● ハム復活開局

■ 2020.4.15
  ・久々にハムの無線機を動かしてみた。
   現在、手元に残っている無線機は、 430MHz FM帯のトランシーバ:TM-401 "KENWOOD" のみ。 
   またモービル用のホイップアンテナは、あったと記憶してたが、ラジオのFM用だった。 
   モービル用のホイップアンテナは、144MHz用も430MHz用も残って無かった。 
   但し、台座は、144MHz用のがあった。 
   電源は、TRIOの「PS-4」が残っていて、それを使って、 受信できるか試してみた。 
   アンテナが、430M帯用ではなく本体との接続もコネクタが合わないので クリップで仮接続ではあるが、室内に仮設置したアンテナで、
   数局受信出来た。 
    <受信出来た局>
     @ 432.36MHz メリット3位
     A 440.00MHz メリット5over
 
   尚、PS-4の開放電圧実測は、12.75Vだった。 ちなみに、TM-401を送信も含めて動かすには、3.2A以上の電流容量が必要。

  ・秋月に安価な中国製の、430MHz帯ハムバンドフレキシブルアンテナ(BNC)WH-024B:800円(税込)が売られていたので、
   これと変換コネクタ(UHF-F⇔BNC-J)[U-013-DGN]:200円を注文した。  尚、UHF-Fコネクタとは、M型コネクタと同じである。

  ※ WH-024Bのスペック
    ・エレメント長:45cm(約5λ/8タイプ)
     ちなみに、430Hzの波長は、約70cm

  ※ 430MHzバンドについて調べてみた。
    ・利用可能周波数:430.00〜 440.00MHz
         ・呼出し周波数:433.0MHz
    ・不特定局への呼び出し (CQ) が活発に行われている。FMによる近距離通信が 主流である。


■ 2020.4.16
  ・上記アンテナを野外のアンテナポールへ取付金具を介して取付けようと考えているの だが・・・ 
   思い巡らせていたら、不要になっているTV用室内UHFアンテナの野外取付け用 アダプタ金具(ベース部は樹脂)があることを思い出した。 
   これには、立方体状の室内アンテナを置く台座しか無いので、そこに以前、モービルで 使っていたホイップアンテナのベースから外した
   M型コネクタを取付ける台座を 製作して取付ければ使えそうなので製作してみた。 ことのほか上手く仕上がった。


■ 2020.4.17
  ・<CQ ham radio WEB MAGAZINEより抜粋>
   無線局の開局申請には、書面で申請する方法と、電子申請システムで行う方法があります。
   50W以下の開局の場合,書面での申請は4,300円(収入印紙)、
   電子申請は2,900円(電子納付)と、電子申請の方がお得です。

   (1) 電子申請の事前準備
      まず初めに,電子申請のシステムを使うための“ユーザ登録”が必要です。
      電波利用 電子申請・届出システム Liteにアクセスして、必要事項を入力して新規ユーザ登録すると、
      1〜2週間後に登録した住所にユーザIDとパスワードが郵送されます。

  → 電子申請する予定


■ 2020.4.18
  ・秋月より430MHz帯ハムバンドフレキシブルアンテナ(BNC)WH-024Bが届いた。
   早速室内と窓際に仮設置して試したが、FMアンテナで試した時と、さほど変わりはなかった。
   窓を開けて、アンテナを持ちながら、出来るだけ外に出し高い位置にすると  感度は上がるが・・・
   やはり地上高を稼がないと駄目なようだ。

   現在設置してある、地上波用アンテナ・ポールの天辺近くに設置できるスペースがあるのでそこに設定する予定にはしている。
   地上高2.5mm位にはなる。
   ただ今日は、低気圧で強い雨が降っているので作業出来ない。
   後日、天気の良い日を狙って作業する予定。

  ・もしかしたら、同軸ケーブルの長さが足りないかも?
   延長ケーブルを作るとしたら、5D-2V(Dは特性インピーダンス=50Ωを意味する)を使うことになる。
   あとSWR計だが、手持ちの「SWB-2」は取説によると、144MHz(150MHz最大)のようなのだがどうだろ?
   また手持ちの電源ユニット「PS-4」の出力容量が明確でない。たぶん4A?
   TM-401には、PS-21が推奨のようだが?


