2023年 2月 学習内容
2023年2月、今年最初の読書会を開催することができました。神と霊界の守護と援助、そして霊的同胞の皆さまの協力をさまざま得て、最初から最後まで無事開催できましたことを心から深く感謝しております。同志で集い、共に真理を学び合う機会というのは、当たり前のようでありながら決してそうではなく、多くの方々の善き思念や行動の上に成り立っているのだと改めて感じています。
さて、私たちは日々さまざまなニュースに触れる中で、現在のような先行きの見えない将来に対して多くの人々は不安や恐れを抱くことがあります。
その原因は、シルバーバーチが言うように「地上人生を自分の目で見、耳で聞き、手で触れ、舌で味わえる範囲の、たった5つの感覚で得られるほんのわずかな体験でもって判断しようとしている」からです。
しかし真理を手にした私たちは、死後に必ず行くことになる霊界生活までをも含めた広い視野で、自らの地上人生を見つめることが重要です。
地上界は“保育所であり、霊界への身支度をする場であり、潜在している才能が最初に目を出す場”です。日常生活で困難や苦しみ、悲しみに遭遇する中で教訓を学び取り、神の御心(愛)を理解していくように摂理はつくられているのです。
それが理解できればできるほど、どんな出来事にも意義があることが分かり、自分に内在する崇高な資質を開発しようと思えるようになります。
今月は、私たちが何のために地上界に来ているのか、その目的を今一度思い出し、常に霊界に意識を向けるよう学びました。
霊訓に入る前の学び
●プリント「“それぞれの界層の模様”に付随して」
霊界への準備をせずに未熟なままで新しい生活(界層)に入ることは、大きなハンディを負うことになります。なぜなら地上界は、個別霊として永遠進化の道を歩み出した私たちが、霊として正しい生き方を身につける最初の訓練所だからです。
●『霊力を呼ぶ本』より“インスピレーションについて”
必要な条件さえ整えれば、誰でも導きを得ることができます。
その条件とは、霊性を開発する努力をしていること、物的価値観を取り除き、取越し苦労や不安、悩み、疑念といったものを精神に根付かせないようにすることです。
『シルバーバーチの教え・下』 からの学び
●「第23章 さまざまな質問に答える」P194 L7 ~ P196 BL3
■インスピレーションはどこから送られてくるのか?
宇宙の万物の元はみな同じ“霊”ですが、人間だけが神から分霊を授かり、永遠進化の道を歩みます。
その進化の過程では、各自の成長段階に応じたエネルギーにアクセスすることができます。つまり、霊的成長度に応じた界層の霊から援助を受けることができるのです。
そしてその力は、“地上界をより美しく、霊的成長を為すにふさわしい愛ある環境へと変えるために”いつでも使うことができるものなのです。
参加者の感想
■未熟な人、更に敵意のある人を真に愛する事の困難さはイエスも説いておられますが、霊的真理の正しい実践によって達成可能な目標でもあります。憎む相手もミニチュアの神であり、手を差し伸べるべき兄弟姉妹であるとの認識を、日常的な習慣にしていきたいと思います。
インスピレーションについて、何気なしの考えも少なからず霊界からの思念の影響下にあると知ると、自分を取り巻く霊の存在への実感が増してきました。辺りの霊には思念や動機の全てが露わになっていると思うと、少し気恥ずかしさを感じます。やはりまだ邪な思念がある証です。より純粋な心境を持っていたいと思わずにいられませんでした。
■インスピレーションを詳しく学び、自分の行動が良くも悪くも他者へ影響を及ぼしていると知り、どんな些細なことも真理に沿った行動をしなければならないと思いました。それは行動だけでなく心で思うことも改めないといけないと思います。
今年は真理を知識として蓄積するだけでなく、日常生活の全てに真理を活かした行動ができるよう自分を律していきたいと思います。
■人間は五感にこそ感じなくても日夜ひっきりなしに、いろんなバイーションを出したり受けたりしている。自分の思念が常に発信していると思うと善なる思念を発信するためには、自分は霊である事を自覚し霊的成長出来る生き方をしなければと思いました。
シルバーバーチが『人生は死で途切れるもではない。そのまま死後にひき継がれ、そしてひろがっていくのである。人間を偉大にした性格はどこへ行っても偉大である。そして死後の世界では一層偉大さに磨きがかかる』言ってること得心するためにも霊的真理に添った生き方をしたいと思いました。
■霊界は、想念、思念の世界であり、地上のような肉体や物質が無いと言われています。
それゆえに、地上における欲望の充足の大半は、死んで霊界に入れば価値を失い、私たち人間は、死んで後、自分の意識や心を丸裸にされてしまい
ます。
私たちは今あるこの状態でそのまま霊界に移るのですから、今ここで何をやっているかということが重要になります。
■偉大な方たちは霊界からインスピレーションを受けている。
自分の思念、思考もそういった感じで、意識的であれ無意識的であれ霊界から受け取り作り上げていると思うと自分はどこまでが自分なんだろう?と、自分の事さえ他人に感じてきたりもします。
これまでの自分で、思念思考が成り立っている。
過去の自分はどこからなんだろう?、なんて事を考えるとどんどん複雑になってしまい、この考えさえ自分か?よく分からなくなりました。
私としては、どこからの事かはあまり考えず、今は出てきたものはそのまま受入れようと思いました。