● 実験テーマ143
「旧ハンディクリーナ:BH-617自己修理記録」 (約30年前親父が所持していたナショナル製の旧ハンディクリーナの自己修理記録です。)
■ 2023.2.1
・約30年前親父が所持していたハンディクリーナーを押し入れから出してみた。
父親が記念品(竣工記念・ニチメンエネルギー株式会社)として授与したもの。
正式名称:リチャージブル・ハンディクリーナ
型番:BH-617
メーカ:ナショナル
<専用充電スタンド>
・BXK1042
・出力:AC11V 1.65VA
note:ニチメンエネルギー株式会社
cosmp石油(コスモエネルギーソリューションズ(株))の前身
1964年2月
ニチメン石油株式会社設立(日綿実業株式会社全額出資)
1983年7月
ユニバーサル石油株式会社(日綿実業株式会社全額出資)と合併
1986年4月
ニチメン燃料株式会社(ニチメン株式会社全額出資)と合併
1988年8月
関東瓦斯工業株式会社(ニチメン株式会社全額出資)と合併し、ニチメンエネルギー株式会社に商号変更
2001年9月
ガス部門を別会社化、ニチメンエネルギーガス販売株式会社とする。
・YOU TUBEビデオで、これの自己修理の模様を投稿されている方がいた。
@ 長年使用しなかったのでSWが入らなくなった
A ぱっと見て充電池が不良と分かったので別なものに交換(1.5V x 4セル接続型)
B 単3充電池4本ホルダーが入るように内部を加工
C 確認したらswも不良だった
D 接点をクリーニング
※ 自分はBは、evolta単3 x 4本パック:yodobashi.comにて800円(税込み)で購入可/ 1000mAhを使う予定
だが、ハンディクリーナーの使用頻度はそれほど多くないので、とりあえずは単3乾電池4本で
どれ位持つか試してみる。
・ざっと分解して中身の配線を追って回路図を起こしてみた。(末尾にアップした回路図を参照ください。)
専用充電スタンドは単に、AC100V→ AC11Vのトランスが入っているだけでした。
電極間を測定すると無負荷で12.6Vでした。
・本体には型番:TPB016の小基板が有り、充電用の半波整流ダーオードと充電電流制限抵抗:6.8Ω、
充電時のパイロットLEDと電流制限抵抗:27Ωが実装されていました。
後は、ON/OFF(Cherge)のスライドSWと、ヒューズ+DCモータという極くシンプルな構成になって
いました。以下にそれらの写真を示します。
中身を見るとズングリムックリ円筒形状の充電池4本の電極周辺から液漏れしていて、それが粉末化
していて酷い状況だった。
後日、改造作業を行う事として一度組立て元に戻し就寝することにしました。
■ 2023.2.5
・以下改造作業を行った。
@ タッピングビス4本を外して分解(簡単に分解出来た)
A ズングリムックリ円筒形状の充電池4本の電極に配線されている+(赤)と-(黒)ワイヤを電極からカットし
まずはNG BATを取外した。
B モータが生きているかをチェックする為、単3x4電池ホルダに電池をセットして、
ミノムシ・クリップにてモータの各電極に接続し、SWをONしてみた。
問題無く勢いよく回転した。SWの接点不良はないようだ。
C 正式に単3x4電池ホルダ⇔ モータ間のワイヤ配線を行った。
モータ側のワイヤは芯線が酷く錆びて腐食していたので新しいワイヤと交換してから
単3x4電池ホルダ側のワイヤとの半田付けを行った。
D ここからが面倒な作業になる。
このままでは、NG BATが収まっていたスペースには、単3x4電池ホルダは収まらない。
樹脂成型されている壁とかポールをニッパで切り崩し適当なスペースを確保した。
E スペース確保後、電池ホルダを配置
E SW-ONして動作チェック。
問題無く回転OK!!! 見事復活した。
F 最後に元通り組み立て作業終了
<回路図>
・こちらから、どうぞ→ 「Rechargeable_Handy_Cleaner_BH-617回路図」
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