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マドンナは誰?

番外編 scene4 〜阿弥陀聖衆来迎図〜

 

2654 2657 

 

2654 国宝 阿弥陀聖衆来迎図 左幅 奏琵琶菩薩  有志八幡講十八箇院 
空海と高野山    2003・6・16入手     
琵琶

2657国宝 阿弥陀聖衆来迎図 中幅 奏笙菩薩  有志八幡講十八箇院
空海と高野山    2003.6.16入手    

 

 

 2656

2656  国宝 阿弥陀聖衆来迎図  中幅 奏蕭菩薩 奏鉦鼓菩薩 奏揩鼓菩薩  有志八幡講十八箇院
空海と高野山    2003.6.16入手    
奏楽天使

 

 

ウィキぺディアから

蕭(しょう) は 中国の笛。 蕭(シアオ)、洞簫(ドンシアオ)ともよばれる。

鉦鼓(しょうこ)は 単に鉦(かね・しょう)とも称され、金属(青銅)製のものをいう。

通常は「架」(か)と呼ばれる台にかけて一本の槌(撞木)でたたいて音を出す。

揩鼓(かいこ) は 胴の両端に皮面をつけ 紐でしめたもの。

左手で支え、右手の指で皮面をはじいたり こすったりして鳴らす。

鼓と同様に手でこする すり鼓でもある。

 

2655 

 

2655 国宝 阿弥陀聖衆来迎図 左幅 奏竪箜篌(たてくご)菩薩  有志八幡講十八箇院 
空海と高野山    2003・6・16入手    
民族リュート

 

 ウィキぺディアから

  箜篌(くご)とは 古代東アジアの弦楽器。 

大きく分けると ハープに似た竪箜篌(たてくご) 琴に似た伏箜篌(ふせくご) 

先端に鳳首の装飾のある鳳首箜篌(ほうしゅくご)がある。

竪箜篌(たてくご)は百済を経由して 

伏箜篌(ふせくご)は高句麗を経由して 伝来したとされる。

竪箜篌(たてくご)は 百済琴とも呼ばれた。

竪箜篌(たてくご)は 胴(共鳴箱)を縦にし 腕木を横にしたL字型で 

胴から腕木にかけ斜めに23本の絹糸の弦を張っている。

 

 

のカデンツ

 

以上は

 平安〜鎌倉時代に 三幅に描かれた国宝 高野山有志八幡講十八箇院蔵

 阿弥陀聖衆来迎図 の中の奏楽菩薩たちです。

中央の阿弥陀如来を中心に回りを囲む菩薩らが計33尊

5色の雲に乗り天界から舞い降りる様子を

豪華絢爛に描いた来迎図です。

雲の流れ、楽器演奏のさまは いきいきとして、躍動感に満ち溢れています。

奈良在住の H & K 夫妻より提供していただき

これは日本を代表する 奏楽天使(菩薩) だと確信しました。

講談社MOOK 『国宝の旅』 から解説させていただきますと

これは12世紀平安時代のもので

中央の大きな阿弥陀仏は衣文(えもん)にきりがねをつかい

平安期の特徴を示している、ということです。

ちょっと見にくいのですが

左下にはやまと絵の山水で紅葉する秋景色が配されていて

日本的情緒を添えているそうです。

昭和26年6月に国宝に指定されました。

有志八幡講十八箇院というのは高野山(和歌山)に点在する18のお寺の総称。

 

ご本尊は ↓ こちらです。

2653

2653  国宝 阿弥陀聖衆来迎図   有志八幡講十八箇院 
空海と高野山    2003・6・16入手     
奏楽天使 

 

楽しそうにお迎えにやってくる この奏楽菩薩全員 (何人かは不明ですが) を 

コレクション出来る日を楽しみに。

 


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