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2020年 8月 学習内容

先月久しぶりに読書会を開催することができましたが、今月はさらに、皆で集い真理を学べることがこれまで以上に貴重な宝であると感じました。コロナ禍の緊張の中で、無事開催できましたことを神と霊界の皆さまに深く感謝申し上げます。

先回に引き続き神観について学びました。
これまで人類が三千年かけて得てきた神の知識はほんのわずかなものです。しかもその内容はバラバラであり、どれも肝心な点で間違っていました。
スピリチュアリズムの登場により地上人類は、これまでなかった最高の知識(神観)を手にすることができるようになりました。それにより、「本当の神信仰」(霊界で唯一の神信仰)がいかなるものであるかを知ることができるようになったのです。
スピリチュアリズムの神観が地上界に広がることによって、間違った神観による戦争や紛争はなくなります。また、誰もが正しい神信仰を持つことによって、霊的存在者として価値ある地上人生を歩めるようになります。
私たちは高級霊によって下ろされた神の知識をストレートに受け入れ、日々の生き方に反映させていくことが大切です。
高級霊たちの神への信仰姿勢を見倣い、神を心の中心に置いて生活するよう心掛けてまいりたいと思います。


学習は、ニューズレター第16号「スピリチュアリズムにおける神観」②と、霊訓『シルバーバーチの教え・下 第21章』です。


霊訓に入る前の学び

ニューズレター第16号「スピリチュアリズムにおける神観――スピリチュアリズムは、深くて敬虔な神への信仰なのです」② P6~P12

今回の重要なポイントは、シルバーバーチの「あなたは神」と「神は法則」という言葉の真意です。

【「あなたは神」の真意】
シルバーバーチは、神が宇宙や人間を造られた「創造主」であることを明確に述べています。
また私たちの内部には神の分霊が存在し、それは神によって創造され、神と同じ要素を潜在させているため、「ミニチュアの神」と呼ぶことができます。シルバーバーチはこのことを指して「あなたは神です」と言ったのです。人間が神そのものであるという意味ではなく、神と同質の神の分霊を内在させている、という意味なのです。


【「神は法則」の真意】
地上人類はこれまで、神の意に反すれば罰が与えられ、神の意に従えば恩寵が与えられると考えてきました。
シルバーバーチは、こうした人類の信仰の在り方が根本的に間違っていることを明確にするため、「神は法則です」と繰り返し説いたのです。

すべての人間は神の法則の支配を受けており、不公平な扱いを受ける者は誰一人いません。ところが真理を学んでいるスピリチュアリストであっても、ややもすると神の特別な恩寵を願ってしまいがちなのです。
神が直接人間に賞罰を与えるのではなく、摂理に沿って生きれば恩寵(霊的成長)が、摂理に反して生きれば苦しみが自動的に与えられることになります。
シルバーバーチの言葉の真意を理解し、正しい信仰姿勢を身につけることが重要なのです。


『シルバーバーチの教え・下』 からの学び

●「第21章 青年牧師との論争」P100 ~ P105 L4

■毎日の実践とは?

シルバーバーチの祈りの言葉には、私たちスピリチュアリストの日々の実践のすべてが書かれています。
まず霊主の状態でなければ、インスピレーションも霊力も入って来ず、大霊の御心に応えることができません。 日々霊主となり、自分は霊である、大霊の一部であるという意識で過ごすことが大切です。
そのためには、朝起きたときに“今日一日を霊として生きよう”と固く決意してから始めることです。私たちは霊的存在であり、意識体だからです。そして昼にもう一度自分をチェックして仕切り直し、夜寝る前に今日一日どうであったかを振り返ることです。その繰り返しによって、少しずつ霊主が当たり前になっていくのです。
またどこへ行く時も、“大霊の御心を接するすべての人々に示そう”、つまり“すべての人々に愛だけを渡そう”と決意し、努力することが大切です。



■死に際しての恐怖感はあったか?

ありません。インディアンは霊感が発達しており、死が恐ろしいものでないことを知っていました。現代ほど物質文明が発展していなかったため、霊的感性が研ぎ澄まされていたからです。それだけに現代の地上人は、精神から物質性や物質的価値観を取り除くことが重要なのです。
また霊の書には、魂が肉体から分離する時は苦痛を伴うかという質問に対して次のように書かれてあります。

「苦痛はありません。死の瞬間よりも、むしろ死に至るまでの人生の方が遥かに苦痛を伴います。(霊の書・86)」

この言葉から、霊的知識を学び、地上界および死後の世界を知ることは、地上人生を正しく歩むために必要であることが分かります。


 参加者の感想

■ 神観について学びました。
地上人の自分は神がどういうものかを理解するのは難しいですが、あらゆる法則を通して人間が霊的成長できるように神が配慮してくれていることはおぼろげながら感じました。
また真理が地上に下されたということは神の深い愛があってこそという一番の証拠だと思います。
雑事に追われると本当に大切なものは何なのかということを考えるのはとても大変ですが、摂理に沿った生き方ができるよう努力したいと思います。


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