2023年 6月 学習内容
2023年6月4日、神と霊界の援助の下で新潟シルバーバーチ読書会を開催することができました。
今月はシルバーバーチの言う“実践”とは何かを、霊訓の中の言葉から改めて確認しました。
真理は実践してこそ手にした意味がありますが、その実践とはもちろん、真理を人に正しく伝えるための訓練のみを指すのではありません。(普及に向けた訓練は地上的努力の中の一つ)。
それよりも大切なのは霊的努力、一人一人が日常生活の中で物質性を減らし、内在する神性を開発し発露することです。
すなわち、日常生活のあらゆる場面で、真理に沿って愛や慈悲、寛容心、協調、調和、奉仕精神を発露していくことです。
発露された神性は、崇高な香りを伴って周りの者の霊性に静かな影響を及ぼします。その芳香に触れた一人が今度は自ら神性を発露するようになり、こうして調和に満ちた平和な世界は少しずつ実現していくようになるのです。
日々神性発露に努める地上人を高級霊界が見落とすはずがなく、必ず霊界は、地上界をより美しくより霊的成長に適した世界にするための道具として使ってくださいます。
霊界からの援助を受けるか受けないかは、大霊やイエスの存在を信じるか信じないかによって決まるのではなく、それまでに到達した霊性進化のレベルによって決まるというのが、“原因と結果の法則”だからです。
学びを通して、参加者一人一人が自らの内面を見つめ、霊としての意識が確立するよう、真剣に真理の理解を深め、実践への意欲を高めました。
霊訓に入る前の学び
●プリント「永遠に生きる霊的存在としての意識が確立(芽生える)」
シルバーバーチの言う“実践”とは、真理に沿って生きること、霊的存在として霊的価値観にのっとって地上人生を生きることです。
が、それには何よりも先に、霊主の努力が必要です。なぜなら、利他愛の発露も真理普及も苦しみの甘受も、霊主の状態でなければ正しく実践することはできないからです。
今回は、自分がどのくらい霊優位の状態なのか、どのくらい地上的価値観や固定概念、偏見、差別意識等を取り除き、霊的価値観で生きているのか(意識変革できているのか)を、チェックシートを使って一人一人が自らの内面を見つめました。
『シルバーバーチの教え・下』 からの学び
●「第23章 さまざまな質問に答える」P212 BL3~ 最後
■霊界からのメッセージ
シルバーバーチは、「真理とは大霊のことです」と述べています。
すべての啓示、すべてのインスピレーションの始原は大霊であり、『シルバーバーチの霊訓』も当然、大霊が始原ということになります。
参加者の感想
■霊主肉従の状態であるのかと自分で意識するのも難しいですが、神性の一部である理性で霊的真理の正しい判断力を今の自分自身のレベルで考えていきたいと思いました。
神の摂理(法則)の支配下であっても制限された範囲内において自由意思をもつことができる私達は、日常生活においても神と霊界の実感を少しだけでも感じることができるように努めることが霊主に繋がるような気持ちがしました。
■霊的存在としての意識が確立できているかをチェックシートで確認してみると、日々内省の努力はしているつもりでしたが本当に心の奥底から意識できているとは到底言えませんでした。
頭の理解ではなく本当に意識を変革するにはさらに内省し摂理にそう努力をすること以外にはなく、まさにスピリチュアリズムは各個人の意識変革の上に普及が成り立つのだと思いました。
敵を排除しようとする行為は地上の悲劇を新たに増やすことに繋がり逆に普及が遅れることが懸念ですが、真理普及が一人ひとりの意識変革でしか広がらないため今後はより深く内省し日常生活に真理を生かしていきたいと思います。
■今回の読書会で以前頂いた『霊的存在としての意識が確立』チェックシートを頂きました。
改めて自分自身をチェックしてみようと最初に頂いた時と現在を比較してみました。
当時は、書いてある内容が、物欲にまみれている世間と真逆の意識でそのような意識を持てるのか難しいと思いました。
でもあの時から自分自身やまわりにいろいろなことがあり悩み苦しんだ経験を通して、あの当時より少しは理解はできるようになった気がします。そしてなにより物欲を捨て常に霊的意識を持ち続けることの難しさを再認識しました。
■
日頃、霊優位を保つ為に大切な霊界通信の目的などを忘れている事があります。
それは*シルバーバーチの通信目的*霊界の大計画*真理を学ぶ者の責任等を時々忘れていることであります。
更にシルバーバーチに救われ、生きる希望を与えられた事も忘れていることもあります。
又今人類が直面する諸問題は人知の限界も顧みず「繁栄」「競争」「紛争」を繰り返し、利己愛の暴走の無惨な結果であり、その方向転換を宗教、政治、科学に求めても答えも出ない今、魂の変容をする霊的真理の普及が救済の絶対的手段である重要性を踏まえ、真理を手にした者として実践に努力しながら少しでも霊性向上に努め、やがて人に伝える日に備えたいと考える読書会でありました。