■ 2020.4.19
  ・快晴!!
   430MHzホイップアンテナの野外設置作業を行った。
   同軸ケーブルの引き込みは、エアコン・ダクトを通すために開いている穴と固定用の粘土をそのまま利用した。
   既に3本ケーブルが通っていたが、何とか追加出来た。
   ケーブルはやはり少し短めだが、既存の長さのまま暫くは使ってみる。
   室内のリグ設置場所は、窓際直近にした。
   SWR-2は、145MHzまでしか使えないので使用しなかった。
   また、TRIOの電源ユニット「PS-4」の出力電流容量は、13.5V 0.5AのようなのでTM-410を10W出力では使えない。
   幸い10W/1Wの切替えボタンが装備されているので、1W送信で暫くは運用する予定。
   アンテナの設置位置は、現在の地デジアンテナが付いているポールに、作業的に 出来るだけ無理なく高く出来る位置に設置した。
   地上高は、約2.5mほどになった。
   問題の受信感度だが、室内実験と比較して、やや受信出来た局が多い程度だが、メータで見て、BUSY LED点灯でも受信できていたので、
   少しはましなようである。

   <受信出来た局>
    ・432.92MHz: BUSY LED点灯だが、了解出来る。
     432.84MHz: BUSY LEDの次の[1]LEDまで点灯で了解出来る。
     433.10MHz: BUSY LED点灯だが、了解出来る。:JE1*** 江戸川の方

  ・若干ケーブルが短いので、以前SWR計(150MHz最大)接続用に使っていた30cm位のケーブルを付け足す為に、
   M型メス⇔M型メス中継コネクタを秋月に注文した。
   少し長くなれば、外に出てる分のケーブルのタワミ具合が良くなるので。
   また、SWR計は無くても、TM-410本体の、RFメータとALM LEDで送信状態をある程度把握出来るので、暫くはそういう風に使おうと思う。

  ・アマチュア無線交信時の、受信状況レポートの時、メリット5 シグナル強度9 いわゆる59とかいった覚えがある。
   これは、RSコードと言われるもののようだ。(ウィキペディアで検索してみた。)
   電信の場合は、RSL(了解度・信号強度・音調)と呼ぶ。

    readability、R:通称メリット
    1:了解できない
    2:かろうじて了解できる
    3:かなり困難だが了解できる
    4:事実上困難なく了解できる
    5:完全に了解できる

    signal strength、S:           TM-401の、Sメータでの目安(自分なりの考え)
    1:微弱でかろうじて受信できる信号   →   BUSYが点滅しているがかろじて受信
    2:大変弱い信号            →   [1]LED点灯
    3:弱い信号              →   [1]LED点灯
    4:弱いが受信容易な信号                →   [1]LED点灯
    5:かなり適度な強さの信号       →   [3]LED点灯
    6:適度な強さの信号          →   [5]LED点灯
    7:かなり強い信号           →   [7]LED点灯
    8:強い信号              →   [9]LED 点灯
    9:非常に強い信号           →   [10]LED点灯

  ・200419 20:15
   433.06MHz  RS:31 JJ1UQ? 佐藤さん 竹ノ塚アパート 1Fベランダにh=2m弱・シングル八木設置

  ・200419 22:00
   TM-401 P_ONしたら何故か、7Seg表示せず。
   SメータのLEDは点灯してるし、ノイズ音もしてる?
   この時の、PS-4電源出力開放電圧= 12.70V(定格は、13V 0.5A) 

  ・200420 22:20 寝る前にもう一度P_ONしたら7Seg復帰していた。


■ 2020.4.20
  ・昨日の件、作業机にセットを移し調査開始。
   PS-4 無負荷開放電圧= 12.77V
   TM-401負荷時= 12.56V
   TM-401のスペックでは  電源電圧範囲:13.8V±15%(11.73〜 15.87V)なので電圧的にはOK しかし消費電流に問題あり。
   スペック上typで、無信号時:0.4A(送信10W時:2.8A/ 1W時:1.2A) 
   なので、0.5A容量では受信状態でギリギリである。
   これが原因していると思われる。また、1W送信にしても、PS-4では全然パワー不足である。
   ちょっとした実験にしか使えない。電源は何とか手にいれる必要が出てきた。
   推奨は、PS-21:13.8V 4Amax

   またリップルも観測してみた。

  ・セットを元の場所に戻して以下の局を受信。
   環七モービル局 435.**MHz 58位で受信出来た。

  ・PS-21だが、ヤフオクで買うしか無いようだ。
   幸い過去にメンバー登録していたアカウントでログインできた。
   買うだけなら手数料無料なのでトライしてみることにした。
   と思ったが、現在取引が終了した案件だけしかない。
   メルカリも調べたが、現在終了(SOLD OUT)しかない。
   とりあえず、再開局手続きだけ先行でしておくか・・・
   その内、出品があるでしょう・・
   後は、アルインコ製のドロッパ式の互換機を探すとかしかないか・・・  だけどとても高価・・・

  <旧コールサインを復活しよう!:JARL HPより抜粋>
   ・以前自分が使っていたコールサインが、現在他の人に指定(使用)されていなければ、免許の申請や変更申請をおこなうことによって、
    再び昔慣れ親しんでいたコールサインでアマチュア無線を楽しむことができます。
   ・旧コールサインの復活を希望する方は、自分がそのコールサインを使用していたことを証明する書類(局免許状のコピーなど)を添えて、
    現在免許が失効している方は免許の申請手続きで、旧コールサイン復活の手続きができます。

