かるようになります。霊的な洞察力(霊的直観力)は霊的成長と共に高まっていきます。


■魂を意識するには?

霊性開発の問題です。祈りや瞑想を日常的に行ない、一人静かな時間を持つことです。1日の中でたった1分でも1年続ければ大きな時間になります。霊性開発において努力せずに得られるものは一つもありません。


■特殊な考えが浮かんだ時は?

自分の考えか、霊からのものかを見分けるには、精神を霊のコントロール下に置くこと、つまり霊主の状態を保つことです。霊的成長と共に見極められるようになります。
完全な静寂の中で高度な波長がキャッチできるようになるには、自分の中から欲望や物的価値観、人間心を取り去ることが大切です。なぜならそれらが心の奥底にあると、インスピレーションを自分の都合の良いように捉えてしまうからです。

 参加者の感想

■思いもよらない困難が今自分に降りかかっています。
そうなった理由を人間心で必死に探していましたが、今回人間の心について学び、摂理は厳格に働き今の困難も必然で起こったこと、結局は自分で摂理にそって乗り越えるしかないことを再認識しました。
立ち直るには相当時間がかかるかもしれませんが、この困難をチャンスと捉え、必ず摂理にそって乗り越えたいと思います。


■霊力の通路になり霊力のエネルギーを多く取り入れたいと思いました。
真理普及とか霊的な奉仕とか人のために役に立つような高い目的とは違いますが、ただ自分自身のために霊的意識を高めたい。それには霊的真理を正しく真に理解することだと思います。
自分自身の気持ちに正直に問いて考えることを実感しました。
睡眠時以外で霊主でいられる時間を毎日持ち続けること。少しでも霊の窓が開いて霊的エネルギーを取り入れることができるようになるには地道な努力が必要だと感じました。


■”道しるべ”p45より『精神活動を止めて静寂の世界に入り受け身になってみられることです。じっと待っていると魂が活動を開始するのがわかるようになります。』
この地上は物的波動のため不安、苦しみなどを生じる世界であります。そんな時、“魂”を物的世界から離れさせ、荒れ果て尽きた心の奥にあるもう一人の自分の”魂”に穏やかな気分になる時間と場所を与えてあげることは真理の実践において知識習得と同時に大切なことと思えます。
日頃、私は地上の雑音に囚われ強い五感意識で日常を過ごし波動が低下しています。
その為にも静寂の中で照明を落とし、何も考えないで無心になり自分の内面を見つめることは、真理の実践においても大切なことと思いました。


■「最高の霊的能力はその直観力である。」いままで直感という言葉しか使っていませんでしたので直観力とはどうゆう意味なのかと思い調べました。
直観は、理論的に説明ができるが直感は、理論的に説明ができない。直観は、速いスピードで頭に浮かぶが直感は、意識にも上がってこない。
まったく正反対の意味だったこと知り「最高の霊的能力はその直観力である。」の意味が納得できましたが、「直観は理屈を超えて真相が分かること」ここまでに理解するには今の私には難しいと思いますが、でもいつか分かるかもしれなし分からないかもしれませんが、理解する努力は続けたいと思います。


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