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2022年 4月 学習内容

2022年4月3日、温かい日差しが降り注ぐ中、真理普及に人生を捧げる同志が集い、新潟シルバーバーチ読書会を開催することができました。
地上部隊の兵士として霊界のお役に立てるよう、清らかで崇高な世界に意識を向けて、心静かに真理を学びました。

日本各地では桜が次々と満開を迎え、見る者の目と心を楽しませてくれています。そこには神の御業による調和の美しさがあり、規則正しく巡る季節に私たちは安心を見い出し、平和な日常が続くことを誰もが望んでいます。
その一方で、ロシアによるウクライナ侵攻から一か月以上が経過し、美しい町並みは廃墟と化し、この戦争による死者は膨大な数に上っています。全てを失い国を追われた同胞たちの苦境を思うと、私たちの心が休まることはありません。
この戦争がどれほど無益なものかは誰もが分かっているにも関わらず、人類は未だ戦争を止める術を持ち合わせていません。
私たちスピリチュアリストは、大きな敵(人類の霊的無知から派生する物質主義・利己主義)と闘っているのだと改めて思いました。

今回は関東シルバーバーチの会での学び(3月)をふまえて、ウクライナ侵攻から平和とは何か、自由とは何か、そして自由意志の選択について霊的な視点から学びました。

霊訓に入る前の学び

ニューズレター第39号「死の直後の様子と幽界での生活―1」P6~7 朗読(録音)


●平和・自由とは、自由意志の選択について(ロシアによるウクライナ侵攻から)

■地上界に真の平和はあるのか?

“人類は戦争のない平和な暮らしができるようになるのか”という質問に対してシルバーバーチは、「難しい問題だ」と答えています。
さらに、地上人の半数は新生霊であることから、地上界には真の平和はあり得ないということが分かります。

■霊的に見た、平和とは?

私たち地上人は、知っているいないに関わらず、誰もが大霊の大きな意識の中で暮らしています。そして今私たちは真理を手にし、日々自分の小さな意識を、大霊の大きな愛の意識(利他愛や寛容心、慈悲心、協調、奉仕、調和、犠牲精神等)に一致させる努力をしています。
人類が日々利他愛や奉仕精神を発揮しようと努力するなら、地上から争いが減っていくことは容易に想像できます。
平和とは、一人一人が自分の意識を大霊の意識に一致させる努力をしているとき、初めて“平和の状態”と言うことができるのです。

■霊的に見た、自由とは?

シルバーバーチは真理を説くことで、人間を肉体的にも精神的にも霊的にも自由にしてあげたいと繰り返し述べています。
私たちが真理の指し示す方向へ突き進み、間違いであると分かったもの(迷信や間違った信仰、物的欲望や物的価値観等)を捨て去るとき、すなわち神の摂理に一致して生きるとき、私たちは肉体的・精神的・霊的に自由になるのです。
その肉主(物質主義・利己主義)から霊主(霊中心主義・利他主義)への変革期間が苦しいだけです。

■自由意志の選択

私たち人間は神から自由意志を授けられたことで、地上界を天国にすることもできれば、悪の園にすることもできます。
他方で神は、人間のわがままによる混乱を抑制するための摂理も設けられました。それが、摂理に反した時に与えられる「苦しみ」です。
自由意志についてシルバーバーチは、「――あなたの選択は、その段階での魂の成長度における意識の反応によって決められます。(道しるべ/142)」と述べています。
このことからプーチン氏の選択は、“侵攻しかなかった”ということなのです。

■私たちスピリチュアリストがすべきこととは?

先ずは自分の小さな意識を大霊の意識に一致させる努力をすること、その上で真理を普及していくことです。
真理を手にした一人一人が、自らの心の中に平和や自由を持つとき初めて、外にも平和が訪れるのです。



『シルバーバーチの教え・下』 からの学び

●「第23章 さまざまな質問に答える」P168~P170 L3

■安楽死について

自殺と同じように、安楽死は摂理に反する間違った行為です。
人間が自分たちに都合がいいように生命を操作し、寿命を縮めるようなことはすべきではありません。たとえ植物状態であっても、霊的次元では様々な体験や思考活動をしていて、本人のカルマ清算のプロセスになっているのです。

 参加者の感想

■戦争のない平和な世界がくるのか、と自由について学びました。
私の心の中にも戦争とまではいかなくても憎しみや利己心が日々湧き、それが戦争と同じ状態なのだと気づきました。 コロナもまだ終息せず戦争まで起こり、人類は霊的なものに目を向けないといけない時がきているのだと思います。
自分の利己性を取る努力を今まで以上に行い、早く地上に平和が訪れるよう頑張りたいと思います。


※以下は、コロナ禍のため、同時刻に自宅で学習した方の感想です。
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■会場を離れての参加でしたが、会の指導霊の導きによって、一人での学習よりも霊的視野の広がりを感じ、霊的エネルギーの充足を得ることができました。
テーマである「戦争の原因と自由意志」についての同様の箇所を、霊訓や思想から拾いながら学びを進めました。
戦争はいけないことだと誰もが知っていながらも、人間は戦争、闘争、奪い合いを生じさせています。神から与えられた自由意志の行使を間違えた結果です。これは人類が霊的無知な為に生じた無用の苦しみです。
戦死者への憐れみや、独裁者への怒りで心を乱す事無く、死後の存続と因果律の支配が行き渡っている事を理解して平静を保つ努力をしたいと思います。私たちスピリチュアリストがとるべき行動は、霊的真理の普及に拍車をかけることです。それが唯一の反戦運動である、と普及活動の決意をより強く持つことができました。


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