2018年 10月 学習内容
2018年10月7日、台風による強風の影響が残る中、静かに霊界に意識を向けて同志の皆さまとともに神聖な時間を持つことができました。毎月こうして共に真理を学べることを、神に深く感謝しております。
シルバーバーチはスピリチュアリストに対して、「後は時間の問題である。地上人がどれだけ責任を果たすかで、地上天国の実現が早くなるか遅くなるかが決定される」と述べています。私達一人一人がその責任を強く心に留め、精一杯自分の霊性を高める努力をしてまいりたいと思います。
学習は、ニューズレター第36号「地球人類の悲劇・不幸を、自分の問題として考えましょう⑥」と、霊訓『シルバーバーチの教え・下 第14章』です。
ニューズレター・思想からの学び
●ニューズレター第36号「地球人類の悲劇・不幸を、自分の問題として考えましょう――「霊的無知」から発生した2つのガンと6つの悲劇▼」⑥ P21~P25
【地球人類の6つの悲劇・不幸】※今月は⑥を学習
①争い・戦争
②貧困・飢餓
③間違った宗教による霊的弊害
④精神の堕落・心の危機
⑤動物虐待・環境破壊
⑥霊的未熟者による霊界の悲劇
これまで数回に分けて地上の様々な悲劇を見てきましたが、地上の問題はそのまま霊界にも悲劇をもたらすことになっています。
霊界の高級霊たちは地上の悲劇・不幸を見て、「もはや地球人だけに任せていても悲劇をなくすことはできない」「地球人は自らの手で自分達を救うことはできない」との判断を下しました。そして、霊界主導の地球人類救済プロジェクトが計画され、実行に移されたのです。それが、私達が携わっている“スピリチュアリズム”なのです。
私達スピリチュアリストは、高級霊界の道具となり、真理を普及していく責任があります。残りの人生をスピリチュアリズムに捧げるということは、人類に対する最高の利他愛であり、これほど価値ある地上人生はありません。
『シルバーバーチの教え・下』 からの学び
●「第14章 霊界通信の難しさ」P18 L4 ~ P23
■他界した霊からの援助を受けるには
真の愛の関係にある人々、親和性のある人々は皆、死後も私達を見捨てることなく、傍にいて愛で包んでくれています。時に彼らは、誰よりも身近にいることがあります。例えば、何かを相談したいとき、相手が地上人であれば、直ぐに会ったり話したりすることはできませんが、親和性のある霊の場合、意識を向けるだけで直ぐに通じ合うことができます。
また、今日私達が真理に出会い、読書会に参加しているという事実は、私達が霊界からの働きかけと影響力を受けたという証なのです。
《霊が働きかけやすい条件》
・冷静で受容的な心を保つ
・穏やかな心、安らかな気持ち、希望と信念と自信に満ちた明るい雰囲気
《霊を遠ざける条件》
・恐怖心、悩み、心配の念に囚われているとき
■どうすれば霊媒や霊視能力者になれるのか
“大霊のため、人のために自分を役立てたい”と望む人はみな霊媒です。そのための努力項目とは、
1.自分を愛するように隣人を愛すること
2.人のために役立つことをすること
3.自我を高めるよう努力すること
■世俗から隔絶した瞑想生活は良いことか
心霊能力の開発には好都合ですが、世俗の中で生活しつつ、世俗から超然とした生き方の方がはるかに上です。なぜなら人と接しない生活は、人に悪いことはしないかもしれませんが、善いことも何もしないからです。私達は、自らの肉体を使って他人に奉仕するために地上界に来ています。開発した能力は、他者のために活用してこそ価値を持つのです。
■ホームサークルをつくるための準備とは
ホームサークルは、誰にでも門戸を開く読書会とは違い、大変な忍耐と会を継続するための準備が必要です。その準備とは、メンバーの一人一人が霊的に自立することです。すなわち、神と霊界とのつながりを人間とのつながりよりも重要視すること、言い換えれば、人とつながるよりも先に神と霊界とつながることです(横のつながりよりも縦のつながりが大切)。その上で、
1.嫌な思いをすることのない、心が通じ合う人々が同じ目的を持って集う
2.週に一回、同じ時刻に集う(1時間ないしもう少し長くてもよい)
3.祈りから始めて、受動的な状態をつくる
大切なのは、各自の動機・目的が「人のために役立つ」ということ、そして常に心の内を厳しく見つめることです。皆で心を一つにし、清らかな思いで霊力を顕現させようと願うなら、徐々に霊力が顕現するようになります。
参加者の感想
■日常生活の中で霊主肉従を意識して実践してみました。
自分の中にある利己的な感情や行動をコントロールするのはとても難しく、真理をただ知識として知っただけでは何も成長がないことを思い知りました。
会の中で教えていただいた、まずは自分自身が神とつながるということをしっかり身につけ、自分の意識がぶれないようにしなくてはならないと思いました。
■人間の肉体は地上生活での霊的向上のための道具であるということです。それをもっぱら自らの欲望のために用いた結果、霊的向上がおろそかとなり、死んで後、激しく後悔することになる。霊界では心の中の隠しごとができず、意識がむき出しとなることで、自らの後悔そのものが自らを苛む苦しみとなります。
内省という霊的向上の鍵を日常の生活の中にふんだんに用いねばならないと自覚いたしました。
■多くの地上人が霊的無知から発した物質主義と利己主義は、地球人類に悲劇と不幸を引き起こしています。そして地上の問題は霊界にそのまま反映され、霊界にも悲劇を引き起こし霊界の人々に多大な面倒と苦労をかけています。
それを解決するためには、人類に「霊的真理」をもたらし霊的無知の状態から解放することが最も重要なことだと学びました。そして地球上に霊的真理が示されれば、自動的に悲劇の元が断たれ地球上の悲劇がなくなります。
そのようにするためには今自分がやれることから始めたい思います。人に迷惑を掛けていないか、自分がされて嫌なことを他人にしていないか、自分の内省を自問自答しながら少しでも利他愛に近づけるよう「霊的真理の実践」に心がけたいと思います。
■ハイズヒル事件が起こり、それから170年の時を経て霊的真理がこの地上に普及して現代までの経過を学ぶ。
霊的真理が170年の時を経ても色あせる事なく寧ろ新鮮さを持つのは、現在の地上界が霊的真理から余りにもかけ離れた悲惨な状況にあるからと考える。又この霊的真理を学び、実践する地上人がどれだけその責任を果たすかで地上天国の実現が時間の問題だとシルバーバーチは言う。
だからこそ霊界と地上界の人間との協力体制の下で、地球人類救済の為の地上の一員となる為に、どうすれば霊力が与えられるに相応しい人間になれるか、また霊界の道具となれるかを改めて自問自答する。