● 実験テーマ121
「SerialPort接続7SEG_LED表示モジュールの実験」
(10年前にやりかけていた実験を今更ですがやる気になりました。デバッグツールとして使えそうです。74LV8153使用)
■ 2020.2.12
・10年前(ノートには2010/2/23とある)、トラ技2007年8月号 山口晶大さんの記事(dsPIC30F2012使用)、
第6章 アプリケイションの製作にTRY!「I/O機能を使った表示モジュールの製作」を見て既に、モジュールは
製作済であるが、00〜FFを繰返し表示するテスト・サンプルプログラムは未だ試してない。
(というか、試したかもしれないが記憶にない。)
いずれにしても、この記事、トラ技のこの号の付録基板を使っている。
(dsPIC30F2012搭載のマイコン基板で、ブートローダを内蔵し、RS232CからHEX書込みアプリで書込み可)
・デバッグ用途(バイト変数のHEX表示)に使いたいので、この基板をターゲットにするのは適当ではない。
私が、PICの中でも好んで使っている、PIC24FJ64GA002(これ搭載の自作トレーニング基板)をターゲットにしようと思う。
これには、RS232ドライバ・レシーバも搭載されているので好都合である。
まずは、トラ技に載っていたサンプル・ソースを、PIC24Fに移植し、動作確認することにした。
■ 2020.2.18〜 2020.2.20
・最初は、色々あって動かなかったが、何とか動いた。
<色々あった事と対策した事の整理>
@ 74LV8153への、RESET/信号だが、PICポートから出力していたが、VCCが異なる(PICは3.3V・74LV8153は5V)
のでダイレクトには接続出来ない。
PICポートを、オープン・ドレイン設定にして対処した。(プルアップは既に、74LV8153側に付いている。)
A ADM3202(RS232ドライバ・レシーバ)の、TXOUTピンに直接、74LV8153の、DATAピンを接続しているが、
これは、レベル的にNG。
RS232C出力レベルは、±5Vなので、マイナス側をクランプする必要があるし、
マーク= -5V・スペース= +5Vが、RS232Cレベルに対し、
マーク= +5V・スペース= 0Vが、PIC側の、DATA入力レベルなので、そもそもスタートビットを読取れない。
ADM3202の、TXOUTピンを使うには、その後にレベル変換用の回路を追加する必要がある。
これは、ダイオードとトランジスタによる簡易回路でOK。
(PIC24Fの、UTXピンを直接接続は出来ると簡単だが出来ない。→ 3.3V系の為)
10年前に製作した基板には、この回路が実装されてないので、追加した。
以下に、基板の様子を示します。
・自作ロジアナで、RESET/解除からの、シリアルDATAの様子を検証してみました。
このページ冒頭の添付資料を参照してください。
<回路図>
・こちらからどうぞ→ 「SerialPort接続LED表示Module」
<最終ソース>
・こちらから、どうぞ→ HexDispModuleTest.c
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