● 実験テーマ141
「aitendo_2023お楽しみ福袋みに版を試す」
(初めて福袋を注文してみました。メイン商品の作りやすいFMバンドDSPラジオキット [K-M803A]を使える形にまとめました)
■ 2022.12.31
・10:00から、通販のみで注文可ということだったので数分前から電話口に待機し一番に電話し注文完了。
今年は規模が縮小され「みに版」ということで1100円(税込み)・限定100点の販売となった。
尚、15分ほどで「完売御礼」となった。
そして直ぐに補充の第2弾が開始された。
■ 2023.1.4
・福袋が到着した。
・以下に入っていたもの一覧と、それぞれの商品の価格・推定合計金額を示した。
確かに約2000円ほどお得だが、そうそう使い道が無い商品も多々含まれていた。
(1) 私の場合: 入っていたもの一覧(価格は全て税込み)
@ 作りやすいFMバンドDSPラジオキット [K-M803A]: 1155円
A ★IC実装済み★IchigoJam-T互換基板 [MB-1114FN28-T]: 1650円(実質:1650-440= 1210円)
注:マイコン [LPC1114FDH28/102]は入荷予定で実装されてなかった。
秋月で販売してた。440円
B ★ロシア★高性能ゲルマニウムダイオード(2個入)
[D9G] 198円
C ★特売品★STN液晶モジュール★16x1★ [ZJM161A] 218円
D ★特売品★SATAコネクタ変換基板(22P) [P-SATA22P] 42円
E ピッチ変換基板(1.0/15P) P-FCB1015A 110円
これは現在検索しても出てこないが「物理おもしログ」さんの記事の写真には現物が写っていた。
その梱包袋のシールには、この型番と価格が印刷されている。
F ミニ基板_2枚 1枚100円位と思われる。現在は検索しても出てこない。
出っ張り部に取付け穴が開いてるタイプのユニバーサル基板
G USBコネクタwith基板 [2P-MCUBF-M10] 99円
➈ RCAプラグ[RCA-M5]緑_2個 66円
I HDMIのアダプタ:タイプAプラグ⇔タイプAソケット
このタイプの変換アダプタは無かった。タイプCプラグ⇔タイプCソケットが現行で、99円
J HDMIのアダプタ:タイプAソケット⇔タイプAソケット
このタイプの変換アダプタは無かった。想定価格:99円
K 国産電解コンデンサ★450V100uF★ [EEUHD2W101PY] 2個 198円
L 8Ω2Wスピーカー 35x18
これと同じサイズのは無かったが近いのはこれ→ ★35x16★スピーカ(8Ω2W) [SPK1635A] 110円
これの方が近い→ ★特売品★薄型スピーカユニット(8Ω1W) [SPK4020R008A] 42円
これも近い → ★30x25★スピーカユニット(8Ω2W)
[SPK3025R008B] 220円(W数同じ)
M 両面テープ付きゴムシート 検索しても出てこなかった。
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推定合計価格:3804円
・他の人の体験談をWEB検索したら「物理おもしろログ(物理教育と電子工作の作業記録)」さんのサイトがHITした。
タイトル:「aitendo
2023お楽しみ福袋」
これを見るとほぼ中身の商品は一緒のようだ。
一つ一つの商品についてレビュー記事があって、楽しく拝読させてもらった。
■ 2023.1.5
・福袋のメイン商品と思わる @の作りやすいFMバンドDSPラジオキット
[K-M803A]の部品を実装し、使える形に
まとめてみようと思う。
早速キットの部品実装を行った。
<動作確認テスト>
(1) まずは秋月のキットで作った「LM317可変電源ユニット」にて、Vcc= 3.00Vにセットし供給しチェック
@ 電源ショートチェック
・VDD ⇔ GND OK
A チェック結果
・シーク受信にて、以下に示す7局が受信出来た。(受信場所:足立区のアパート室内作業台)
79.5MHz: NACK5(ときがわ)→ ちょっと感度悪し。ノイズがやや目立つ
80.0MHz: TOKYO FM(東京)→ 問題無く受信
81.3MHz: J-WAVE(墨田:スカイツリー)→ この中では一番感度良く入感(送信電力が大きいのと近距離のせい)
82.5MHz: NHK-FM→ 問題無く受信
90.5MHz: WideFM-TBS→ 問題無く受信
91.6MHz: WideFM-文化放送→ 問題無く受信
93.0MHz: WideFM-日本放送(HappyFM93)→ ちょっと感度悪し。ノイズがやや目立つ
・KEY-SW機能:全てOK
・設定値(受信CH・音量)のバックアップ機能:OK(電源を切っても切る前の設定値で動作する)
・aitendoの回路図では、イヤホーンジャックの、Rchピンが音声信号出力、Lchピンに繋がっているワイヤがアンテナ線、
GNDピンがオープン(音声信号の片側はフローティングのような感じで直流カットのコンデンサも入って無い)になっているが
R・Lchの両方からモニター出来てる。(EN803のデータシートにある応用回路例だと、GNDピンをアンテナとして使用し
R・Lchは接続されている。また直流カット用のコンデンサも挿入されたオーソドックスな回路になってる。極力安く売りたかったのかな?)
