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2018年 5月 学習内容

風薫る爽やかな気候の中、二人の新しい同志をお迎えし、ともに真理を学びました。世間はゴールデンウイークの最終日でしたが、喧騒を離れて神と霊界に思いを寄せ、神聖な雰囲気の中で神の御心を学ぶひとときは、霊的存在として最高に幸せな時間となりました。霊界から注がれる霊力によって、一人一人の魂が満たされたことと思います。
学習は、ニューズレター第35号「地球人類の悲劇・不幸を、自分の問題として考えましょう①」と、霊訓『シルバーバーチの教え』第13章「再生(生まれ変わり)」についてです。

ニューズレター・思想からの学び

ニューズレター第35号「地球人類の悲劇・不幸を、自分の問題として考えましょう――「霊的無知」から発生した2つのガンと6つの悲劇▼」P1~6

先月は霊的視野について学びましたが、今月からは地上の悲劇・不幸を霊的視野で見ていきます。高級霊たちは人類の不幸をどのように見ているのか、一体何が原因なのかを数回にわたって学んでまいります。

■高級霊の真実の愛を手本にする

地球人類の悲劇・不幸を自らの苦しみ・悲しみとしているのが、イエスをはじめとする霊界の高級霊達です。高級霊達が地球人類を見るまなざしは純粋な愛であり、人類の霊的成長と霊的幸福を願う利他愛のみです。スピリチュアリズム運動は、人類の不幸を根本からなくしたいと願う高級霊達の愛によって起こされたものです。私達スピリチュアリストは高級霊達を見倣い、高級霊と同じ思いで人類全体の悲劇や不幸を見つめていなければなりません。

■常に自分より恵まれない人々、苦しんでいる地球人類全体に意識を向ける

大半の日本人は、悲劇の中で苦しみ・悲しみしか持てないような人々が地上にあふれている現実を知らずにいます。しかしスピリチュアリストは、恵まれた人々ではなく、常に恵まれない人々に意識と関心を持ち続けることが重要です。情報通信手段が発達した現在では、どこにいても私達の自覚一つで人類の苦しみ・悲しみを感じ取り、深く理解することができるのです。

■真のグローバリズム(地球主義)とは

真のグローバリズムは、霊的真理に基づく「霊的家族意識・霊的同胞意識」が実感をともなうレベルにまで高められて初めて、実現することになります。それは、世界中の人々を自分の家族として愛し、地球全体を自分の住処として考えることができるということです。こうした考えは、地上では妄想のように映るかもしれませんが、霊界では実際に「霊的同胞意識」が人々の常識となっています。スピリチュアリズム運動は、霊界の常識である「霊的同胞意識」を地上界にもたらすことを目標としているのです。

■日本にいながら地球人類に奉仕するとは

私達は日本にいながら、世界中の不幸な人々のために自分の人生を捧げ、貢献するという、最高に価値ある生き方をすることができます。
真理を学び始めた当初は、自分自身の救いが中心となるのは当たり前ですが、もし今日一つでも真理を深く理解し、自分の中から利己主義・物質主義を一つでも取り去ることができれば、それは同時に人類救済のために役立つことにもなります。そのように自分の意識を全人類に対して少し広げることによって、日本にいながら地球人類の救済に貢献することができるのです。

『シルバーバーチの教え・上』 からの学び

●「第13章 再生(生まれ変わり)」

先月に引き続き、霊界の奥義である「再生」について、今月は3~6を学びました。
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1.一般的な輪廻再生とは
2.スピリチュアリズムにおける再生論の流れ
3.霊的家族・類魂とは
4.再生する主体とは(何が再生するのか)
5.再生の目的
6.再生までのプロセス(自己選択・自己決定)
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■3.霊的家族・類魂とは

●霊的グループ(霊的家族)
霊界では、霊的親和性の法則によって、霊的成長レベルが同じ者同士が引き合い、霊的グループ(霊的家族)を形成しています。(小さなものは20~30人から、大きなものは数千人)
●類魂
霊的グループの中では、構成メンバーの心(霊的意識)が融合して、一つの大きな意識体が形成されます。これが「類魂」です。類魂では性格、思考、感情、好みの共有化、地上時代の体験の共有化が起こります。すなわち、他の霊の喜びが自分の喜びとなり、他の霊の考えが自分の考えになります(逆も同じ)。また類魂の体験(人種、民族、時代、階級、文化的背景、職業等)を自分の体験として共有します。