   ・電波利用ホームページを使って「コールサイン付与状況の確認方法」が記載されていたので検索してみたら、
    H27に大田区の方が「JR1EGO」を使っていたので新規のコールサインになる。

   ※ 総務省 電波利用 電子申請・届出システム Liteにてユーザー登録送信済


■ 2020.4.21
  ・昔のリグどんなの使ってたのか回想
  ・ちょっと調べてみた。
   昔付けていた「ログ:業務日誌」によると、
   日誌の付け始めは、昭和46年(1971年:19才:専門学校在学中)12月15日となっている。
   電話級で無線局を開局した頃だが、最初のリグは「TR-2200 "TRIO"」と記憶している。
   電源ユニットは「PS-4 "TRIO"」だったと思う。
   現在手元に、リグは残ってないが、PS-4は残っている。
   PS-4の電源容量は、背面パネルの刻印からすると「13.5V 0.5A」。
   この容量からするとたぶん、1Wで送信していたと思われる。
   以下にWEBから拾ってきたTR-2200の外観と概要・カタログを示す。
   カタログのサンプルを見ると「1W」の文字が確認できる。
   また「PS-4」が隣に写っているので送信出力:1Wで間違いないようだ。

  ・TR-2200のスペック詳細もWEBで調べてみた。1W送信専用機で消費電流は、0.42A。結構少な目
   【スペック】
   ●発売開始時期:1970年
   ●周波数範囲:144〜146MHzのうち水晶6ch
   ●電波型式:FM
   ●サイズ:135W×58H×181Dmm
   ●重量:約1.7kg
   ●電源:DC12V(または単3乾電池×10本)
   ●最大消費電流:420mA
   ●最大送信出力:1W
   ●送信終段名称:2SC730
   ●受信方式:ダブルスーパーヘテロダイン方式
   ●主要機能と特徴(当時のカタログより抜粋)
    ▼144MHzFM ハンディトランシーバとしてはもっとも小型軽量
    ▼最大6chの水晶実装可能(144.48、144.72、145. 32 MHz の3 波実装)
    ▼ 主要回路に定電圧回路を採用し高い安定度を実現
    ▼Ni-Cd 電池使用可能でAC充電器を本体に内蔵
    ▼メーターは電池電圧・送信チェック
    ▼信号強度を切り替え表示
    ▼防湿設計
    ▼携帯用レザーケース付き
   ●価格:36,400 円
   ●JARL登録番号:T-11

  ・1972年6月頃から、オール自作のリグで50MHz帯・A3・10Wにてオンエアー
   <自作リグ概要>
    ※ VFO部・ファイナル部・変調部・電源部に区分けして各ユニットを4段ラックに収納して運用していた。
       自作受信機(高周波一段増幅のスーパーヘテロダイン方式と記憶している)の現物と写真は残念 ながら残ってない。
       ファイナル送信ユニットは、かろうじて残っていたが、その他のユニットは捨てられたらしく残ってなかった。

     @ VFO: VFO-1 "TRIO" キットを組み立てた。
        現物が実家の物置に残って引き取ってあった。
        ↓- 年代物なのでサビもひどく、埃まみれでした。

     A 送信部
        使用管: 6AQ5:AF電力増幅
             5753:RF電力増幅
             2E26:RF送信管
       水晶発振子:FT-243:8500kHz

     B シーメンスキーSWによる、送信−受信−CALの切替え
     C 変調部に使用したMICは確かクリスタルマイクだった。
     D 送信機用BCI/TVI防止LPF:LF-60 "TRIO"

  ・1978年頃?(購入時期記憶にないが発売日からしてこの頃だと思う。)
   144MHz帯送受信機:TR-7500 "TRIO" 10W(1977年3月発売)
   上用車載アンテナ:DP-CL2 "DIAMOND" 7/8λホイップアンテナ
   上用パワーブースター:HL-80V "TOKYO HY-POWER LABS." 50W
   (1974年に2アマ免許取得してたので50Wモービルで使用していた。これは現在も残っている。)

  ・1980年頃? (短い期間使用したが或る日、雑誌の「売ります・買います」コーナーで知合った確か静岡の方に安く譲った記憶があります。)
   主に21MHz帯でオンエア
   21-50MHz 帯送受信機:TS-660 "TRIO" 10W
   上用電源ユニット:PS-20 "TRIO" 13.8V/4A
   上用車載アンテナ:21BW " マルドルアンテナ" 21MHz帯バンパーアンテナ

  ・1981年頃? (TM-401の発売日が不明。たぶんこの頃だったと思うが・・・)
   この年に局免許状の有効期限が切れてるので、モービルでワッチのみしていたと思われる。
   39年も前の話なので記憶が定かでない。
   430MHz F3にてモービルでワッチのみしていた。 430MHz FM帯のトランシーバ:TM-401 "KENWOOD"


