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これは どんな場面?

Scene2  〜ツーショット〜

 

2224

2224   Meister des Bartholomaeus-Altars  Kreuz-Altar,um 1490-1495  Detail der Linken Fluegelinnenseite
Die Heiligen Johannes d.T.und Caecilie  Wallraf Richartz Museum,Koeln Bestell-Nr: WRM 143  
2002・8・24入手      
オルガン 

 

 

のカデンツ

 

↑ この ぼろぼろのむさくるしい男性と なんとも可憐な少女の ツーショットをみつけた時

あまりの違和感に こ、このカードはなに? ・・・とびっくりしました。 

が、その時いっしょに  ↓ このトリプティック(三連祭壇画) の全体のカードも 見つけたので

な〜んだ、そういうことか、とちょっと安心しました。

これは 洗礼者ヨハネと聖チェチリア。

中央パネルにはキリストの磔刑の場面が描かれている 由緒正しい祭壇画でした。

こんなカードは 現地に行かなければ なかなか入手しにくいものですが

たまたま 洋書古本市のセールのカードの箱から 見つけました。

 の調査メモによりますと、祭壇画には

このように両開扉になっているトリプティク(三連祭壇画)や

パタンと本のように閉じることのできるディプティク(二連祭壇画)

さらに多翼祭壇画(ポリプティク)では 二階建て三階建ての多層構造になったものもあります。

例えば、こちらの祭壇画→ Scene3 神秘の子羊 

また祭壇画の最下部に 横長の小板絵がたくさんはめ込まれているのもあります。

裾絵(プレデッラ)といわれ、そこにはキリストや聖母や聖人の説話が描かれます。

こういった祭壇画には、キリスト、聖母子、聖母マリアなどとともに、

教会の権威を象徴する聖人、あるいは守護聖人などが描かれましたが、

そのうちだんだん寄進者までもが大きく描かれるようになって

宗教画の一部は 注文主の肖像画のような世俗的な様相をおびるようになってきたのだとか。

 では ↓ こちらのトリプティクを検証してみると

左パネルの 洗礼者ヨハネは 苦行したその姿やひつじのアトリビュート でわかりますし

聖チェチリアは音楽の守護聖人、彼女が発明したともいわれるオルガンを持っていることで

特定できます。

(これはカードの裏にも名前が明記されているので 確かです)

このように 服装やアトリビュートをみれば、どの聖人か判断できるらしいのですが

では  中央パネルの色とりどりの聖人は? 右パネルの二人は? と問われても

 ちょっと自信がないので やめておきます。

 

 

 2225

2225 Meister des Bartholomaeus-Altars  Kreuz-Altar, um 1490-1495
Wallraf Richartz Museum, Koeln    Bestell-Nr: WRM 140    2002・8・24入手   
オルガン4

 

 

 もう一枚 似たようなカードがあります。   

↓こちらの聖人は おわかりになりますか?

中央パネルには 寄進者たちも描かれているようです。

 

4562

4562  Meister des Bartholomaus-Altars  Thomas Altar, zwischen 1495 und 1500
Wallraf Richartz-Museum, Koln  Bestell-Nr.:WRM 139  2007・10・4入手   
奏楽天使


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