2019年 4月 学習内容
2019年4月7日、新潟シルバーバーチ読書会を開催いたしました。新潟でも桜の開花が宣言され、寒暖を繰り返しながら少しずつ春の息吹を感じるようになりました。
今回は、人間が関わる様々な次元の摂理を図を用いて学びました。人間のみに霊的要素が賦与され、死後も個別性を持って生き続けること、また人生の目的が霊的成長であることが人間の構成図から明確に理解することができました。人間にとって「永遠の進化」が宿命である理由は分からなくても、私達は神の摂理に沿って生きれば生きるほど霊的幸福が得られることは間違いありません。少しでも摂理に沿って生きるよう努力したいと思います。
学習はニューズレター第28号「人間の霊的成長を支配する神の摂理(法則)②」と、霊訓『シルバーバーチの教え・下 第17章・18章』です。
霊訓に入る前の学び
●ニューズレター第28号「人間の霊的成長を支配する神の摂理(法則)――神の摂理への信仰が、スピリチュアリズムの基本です②」
【霊的成長に関する摂理<1> 「永遠の霊的進化の法則」】
霊の大海から取り出された一滴が肉体を携えて地上に生まれ、個別性を持つようになります。これが人間です。地上に存在する全生命体の中で、人間のみが個別的存在として永遠に霊的進化の道をたどることになります。これが「永遠の霊的進化(成長)の法則」です。
この進化のプロセスは地上だけでなく、死後霊界に行ってからも永遠に続きます。
進化が永遠に続くことはシルバーバーチにさえ分からない謎です。しかし私達は摂理に沿って生きれば生きるほど、霊的幸福が得られるようになります。なぜなら全ての摂理は「神の愛」の反映であり、神が人間によりよいものを与えようとするところからつくり出されたものだからです。
『シルバーバーチの教え・下』 からの学び
●「第17章 霊界でも祝うクリスマスとイースター」P49 BL3~ P53末
■クリスマスに大審議会が行われるのは?
指導霊のすべてが、かつて地上で自然法則を基にした宗教を持っており、それらの民族の全てが一つにまとまる時期だからです。
クリスマスは「太陽の誕生」を意味し、新しい時代の始まり(サイクルの終わりでありサイクルの始まり)の象徴です。
■現在の審議会の目的と、参加する霊達は?
物質界から一時的に引き揚げ、次の仕事のための新たな霊力を授かります。
参加する霊達は、インディアンと古い民族に属していたスピリチュアリズムの指導霊達です。
■地上界は今こそ「復活」が必要
イースターとは「全生命の復活」を祝う祭日のことです。
地上界はゆっくりと大霊の摂理が適用されていき、大霊の子自らが大霊の道具となることで復活していきます。すなわち、真理によって一人一人が道具になることで、物質第一主義の勢力が撤退し、世界が夜明けを迎えることになります。イースターはその象徴なのです。
●「第18章 霊界側から見た戦争」P56~ P57 L4
■戦争がもたらす弊害とは?
①霊界が地上の戦争によって傷ついた魂の野戦病院になること
②霊的に何の準備もできていない魂が霊界へ続々と送り込まれてくること
③戦死者たちは、まるで熟さないうちにもぎとられた果実のようなもの
こうした悲劇をなくすためには、地上人自らの手で行わなければなりません。因果律に基づく悪い結果は、地上人自らの責任だからです。そのため霊界は、地上で間違ったことをすると霊界でこうなると教えるしか方法がないのです。高級霊達は霊界の悲劇の現状を見て、地上人類の救済に乗り出したのです。
私達スピリチュアリストは真理を手にし、神の摂理がどうなっているのか、どう生きれば良いのかを知っています。自らを摂理に沿わせることによって、霊界の悲劇をなくすことができる立場に立っているのです。
参加者の感想
■本日の読書会で私が印象深いと思った内容は、人間における霊的な要素が、人間にのみ与えられた特徴であるという点でした。その点が、植物や動物などと大きく異なる点だということです。そのようにして大霊より分かれ、分霊となって、個別性を獲得した人間の存在は、ふたたび霊の大海へと戻ることはありません。個別的存在として生き続けるのです。このような人間の特性を知ることにより、大きな覚悟をもって生きてゆかねばならないと強く自覚した次第です。他では得ることのできない重要な教えをいただき感謝いたします。ありがとうございました。
■具体的にどんなことが本当の利他愛の奉仕になるのかはまだ理解できずにいます。
今回の読書会では霊的成長を支配する神の摂理を学びました。
最近の自分は心配事があると取越し苦労で不安になり相手を非難する傾向があったため、読書会で神の摂理(法則)を学んで自分なりにじっくりと考えなおす時間を持てました。
まだまだ霊主肉従にはほど遠いですが、常に心がける努力を続けていこうと思います。
■摂理についての、基本的な理解が不足していましたが、丁寧な説明をしてくださって理解することが出来ました。
また、摂理と法則については相違はなく包括的に同義と教えていただきまして、納得できました。
■「永遠の霊的進化(成長)」は、地上人生の間ばかりでなく、死後霊界に行ってからも永遠続き、どこまで行っても進化、進化の連続で終わりなき進化をたどるということ。そして摂理に添った生き方が人間にとって一番幸せの生き方だということを勉強しました。物質界で生きていると大変難しいと思いますが、少しずつでもそれに近づく努力はしたいと思います。それが自分自身の地上人生の課題だと思いました。