2016年 12月 学習内容
12月4日に、今年最後の「新潟シルバーバーチ読書会」を開催いたしました。
今月は新しい同志の方をお迎えし、静寂な中で共に真理を学ぶことができました。
以下に、学習した内容の一部を掲載いたします。
学習は、ニューズレター第11号からは「これまで日本には何故、正しいスピリチュアリズムが存在しなかったのか①」(全3回)と、霊訓『シルバーバーチの教え・上(新版) 第8章』からは、「地上宗教の間違い」について学びました。
ニューズレター・思想からの学び
●ニューズレター第11号 (本文はこちら▼) P1~4
「これまで日本には何故、正しいスピリチュアリズムが存在しなかったのか①」
第11号では、これまで日本に正しいスピリチュアリズムが存在しなかった理由として次の3つの問題点を挙げています。
①霊的真理が正確に理解されていなかったこと
②真理が理解できても、信仰レベルにまで意識化できなかったこと
③真理を真剣に実践に移そうとする人々がいなかったこと
今回は問題点①「霊的真理が正確に理解されていなかったこと」について学びました。
現在日本で出版されているシルバーバーチ関連の書物は20冊以上になります。それらの内容全体を正しく理解するためには、かなりの時間が必要になります。そこで、スピリチュアリズム普及会発行の『スピリチュアリズム入門』『続スピリチュアリズム入門』を活用し、真理のアウトラインを正しく捉えてから霊訓を読み進めることによって、比較的短時間で真理の全体像をつかむことができるようになります。
高級霊が地上に真理を下ろした目的は地上人の霊性を高め魂を救うためですが、真理を正しく理解し正しく実践することによって初めて、その目的は達成されます。
自分に都合の良い読み方をしていないかどうかを振り返り、内容を偏りなく理解することが大切です。
『シルバーバーチの教え・上』 からの学び (P131 L2 ~ P137 L4)
●『第8章 地上宗教の間違い』
■心・精神・魂の自由とは
魂や精神を縛るものは、宗教教義だけではありません。地上的な価値観や習慣、迷信、書物から得た間違った知識など、人それぞれ異なります。
シルバーバーチは、部屋の壁は霊にとって何の障害にもならないが、精神の壁は強力であると別のところで述べています。精神・心の壁は地上人自らが壊さないかぎり、取り払うことができないからです。
自らの精神・魂を束縛するものに気づき、取り去る努力が必要です。それができたとき、私達の魂は自由になるのです。
■宗教の衰退
霊力を活用し、人々を神に近づけ霊的成長の道を歩むよう導くはずの宗教が、それとは反対に霊力を否定し、人々の成長を阻害するようなことばかりしています。真理・霊的事実を土台としていない全ての宗教は、いずれ崩れ去ることになります。そうなったとき、少し先を歩むスピリチュアリストの姿は、後から続く人々の勇気・希望・手本となるのです。
また宗教だけでなく、間違った社会基盤(物質主義・利己主義の上に成り立った社会)も崩壊の兆しが見えています(格差の拡大等)。互いに奉仕し合う社会・霊主利他愛を基盤とした社会の必要性を説明できるものが真理であり霊的事実なのです。
■宗教家の人生や死と、神話上の神々との関係
宗教のリーダーを超人的な存在に仕立て上げるために、多くの神話や伝説が引用されてきました。
また、当時の人々は自然現象や自然法則について無知であったために、稲妻や洪水・日食等が起きると、神の怒りや罰であると考えたのです。