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2019年 7月 学習内容

2019年7月7日、梅雨の晴れ間が広がるとても爽やかな気候の中で、新潟シルバーバーチ読書会を開催しました。

今回も神の摂理を図を用いて学びました。その図からは、神の摂理は私達が摂理に一致して生きようと努力するなら、必ず霊的成長できるようにつくられていることがよく分かります。摂理は、人類の霊的成長を願う神の深い愛からつくられているのです。私達は、そうした完璧な摂理の中で守られ、導かれているのですから、自分の将来を心配したり不安に思う必要は全くありません。すべての出来事は自分の霊的成長にとってよいこととして甘受し、摂理に一致することだけを考えて生きることが大切なのです。“霊的成長”という地上人生の目的を忘れず、日々摂理に沿う努力をしていきたいと思います。

学習はニューズレター第28号「人間の霊的成長を支配する神の摂理(法則)⑤」と、霊訓『シルバーバーチの教え・下 第18・19章』です。

霊訓に入る前の学び

ニューズレター第28号「人間の霊的成長を支配する神の摂理(法則)――神の摂理への信仰が、スピリチュアリズムの基本です⑤」

【償い(苦しみによるカルマ清算)の法則】
摂理に反した行い(肉主・利己愛)は、自動的に苦しみとなって自分自身に返ってきます。人間は自分が犯した摂理違反を、それに等しい苦しみをもって償うことになります。それが「償い(苦しみによるカルマ清算)の法則」です。

【自己犠牲の法則(代価の法則)】
人間の霊的成長は、霊主肉従の努力と利他愛の実践によってなされます。その際「自己犠牲」が大きければ大きいほど、より大きな霊的成長がもたらされます。これが「自己犠牲の法則」です。自己犠牲とは、自分の利益を後回しにして、より多くの人々の幸せを優先して求めることです。物的に見れば損失以外の何ものでもありませんが、霊的に見れば霊界に霊的宝を蓄えていることになり、地上における最も価値ある生き方、最も賢明な生き方なのです。

【苦難の法則(光と陰の対照の法則)】
摂理に一致した目的達成のために、多くの困難・苦難を克服すればするほど、乗り越えるハードルが高ければ高いほど、より多くの霊的成長がもたらされます。これが「苦難の法則」です。
また地上では、困難・苦難という陰の体験によって魂が純化され、鍛えられ、光の有難さが実感できるようになります。光と陰という両極の体験によって、より霊的成長が促進されるようになっているのです。これを「光と陰の対照の法則」と言い、「苦難の法則」を別の角度から表現したものです。

『シルバーバーチの教え・下』 からの学び

●「第18章 霊界側から見た戦争」P65 BL4~ P68

■国際連盟を支持すべきか?

加盟国の代表は、次のことを自問する必要があります。
・心の底、魂の奥底から平和を望んでいるか
・大霊の摂理に素直に従う覚悟があるか
・自国への脅威となるものを阻止しようとしているだけではないか
・大霊と人類全体という観点からではなく、自国、民族、自分達の富という観点からのみ考えていないか

すべてを愛の精神で解決するなら地上界に平和が訪れますが、愛の摂理に反する欲望を持つなら、常に分裂と混沌と破綻をもたらします。
シルバーバーチの言葉を読むときに、こうした国際的な問題は自分には直接関係ないと思うのではなく、常に自分のこと、自分の家族や周りとの関係の中で考えること、そして自問自答することがとても大切です。
人と人が集まって家族となり、その家族が集まって地域となり、国となり、地球全体となるのです。真理を手にした一人一人が、欲望ではなく愛の精神ですべての問題を解決するなら、地上界に平和が訪れるようになります。


●「第19章 ヒーリングの問題」P70~ P70末

■霊能力について

【心霊能力(サイキック能力)】
サイキック能力とは霊体に備わった能力であり、死ぬと誰でも発揮できるようになります。霊能力の開花やその時期は生まれつき決まっており、人生の終盤に開花が予定されている人の場合、若い時にいくら訓練を積んでもなかなか発現しないことになります。
一方、霊能者の素質を持たない人の場合も、霊体と肉体の関係を強制的に変化させると、一時的に霊能力を発現させることができます。しかし、不自然な霊能力開発は低級霊の憑依を引き起こすなど多くの問題があり、魂そのものを汚し、霊的成長の道を閉ざすことになります。

【霊的能力(スピリチュアル能力)】
スピリチュアル能力とは霊本来の能力であり、霊界の援助を引き寄せる能力のことです。真理実践の努力によって発揮できるようになり、スピリチュアリストが開発すべき能力です。

 


 参加者の感想

■地上生活における最大の目的は霊的成長が成される事です。大霊はそのための摂理をこしらえ、その中で私たちは自由意志をもってそれぞれの歩みを進めています。今回の読書会では、様々な法則が複雑に絡み合いながらも寸分の狂いもなく完璧に私たちを支配している事を理解できました。これらの法則一つ一つの意味、それがどう作用するかを知る事、そして何よりその法則内で生じることすべてが私たちの霊的成長に繋がっているとの認識と大霊への畏敬の念をもち、これから生じるであろう様々な困難にも厳然と立ち向かって生きようと決意を固めた次第です。


■自己犠牲の法則を学び、どのような行いが利他愛の奉仕につながるのか少し理解できました。
他者に真理を普及することが一番利他愛になると知り、今世の自分には絶対に出来ないことだと思い、知識を知っただけで終わってしまうのかと感じました。しかし、真理によって自分が救われるだけでいいとも知り、真理に自分を合わせながら、自分に出来ることをしていきたいと思いました。


■神の摂理(法則)の最後に「償い(カルマの法則)」「自己犠牲の法則(代価の法則)」「苦難の法則(光と影の対照の法則)」を学びました。これまで学んできた霊的成長に関するさまざまな法則(摂理)は複雑に絡み合い、組み合わさって運行されていくということ。私達が霊的成長をなすには「摂理と一致したした生き方をすればよい」ということ、摂理に忠実な生き方をするために「霊主肉従」「利他愛」「困難やトラブルを、広い霊的視野に立って受け止め甘受する」ということを学びました。これを実践するには難しいとは思いますが、少しでも近づけるよう努力したいと思いました。


■再生人生の目的の一つに、かつて犯した摂理違反の償いがある事を学びました。以前も知りながら知識レベルで留まり、心に浸透していませんでした。私は今まで神の恩寵による償い目的の苦難の痛みに耐え切れず、つい相手の方に憎しみの思いを抱いていました。しかし憎しみを与えた相手は、償い目的の摂理作用で配置された役割りを演じた人と考えるならば、私の浅はかな本能意識で悪としている事そのものが恥ずかしいと考える読書会でありました。


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