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2018年 4月 学習内容

新潟でも桜の便りが聞かれる頃となりました。春の訪れを感じる穏やかな日に、神と霊界の見守る中で同志の皆さまと共に読書会を開催し、静寂な時間の中で霊界に思いを寄せました。
学習は、ニューズレター第17号「霊的視野を身につけましょう」と、霊訓『シルバーバーチの教え・上』第12章「睡眠中は何をしているのか」と、第13章「再生(生まれ変わり)」についてです。

ニューズレター・思想からの学び

ニューズレター第17号「霊的視野を身につけましょう ――地上のすべてを、霊的視点から見るのがスピリチュアリズムの基本です。▼」P1~7

■霊的意識と肉体意識の断絶

霊界でのバーバネルは、シルバーバーチから霊的メッセージを地上に届ける仕事の要請を受けて、「再生時には霊媒になる」ことを決意します。ところが地上に生まれてからのバーバネルは、シルバーバーチとの約束を思い出すことはありませんでした。
このように、肉体に宿る前の「霊的意識」と誕生後の「肉体意識」はまるで違うことが分かります。そのため、地上人の一人一人には「守護霊」が付き、再生前に選択した地上人生の方向へと導くことになります。私達は、自ら人生を選択しているように思っていますが、実は霊界から導かれスピリチュアリズムとの出会いを得ることができたのです。

■霊的視野を持つとは

スピリチュアリズムの一つの目的である“霊的視野を持つ”とは、自分の考え・見方を「霊的真理」に添わせること、言い換えれば、霊界人と同じ見方・考え方をするということです。
霊界人と同じ高く広い視野を持つことによって、地上界の出来事に振り回されたり、右往左往することがなくなり、常にゆったり臨むことができるようになります。心が平安で満たされ、「霊的楽天性」を身につけることができるようになるのです。

■霊主肉従の実践

霊的視野を持つためには、まず霊主肉従という自己コントロールが必要です。初歩的な霊主肉従がなされている上で、初めて霊的視野という高次元の霊主肉従が可能となります。
①生活レベルの霊主肉従(低次元の霊主肉従)
→質素な生活・節度ある生活を心がけること
②意識レベルの霊主肉従(高次元の霊主肉従)
→考え・思考そのものをすべて霊的な観点からなすこと

■霊的視野の習慣化・定着化

霊的視野を身につけることは、私達スピリチュアリストの明確な目標ですが、真理に出会うまでの数十年を物的視野・物的価値観で生きてきた私達にとって、心の切り換えは簡単なことではありません。しかし、日々一人の時間をつくり、絶えず真理を思い出し、心の持ち方を正す作業を繰り返す中で、少しずつ霊的視野が身についていきます。
またどうしても霊的視野が持てないときは、素直に「神に助力を祈る」ことが大切です。常に私達を見守り導いている守護霊が、必ず全力で手助けしてくれます。

『シルバーバーチの教え・上』 からの学び

●「第12章 睡眠中は何をしているのか」P209 BL5 ~ 214

■夢について

①幽体離脱中の脳の残像の反映にすぎないもの
②食べたものの影響
③霊界での体験が断片的な形として記憶されたもの

■睡眠中に憑依されることはないのか

当人に憑依される原因がある場合は別として、睡眠中に低級霊に憑依されるようなことはありません。例えば、地震で肉体が揺れればその反応は霊体に伝わり、瞬時に脳とつながった意識を取り戻します(目が覚める)。私達は、地上では肉体を通して自我を表現している「意識体」ですが、睡眠中は霊体を通して自我を表現している「意識体」なのです。

■霊媒現象と憑依は同じ仕組み

霊媒現象も憑依も同じ仕組みによる現象です。地上人のオーラと霊のオーラを融合させ、地上人の潜在意識をコントロールします。大きな違いは、霊媒現象は地上人と霊界の協調体制の下で行われることです。
地上人の心が愛と奉仕の精神で満たされている時は高級霊が引き寄せられ、心が憎しみや恨み、恐れ、不安等で満ちている時には低級霊が引き寄せられます。どちらも同じ法則(親和性の法則)の働きなのです。

