2018年 11月 学習内容
11月に入り、山では色とりどり紅葉が見られる美しい季節になりました。2018年11月4日、地上の喧騒を離れて静かに霊界に意識を向け、同志の皆さまとともに新潟シルバーバーチ読書会を開催いたしました。
スピリチュアリズムが地上に展開を初めて170年が経ちましたが、そのスピリチュアリズム運動の本質を霊界の視点から学び、壮大な時間の流れと自分達の置かれた立場を確認しました。霊界の援助者として役立つためには、まず自らが霊主・利他愛の実践の努力をすることが大切であると一人一人が理解しました。
学習は、ニューズレター第41号「スピリチュアリズム運動の本質」と、霊訓『シルバーバーチの教え・下 第15章』です。
ニューズレター・思想からの学び
●ニューズレター第41号「スピリチュアリズム運動の本質・・・霊界サイドから見たスピリチュアリズム▼」 P1~P5
①この運動の主役は誰か?
・イエスを頂点とする霊界の何十億・何百億という高級霊達
②スピリチュアリズムの目的は?
・地球人類の救済
③地上人の霊性レベルは?
・暗黒の地上は当たり前と思っている
・救いの必要性を感じていない悲惨なレベル
④地上人の死の直後と心の変化
・地上で自分が犯した利己的行為の愚かさを自覚し、神に救いを求める
・“地上人には霊界からの救いの手が何としても必要である”と実感する
⑤霊界はどうやって人類を救うのか?
・霊的知識・霊的真理を地球人類にもたらすことで救う
⑥スピリチュアリストとは?
・スピリチュアリズム運動における地上サイドの援助者
地上には三大霊訓をはじめ数々の霊界通信が存在しますが、それらの通信をただ読み進めているだけでは、なぜスピリチュアリズム運動が発生したのかという根源的な問いに明確に答えることはできません。スピリチュアリズム運動が発生した霊的背景を知り、宇宙における自分達の位置を理解することによって初めて、霊界の道具・援助者として人類のために自分を役立てることができるようになるのです。
『シルバーバーチの教え・下』 からの学び
●「第15章 交霊会の舞台裏」P26 ~ P31 BL3
■交霊会に携わる霊達の役割
①幽界下層(地上近く)から来た霊達
・物質的反応を演出する
・心霊現象の演出に必要なエクトプラズムを提供する
②光輝く界層から来た霊達
・大霊のメッセンジャーとして携わる
霊団は、交霊会を催しているときだけでなく、地上人の睡眠中も休むことなく活動しています。真理を少しでも多く地上界にもたらすために心を砕いているのです。
■大霊の使徒が通う一室とは
高級霊達は、荘厳な建物やステンドグラスで装飾された教会だから集うのではありません。そこにいる人々の気高い心に集ってくるのです(霊力は建物に降りるのではなく、人に降りる)。真剣に真理を学び、真理に沿って生きようとするとき、霊界から沢山の霊力が流入します。真理を手にした一人一人が、利己主義・物質主義を改め利他主義・霊中心主義に生きるとき、その人を通して地上界には沢山の霊力(霊的光)が注がれます。そうやって少しずつ地上界の暗闇は駆逐されていくのです。
■交霊会に霊達が集う目的とは
①交霊会に関心がある
②地上と交信できるのを知らないため見学に来る
③霊界から地上界へどう接触すべきかを学ぶ
④霊媒を他の分野でも使用できないかを学ぶ
霊達は、霊界からのメッセージを地上人の心に印象付けるには、どう霊力を使用すればいいのかを常に研究しています。そうした霊界側の絶え間ない努力によって、私達は霊界からのインスピレーションを受信しています。
ですから、私達地上人側からも霊界に近づく努力が必要です。真理に沿って生きるようになればなるほど、守護霊からのインスピレーションを受けやすくなります。
■霊界の仕事はグループで行う
協調こそが神の摂理であり、霊界の仕事は必ずグループで行います。グループの仕事に最も必要なのは、メンバーの特性・長所を一つにまとめ上げることです。その中の一人がグループ全体のマウスピースになって、地上界に働きかけます。シルバーバーチも所属する霊団のマウスピースです。また、仕事の成果が素晴らしいということは、メンバーが完璧に一体化している証拠です。
それは地上のチームづくりでも同じです。例えば、すべて同じ楽器で演奏するより、オーケストラのように様々な楽器が集まり調和・一体化する方がより美しいシンフォニーが完成します。
私達一人一人に特性・長所があり、何かしらの役割があります。それらが調和し一体となったとき、素晴らしい仕事となるのです。
参加者の感想
■スピリチュアリズム運動の目的を学び、霊的真理の普及や地上人を救うためには自分の霊性を高め利他愛を発することで霊界からのメッセージを受け取りやすくなることを学びました。
最近、読書会の後半月ほどはよく真理を読みますが、後半の半月は気持ちの中では真理を気にしているものの本をゆっくりと読めなかったりする日が続いていました。不思議なことに毎回読書会に行くと今の自分に必要な内容のことを学びます。
真理をもっと理解・利他愛の実践し、霊性をもっと高めるように守護霊から導かれているのではないかと思います。
■霊界の高級霊の方々が、かならずグループを作って活動し、1人では仕事をしないということを聞き、なるほどと思いました。私は単独行動が好きなタイプなのですが、やはりグループに優るものはないと気付かされた次第です。
利他性ということの重要さと協調性こそが神の摂理であるということを学びました。
■スピリチュアリズムによる地球人類救済運動が、何百億という高級霊が総結集して進められている大プロジェクトだということを勉強しました。
地球上の悲劇は、すべて地球人類の「霊的無知」から発生しています。その霊的無知の解決方法は「霊的知識・霊的真理」を地球人類にもたらし、「人間は永遠の霊的存在である」「地上人生は霊界での生活の準備をするためにある」「物質的なものには何の価値もなく、地上生活に必要な最低限のものがあれば十分である」と心の底から納得させることです。そうすれば、地球上から利己主義が姿を消し「霊中心主義」「利他主義」に代わります。
そのような壮大な計画が着々と進められていると思うと「読書会」で勉強している身としては、少しでもスピリチュアリズム運動の足場になれるように努力したいと思います。
■今回スピリチュアリズム運動の本質を学ぶ。
何故170年前に高次の霊界からの霊訓が啓示されたのか、その原因・主役そしてその背景を知る事は、真理を学ぶに於いて大切な事と感じる。
今まで真理の思想的観点を重要視しており、高級霊界がどの様な思いでメッセージを伝えて来たのかを知り、無償の利他愛の究極の行為と感じた。霊界は地球の有り様に悲壮感を抱き、辛い想いで観ている事だろう。
人は大霊の分霊としてこの地上に誕生し、肉体を携えて生きる霊的存在である事を知らない。この霊的無知による悲劇が地球上に蔓延している有様を見て、この波動の低い地上に障害を乗り越えてまでも知的メッセージを届けて来たことは至難の業であったと感じる。そこまでしても伝えたい想いを私が受け、道具意識を自覚する、秋気漂う読書会であった。