2017年 7月 学習内容
今月も神と霊界の援助のもとで、同志と共に読書会を開催できましたことを、一同深く感謝申し上げます。
今月は、ニューズレター12号からは「スピリチュアリズムから見た日本国家と日本民族の繁栄①」について、霊訓は『シルバーバーチの教え 10章』から学びました。
ニューズレター・思想からの学び
●ニューズレター第12号 (本文はこちら▼) P1~5
「スピリチュアリズムから見た日本国家と日本民族の繁栄 ①」
私達スピリチュアリストは、霊界の人々と同じ視点で日本と日本民族について見るようにしなければなりません。すなわち、常日頃から日本人と外国人を、霊的存在として同一の人類、神の子供として等しい人類と考えるようにするということです。先に世界と全人類があり、その後に日本と日本民族があるという位置関係が重要なのです。(同様に、先に全人類があり、その後に家族ということ)
・「再生」の観点から日本人を見ると
地上における国や民族の違いは、“霊”の単なる表皮の一つに過ぎません。(今生は日本人ですが、前世は中国人であったかもしれませんし、来世はアメリカ人であるかもしれないということ)そうした表皮は地上限りで消滅するものであり、私達の本質は“霊”なのです。
・「類魂」の観点から日本人を見ると
私達は死後幽界の生活をへて霊界に入り、霊的家族と共に生活するようになります。その中では、各自の意識内容と地上体験が共有され、民族や国の違いは霊的意識の中に溶け込み、無きに等しいものになります。つまり、本質である霊としての意識が開かれるに従って、地上的な違いは消え去り、霊的兄弟姉妹として生活するようになります。
『シルバーバーチの教え・上』 からの学び
●『第10章 霊性進化の道を歩む神の子供たち』(P171 ~ P174 BL3)
■人間は死後個性を失い、最後は大霊と融合するのか
人間が死後、大霊と融合するようなことや個性を失うようなことはありません。一旦個別霊として歩み出した霊(神から分霊を授かり、肉体を持って地上に誕生した霊)は、永遠進化の道を歩み続けます。進化するに従って、内部の神性がより多く発現し、個性はますます発揮されるようになります。
■ペットや動物の死後について
霊的要素を持たない動物・ペットは、死後、生命素(一種の霊)が抜け出て、グループ・スピリット(集霊)の中に溶け込み存在し続けます。(動物は、グループ・スピリットとして永遠進化の道をたどる)
それに対して、人間だけが霊的要素(霊・霊の心・霊体)を持ち、個的存在として永遠進化の道を歩み続けます。
人間から愛情を受けた動物は、死後霊界でわずかな期間、生前と同じ姿で存在を維持することができます(人間の死の際、先に死んだペットが生前の姿で出迎えることがある)。生前、愛情を注いで育てたことへのお礼として、天使が霊界の元素に細工をして素材をつくり、ペットの姿(アンドロイドのようなもの)をこしらえるのです。しかし、他界者が自らの霊的進化に関心が移ると、ペットの姿は自動的に消滅します。
人間の愛は、まだ霊的意識を持たない動物の進化を促すことができるのです。
■虐待された動物と大霊との関係は?
全く世話をされない動物や虐待された動物には、死後埋め合わせの摂理が働きます。ただし、動物の進化は人間の進化とは次元が異なります。またシルバーバーチは、大切に育てられて自然に枯れる花と放っておかれた花にも摂理が働いていることを明かしています。
こうした人間の理解を超えたもの・理解の及ばないことは、それまでに得た霊的知識を土台にして、信仰心で補うことが大切です。
地上で起きるすべてに神の公正で完璧な摂理が働いているのですから、自分を精一杯摂理に沿わせ、安心して生きることです。