■ 2020.4.22
  ・<アマチュア無線局の再免許申請について:JARD HPより抜粋>
   (1) アマチュア無線免許の有効期限が切れてしまった場合
      @ アマチュア局の再免許は、免許有効期限の1ヶ月前までに手続きしなければなりません。
      → だが私の場合は以下に該当するので、新たに開局する開局申請となる。
         ※ 免許の更新を忘れていた、または事情により免許の有効期限が切れてしまった場合は、
         ※ 再免許申請ではなく、新たに開局する開局申請となります。
           開局する場合、お持ちの無線機器によって手順が異なります。

      A 平成19年以前に製造された無線機器の場合は、その無線機器が新スプリアス基準に適合していなければ開局申請することが出来ません。
         しかし、「保証可能機器リスト」にある無線機器は、JARDの基本保証(開設保証)を受けることで開局することが出来ます。
      → 保証可能機器リスト(平成30年7月1日現在)pdfを開いて調べてみた。
         ※ KENWOOD TM-401(技適登録番号:T65)は、保証可能機器に入っていた!!

  ・200422 22:00頃
  <ワッチ記録メモ>
   JN1ALL 433.20MHz/59+
   JI1HDA 43?.??MHz/31/船橋


■ 2020.4.23
  ・「総務省 電波利用 電子申請・届出システム Lite」の利用に必要なユーザーIDと初期パスワードが届いた。
   早速申請してみた。
   技適番号:T65(保証可能機器リストに含まれている事を確認している)と入力したところ
   [チェック]で存在しないと怒られたが、入力は拒否されてないようなので、これで申請してみる。
   手数料は、電子納付で、2900円

   免許状の受け取り方法
   3通リあるが、一番安い「返信用封筒別送」にした。

   申請が完了した。 


■ 2020.4.24
  ・
PS-21をオークションで購入は、色々検討したが、下記の理由で止めた。
   @ 送料が書いてないので問い合わせる必要あり。
   A 相当重い製品で、しかも広島→東京なので、「ヤマト便 送料」で検索してみたが30kgまでとしても、2839円かかる。

  ・前から考えていた、秋月で販売している、ACアダプター「ATS065-P120 DC12V 5A」を13.8V出力に改造(抵抗1本の追加)するWEB記事を参考
   に改造して使ってみる。

   ・ATS065-P120注文した。(安価:税込み1800円)
   標準プラグ出力なので、これを受ける「2.1mm標準DCジャック中継用:MJ-077N」も 注文した。


■ 2020.4.25
  ・WEB記事(JH4VAJさん)を整理・補足してみた。
   このACアダプターは、スイッチング電源である。
   基準電圧発生ICとして「431」(SOT-89-3パッケージで日本無線製の型番はNJM431)
   というバンドギャップ・リファレンス式のものを使っている。
   431のREFピンに抵抗分圧された電圧を印加するのだが、この電圧(抵抗値)によって ACアダプターの出力電圧:Voが決まる。
   オリジナルは、R36= 9.31k, R37= 2.37kである。
   Vo= (1+R36/R37) × Vref で求まる。
   但し、Vref= 2.5V(内部コンパレータの基準電圧)である。
   当てはめて計算すると、Vo= 12.325Vになる。
   これを、出来るだけ容易な改造で13.8Vにする為には、R37に15kをバラ接続追加すれ ばよい。
   つまり、合成抵抗値= 2.37k//15k= 2.05kとなって、Voを計算すると以下の通リになる。
   Vo= (1+9.31k/2.05k) × 2.5= 13.85V 少し高目で丁度良い具合のようだ。

  ・昨日注文したACアダプター等届いているが、改造する前に、オリジナル状態での データ取りを行っておく。
   前記した様に、R36= 9.31k, R37= 2.37kの分圧抵抗定数である。
   <データ取り結果>
    @ 無負荷時出力電圧: 12.26V
    A 手持ちの50Ω負荷(0.24A)時:12.23V
    B Aの状態でのリップル+ノイズ波形→ ざっとだが、20mVp-pほど


■ 2020.4.26
  ・昨日注文したACアダプター等が届いたので、早速改造とデータ取りを行った。
   改造は結構面倒であった。
   中を開けるのは、2か所の平べったいゴム足を剥がすとタッピングネジの頭が見えるので、
   それを緩めて外せば割と楽に中身の全体像を見ることが出来る。
   ただACケーブルのブッシュ側が内側で、2か所かなりキツメに爪で上下カバーが勘合しているので
   マイナスドライバで、こじ開けないと開けなかった。

  ・基板の裏側(半田面)を見るためには、さらに分解しなければならない。
   まず放熱板にクリップでFETと思われる部品が止められているが、これをスライドさせて外す必要がある。
   計3か所だが、その内の1か所のは、クールシートも一緒に固定されているので傷付けないように慎重に外す必要がある。

