シターン(チェトラ)
77
77 Rijksmuseum Amsterdam Johannes Vermeer
1632−1673 The love letter
Druk bv Kunstdrukkerij Mercurius-Wormerveer 1999・9・9ファイル シターン
のカデンツ
↑これは シターンという楽器です。
こう はっきりと断言できるのは
山西龍郎著 『オペラのイコノロジー2』 ありな書房に
この絵の解説があり
これは フェルメールが描いたシターン(チェントラ)。
リュートと異なり 平胴・直棹。
との 説明があったからです。
一番わかりやすい特徴は
リュートのように背面が立体的に丸くなっていなくて
平らな平面ということだそうです。
小学館 『大図説 世界の楽器』 (初版)
シターンは1500年頃に発展した
平らな背面と鎌型の糸倉をもつ弦楽器である。
ネック(棹)にはフレット(弦おさえ)がついていた。
弦は鉄線で、その数は多様であり、指ではじいて奏した。
演奏しやすく、値段も安かったので
リュートを好んだ専門的な音楽家よりも素人に人気があったが
19世紀初頭にギターによってその人気の座を奪われた。
フリー百科事典 ウィキペディアに
シターンの図がのっていたので お借りしました。
同属楽器に オルファリオン バンドーラ があるということで
ますます混乱しそうで怖いです。
それでは このコレクションの中のシターン
たぶんそうじゃないかな と思うものを ご紹介します。
↓ これも フェルメールです。
どこに? と思われるかもしれませんが 椅子に置かれています。
74
74 Jan Vermeer The Glass of Wine, c. 1658-60 Herr und
Dame beim Wein - Le verre de vin
Berlin, Staatliche Museen zu Berlin - PreuBischer Kulturbesitz,
Gemaldegalerie
1999・9・9ファイル シターン
ヤン・ステーン
3214
3214 Jan Steen (1626-1679) Woman playing the sistrum Inv.nr.779
Copyright MAURITSHUIS - The Hague 2004・8・28入手 シターン ヤンステーンの台所
やはり オランダの画家 ハブリエル・メツー
楽器演奏図が多いので ファンです!
6581
G6581 Ganriel
Metsu (1629-1667) Die Cisterspielerin/La
joueuse de cistre
eichenholz 36.5/30 cm Schiloss
Wilhelmehohe, Gemaldegalerie Alte Meister
Staatliche Museen Kassel 2011・9・30入手 シターン
5812
5812 17世紀ローマ派 テーブルを囲む陽気な仲間 17世紀初頭 油彩・カンヴァス 122
x 165 cm
ルーヴル美術館展 2009・3・9入手 シターン