●「第13章 再生(生まれ変わり)」

近代に至るまで人類は、輪廻再生の問題に明確な答えを得ることができずにいましたが、スピリチュアリズムの登場により、人類史上初めて確固たる答えがもたらされました。再生は、高級霊だからこそ語ることができる深遠な叡智であり、まさに霊界の奥義です。
今月より以下の内容で再生観について学ぶ予定です。今回は1と2について学びました。
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1.一般的な輪廻再生とは
2.スピリチュアリズムにおける再生論の流れ
3.霊的家族・類魂とは
4.再生する主体とは(何が再生するのか)
5.再生の目的
6.再生までのプロセス(自己選択・自己決定)
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■1.一般的な輪廻再生とは

多くの人々が考える再生とは、「過去に生きた人間が再び現世に生まれてくる(死んで肉体を捨て、霊界に帰り、再び同じ人物が別の肉体に宿って地上に生まれてくる)」というものです。しかしスピリチュアリズムが明かした再生は、そうした単純な生まれ変わりとは違っています。
ヒンズー教や仏教は再生を肯定していますが、その内容はもはや現代人の知性を満足させるようなものではありません。また、世界最大の信者数を抱えるキリスト教は、再生を否定しています。

■2.スピリチュアリズムにおける再生論の流れ

19世紀半ばに勃興したスピリチュアリズムは、初期において、フランスとイギリスで霊界通信が下ろされます。フランス系スピリチュアリズム(スピリティズム)は、再生を思想の土台・中核としていたのに対し(再生を肯定)、英国系スピリチュアリズムでは、大霊媒のD.Dホームをはじめ多くのスピリチュアリストが再生を否定しており、また神智学との軋轢・対立を経る中で、次第に再生を強く否定するようになります。

ところが20世紀に入ると、英国系スピリチュアリズムの内部から再生論を説く霊界通信が現れ、1930年頃にはシルバーバーチによって再生の事実が明確に説かれるようになります。フランス系と英国系に分裂していたスピリチュアリズムは、シルバーバーチの登場によって一つに統合され、再生論争にようやく終止符が打たれたのです。

モーゼスの『霊訓』の通信霊であるインペレーターは、当時積極的に再生を説かなかったため、再生を否定しているかに思われていましたが、事実はそうではありません。モーゼスの死後出版された『続霊訓』の中に、「再生の事実については、今の時代(19世紀後半)では、霊界の判断によって広言を避けている一面がある。今はまだその時期が熟していない」という言葉が記されています。その言葉から30~40年後、シルバーバーチによって明確な再生論が説かれたということは、地上人類の霊性がある一定のレベルに至ったということでもあるのです。

◇引用につきましては、スピリチュアリズム普及会からの許可を得ています◇

 参加者の感想

■霊の世界が開かれてくると同時に、ある種の苦しさも増してきております。霊的真理におけるアドバイスに従いそれを乗り越えようと思いますが、なかなかに難しい。シルバーバーチの言うことに間違いはないだろうと信じて、一歩一歩進んでいくしかないと思っています。不安や心配そのものが「真理に学んでいない」ことの証明になってしまいますので。
今回の読書会では、地上での肉体という制限の中で、いかに霊的な意識を思い出すことができるか、という点を学びました。広い霊的視野を獲得するために、日々の生活の中で霊主肉従の努力を続けることが重要です。誘惑の多い現代の生活の中で、まずは低い段階から取り組み、動物的な本能である欲望に打ち勝ち、やがては霊的な楽天性を身につけるに到る。それが目標であると考えています。


■最近新しいに仕事に慣れるのに必死で、お祈り等が疎かになっていると思っていた時、読書会で「霊的視野」について学びました。
霊的視野を持ち霊的真理に添って自分の考えを変える努力をする。そして地上世界の出来事を一歩高いところから見下ろし、より広範で高次元の判断をする。そうすると、毎日の出来事に右往左往することなく常にゆったりと、どっしりと臨むことが出来るということです。
そういう気持ちになりたいと常々思っていましたが、日々の生活に追われて忘れがちになっていました。今回の学びで気持ちを新たにし、お祈りを続けたいと思います。


■最近、霊的真理を学んでおりながらも、自己顕示欲的な私があり、教えを学んでいながら、時間が経つと本能意識が独り歩きしていた自分に気付きました。
今回の読書会では、霊的視点を身に付けて日々生きる事が大切な事を再確認し反省する次第です。又霊的真理に出会ったのは霊界からその時期に来た私に導きがあった為で、真理を学んで摂理違反は大罪である事を思い出し、又振り出しに戻ってシルバーバーチに出会った時の感動を思い出して、何度も教えを読む必要性をつくづく感じました。少し情けないですが、先月の摂理違反を自省しながら、新たな思いの七部咲き桜の新潟の読書会でした。


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