   ここと基板の固定ネジ2か所を外して上方向に持ち上げれば全体を覆っている基板裏面の黒い絶縁シート共に全体をばらす事が出来る。

  ・基板の裏側はこんな感じ。

  ・これから改造する部分はこんな感じ。

  ・チップ抵抗で15kの手持ちが無かったのでR37の両端に、リード品の1/4Wの金属被膜抵抗をハンダ付けした。
   念のため、抵抗の下には絶縁テープを貼り付けておいた。

  <改造後のデータ取り結果>
   @ 無負荷時出力電圧: 13.80V
   A 手持ちの50Ω負荷(0.24A)時:13.77V
      (実負荷時(TM-401受信時)も同様に、13.77Vであった。)
   B Aの状態でのリップル+ノイズ波形→ 若干減って10mVp-pほど

  ・スイッチング電源の割には思ったよりリップル+ノイズが少ないので一安心。
   受信ノイズも改造前と変わらなく気にならないレベル。
   ただ未だ無線局免許が下りて無いので、送信時に大電流(スペック:2.8A)が流れた時どうなるかはこれからの確認になる。

  ・元の設置場所に戻した。
   電源がコンパクトなので場所を取らずgood!!


■ 2020.4.28
  
・総務省「電波利用 電子申請・届出システム Lite」の「申請履歴照会」ページによると現在未だ、開局申請受付処理中状態になっている。


■ 2020.4.29
  
・「受付処理中」変わらず。
   未だ「審査中」にならず。
   混んでいるのかな??
   ちょっと、「Lite」のページで、免許状が発行されるまでの期間は、どの位なのか確認してみたら下記の通リ「おおよそ、1ヶ月」ということらしい。

   「局種・検査の有無等により標準処理期間が異なります。 アマチュア局の免許申請の場合、使用する全ての無線設備が技術基準適合証明
    を受けている場合には、通常1ヶ月程度で免許状が交付されます。」

   結構待たされるようだ・・・


■ 2020.5.3
  ・200503 8:00 朝方P_ONしたら何故か、7Seg表示せず。
   SメータのLEDは点灯してるし、ノイズ音もしてる?(2回目の現象)
   この時の、PS-4電源出力開放電圧= 13.78V  なので電源電圧が原因と思っていたが関係ないようである。半田が取れかけている?

  ・200503 10:45
   時間を置いたらまたもや7SEG復帰した。ちゃんと点灯している。


■ 2020.5.9
  ・朝方、P_ONすると「ALERT」LEDが点灯して警告音がピッピッピッと鳴っている。
   7SEGは点灯しているしノイズ受信音は聞こえる。ALERT ON/OFF SWがあるのでOFFしても鳴りやまなかった。

   くさいのは、本体内蔵のバックアップ用リチューム電池の寿命である。(約5年)もうとっくに過ぎている。
   そういえば、何時も、P_OFF直後の設定した周波数が、P_ON時には  常にメインチャンネルの「3.00」を表示していた。
   時々はP_OFF直後の設定した周波数を表示していたような気もするが・・・
   たぶん電池交換が必要だと思われる。
   本体裏カバーに小さい穴が開けられており、RESET SWを押せるようになっているので、押して出荷時の状態に戻してみたら、
   「ALERT」LEDの点灯はなくなり、メモリー保持(周波数設定のバックアップ)も正常になった。



   しかし電池は交換しておくべきだな。

  ・TM-401の回路図を見ると、電池の型番は明記されておらず、電圧の3.0Vのみ 書かれていた。
   外観は、取説の図によればリード付きのものなので、直にはんだ付けするタイプのようだ。これでMPUのVCCをバックアップしている。
  ・WEBを徘徊していたら、メルカリサイトに出品された「TM-401」の中に電池交換済みというのがあった。内部写真も載っていた。
   以下のように、ダイソーとかで売っている「CR2032」をソケット実装している。 これでよいようだ。


■ 2020.5.10
  ・TM-410のガバーを外し内部を覗く。



   リチューム電池交換の下調べだ。
   見ると、実装されてた電池はリード付のもので、基板側にピンポストが立っておりそこにハンダ付けされていた。
   ピンポストのピッチは実測≒ 32.5mmほど。
   電池は内部の電解液が染み出て周囲に緑の粉が噴き出ている状態だった。
   バックアップ電圧:Vbat= 0.00Vで全くバックアップされてない状態だった。



   今迄、急に7SEG LEDが消灯してしまうのも、これが原因のようだ。
   ちなみに、RESETボタン(MPU RESET)を押すと、デフォルトの「3.00」で点灯する。


■ 2020.5.12
  ・バックアップ・リチューム電池の交換作業を行った。
   @ まず下カバーを外し、ポストにハンダ付けされている両電極を温めながら上に押上げて、ポストから外します。

   A 電池は、その下のMPU表面に、円形の黒い絶縁シートを介して粘着剤で固定されているので、
      先の細い物(精密マイナスドライバ等)でコジッテ電池を完全に外します。

