2016年 10月 学習内容
10月2日に「新潟シルバーバーチ読書会」を開催いたしました。
今月は、霊界から見たスピリチュアリズムの歴史を学びました。現在シルバーバーチの霊訓を手にする人が増えてきましたが、スピリチュアリズムとは何か、その目的とは何かを正しく理解している人は多くはありません。
スピリチュアリズムの歴史を学ぶと、霊界からの働きかけの全ては高級天使イエスの、“地上人類を救いたい”という深い愛から始まっていることが分かります。さらに、霊界の計画(霊的真理・霊的教訓を地上界に下ろす)は成功し、あとは地上にいる私達一人一人が真理を実践し、自らを救い、いまだ真理を知らない人々に手渡すことだけが残されていると分かります。そうしたスピリチュアリズムの歴史の中で、自分は今どこにいるのかを理解することにより、地上人生を真に価値あるものにしようとの意欲が生まれるのです。
以下に、学習した内容の一部を掲載いたします。
学習は、ニューズレター第8号からは「霊界から見たスピリチュアリズムの歴史」、霊訓『シルバーバーチの教え・上(新版) 第8章』からは、「地上宗教の間違い」について学びました。
ニューズレター・思想からの学び
●ニューズレター第8号 (本文はこちら▼) P1~6
「霊界から見たスピリチュアリズムの歴史」
スピリチュアリズムと言えば、一般的には1848年の“フォックス家事件”をその始まりとしていますが、人類全体にわたるスピリチュアリズムの歴史は、「地上人類の誕生~イエス登場以前」「イエス後~1848年」「1848年以後~現在」の三つの時代に大きく分けて説明することができます。
①地上人類の誕生~イエス登場以前
・イエス誕生前の霊界からの働きかけはユダヤ民族に集中的になされた
・霊的な系譜 メルキゼデク→モーゼ→エリヤ→マラキ→イエス
・イエスは天使としてすでに高次元にまで霊性進化を果たした高級天使だった
(死後は天使としての立場から、最高の霊性を持った地上人としての立場に立った)
②イエス後~1848年
・天使イエスが肉体をまとって地上に誕生したことは、人類史上最大の出来事
・イエスによって霊的成長の方法・霊性進化の道が明確に示された
・1848年までに、イエスを中心とした霊的軍団ともいうべき態勢がつくられ、組織的働きかけの準備が整う
③1848年以後~現在
1848年より、スピリチュアリズムが地上に展開を始める。その目的は人類に霊的真理をもたらし、それによって人々を霊的に新生させ、霊性進化の道を歩ませることである。
1.物理的心霊現象を通じての準備段階
2.より進んだ心霊現象(心霊治療)への移行
3.心霊現象から真理と教訓のレベルへ
『シルバーバーチの教え・上』 からの学び (P125 BL2~ P128 L1)
●『第8章 地上宗教の間違い』
■霊力は今も働きかけ続けている
イエスが地上で放った光輝はあの時代だけのものではなく、現在も同じようにイエスから放たれた霊力が地上界に注がれています。霊力が注がれた場所では霊的刷新の仕事が始まり、物事の価値観が徐々に変わっていきます。
(『シルバーバーチの霊訓5』P72 より抜粋)
①霊の大軍が心霊現象を通して威力を見せた
②死の恐怖が取り除かれ、愛は消えることはないことを示した
③インスピレーションは今も届けられることを示した
④人間の心は死後も改められることを見せた
⑤教義の束縛から解放できることを証明した
⑥自己改革の道が開かれた
⑦自分を役立てる機会はいくらでもあることを示した
⑧善霊が待機していることを示した
日本においても、スピリチュアリズム普及会に対して多くの霊力が注がれていることが分かります。(書籍の自費出版や無料での公開、膨大な資料の公開、無償でのスピリチュアル・ヒーリング等)
■奉仕精神と宗教教義の弊害
宗教とは人のために自分を役立てることであり、奉仕こそ大霊の摂理です。これは2000年前にイエスが説いたことと同じです。
皆が摂理に沿って互いに奉仕し合うならば、地上界には平和と幸せが訪れます。しかしそこには、宗教組織や間違った教義による弊害(自分たちの教義だけが正しい。自分たちの宗教を信じた者だけが救われるといった宗教エゴや選民意識等)が立ちはだかっています。
さらに、霊的無知による物的価値観(物やお金、学歴、地位、名誉、この世の幸福等が大事)や、利己主義が人々の心を支配し、奉仕を難しいことにしてしまうのです。
たとえ宗教に属していない人であっても、私たちの中には利己主義・物質主義の思いが必ずあります。それらの思いに気づき一つ一つ取り除くことによって、より多くの霊力が注がれ自分を他人のために役立てることができるようになるのです。