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2019年 2月 学習内容

2019年2月3日、今年最初の新潟シルバーバーチ読書会を開催いたしました。今月は新しい同志をお迎えし、霊力の満ちる清浄な雰囲気の中で一人一人が一年の始まりにふさわしいスタートを切ることができました。
学習では真理の正しい理解とその方法について学びましたが、今年は真理をトータル的に深く学ぶと同時に、生活の中で活用できるよう進めてまいりたいと思います。

学習は「真理の正しい理解について」と、ニューズレター「創刊号」の朗読、霊訓『シルバーバーチの教え・下 第16章・17章』です。

霊訓に入る前の学び

●「霊的真理の正しい理解について」

優れた霊訓には「思想(理論)」と「実践」の内容が含まれています。霊的真理の正しい理解とは、思想と実践の内容をトータル的に把握・理解することです。すなわち霊訓の全てを偏りなく読み込みポイントを抑えて全体を理解することと、日々の実践項目を選び出し整理することです。そうして初めて、実生活で真理を活用できるようになります。

真理の正しい理解のための2つの方向性
①全体的理解
真理の重要ポイントを網羅した総合的でトータル的な理解
(神観、死生観、死後世界観、善悪観など、○○観としてまとめられるもの)

②体系的理解
重要ポイント(○○観)をテーマに沿って関連付けグループ化して理解する

『シルバーバーチの教え・下』 からの学び

●「第16章 交霊会についての誤解」P39 BL1~P42

■自動書記はなぜ信頼性が乏しいのか

それは霊媒の能力の問題であり、未熟な霊媒は、地上の人間の想念と霊界からのメッセージの区別がつかないからです。しかしある一定以上の霊性レベルに到達すれば、地上界の想念を払いのけ、霊界のメッセージを受け取りやすくなります。
霊界は地上界が提供する道具で仕事をするしかないのですから、人間側ができる限り物質性を取り除き、霊性を高めることが必要です。霊性が高くなればなるほど、霊界にとって使いやすい道具になることができます。


■真理を受け入れる能力とは

霊界のどの界層まで至ることが可能かということ、つまり魂が真理を理解できる段階まで進化しているかどうかということです。ですから、証拠と真理の受容能力とは関係がありません。生命が死後にも存続する証拠を手にしていながら、霊性に目覚めていない人もいるのです。 真理の理解が深まれば深まるほど、より高い界層のバイブレーションに触れることができるようになります。


●「第17章 霊界でも祝うクリスマスとイースター」P44~P46 L3

■審議会でのイエスの様子

ここで大切なのは、キリスト教で言うイエス・キリスト像との違いです。神格化された、人間の手の届かない神として崇められるイエスではなく、成し遂げた仕事の評価を披露され、新たなる力、新たなる希望、新たなるビジョンのもとでさらなる目標に向かって邁進するようにと励ましてくださるイエスの姿です。多くの道具を通して人類に奉仕しようと勤しむ一人の偉大なる霊、人間の目指すべき理想であり生き方の手本としてのイエスなのです。


■高級霊が味わう生命の実感とは

シルバーバーチは、クリスマスとイースターの時期に本来の界層に戻り、そこでのみ可能な生命の実感を味わいます。
世界中の名画、素晴らし景色、物質界のあらゆる芸術品、深遠な自然美、それらを1つに集めても、高級霊界の美しさに比べればお粗末な模作程度に過ぎません。
シルバーバーチは、霊的な美、霊的な喜悦は物的手段では表現できない、表現する言葉が見つからないとしながらも、私達地上人に何とか理解してもらえるようにと心を砕き、できる限りの表現で生命の実感について述べてくれています。


 参加者の感想

■シルバーバーチの霊訓と出会えたことはなににも増してラッキーなことでしたが、それがたんなる知識にとどまっていては意味がありません。バーチの教えを“どのように生きればいいのか”という具体性が必要なのであり、“思想の実践”の段階に踏み出さねばなりません。そのためには、霊訓の全体を正しく理解することが必要であるということです。そのための具体的な方法を、今回の読書会ではていねいにガイドしていただきました。ありがとうございます。気持ちの中に“自分は他の人が知らない宇宙の真理に関する知識がある”という思い上がりがあるのではないか。その点を十分に注意しなければなりません。本年もまたよろしくお願いします。


■初めて参加させて頂きました。 霊的真理の理解を深めることへの重要さを再認識致しました。霊的意識を高めることが大切だと思います。
スピリチュアルリズムに興味をもったのは、身内の二人の死で、霊に出会ったことです。実際にこの目で見て体験して深く人生観が変わるような出来事でした。この霊たちは何処へ帰るのかな?と疑問がわいてきてスピリチュアルリズムに出会いました。
普及会のサイトで、霊訓等を貪り読んで何となく分かった気になっていましたが、読書会に参加してシルバーバーチのもっと深い思いにふれさせていただいたのは、意義のあることでした。実践まではまだ段階を踏まねばなりませが、少しつづ理解を深めて参りたいと思っております。


■今回の読書会は、スピリチュアリズムは学問ではなく霊的実践にもとづく実践的な生き方であることを勉強しました。今までは、悩んでいたり苦しんでいた時にシルバーチの霊訓を抜粋して読んで自分の心を鼓舞し慰めてきましたが、慣れてくると内容を覚えてしまい感動が薄くなっていると感じていました。ただ読むのではなく、文章を読むときに疑問を持って読み、奥深く読み取ることによって正しい霊的真理を理解し実生活でそれを役立てることを教えて頂きました。そしてせっかく手にした霊的真理が「豚に真珠」にならないよう正しく学びたいと思いました。


■久しぶりの読書会でした。お休みの間は真理のことを考え利他愛の奉仕を行って霊主になるように意識していましたが、どういう行いが利他愛の奉仕なのか?動機が他者のためならそれだけでいいのか?など考えてみましたが答えははっきりでませんでした。また少しでも嫌なことがあるととても利己的な考えや行動を行なってしまい、せっかく霊的真理に出会えたのに出会う前より利己的な自分になっているのがわかりました。 真理を知っただけでは何も変わらないこと、利他愛の実践を行うにもまず自分が霊主にならないと霊的成長もしないことを、改めて読書会で学びました。知識を知っただけでただの自己満足で終わらないように、もう一度始めから真理をよく読みたいと思います。


■真理を知り1年半、霊的真理の書籍を感動と知識欲で読んでいました。昨年から真理を宗教学としての各項目ごとに勉強をしたいと思っていました。しかしどう学べば良いか途方に暮れていた処、今回の読書会で思想ⅠからⅢを勉強することにより、整理体系化された霊的知識を学べることが示されました。今年で64歳になりますが、これからの人生を苦難・困難を乗り越えて、死後を楽しみにして本物の終活をする意欲となりました。
余談ですが私は再生目的を忘れており、今の孤独と空しさは因果の法則や自業自得の法則、償いの法則が作用しているのかと思えば「実に有り難いことだと」感謝して静かに時の流れに身を委ながらの、立春近い希望の光射す新潟読書会でありました。

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