※ GNDピンをアンテナとして使用した方が感度が良いというWEB情報もあった。(Pockyの木工ライフさんサイト→
このキットではないがdsp-ICは同じ:EN803)
・イヤホーンジャックに何時もの「超小型SPユニット:小坊主」を直接接続して音量を最大にしたらJ-WAVEが聞けた。
・RESETが時々掛かりにくいことが有ったが、P_ONし直しで対処してる。
■ 2023.1.7
・単3乾電池2本で駆動できないと実用にならないので、電池スナップで接続するタイプの
乾電池フォルダ(横方向に対面で装着するタイプ)を量販店(ケイヨーD2)で購入し
これでまとめることにした。
構造としては、前面アクリル板+基板+絶縁PPシート+乾電池フォルダ+背面アクリル板
をナイロンスタッドでサンドイッチする何時もの方式にした。
前面アクリル板は、タクトSWが押せるように大きな逃げが必要なので、そこはドリルと糸鋸で加工し
最後はヤスリで仕上げた。この作業には神経を使ったが結構上手く出来たと思う。
聞いた結果だが外部電源と比べても遜色なく良好に受信出来た。
■ 2023.1.11
・イヤフォンだけでは物足りないので、標準ステレオプラグでの外部スピーカBOX直接接続も検討してみた。
丁度、福袋の中に、L 8Ω2Wスピーカー 35x18が入っていたので、この可愛いSPを使うことにした。
またBOX(というかケース)は、単3のeneloop 2本が入っていた透明樹脂ケースを廃物利用することにした。
これがジャストサイズで好都合だった。
また標準ステレオプラグも何かのオーディオ機器に付属されていた既に断線でほっといたプラグtoプラグ
ケーブルを短く切った物を利用することにした。
イヤフォンと違いワイヤが極短いので、BOXの横に、テスト端子を取付け金属端子を外に出した。
以下は、SP部分の穴加工をしたところまでの写真です。
ここにミノムシ・クリップ等のワイヤを接続すれば、FMアンテナとして機能する。
ということで出来たのが下の写真だが、ジャストサイズで見栄えも良く我ながら綺麗に仕上がったと自負している。
音量を上げないと聞こえないが、静かな部屋で聞くには十分実用になる。
・最初アンテナの内部結線で悩み、一発目は音が出なかった。
それは、ステレオ・イヤフォンの場合はステレオ端子の内、Lchのワイヤをアンテナとして、EN803- FM-INピン
に接続すれば良かったが、SPの場合はモノラルなので何処に、EN803- FM-INピンからのラインを接続すれば
良いか悩んだ。
最初は単純に考え、EN803- FM-INピンからのラインを直接外部アンテナ端子(テスト端子)に繋いで
SPのマイナス端子はオープンにした。
考えてみれば、当然これでは音は出ない。
マイナス端子は、外部アンテナ端子(テスト端子)に接続して、EN803- FM-INピンからのラインと繋がらないと
音は出ない。これを実施したらやっと音が出た。
ステレオ・イヤフォンの時、イヤフォンプラグのGNDピンがオープンになっているのに両チャンネルから
聞こえていたのは、イヤフォンのL・Rchのフォンのマイナス側のシールド線は共通になっているので
それぞれのボイスコイルを介して、EN803- FM-INピンに繋がり、FM-INピンに並列に接続されている
LCトラップ(並列共振回路)のリアクタンス成分によって交流的にGNDに落ちる為と考えられるのではないか?
これらの説明文章だけだと理解しにくいと思うので、このページ末尾にそれぞれのケースのブロック接続図
を載せておいたのでご参照ください。
<EN803_ANT接続ブロック図>
こちらからどうそ→ EN803_ステレオイヤフォンor単一SPとANTとの接続の違い(ブロック図)
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