2023年12月 学習内容
2023年12月3日、霊界の導きと援助の下で今年最後の新潟シルバーバーチ読書会を開催いたしました。
毎年クリスマスの頃に霊界の神庁では、イエスをはじめ高級霊たちが集い審議会が開催されます。そこでは今年10年目に入った新潟シルバーバーチ読書会についても話題に上り、今年一年の反省と共に来年の計画が立てられることと確信しています。メンバー一人一人が霊界の道具としてふさわしい者になれるよう、真剣に誠実に真理を学びました。
また今月は、先月に引き続きスピリチュアリズの神観について学びました。
シルバーバーチは「宇宙に存在を与えたのは神の愛であり、全存在を支配しているのも神の愛」だと述べていますが、言い換えれば、神は全宇宙を、神ご自身の愛が支配し愛が行き渡る場所として創造したということです。
人間を始めとする地球上のあらゆる生命が完璧な摂理によって守られ、全てが進化に向かっていることを知れば、この宇宙の背後には、神の無限の叡智と愛が満ちているのだとの考えに至ります。全ての生命と創造物の中に顕れる神の愛と意思に気づき感応するようになることが、私たちの人生をより豊かなものにしていきます。
正しい神観の重要性を理解し、少しでも神のご意思に沿って生きられるよう、学びを深めました。
また、今回は一年の締めくくりとして自らを振り返り、出来たことや出来なかったこと、成長したと思うこと、真理の理解が深まったこと等、一人一人来年の目標と共に発表しました。
霊訓に入る前の学び
●プリント「神とはどのような存在なのか」
人間にとって「神」と「死」は2大テーマであり、人々は宗教にそれを求めてきました。特に神は宗教にとって重要なテーマですが、私たちが地上人生を価値あるものにするためにも神についての真理は重要です。なぜなら神観が間違っていると、崇拝や祈り、信仰、日常の生き方のすべてが間違ってしまうからです。
シルバーバーチは“これまで地上界には正しい信仰が存在しなかった”と言っていますが、それは正しい神観がなかったからです。
人類史上初めてシルバーバーチは神についての正しい概念を解き明かしました。特に“摂理”の存在が明かされたことで、従来の宗教の信仰を根底から覆すことになりました。
【地上界の様々な信仰】
1.唯一神を信仰する
キリスト教・イスラム教・ユダヤ教
この3教で世界最大の信者数(世界人口の約7割)
2.多神教を信仰する
①自然神信仰
シャーマニズム等原始宗教。自然界の存在物を神格化し、崇拝と信仰の対象とする
②人物神信仰
歴史上の人物を神格化し、崇拝と信仰の対象とする
・小町神社(小野小町を祀る)など
③現人神信仰
生きている人間を神の化身として崇拝と信仰の対象とする
・新興宗教の教祖など
【スピリチュアリズムの神観】
1.創造主としての神。人間にとって霊的親としての神
2.大霊としての神
3.愛の始原としての神
4.究極の理想・目標としての神
5.摂理としての神
『霊性進化の道しるべ』 からの学び
●「第1章 死ぬことは悲劇ではありません」P33~ P34 BL5
■地上の不公平と霊の公平
地上界には、経済的・政治的・軍事的に力のある国や、日本のように毎日食品を大量廃棄する国がある一方で、国全体が貧しく、戦争や紛争、気候変動により住む場所や祖国を追われた人々が難民となるなど、不公平・不平等な世界が広がっています。
それでもシルバーバーチは、私たちの誰もが霊的には公平に「自分を人のために役立てるチャンスが必ず訪れるようになっている」と述べています。
同じ霊性同士住み分けがなされている霊界とは違い、地上界は霊性レベルの異なる者が同一平面上に暮らしているため、自分より不幸な人、苦しむ人のために自分を役立てるチャンスに恵まれているのです。
私たちが「自分を役立てたい」という願望で心を満たしているなら、必ず同じ思いを持つ霊たちを自動的に引き寄せます。それは、誰にとっても神の摂理は公平・公正に働くからです。
■魂の満足感とは?
真理の理解度が深まると、何の益もないものや物質的なものに囚われないようになります。今何を優先すべきかが明確になります。
地上にある全ての生命が神の完璧な摂理によって支配され調和を保っていることを知れば、自分もその宇宙機構の中の一部なのだ、神の御心に従って生きようと思うようになります。
一日一日を、そうした自分の責任を果たすこと(摂理に沿って利他愛を発露すること)にささやかな喜びを見出すようになるのです。魂の喜びとは、物質的な次元を超えたところにあるものなのです。
参加者の感想
■今回も神観を詳しく学び、自分がどこへ向かい何を目標に生きればよいのかが明確に理解できつつあります。
しかし理解はできても苦しみがあれば逃げ道ばかり無意識に探してしまっています。
物的な霊主の努力が多く精神的な霊主の努力はほとんど出来ていないため、知識だけを身につけても実践は困難だと痛感しました。
来年は霊的に今より自立するため、困難を喜びと感じれるように実践していきたいと思います。
■「神とは」を学び、愛の始原としての神から『冷酷な摂理の裏の神の愛』を考えてみました。
地上は発達段階の異なる人間が混在し、本能意識が衝突する苦に満ちた世界であります。
この与えられた条件下で、己の霊的意識を覚醒させ成長してもらいたいと願う「神の愛」が摂理の背景に隠されていることを知りました。
私事ですが、長年苦められた相手に「少しでも良くなるように」と、ぎこちなく利他愛の祈りを実践すると何故か穏やかになる自分があり、与えることで救われたような安堵感の一瞬を体験しました。
日常の些細なことからも霊的視点からみる事が大切であり、一見冷酷と思える摂理が霊性向上の為に必要であり、摂理の公平性を思い知らされる事となりました。
■『神とはどうゆう存在なのか』について勉強しました。
神観の土台が違っていると、宗教、信仰、祈りのすべてが間違ってしまう。キリスト教、イスラム教、ユダヤ教の神と信仰している神が最初は同じ神だったとは、無知な私を含めて多くの人は知らないと思います。それがいろいろな人間が自分なりの解釈をし神までも別な呼び名になり自分たちが信じている神が絶対だと信じて争いを繰り返している。
そんな争いを見ると本当に正しい神観が必要であると感じます。正しい神観が無ければ争いはなくならず、何世紀にも渡って争いをしているのですから簡単には変われないと思いますが、一人でも多くの人が霊的真理を知り正しい神観に目覚めて愚かな戦争を終わらせてほしいと痛感しました。
■「神」=愛の摂理と理解すると自分の置かれている状況、特に嫌な事や辛い事に
これは愛だから何か意図があるのか?
これは何の学びだろうか?
そんな事を考える事により本来の感情から少しだけ外れ、ワンクッション置ける気がします。
ただ、まだ「神」を頭で理解してるのか?
ちゃんと心で理解してるのか?
自分自身不明なので、なかなか思うようにはいかないです。