2020年 10月 学習内容
10月4日、新潟シルバーバーチ読書会を開催いたしました。
今月は新しい同志の方をお迎えし、静かで霊妙な空気の中で神の法則(神の御心)について真剣に学びました。
私たちは、高く澄み渡る空や朝晩の冷え込み、虫の音やキンモクセイの香り等、五感を通して秋の訪れを感じますが、そうした自然界の営みの中に神の摂理の完璧性や規則性、不変性等を見ることができます。学びを通して改めて神の偉大さに感嘆し、摂理があるからこそ安心して暮らせることに深い感謝の思いが湧きました。
学習は、ニューズレター第16号「スピリチュアリズムにおける神観」④と、霊訓『シルバーバーチの教え・下 第21章』です。
霊訓に入る前の学び
●ニューズレター第16号「スピリチュアリズムにおける神観――スピリチュアリズムは、深くて敬虔な神への信仰なのです」④ P16~P21
【基本的神観】(今月は④と⑤を学習)
①創造主としての神
②大霊としての神
③愛なる神・究極の愛としての神
④摂理(法則)としての神
⑤究極の理想としての神
----------
④摂理(法則)としての神
・神は摂理(法則)を通じて世界を支配している。
・神はすべてを完全に把握し、完全平等・完全公平に扱っている。
・神の完全性は、摂理(法則)の完璧性を通じて知ることができる。
⑤究極の理想としての神
・人間は「霊的成長」とともに神に近づいていく。
人間は成長することによって神に近づくことができる。
・他人を利他愛で愛することは、神を愛すること。
神を愛するとは、利他愛で他人を愛すること。
『シルバーバーチの教え・下』 からの学び
●「第21章 青年牧師との論争」P109 L5 ~ P116 L3
■キリスト教の信仰について
“主よ、主よ”と口にするのが信仰ではありません。実際の行為が大切なのです。
私たちスピリチュアリストにとっても、“シルバーバーチ”や“霊訓を読んでいる”と信仰を口にすることよりも、日々真理に沿って生きることの方がより重要なのです。
■宇宙のすべてを解くカギ
真理は、これまでに得た知識(例えば、精神世界や宗教書、哲学書等の知識)とこじつけて解釈しようとせず、高級霊界通信によって明かされた霊的事実に照らして解釈することがとても大切です。真理は童子のような素直な心で読むなら、宇宙のすべてを解くカギとなるのです。
■イエスの関心事とは?
地上のすべての人間が神の御心を実践することです。
地上世界は教えでは救われません。言い換えれば『シルバーバーチの霊訓』がただ広まっただけでは救われないということです。
真理を手にした一人一人がまず、自分の中の魂を束縛するもの(間違った宗教教義や慣習、経済至上主義、利己主義、物質主義、物欲、強欲、金銭欲、差別意識、偏見等々)に気付くことが大切です。それらの一つ一つを取り去ろうと自分と闘ってこそ生き方が変わるのであり、真理を実践する人が増えるに従って、地上界は少しずつ変わっていくことになるのです。
参加者の感想
■従来の宗教で説かれてきた「特定の者だけを愛し、信じない者は地獄に落とす」無慈悲で偏った神観に対し、スピリチュアリズムは「全ての者に摂理・法則を通して平等に働きかける」という正しい神観をもたらしました。それは神が全ての人をご自分の子供として公平・平等に愛している証であり、自分も含め誰一人見捨てることも特別扱いすることもない神の公平性・完全性に改めて信仰心が熱くなりました。
その神と同じ愛を発揮すれば、摂理によって恩恵がもたらされ、反する者は厳しい結果によって正しい方向へ導く、神の親なる愛に胸が熱くなると共に、自分に降りかかる苦しみも、霊的成長を願う神の愛であると奮起し立ち向かったり、全ての人を霊的家族として愛するべきとする神の摂理に自分を沿わせる為にも、神の愛への確信と実感をもっと深めていきたいと思いました。
■今回も神観を学びました。
大自然の中に神の完璧な法則、摂理、愛を感じることは理解しやすいですが、自分も神の造られた法則の中で生きていること、自分を摂理に沿わせることしかないことはついつい忘れてしまい利己的な行動に陥ってしまっています。利他的な行動を行っていても、本心は利己的な感情が残っているからです。
自分の魂が何に捉われているのかを考えなくてはいけないと知り、どんな行動をするにも責任をもたないといけないと改めて思いました。
自分の利己性を取り除く努力を真剣に行い、いつかまだ真理を知らない方々の魂を助けることができるようになりたいと思います。
■霊的真理の体得は、利他愛の実践という点に尽きるのではないでしょうか。そしてまた、これほどに難しいことも無い、というように思います。
本日も、高い理想の前で、こなごなになりそうな自分がいますが、高い水準でものごとを考え、日々、自分を律するための宇宙の摂理に出会えたことに感謝いたします。
■宇宙のすべての現象が、神の造られた一連の法則によって支配され、神によって支配し管理するために造られた摂理には、神の偉大さ・完全性がそのまま反映されています。地上人類は神の造られた摂理を通じて神の偉大さ、公平さを知ることができます。
自分は、摂理に添った生き方をしているのか、神を正しく理解していのかと不安になります。
その時こそ神と波長を合わせ、自分の意志を神の意志と調和させ神に一歩でも近づくような真剣な「祈り」をすることを思い出させていただきました。
■
摂理についての神を知ることが最大のカギであると学ばさせていただきました。
そして人間が神を知るためには自然なかでの法則を見いだすことが大切だと教えていただきました。
しかし、その法則を理解するのも私的には難しいとも感じました。
ちょとだけ理解できても、学びは次の段階にすすんでいき自分の中では消化しきれていないので、普段の学びが大切だと思いました。