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2019年 5月 学習内容

2019年5月5日、新潟シルバーバーチ読書会を開催いたしました。GW中の開催でしたが、世間の喧騒を離れ新緑の心地よい空気の中で、霊界からの清々しい霊力に包まれ同志の皆さまと共に真理を学ぶことができました。

先回に引き続き「人間の霊的成長を支配する神の摂理」から、「霊優位の法則」と「利他性の法則」について学びました。私達スピリチュアリストの実践項目には「霊主肉従の努力」と「利他愛の実践」がありますが、それを摂理という観点から学ぶことによって、霊的成長にとってどれほど大切であるのかを深く理解することができました。
また私達は、霊主と肉主の間を行き来しながら日常生活を送っていますが、普段から霊を意識することによって、少しずつ霊主の状態を長く保てるようになります。霊主の状態で利他愛を発露できるよう、あきらめずに努力したいと思います。

学習はニューズレター第28号「人間の霊的成長を支配する神の摂理(法則)③」と、霊訓『シルバーバーチの教え・下 第18章』です。

霊訓に入る前の学び

ニューズレター第28号「人間の霊的成長を支配する神の摂理(法則)――神の摂理への信仰が、スピリチュアリズムの基本です③」

【霊優位(霊主肉従)の法則】
地上人が霊的成長するための不可欠な条件が、「霊主肉従(霊優位)の努力」です。私達は霊主肉従の努力を通じて霊的成長することになります。
・霊主肉従 → 霊的成長
・肉主霊従 → 霊的成長なし

心が霊優位になると、心全体が霊的エネルギーに満たされ、明るく清々しい状態、愛の思いが自然に湧き上がってくる状態になります。
反対に心が肉優位になると、利己的な思い、物欲、肉欲、孤独感等が高まり、周りの人に対して批判的な思いが大きくなります。


【利他性(利他愛)の法則】
地上人が霊的成長するためのもう一つの不可欠な条件が、利他愛の実践です。私達は利他愛の実践を通じて霊的成長が促されるようになっています。 ここで大切なことは、心が肉優位の状態にある時は、純粋な利他愛を発現させることができないことです。すなわち、心が霊優位の状態であってこそ、純粋な利他愛を発露することができるのです。霊主肉従は、私達が利他愛を持つための前提条件なのです。
・霊主肉従 → 利他愛 → 霊的成長
・肉主霊従 → 利己愛 → 霊的成長なし

『シルバーバーチの教え・下』 からの学び

●「第18章 霊界側から見た戦争」P56~ P59末

■戦争について

戦争は、地上界に限って見ても正当化はできません。物質的にただ破壊を引き起こすだけだからです。また霊界から見ても、決して正当化することはできません。「地上を離れる時期が来た時に肉体から去る」という摂理に反するからです。

また多くの地上人は、戦争が低級霊の働きかけを許すことになることを知りません。低級霊は、進歩と平和と調和を憎み、組織的な態勢で邪魔立てしようと画策しています。
しかし、高級霊団の力に比べれば微々たるものであり、私達は恐れるのではなく愛の思いを持つことが大切です。日々の生活の中で、家族、地域、職場の人々と調和し、どの人も大霊の愛する子供であるとの意識で接することです。こうした認識を持てばこそ、戦争がいかに愚かなことであるかが分かるようになるのです。


■真理を手にした者に望むのは・・

大霊の計画を地上で実現するために全力を尽くすことです。真理を手にした一人一人が真理に沿って歩むことができれば、大霊のために奉仕する高級霊たちと同じように、この大事業に役立つことができるのです。


■全人類が大霊の一部

私達は皆、霊の大海から取り出された一滴であり、同じ分霊を宿した霊的兄弟姉妹です。このことを一人一人が心底実感できるかどうかに、地上界の平和がかかっているのです。
愛がほしければ愛の種を、平和がほしければ平和の種を蒔くことです。戦争の種(利己主義・物質主義)を蒔いておきながら、その結果生じた流血の悲劇を免れることはできません。


 参加者の感想

■先月から具体的にどのような行動が利他愛の実践になるのかを考えて実践もどきをしていました。
今回霊優位の法則を学んで、自分が行なっていたのは霊主の状態でしていたのではなく我慢して利他愛の実践もどきを行なっていたのがわかりました。霊主の状態だと清々しい気持ちや愛の思いが自然と湧いてくるそうですが、そのような感覚はほとんど感じませんでした。 霊主の状態に心をもっていくのは本当に難しいです。せっかく真理に出会えたのだから少しでも霊的成長してあの世に戻りたいと思います。


■「霊優位(霊主肉従)の法則」は、地上人の霊的成長にとって絶対必要条件だということを勉強しました。
日常生活の肉主霊従の中で自分自身を霊主肉従の状態に持ち続けることの難しさを感じます。利己的な人を見て、あんな風にはなりたくないなどと思いながら自分も同じじゃないかと自問自答し、少しでも自分自身を霊主肉従の状態に近づける努力はしていきたいと思います。


■地上に生きる私たちは、地上なりの常識に従って生き、善行を為しているつもりであっても、霊界の価値観からすると、当たり前と思っている私たちの生活自体が動物的な本能の部分に突き動かされた、自己中心的な利己性にもとづいたものであることがただちに判明します。シルバーバーチ読書会と出会い、いくらかでもそのような自分の利己性に対して気がつくに到ったことは、自分の中で“神の法則を受け入れる準備ができてきた”ことでもあります。あとは具体的に、なにをどうすべきであるのかということを、神の法則に従って、自らの自由意志のもと、判断していかねばなりません。その判断が霊優位なのか、肉優位なのか、ということを常に審査し、霊優位の行動を選択した上で、利他性の法則にのっとって舵を取っていかねばならぬと決意しました。


■利他性は宇宙を支配する摂理であり、果てしない宇宙の万物の存在運行形式であること、宇宙全体が利他性で成り立つ世界であることを学んだ。
ここで始めて私の過去の苦境の大半は利己的な行為からのもので、摂理に逆らった事であると判りました。他人の利己性には敏感で、他人を不快に思っていたが、自分を問い詰めれば強い利己性があり、真理を学んだ者はまず己の利己性を認め受け入れる事が大切であると改めて考えた。そうして初めて他人を「許す」ことが出来るのである。これまで自分の事を棚に上げて他人を非難し、真理を手にした者として恥知らずの行いをしていた。やはり己の利己性との闘いであり、敵は外部でなく己の利己性と知る読書会であった。


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