2020年 7月 学習内容
2020年7月5日、5か月ぶりの開催となりましたが、今回集まれない期間が長かったことで、同志が集うことの意義をより強く実感した会となりました。
多くの霊力が会場一体に、そして一人一人に注がれたことで、改めて魂が息を吹き返し、崇高で清々しい思いに浸ることができました。こうしたコロナ禍の中で読書会を開催できましたことを、神と霊界の皆さまに一同心より深く感謝を申し上げます。
今月はスピリチュアリズムの神観を学びました。神の理解度や実感度は霊性の指標となるものであり、肉体を持ち霊的感性の鈍くなった私たち地上人にとって神の理解が難しいのは当然です。
地上では“太陽”と言えば皆が共通の認識を持てますが、神観については数え切れないほど存在しており、そのことが多くの戦争・紛争を引き起こしているのです。それほど、神の認識は難しいということなのです。
私たちは、霊界人にとって唯一の神(神観)を人々に伝えることで、地上から無益な争いをなくす一助になることができます。そのためにも、まず自らが神の真の姿を知り、日々祈りや瞑想を通して神の理解度・実感度を深める努力が必要です。神が常に心の中心に置かれるよう、これからもより一層理解を深めてまいりたいと思います。
学習は、ニューズレター第16号「スピリチュアリズムにおける神観」①と、霊訓『シルバーバーチの教え・下 第20章』です。
霊訓に入る前の学び
●ニューズレター第16号「スピリチュアリズムにおける神観――スピリチュアリズムは、深くて敬虔な神への信仰なのです」①
先回学んだニューズレター(第30号)では「良きスピリチュアリストになるための実践項目」として1つ目に祈りが挙げられていました。その祈りの対象である神について正しく知ることはとても重要です。なぜなら、スピリチュアリズムは深くて敬虔な神への信仰だからです。
その信仰対象である神観が間違っていたために、地上では多くの宗教戦争が引き起こされてきました。これが間違った神観による1つ目の悲劇です。
もう一つの悲劇は、間違った神・教義により、宗教が人類の霊的成長の道を阻害してきたということです。
スピリチュアリズムは、人類史上初めて「正しい神信仰」を地上にもたらしました。私たちは正しい神の姿を知るだけでなく、本物の神信仰にまで引き上げることが重要です。高級霊の姿を見習って、神への正しい信仰を身につけるよう努力していきましょう。
『シルバーバーチの教え・下』 からの学び
●「第20章 スピリチュアリズムの第一線で働く人々への励ましのメッセージ」P94 BL3 ~ P97末
■スピリチュアリストの重い責任
私たちも、真理の重要性ゆえに各方面から集い真理を学んでいます。
現在世界中に新型コロナによる失業や経済的不安、感染拡大に対する不安や恐れが広がる中で私たちは、これまでのように貪欲で強欲な経済至上主義や物質中心・自国中心・利己主義を選ぶのか、それとも真理に従い霊中心主義・利他主義に生きるのかの選択を迫られています。
コロナ禍にあるこの数か月間で私たちは、一人一人が自分中心に行動すれば感染は広がり、反対に一人一人が他者への思いやりを持ち感染対策を取って生活すれば、一定程度感染が抑えられることが分かってきました。
同じように、真理を手にしたスピリチュアリストが摂理に従って生きるようになれば、その分だけ地上界から無用の悲劇が消え、地球の平和に貢献することができます。なぜなら、“一人”が集まって地上界は出来上がっているからです。
私たちスピリチュアリストの責任は重大であることを認識することが大切です。
■誰もが内部に無限の霊力を秘めている
私たちの内部には、大霊と同じ無限の霊力が種子の形で内在しています。その霊力は、自分のことより人のためを思うときに発揮されます。
例えば、人間の慈悲の行為の中に、滅私の行為の中に、あるいは勇敢な行為にも、また自分より不幸な人・恵まれない人に尽くす行為の中に表現されます。
私たちが愛や寛容、哀れみ、仁、協調、犠牲精神を発揮するとき、私たちを通して大霊が働くのです。そのとき私たちは大霊とつながっているのであり、心は深い喜びや平安に満たされるのです。
参加者の感想
■神とはどのような存在なのかを学ぶ。
当初は神=摂理など宇宙の法則性のようなイメージを抱いていました。
しかしシルバー・バーチが神に語り掛ける時、人に話しかけるように対話をしているという。神が単なる法則的で無機的なものなら、人はその真摯な想いを話す対象としての交流が成立しません。受け止める相手が存在して初めて交流が成立します。
私は神の存在を身近に感じる事などは出来ません。しかし神の愛を一番身近で感じている高次の霊界の知的メッセージに、その温かい愛を感じ、この波動の低い地上界に於いて至る処に神の愛が遍在していることを再度教えられました。
■約半年ぶりの読書会でした。同志士の方々と学ぶのは霊界に意識を向けやすいと改めて感じました。
神観と祈りについて学びましたが、神に対してどのようなイメージを持てばよいのかはまだよくわかりません。祈りについても今はまだ祈りもどきですが、毎日行うことで少しずつイメージしやすくなるため頑張りたいと思います。
■神についてのお話しでしたが、正直よく分からなくなったというのが実感です。
地上人には出来ない「霊的直感」による神認識は魂(霊)にならなければ分からない。これは肉体が無いから分かりやすいだろうとは理解出来ました。
「理性による神認識」についてはすごく難しく、多分かじっただけの知識で終わるかなと思いますが、初心者の私はおぼろげに分かるかも知れないかなと思いました。もっと勉強しなければいけないのかな?と思った読書会でした。
■久々の読書会で気持ちが引き締まり新鮮な気持ちになりました。
今回の読書会は「スピリチュアリズムにおける神観」を勉強しました。神を知る二通りの方法で1.「霊的直感」による神認識は、最良の神を知る方法ですが地上人は肉体を持っているいるため神を直感できない。
2.「理性」による神認識(小をもって大を測ろうとする方法)は、地上人の神認識の能力は、霊界人と比べたとき、ほとんど赤ちゃんのようなレベルと言え、物質世界に住んでいるためハンテ゛ィがあり限界がある。
そのため地上では、いろんな神が作り上げられて来たということを勉強しました。