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歴史と生活文化に裏打ちされた手仕事を伝える NPOcotton

活動報告report

NPOコットン活動内容

讃岐三白わたの話
 讃岐三白『わた』の歴史を知ってもらうため、機会をとらえて講演を行っています。地元の観音寺市立豊浜中学校では、平成22年度・23年度における総合的な学習の時間を利用して、『わたの話』をさせていただきました。
 また、香川県坂出市、観音寺市の女性大学でも『わた』の歴史に始まり、棉の栽培、染め織りなどの話とともに糸紡ぎの実技を行いました。
(フォト:綿の加工と出荷を示す古文書)


NPOコットン活動内容

わたの街ガイド
 観音寺市豊浜町の関谷地区は、古くから『わた』に縁の深いところです。最盛期には、この地域だけで20数社の製綿所が軒を連ねて営業していました。今でも、綿神社、綿廻船の関谷港、大正ロマン漂う製綿事務所跡などが、往時をしのばせています。
 NPOコットン事務所を出発し、ぐるりと巡る約3kmのコースです。途中で、旧金毘羅街道の丁石と出会えるなど歴史を感じさせるコースになっています。
(フォト:ガイドの一場面)


NPOコットン活動内容

草木染めは愛情!
 NPOコットンでは、環境にやさしい染めを目指しており、自然の素材にこだわっています。化学染料は使わないで、藍染・草木染を行っています。また、媒染剤も重金属は使用しないようにしています。
 『草木染めは愛情!』を合言葉に、会員の皆さんが、やさしい色を求めて、木綿糸の染色に取り組んでいます。
(フォト:草木染めの糸)


NPOコットン活動内容

わたの原点を目指して!
 「江戸時代に綿は、なぜ、作られたのでしょう!」答えは、「布を織るためです。」そのことを、民俗学者の柳田國男さんが、『木綿以前の事』の中で次のように記しています。
 『いよいよ棉種子の第二回の輸入が、十分に普及の効を奏したとなると、作業はかえって麻よりもはるかに簡単で、わずかの変更をもって、これを家々の手機で織り出すことができた。・・・』
 多くの方に「なぜ、木綿にこだわるの!」と問われますが、讃岐三白の『わた』もここに原点があると考えています。手紡ぎ、手織りで布を織っていた、近世の庶民の手仕事の技を、後世に伝えたいとの思いで活動しています。
(フォト:手紡ぎ手織りの白木綿)


NPOコットン

〒769-1603
香川県観音寺市豊浜町和田乙2112番地1

TEL 0875-52-3818