      MPUは、NECの「D7508G」でした。私は使ったことありません。

   B 秋月販売の、電池ソケット(表面実装タイプ)を使いました。
      ポスト間の、ピッチが、32.5mmほどで、このソケットの電極間ピッチが約33mmなので、
      電極中央を細ヤスリで少し削り、クボミを付けておきます。

   C 外した絶縁シートを、MPUの表面に貼り付けます。

   D この上に、電池ホルダをセットし、電極をポストにハンダ付けします。

   E 電池をセットし、電池電圧を確認します。3.19Vでした。

  ・未だに、提出した開局申請書が「受付処理中」になっていると思っていたら夕刻近くにメールが届いた。
   * 申請・届出 補正依頼のお知らせ *というタイトルで、
   「電子申請番号 E20-0000021435-D の申請・届出につきまして、補正が必要な事項が ありますので、お知らせいたします。 
   補正が完了するまで審査は保留となりますので、至急対応をお願いします。」 という事だった。
   ステータスも「受付処理中」から「補正依頼中」に変わっていた。 

   総務省Liteの「通知書照会」より補正内容を確認した。
    「登録予定の送信機は旧スプリアス規格の送信機のため、総合通信局へは直接手続きを することができません。
   旧スプリアス規格の送信機の登録にあたっては、基本保証を受ける必要がありますので、 
   お手数ですが日本アマチュア無線振興協会(JARD)、またはTSS株式会社にご確認いただきますようお願いいたします。 
   基本保証を受けられましたら、業者から送付されている保証書のPDFデータを添付いただきますようお願いいたします。」 との事だった。

   申請前に保証可能機器リスト(平成30年7月1日現在)pdfを開いて調べ ていて、
   KENWOOD TM-401(技適登録番号?:T65)は、保証可能機器に入っていた ので、このまま申請すれば良いと思い込んでいたようだ。 
   また、技適登録番号:T65と思い違いをしていたようだ。
    「T65」は、JARL登録番号で、技適番号ではない。
    技適番号は、*****の5桁で、JARL登録番号の後ろに付く番号である。 
   「T65」の後ろには何も番号はない。 

  ・ 「アマチュア無線局の再免許申請について」のJARD HPの記事をよく読むと
    「平成19年以前に製造された無線機器の場合は、その無線機器が新スプリアス基準に適 合していなければ開局申請することが出来ません。
    しかし、「保証可能機器リスト」にある無線機器は、JARDの基本保証(開設保証) を受けることで開局することが出来ます。」 という事だった。
   さらに以下のようにも書かれていた。

   【ご注意下さい】
   平成29年12月から旧スプリアス規格の技適機器を使った手続きには 「保証」が必要です。
   基本保証を受けることで、新スプリアス規格として免許を受けら れます。 

   そういう訳で、JARDの基本保証(開設保証)を受けないといけないのだが、 どうやるの??

   調べると、
   「
開設、変更に必要な総合通信局等あての申請書類と共に 「保証願書」をJARDに提出してください。」との事。
   また技術基準適合証明機器(技適機種)以外の送信機とは、自作機、外国製機器、キット組立機などを指すようだ。
    「技適機種」は平成17年12月に施行された新スプリアス規格による証明を受けたものを指しとの説明もある。

   まあ、急ぐ仕事でないので、明日以降ゆっくりと作業を進めたいと思う。


■ 2020.5.14
  JARDに電話したが繋がりにくい状態だったのでTSS株式会社へ疑問点を聞く。
    @ TM-401の時代には、保証認定制度そのものが無かった。
    A 新旧ともにスプリアスの基準値は変わってないので送信機としての性能は 問題ない。
    B そこで「保証願書」を出して総合通信局の方で「だいじょうぶですよ」という 保証を受けないといけなくなった。
       何も自分が持っているTM-401を郵送で送って、それを見てもらうというわけで はない。
    C 最初にWEBで出した申請書の、ZIPファイルを読出して、訂正する形でOK
       ※ 工事設計書-送信機欄- 適合表示無線設備の番号欄には、 T65(法的意味の無い単なる登録番号だった)でなくプルダウンメニューから
         番号以外の選んで入力すればよい。
                               ↑
       適合表示無線設備の番号とは「技適番号」のことだった。
       TM-401は、技適番号は無い。この欄は必須項目
       JARDフォーマットはプルダウンメニューになっていなかったので 空欄にしたが必ず何かを入力しないとエラー(必須)が出る。
       しょうがないのでこのまま「T65」とておいた。

   ・最初の申請時、ZIP保存:shinsei_20200423してたので「保証願書」 に添付して送信した。
              ↑
    これでよかったようだ。
    自動受付送信メールに
    【開設保証を受ける対象の送信機】
    第1送信機
    送信機の名称等:TM-401
    技適番号又はJARL登録機種の登録番号:T65」 
   とあった。 
   このJARDのフォーマットの項目の名称、何か分かりにくい。
   「適合表示無線設備の番号」でなく 「技適番号又はJARL登録機種の登録番号」としてくれればよいのに。

