● 実験テーマ144

「26年前に購入してTVがNGになった2BANDラジオ付き液晶TVを分解してみた」
(LCDの中央部が液漏れのような状態で、ほったらかしになったまま押入れで眠っていた)

■ 2023.2.8
  ・1997年12月に購入(23800円)した2BANDラジオ付き液晶TVだが、ただの商品とは異なり
   「1998年冬季モデル- SEIKO- LVD242SET- 限定生産1998台」です。
   パッケージが残っていたので以下にアップしました。

   最初の5年位は使えていたが、ラジオの感度も今一で、その内TV(アナログ放送・現在は停波で使用不可)
   の液晶画面の中央部が液漏れのような状態になり、ほったらかしになったまま押し入れで眠っていました。
   ラジオの方は数年前から何台も自作してきてそっちの方がよほど感度が良いのでなおさら
   治す必要はないので治さないですが、中身の構造がどうなっているか分解したくなった。
   その分解レポートです。(写真中心ですが・・・)

   ちなみに、2BANDラジオ部に使われているDSP_RADIO_ICは、自作のと同じ「M6951」です。
   分解して判ったのですが、SEIKO製に付いていたバーアンテナは非常に小さい物でした。
   感度が今一なのも納得しました。

  ・
分解の手順は以下の通リです。
    @ まず以下の写真に示したように、計5ヶ所のタッピングビスを外すと上下カバーが開き中身を見渡せます。

    A PLL・液晶制御基板の下方にあるフレキケーブルを外します。



    B 液晶を固定しているビスを外します。



       そうすると、PLL・液晶制御基板の裏側と、AM/FMラジオ基板その下に、TV基板が見えます。



    C さらに、AM/FMラジオ基板とTV基板はスタックコネクタで結合されているので
       それを外すと、隠れていたチューナーユニットが見えます。


■ 2023.2.9
  ・これまでの分解の結果、内部構成は以下のようになっていることが判りました。 

   (1) PLL・液晶制御基板
      @ 主なIC他
       @-1:表面
          ・M51286FP "三菱":NTSC VIDEO CHROMA SIGNALE PROCESSOR
          ・3.5MHz X'tal:3.5BKSS7DT
       @-2:裏面
          ・EV9404E "EPSON"
          ・EV9514CAY37GLA5G "EPSON" たぶん特注の液晶コントローラ
          ・ATMEL712 "ATMEL" マイコン

   (2) AM/FMラジオ基板
       @ 主なIC他
        @-1:表面
          ・M6951 "DISIPUR" 2BAND DSP RADIO IC
        @-2:裏面
          ・無し

   (3) TV基板
       @ 主なIC他
        @-1:表面
         ・TEPN4-012C "ALPS" アナログ放送TVチューナーユニット
        @-2:裏面
         ・無し

<主な仕様>
 (1) TV液晶部
  @ 画面サイズ:2.6型(幅:52.6mm x 高さ:39.4mm x 対角:65.2mm)
  A 表示方式:低反射透過型TN液晶パネル(高彩度カラーフィルタ方式)
  B 駆動方式:アクティブ・マトリックス駆動・ノーマリーホワイト表示
  C 画素数:71760個(縦230 x 横312ドット)

 (2) 受信チャンネル
  @ TV:VHF= 1〜 12CH・UHF= 13〜 62CH
  A AM RADIO:522〜 1629kHz(9kHzステップ)
  B FM RADIO:76.0〜 90.0MHz(0.1MHzステップ)
  C 選局方式:PLL周波数シンセサイザーオートチューニング方式(音声ミュート機能付き)


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