「プラズマコンサート」
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コンサートの予定と出演者のコメントです。
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皆さんの近況などをお知らせします。
経歴、プロフィールを紹介します。
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終了したコンサートはこちらです
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2007.11.1(木) 18:30開演
Sop.平野則子
Tp. 前川和弘
Pf. 柴田千賀子
今年6月に続いて、トランペット前川氏、ピアノ柴田さんとのコンサートです。
「忘れられたアリエッタ」について、少しお話をしましょう。
「忘れられたアリエッタ」
ポール・ウ゛ェルレーヌ 詩
 クロード・ドビュッシー 曲
1.そは やるせなき
愛の物憂い恍惚感、恋人たちが洩らす祈りと嘆きが、自然の音や動きに重ね合わせて歌われます。

2.都に雨がふるごとく
「僕の心に涙ふる…愛もなく、憎しみもないのに、何故こんなにも心が痛む…」しとしと降る雨のイマージュ。

3.木々の影
不安定な和音、曖昧な音楽的表現。梢にいる鳥が、水面に映る自分の姿を見ておびえている。今にもあの水底に堕ちてしまうのではないかと…。

4.木馬
詩人ヴェルレーヌは、10歳年下の詩人ランボーと恋愛関係にありました。しかし、この関係は、のちに嫉妬に狂ったヴェルレーヌがランボーをピストルで撃ってけがを負わせるという、破滅的な結末に終わり、ヴェルレーヌはこの事件により投獄されます。この曲集の6編の詩(無言の恋歌)は、獄中でかかれました。
「木馬」は二人で旅したベルギーの思い出。彼らは浴びるようにアブサン(当時の文化人に好まれていた麻薬のように毒性の強いお酒)を飲んで、喧嘩を繰り返し、自堕落な日々を過ごしていたようです。「まわれ、まわれ、たくさんまわれ、楽しい木馬…」

5.グリーン
朝露に濡れながら、たくさんの果物と花を抱えて、恋人の元へたどりついた「私」の心…

6.スプリーン(憂鬱)「僕はいつも恐れている、あなたに去られるのではないかと…これが待つ身のつらさ!僕はすべてのものに飽きてしまった…あなたの他にはもう、何も…」恋に深く傷ついた者の心象風景、絶望感、生々しい激しさ…。

ドビュッシー27才の時の作品です。平野則子
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