● 実験テーマ30
「PIC32MXによる、オシロ実験_2」(トリガ方式:ポテンショレベルをデジタル値で直接入力)
■ 2013.4.22
・トリガレベルをデジタル値直接入力(まずは、中央値の512固定で実験)
に変更することにより、単チャンネル(AN0)入力のみのサンプル+変換でよくなったので、
16ワードのADBUFを、1つのチャンネルについて使えることになり
(2分割のダブルバッファの必要もないと判断し今回はやめる)、相対的に前の方式の倍の数の
データを同じ、時間軸の間にサンプルが可能になった。
よって、今までの最小時間軸(最小サンプル)の、0.2mS/div(4uSサンプル)を、
0.1mS/div(2uSサンプル)に改善でき、例えば50kHz入力の矩形波でも今までは、0.2mS/divで、
1サイクル10山表示を、0.1mS/divで、1サイクル5山表示に拡大表示できたの見易くなった。
また100kHz入力の矩形波も、実用性は今一だが、視覚性は改善された。
■ 2013.4.23
・固定値でのトリガ実験は、概ね上手く行ったので、ここで、SWによるトリガレベルのアップ・ダウン及び、
トリガレベル値の表示等、トリガ仕様を考えてみることにした。
<デジタル・トリガ仕様案>
@ トリガレベル設定値は、センター値(512)を中心に、
上限:612/ 下限:412/ ±5ステップの、計41ポイント設定にする。
A 上記設定値は、TRIG_UP_SWと、TRIG_DWN_SWによって行うものとする。
B トリガ設定値の、表示方法は以下とする。
a. GLCD右上端に、トリガレベル値を、10進で表示する。
b. GLCD右端に、レベルを示す、バーを描画(2ドット分で表現)する。
(センターレベルは、中央X軸と重なったライン上になり、Iドット当たり、5ステップとする。)
■ 2013.4.24
・トリガ設定SWには、トレーニング基板に実装されているスイッチを、そのまま使用するのが簡単なので、
それを使うことにした。
ただ1つの懸念があった。それは、ハード的に、INTピンに接続されている為、ソフトによるチャタリング回避が
できないため、正しいステップで設定できず、設定値が飛ぶことが起きうることである。
・デジタルトリガに変更するソフトを書き上げ、動作確認をしたが、やはり設定値が飛び飛びになってしまう。
その他、設定値の表示及び、バー表示は上手くいっている。
■ 2013.4.25
・トリガSW割込みを、INT割込みから、CN割込みに変更した。
これにより、チャタリング回避がソフトにより可能になり、1つの割込みルーチンの中で、一括して複数のSWの
状態変化を検出し、分岐処理することができるようになる。
・SWは前に実験で使用した治具基板を使うことにした。
・CN割込みに、ソフトを修正し動作確認を行ったところ、今度は綺麗に、5ステップずつ変化するようになった。
<追記>
・トリガマーカー(2dotライン)の、1ステップと、実際の波形レベルとは一致していません。
あくまでも、設定位置の目安のために描画しているだけです。
■ 2013.4.26
・今日は、いくつかサンプル波形を取ってみた。以下に示します。
<最終回路図及び、ソース>
・回路図は、こちらからどうぞ→ PIC32MX_オシロ実験_2_回路図
・Cソースは、こちらからどうぞ→
Scope_PIC32MX_DIG_TRG.c
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