   【開設保証料】 
   4,100円 
   を1週間以内に振込まないといけないので早速振込んだ。

  ・今すぐ出せば、来週早々審査開始と言っていた。
  ・現在のコールサインは、JK1A**まで進んでいるようだ。


■ 2020.5.20
  ・相変わらず、進捗が変わらないので、JARD保証事業センターに問合わせのメールを出した。
   内容は以下の通リ。

   <これまでの経緯>
    5/12(火):「基本保証」が必要な無線機ということで提出した開局申請書(WEB)が戻され、「補正依頼」メールが届きました。
           ※ 電子申請番号:E20-0000021435-D
              通知番号:2020-000000124926

    5/14(木):「保証願書」と共に、「開局申請書」を送り、
           保証料の、4100円を指定の口座(三菱UFJ銀行・名義:一般財団法人日本アマチュア無線振興協会 保証事業)に振込みました。

           ※ 以下の内容の自動送信メールが届いた。
              「保証願書を受け付ました」
              受付番号:201066

    5/20(水):WEBサイトLiteの、「申請履歴照会」で進捗を確認したが、未だ、「補正依頼中」になって進んでいない?
 
    そこで質問です。
     @ 保証料は入金されたのでしょうか?
     A 現在の進捗と今後の予定を教えてください。 

    以上よろしくお願いいたします。

  ・このメールを出した直後、直ぐにJARD保証事業センターから電話が入った。
   回答は、以下の通リ。
    @ 5/14に入金確認している。(実際に入金されたのは、19日頃)
    A 5/15に受付完了
      順番に審査する。

      5/29に保証作業を行う予定で、何もなければこの日に、pdfを送付する予定。

    ※ WEBサイトLiteの、「申請履歴照会」で進捗を確認したが、未だ、「補正依頼中」になって進んでいない?
      これに関しては、総務省での進捗なので変わらなくても気にしなくてよいとのこと。
      pdf到着後に進捗が動く見込み。


■ 2020.5.25
  ・再度申請書の補正依頼メールがJARD保証事業センターより届いた。
   内容は以下の通り。

   お送りいただいた電子申請について(201066) 内容をご確認のうえ補正された電子申請ファイルを 
   返信メールに添付(件名はそのままでお送りください。)してお送り いただきますようお願いいたします。

   1.「13 電波の型式並びに希望する周波数及び空中線電力(必須)」について。
     ・「430M」の「電波の型式」は「4VF」とし、「3VF」を削除してください。
   2.「16 工事設計書」を入力してください。
     (第1送信機)
    ・「適合表示無線設備を使用する。」にチェックをせず、必要事項をすべて入力してください。
     (「装置の区別」「発射可能な電波の型式及び周波数の範囲」「変調方式」「終段管」の名称、個数、電圧、「定格出力」等のすべてを入力してください。
      占有周波数帯幅にはなにも記入しないでください。)

   以上よろしくお願いいたします。 

  ・使用予定の送信機が古い機種で「基本保証」が必要になった為、非常に面倒なことになっている感じがする。
   この補正作業も、電波形式の表記の仕方が昔とかなり変わっている事(F3→ F3E・4VF)等、ややっこしく、かなり手こずったが、
   何とか、補正し返信メールに電子ファイルを添付して送り終えた。
   これで無事、5/29に、保証作業を行ってくれれば良いが・・・


■ 2020.6.12
  やっとJARD保証事業センターより「アマチュア局の保証のお知らせ(基本保証)」のメール(保証書(pdfファイル)添付)が届いた。 

  「保証のご連絡
   保証の審査の結果、本日付けで保証を行いましたので、保証書 (PDFファイル)をこのメールに添付いたします。 
   お手元の電子申請ファイルに、この保証書を添付していただき、 総務省電子申請・届出システムにより手続きを行ってください。」 

   とのこと。

   ・早速、電子申請届出システムLiteの届出システムにて、下記の手順で手続きを行った。
    @ 保証書をPCに保存。
    A 総務省電子申請・届出システムを開き「保存したファイルを読み込んで編集」をクリック。
    B 「事項書及び工事設計書」画面の最下部にある「添付書類」の「追加」ボタン をクリックし、PC内に保存した保証書のpdfファイルを添付。
    C 「次へ」をクリックし「保存・送信」画面の「送信」をクリックで総務省への申請手続きが完了。


