2017年 12月 学習内容
今年最後の読書会となりました。神と霊界の見守る中で同志の方々と共に読書会を開催することができましたこと、一同深く感謝申し上げます。
今月は、地上界は失敗から学ぶ場所であり高い理想に向かって努力し続けることの大切さを学びました。また、幽界の様子や生活について学んだことで、地上生活中に地上的意識・物質欲を拭い去ることがいかに重要かを理解することができました。
感想では、参加者の方々から今回の感想の他に、真理との出会いや一年を振り返っての感想等をお話しいただきました。
学習は、ニューズレター第13号から「常に理想を目標にして努力するのが、スピリチュアリズムの歩みです」と、霊訓からは『シルバーバーチの教え・上』第11章「死後の世界」についてです。
ニューズレター・思想からの学び
●ニューズレター第13号 (本文はこちら▼) P7~10
「常に理想を目標にして努力するのが、スピリチュアリズムの歩みです。――霊的人生における理想追求と失敗、再挑戦」
高級霊は、地上人が完璧な歩みができないことを知りつつ、あえて高いハードルを示しています。
・目標は低くするのではなく、高い理想に向かって努力することが大切
・知識レベルの学習会・心霊現象等に無意味さ覚えることは、明確な霊的進歩の1つの目安
・地上界は失敗から学ぶ場所
・真理の実践に踏み出すと、必ず自分の醜さ・足りなさを自覚するようになる
・地上の歩みとは、聖と俗との間を揺れ動きながら進む
・失敗しても、再び高い目標に向かって努力する決意が重要
『シルバーバーチの教え・上』 からの学び
●「第11章 死後の世界」P191 L6 ~194 BL3
■死後の世界での罪とは
地上では心の内容が周りの人々に知られることはありませんが、霊界では心で思ったことが瞬時に容貌に表れるため、何一つ隠すことはできません。それを利己主義の罪とシルバーバーチは表現しています。このことから私達は、地上人生においてできる限り醜い思い(利己的な思い)を取り去り霊界に帰ることが重要なのです。
■死後の世界の組織と界層
霊界には地上のような力で支配する者はおらず、自然法則(摂理)によって愛情の深い者が上に立ち導く世界です。それに不満を持つ者は一人もいません。
また、霊界の界層は境界線で区切られているのではなく、霊界全体が一つに融合し、高い界層から低い界層へと途切れることなくグラデーション的につながっている世界です。
界層については、スピリチュアリズムによる霊界通信の中でも諸説(7界や3界等)ありましたが、シルバーバーチの登場によりそれまで常識とされていた考え方が根本から覆され、より明確な情報がもたらされました。
■地上で孤独な人生は、霊界でも孤独なのか?
たとえ地上で孤独な人生を余儀なくされたとしても、霊界には親和性で結ばれた霊的家族がいます。また孤独に思えても、私達の傍には必ず一人の守護霊と天使が付き添い、常に見守り導き、無償の愛を注いでくれているのです。人間的な孤独にとらわれるのではなく守護霊に意識を向け、常に守護霊と共に歩んでいることを意識することです。
■霊界での会話に言語は必要か
霊界では意念(テレパシー)で通じ合うことができますが、言語が必要だと思えば使われることがあります。霊界では、すべてのもの、すべての所有物は、その人がそれを必要だと思わなくなるまで存在するのです。
参加者の感想
■今年最後の読書会で、ニューズレターの「霊的人生における理想追求と失敗、再挑戦」と「死後世界」を勉強しました。その中で霊的真理を真剣に実践しようとすればするほど、それに比例して自分の醜さ・足りなさを強く自覚し、真剣になればなるほど、誰もがこうした苦しみや絶望を体験しなければならない。現実の歩みは、聖と俗との間を揺れ動きながら進んでいく。これは、誰もが一度は通る心境だと思うと今の私には、励みになりました。来年は、昨日より今日、今日より明日と一歩また一歩と上昇していけるよう努力したいと思います。
■今日のニューズレターからは、私に私達にピッタリな霊的進化、地上の霊的生活の流れが的確に分かりやすく説明されてあり、間違った方向にそれてもその修正も説明されてあり、恐怖症に囚われる必要は全く無く実践に励むだけで良いと再確信しました。霊的真理をありがとうございます!。
■シルバーバーチの教えを読みその道は厳しいものと感じ始めていました。この真理以上の教えは無いと思うと、残す地上界の存在中、この先何を支えにすれば良いかと孤独と虚しさを抱きながら読書会でニューズレター13号を読みました。真理の実践に威圧を感じるのは、学ぶ人の避けて通る事の出来ない通過儀礼であり、バイブレーションの低い物質界での実践は苦行難行と覚悟し、敢えてその戦に挑戦する者だけが、死後始めてその恩寵を味わう資格が与えられる。現世ご利益的視点はこの世限りの結果を求め、本物の霊的視点はその結果を死後に問う。地上界は霊として準備をする場であり、死後の世界が本来の住処である事を肝に命じ、霊界での恩寵を夢見てこの世の真理実践に挑戦していきたい。改めて考えさせられました。
■霊界の幽界に関する内容を学ぶことができました。幽界は自分の思い通りに希望がかなえられる場所ですが、すぐに実現し、苦労というものがない分、逆に達成の喜びというものが無く、結果的に自分の欲望に向き合うことになるということです。物質的な欲望のむなしさというものを知ることにより、やがて地上的意識が拭い去られ霊的純化し、霊界に上昇していくとのことです。利己心から発する欲望は、地上における生活の中で浄化するのが効率がよく、また霊界への準備として必要なことであることを学びました。