■4.再生する主体とは

シルバーバーチによって明らかにされた再生の主体とは、「霊界の類魂という大きな共有意識体の分割部分」ということになります。 シルバーバーチは類魂をダイヤモンドに例えています。そのダイヤモンドには多くの相があり、この相の一部分、あるいは複数の部分が再生者の霊的意識(霊魂・霊的心)として地上に再生するとしたのです。
類魂全体が「大きなインディビジュアリティー」で、そこから分割再生した霊的意識(霊魂・霊的心)が「小さなインディビジュアリティー(個のインディビジュアリティー)ということになります。
そしてこの霊的意識の一部が脳を介して顕在化し、肉体本能とともに私達が「自分」と自覚する意識のことを「パーソナリティー」と言っています。

地上人生を終えると肉体はなくなり、霊魂「小さなインディビジュアリティー」は類魂に戻り融合一体化します。そして次の再生時には、全く別の相・新しい霊魂が再生することになります。
こうして新たに再生してきた人物は、霊魂としても前の霊魂とは全く別のもの、その霊魂(霊的意識)の一部と別の肉体本能からできあがる人物像(パーソナリティー)も全く別のものになるのです。

これまで多くの人々は、地上の人物像をその人間のすべてと考え、再生時も全く同じ人物像・同じ意識体が出現するとしてきましたが、それは間違いです。再生を正しく理解することは、インディビジュアリティーとパーソナリティーを区別した上で初めて可能となるのです。

■5.再生の目的2つと、もう一つの目的

①類魂全体の共有進化・共同進歩
②個人のカルマ清算
③人類救済の使命

■6.再生までのプロセス

地上時代の摂理違反は、悪いカルマとして霊界にまで持ち越されます。カルマは魂の中に内在していますが、類魂全体がさらなる霊的成長する時期を迎えると、内部に隠れていたマイナスのカルマが浮き上がってくるようになり、自分のカルマが類魂全体の進化の足かせになっていることを自覚します。そしてカルマ清算を自ら願い、指導霊に再生を申し出るのです。再生が許可されると、カルマを清算するのに最もふさわしい親、国、民族、性別、時代、地域等を自ら選びます。

こうした再生の事実を知ると、置かれた環境は自分の意志で選び決めてきたことが分かり、自分の人生に責任を持つようになります。地上的には辛く苦しい体験であっても、自らの霊的成長にとって必要な学びであり、魂に内在する神性の種子はその体験を経ないと開発されないものかもしれません。多くの人々から見れば辛く暗い体験であっても、真理を通して見れば、光に満ちた素晴らしい体験に自ら置き換えることができます。地上体験の背後にある神の愛の美しさを実感する貴重な体験なのです。

◇引用につきましては、スピリチュアリズム普及会からの許可を得ています◇

 参加者の感想

■これまでさほど気にとめないでいた戦争や貧困といった悲劇のただ中にいる人々、子供などの、具体的な惨状が、紙面など通してダイレクトに伝わってきた時期がありました。真理を学ぶうちに、体質が変わってきているようです。高級霊たちが、地球人類の惨状のすべてを直接に知り、実感をもって感じ取っている事実があることを知り、ただただ頭が下がる思いです。これからの地球の未来は、人類愛としての霊的同胞意識が基本になるとのことです。霊的真理の普及を通して、本当のグローバリズム=地球主義が広がっていくように、努力していきたいと思っています。


■今回初めて新潟読書会へ参加させて頂きました。とても清々しく凛とした霊的雰囲気で、終始霊力が充満していることを感じることができました。 それは主催者の方の日々の実践の賜物だと感じました。 自分も霊界の導きを得られるよう最大限の努力をしていこうと決意しました。
そして、再生の学びから、地上人生は自らが決定してきたものであると改めて意識でき、今生の使命を果たさなければ!という強い意欲が湧きました。 どんな体験も自分の成長に必須のものであり、そこから学びを習得し、永遠の理想である神へと一歩一歩と近づいていきたいです。


■初めて参加でした。独学で霊的真理を学んでいましたが、今回こうして同志が集い、教わるという理想形を見ました。読書会ではただ単に学び合うだけでなく、霊力の補充、霊的意識の向上という目的も大きいこと、また、正しい知識、正しい祈りに導ける指導的立場の存在が不可欠であることを学びました。まだまだ進歩が足りていませんでした。シルバーバーチの霊訓を通読するに留まらず、正しく解釈するべく深さを増すよう学び直す必要があると痛感しました。 すでにスピリチュアリズム運動の一員であるとの自覚の元、よき道具として使って下さるよう地道に磨きをかけて参ります。 読書会への参加に導いて下さった守護霊の存在を確信し、明日から歩みをより意識的なものにできます。


■今回は再生の勉強を致しました。前も再生の勉強をしましたが前回より少しは理解出来たように思えます。自分のカルマは自分で解消しなければならないこと。そして自分で選択してこの世生まれ悩みや苦労は魂を進化させるために必要なんだということ。そして地上人生を終えて地上の経験を携えて霊魂が類魂に戻ると、類魂の中に融合一体化する。そう思うと今この時を悔いのないように大切に生きなければならないと思いました。


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