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2016年 3月 学習内容

3月6日に「新潟シルバーバーチ読書会」を開催いたしました。
温かさと寒さを繰り返しながら、少しずつ春の訪れを感じる季節になりました。
今回は新しい同志の方をお迎えし、シルバーバーチの降ろしてくれた摂理がいかに画期的な内容であるかを、従来の宗教の神観や信仰、救済観と対比しながら学びました。

3月の学習内容は、ニューズレター第4号からは「道具意識」、霊訓からは「シルバーバーチの教え・上(新版) 第5章、第6章」です。
以下に学習内容の一部を掲載いたします。

ニューズレター・思想からの学び

ニューズレター第4号 (本文はこちら▼) P11~13
「スピリチュアリズム実践の神髄“道具意識”」(前半部分)

(本文より引用)
「自分を、“神と高級霊の道具としようとする”ことが道具意識です。道具である以上、自分という存在も、自分で自由に決められるものではなくなります。」
「今日一日の心のもち方が、道具として正しかったかどうかを振り返ればよいのです。」


自己滅私になって道具意識を身につけるには努力が必要ですが、神と高級霊のために働ける喜びを胸に頑張りましょう。
まずは、霊訓やニューズレターから正しい道具意識について繰り返し学びましょう。そして自分がどれだけその正しい道具意識に近づいているか、日々内省しながら少しずつ道具意識を深めていきましょう。

『シルバーバーチの教え・上』 からの学び  (P84 ~ P91 BL2)

●『第5章 神とはどのような存在か』 (P84 ~ 5章末)

■シルバーバーチの画期的な善悪観

善 = 神の摂理に一致したもの。摂理に一致して霊的成長をなすこと。
悪 = 神の摂理に反したもの。摂理に反して霊的成長を妨げること。

正しい生き方とは神の摂理に一致して生きること、間違った生き方とは神の摂理に背いて生きることです。
これまでの宗教では善悪の基準を“神(神の教え)”に置いたため、その違いによって戦争や紛争が引き起こされてきました。
しかしシルバーバーチは、善悪の基準を“神”ではなく“神の摂理”に置いています。
(摂理とは宇宙の自然法則のことですから、永遠に不変不滅であり、完璧・完全であり、法則を取り消したり例外が発生したりすることは決してありません。)

また、悪とは人間の未熟性・霊性の低さから生み出される摂理への不一致行為であり、今は“悪”として現れているものも、霊的成長し内部の神性を発揮するようになれば“善”へと変化していくことになります。

●『第6章 すべてを支配する神の摂理』 (P88 ~ P91)

■摂理について

シルバーバーチの説いた神の摂理は、従来の宗教の神観を根本から変革し、信仰や祈り、救済観を否定する内容になっています。
この世の宗教では、神と人間・万物が直接支配の関係にあると説きますが、スピリチュアリズムの神観は、神と人間・万物の間には摂理が存在し、神は摂理を通して人間・万物を間接的に支配している事実を明かしています。それはつまり、祈りや信仰によって苦しみや不幸が取り除かれることはなく、人間自らが神の摂理に一致していくことによって救われることを意味しています。

【神と人間の関係】
・従来の宗教      神 ⇔ 人間・万物 (直接支配の関係)
・スピリチュアリズム  神 ⇒ 摂理 ⇔ 人間・万物 (間接支配の関係)

■知識には責任が伴う

「間違っていると知りつつ罪を犯す者は、真理を知らずに罪を犯す者よりも思い責任を取らされます。」
例えば、恨みを抱くことは悪いことですが、人に対して嫌だなという思いを抱くこともマイナス感情であり摂理に反する思いです。それを知りながら仕方ないとするか、出来ないながらも取り去ろうと努力し続けることができるかが、霊的成長する人と停滞する人との違いになるのです。

■人間について

①構造
・物的部分(低次元生物から高次元生物への創造プロセスの最終形としての部分)
・霊的部分(神から授かった神性)←動物には与えられていない部分

②人間内部の能力
病気を治す力、いかなる困難も克服する力が備わっている

③霊力を引き出す方法
摂理に沿って生きること
行為・言葉・思念を摂理に沿わせることが大切です。その中でも行為は特に重要ですが、思念も共に大切です。なぜなら、行為や言葉に先駆けて必ず思念が存在しているからです。私たちは心に思うからこそ行動に移すのです。

■一人一人に貢献の場がある

どんな環境、境遇に置かれようと、どの人にも神性発露のチャンスが与えられます。私たちは人のために生きようとするとき、霊界から多くの援助を授かるようになります。
ただしスピリチュアリストは、真理を手にした者にしかできない貢献・真理普及を何よりも優先することが重要です。

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