２０２１年 ３月 学習内容
２０２１年３月７日、ひんやりと澄み切った空気の中で、今年最初の読書会を開催しました。
３月に入ってもコロナの収束は見られず、日々の感染者数を注視しながら開催できるかどうかを模索してきました。今後も開催のお知らせがギリギリになることもあると思いますが、どうかご了承ください。
新潟読書会では月に一度集い霊的な２時間を過ごします。その時間は、地上人生の中で何ものにも代えがたい貴重な実り多いものであることを、このコロナ禍において特に強く感じるようになりました。今後も霊界の導きを得られるよう、できる限り高い意識で開催してまいりたいと思います。
今回は主に自由意志について学びました。
私達は日常の中で常に自由意志を使ってどの道を進むか選択し、その結果を自動的に刈り取っています。
読書会を開催する・しないの選択もそうですが、人に対して利己的態度を取るのか利他愛を持って接するのか、また日々遭遇する挑戦に対しても、積極的に対処するのか消極的にいやいや対処するのかを全部自分自身で決めています。
真理を手にした私達は、自分の日々の選択が自身の成長のみならず、周り人々や環境に与える影響の大きさを認識することがとても重要です。
なぜなら、私達の選択が摂理に適った最善・最高のものであるなら、それは必ず周りの人々・環境にとって良い影響を及ぼし、全人類の進化のために貢献することになるからです。
自分の霊性進化にのみ意識を向けるのではなく、視野を広げ、地球人類の幸福を第一に願うことで自分の選択一つ一つに責任を持つようになります。周りがどうであろうと、自分だけは摂理に適った選択をしようとの強い思いが湧くのです。
スピリチュアリストである私達は、常に最善の選択を取れるよう、日々自分を高める努力をしていきましょう。
霊訓に入る前の学び
●ニューズレター第４８号 P１６～２３「健康とカルマの法則の関係」
《病気を引き起こす様々なカルマ》
①霊的・精神的次元でのカルマ（心のカルマ）
②霊肉次元でのカルマ
③肉体次元でのカルマ
『シルバーバーチの教え・下』 からの学び
●「第２１章 青年牧師との論争」P１２５ ～ P１２９ L５
■自由意志について
私達人間は神から自由意志、その時々で道を選択する力が与えられています。
その一方で、自らの力・意志ではどうしようもない環境条件（物的要素、各国の法律、宇宙の自然法則、各自の霊性進化の程度等）によって支配されています。
地上人生では様々な困難に遭遇しますが、それらを克服していく中で自由意志を使い摂理に適った選択をして初めて、私達の霊は成長することができます。
一人一人の自由意志の選択が、もし最良、最高のものであるなら、それは日本のため、世界のため、自然界のため、全宇宙の進化のための一助になります。なぜなら、私達の霊は大霊の一部、全大宇宙の一部だからです。
■人間は思念を受けたり送ったりする道具
ラジオやテレビに周波数があるように、人間にもそれぞれに周波数があり、日常的に波長に合った思念を受信・送信しています。
波長の高さを決めるのは各自の霊性進化の程度であり、霊的に高ければ高いほど送受信する思念も高くなります。
言葉に出さなければ心で何を思っても自由と思いがちですが、自らの思念も周りの人々に影響を与えているのだということを深く認識し、霊的にコントロールする努力が必要なのです。
参加者の感想
■日常のどんな些細なことも自分が自由意志でどのような選択をするかにより、自分を取り巻く人間関係や環境は良くも悪くもなることを実感しました。
小さなことも何一つ無駄ではなく、愛を発露する選択によって利他愛の環境を広げていけるということが真理の普及に繋がる土台をつくり、自分自身も霊的成長していけることだと思います。
■本日学びました自由意志についてですが、何をするにも、人間には、この自由意志がつきまとうのではないでしょうか。その際に、なにを基準にして、自分の行動を判断することができるのでしょうか。
それが利己主義に強く動機付けられたものである時、私たちは過剰に欲望実現の方に傾きます。その意味では、利他主義ということを常に心がけることにより、自らの行動や欲望実現において、一定の抑制を得ることができるということです。
そうでなければ、この肉体的欲望と、人間に与えられた自由という条件において、際限のない欲望実現を追いかけることになります。
ようやく私も最近、利己的な欲望における心の貧しさということに気づくことができ、霊界とのつながりを感じられるようになってきました。ありがとうございます。
■今回の読書会で思念は宇宙空間に波紋のように響き渡ることを知りました。
心の思念は他人には判らないと考えていましたが、宇宙空間にまで伝わっていると思うと少し怖くなりました。
特に思いは他人には聞こえないけど霊界には届いており、全てお見通しである事から他人には知られないからと言って迂闊に低俗な思いや言葉は発することが出来ません。この宇宙空間は網の目のようにアンテナが張り巡らされ、行い・思い・言葉は全て霊界に伝わっていると自覚しました。
今後行い・言葉そして思いを霊的視点から観て正していく必要があると思われました。
----------
以下は、意識上でご参加された方の感想です。
■『すべての人間は自由意志を与えられている。大霊が定めた摂理の範囲内で行使しなければならない。つまり摂理の範囲内において自由である。』
誰でもそうであるように常に人生は選択の連続である。そしてその結果が今の自分自身の結果であるということ。
大霊の摂理を知らない時は、大変だと分かっている道を選択したときは何故自分は融通がきかなくて馬鹿なんだろうと後悔し自己嫌悪に陥っていました。
人生には馬鹿げた事や無駄の事はない。すべて霊性を高めるため必要な事で進化するため必要だった事が理解できます。
また未浄化霊に取りつかれないよう霊性を高める努力をしたいと思います。