2019年 10月 学習内容
2019年10月6日、とても気持ちの良い爽やかな気候の中で新潟シルバーバーチ読書会を開催し、6名の同志と共に真理を学ぶことができました。
今月は、真理の学びの一例として、「心の成長と霊的成長」について取り上げました。
人生の目的は地上にあっても霊界にあっても霊的成長にある、ということはスピリチュアリストなら誰もが知っています。ところが、その「霊」の成長とはどういうことを言うのか、私達が一般的に言う「心」の成長とどう違うのかとなると、途端に言葉で表現することが難しく感じます。
真理を学ぶということは、知識として覚えるだけでなく、こうした違いについても理解していることがとても大切です。霊的知識が十分に蓄えられ、全体を捉えられるようになると、シルバーバーチの言葉の一つ一つがこれまで以上に心に沁み入るようになり、実践への意欲が湧いてきます。
心の成長も霊的成長も決して一足飛びにはいきませんが、私達が今日一日を霊主になろう、内部の神性を発露しようと奮起するなら、たとえその歩みはわずかであっても霊的成長の道を進んでいることになります。同志の存在を励みにし、努力し続けたいと思います。
学習は思想Ⅰ第1章より「心の成長と霊的成長」についてと、霊訓『シルバーバーチの教え・下 第19章』よりスピリチュアル・ヒーリングについてです。
霊訓に入る前の学び
●思想Ⅰ 第1章(2)人間の心と霊より「心の成長と霊的成長」
【心の成長とは】
顕在意識(心)の中の「霊的意識の拡大」のこと
【霊的成長とは】
①魂の窓を開いて、より多くの霊的エネルギーを取り入れられるようになること
②無限の可能性を秘めた分霊から可能性を引き出していくプロセス
③神の完全性に近づいていく歩み
『シルバーバーチの教え・下』 からの学び
●「第19章 ヒーリングの問題」P77 ~ P80 L4
■遺伝性の病気と神の公正さ
今生の身体は前世の進化レベルに相応しいものであり、霊的進化にとって必要な人生を送ることができるような身体を授かっています。しかし大半の地上人はそうした霊的背景が分からないために、自らの病気を思い悩んだり、親が子どもの障害に責任を感じてしまったりするのです。
真理を学び霊的背景を知る私達は、現在の不完全で未熟な地上界において、遺伝性の病気を抱えて生き辛さを感じている人々に対し、病気への深い理解のもとで互いに助け合い、奉仕し合うことが大切です。
■治療で治る人、治らない人の違い
カルマが清算されれば病気は治りますが、もし死ぬ時期であれば、いかに優れたヒーラーでも治すことはできません。また、病気が治ることと魂が進化していることとは関係はありません。全ては摂理によって支配されているのです。ですから私達は、ひたすら自分自身を摂理に沿わせる努力が必要なのです。
■霊的治療と磁気治療の違いは?
①マグネティック・ヒーリング(生体磁気治療)
ヒーラー自身から出る磁気エネルギーによって治す
例:手当療法・ハリ・指圧
②サイキック・ヒーリング
ヒーラー自身の霊体からのエネルギーによって治す
例:祈祷・手かざし
③スピリット・ヒーリング
ヒーラーのバイブレーションが霊界の霊医のバイブレーションと一体となり、通常物質界の圏内には届かない治療エネルギーがヒーラーを通して患者に流入することによって治る
①②はヒーラー(治療家)自身のエネルギーを使用し、ヒーラーの人格は治療とは無関係です。一方、③はヒーラーの人格が大きく影響します。ヒーラーは日常生活を正し、常に自分自身に対して厳しく臨むと同時に、真理によって自分の考え方や心境を高い所に置く努力ができなければなりません。自分を忘れて霊界の道具に徹し、神の愛で患者に接する時、高い質の霊的エネルギーを患者に注ぐことができるのです。
参加者の感想
■日々真理のことを意識はしているのですが、読書会から離れると利己的な自分に戻り、真理を振りかざして家族を非難することが多々あり、非難を発しながらも、なぜこんなに自分は利己的なんだろう?、どうやったら負の感情から逃れられるのだろうと苦しい気持ちがありました。
読書会の祈りの言葉の中に寛容心や慈悲心をもって・・という言葉を聞き、今の自分に最も欠けているのは寛容心だと気づきました。敵を愛するというのは寛容心がないと愛せず、利他愛にもならないと思いました。
■もし私たちが霊的向上の意識をもたないとしたら、人間の顕在意識における本能的な意識と霊的な意識との比率は、どんどん本能の方に傾いていってしまいます。つまり、肉主霊従の傾向が強まってしまうわけです。
日々、いかにして、霊の心というものを、顕在的な意識のレベルに取り込むことができるかということを自分自身に問い続けることで、霊的向上の道を少しずつ進歩できるのではないかと思いました。
■スピリチァュアリズムとは説明できますか、心の成長と霊の成長とはどのようなものかの問いに今まで読書会で何回となく勉強してきて分かったつもりでしたが、改めて聞かれるとどのように答えればいいのか分かりませんでした。今までは次から次と書籍とインターネットで閲覧して読み漁っていたような気がします。
これからは、今までの資料と書籍等を読み返し深く理解し心に染み込みさせたいと思いました。