■ 2020.7.2
  ・やっとWEBサイトLiteの、「申請履歴照会」で進捗を確認したところ「審査終了」になった。
  ・次の作業としては、免許状受取の方法を「免許状返送用封筒の送付」にしているので 返信用封筒に宛名を書いて
   切手を貼って送付しないといけないが、具体的にはどうするの?(調べるとこの作業は「審査中」時にやれば良かったようだが・・・)
                            ↓
   折り曲げられて送られてこられるのは悲しいので、定形外サイズにする。
   手持ち封筒として、長形2号・A4サイズ対応があったので、これを使うことにした。
   返信用封筒と、それを入れる送信用封筒の、2つが必要になり、それぞれに 120円切手を貼って送ることになる。
   なんて面倒なんだ。
  ・夕刻、7イレブンに寄って「120円切手ありますか?」と聞いたら、無いとのこと。
   今日のポストインは断念。


■ 2020.7.3
  ・診察で病院に行った帰りに昨日とは違う近くの7イレブンに寄って 「120円切手ありますか?」と聞いたら、何とここにはあるではないか。
   店によって違うようだ。
   早速封筒に切手を貼ってポストインした。
   免許状の到着は何時になるのかなあ〜〜
   コールサインの割付けがどうなるのか気になるところ。


■ 2020.7.8
  ・待ちに待った「無線局免許状」が本日、昼時に返信封筒で届いた。 
   免許状といっても、21cm x 14.8cmほどの薄っぺらな紙切れだが・・・

   免許状以外は何も同封されてなかった。
   コールサインは「JK1AUW」ということになった。

  ・免許状到着までの経緯を、まとめてみた。
   以下のようにアカウント取得から約2.5ヶ月掛かっている。 
    @ 2020.4.23
      ・「総務省 電波利用 電子申請・届出システム Lite」の利用に必要なユーザーID と初期パスワードが届いた。
       早速申請した。
       手数料は、電子納付で、2900円
    A 2020.5.12
      ・「基本保証」が必要な無線機ということで提出した開局申請書(WEB)が 戻され、「補正依頼」メールが届く。
    B 2020.5.14
      ・「保証願書」と共に、「開局申請書」を送り、開設保証料の、4100円を 指定の口座に振込み。
    C 2020.5.25
      ・再度申請書の補正依頼メールがJARD保証事業センターより届いた。
       補正し返信メールに電子ファイルを添付して送り終えた。
    D 2020.6.12
      ・JARD保証事業センターより「アマチュア局の保証のお知らせ(基本保証)」
       のメール(保証書(pdfファイル)添付)が届いた。
    E 2020.7.2
      ・「審査終了」になる。
    F 2020.7.3
      ・「免許状返送用封筒の送付」
    G 2020.7.8
      ・「無線局免許状」到着


■ 2020.7.9
  ・「電波利用料納付告知書」が封書で届いた。
   免許取得日から1年間300円を電子納付:Pay-easy


■ 2020.7.12
  ・あらかじめ発注しておいた、SWR計・ダミー負荷・同軸ケーブルも届いているので、
   設置して送信テストをしてみたがMICのプッシュ・トークSW(PTT)を押しても送信せず。

   具体的には次のような現象
    @ 改造した、ACアダプターのLEDは点灯している。OK
    A 本体の、ALM LEDは点灯してない。OK
    B 本体の、ON AIR LEDは点灯してない。NG
       レベルLEDも外部のパワー計(SWR計)の針も振れてない。NG

   <調査開始>
    @ プッシュ・トークMIC(MC-55)のコードの先に付いているコネクタの、8pin:GNDと、2pin:STBY(PTT)間に
       テスターをΩレンジにして接続。
       プッシュ・トークSWを押すと、OΩになるので、ここまではOK

    A プッシュ・トークSWを押すと、受信音(ノイズ)は消えるのでMPUがSW状態を正しく読込んでいるようである。
       何故これでON AIR LEDが点灯しないかは不明だが、回路図があるので後で追ってみる。


■ 2020.7.13
  ・症状と取説に載っていた回路図とブロック図から想定すると、大雑把な原因は、
   送信系ユニット:B UINT X53-1350-00 か  
   終段ユニット:FINAL UNIT X45-13340-00 のどこかの部品がNGだと思う。
  ・受信から送信には切替わっているようなので、FINAL UNITの ANT SWは動いているようである。
   しかし最終段にあるLPF周辺回路からメータ・ユニットに送る信号が正常に出力されてないのかな?

  ・これからどうするかだが?
    @ 修理に出す。
      ・KENWOODに、40年前の機種だが、修理依頼出来るか聞いてみる。
      ・或いは、WEBで、どこか修理してくれそうなサイトを探す。
    A オークションで手に入れる。

   こんなところだろうか?

  ・KENWOOD横浜に問合わせてみた。(JVCケンウッド・サービス 横須賀サービスセンター)
   修理は受付けてくれるとのこと。
   見積り点検料:3000円掛る。
   原因が分かれば修理してもらえる。
   仮に、パワーモジュール:M57752だとすれば、在庫はあるが、部品代=10000円の他、工賃=10000円+αでトータル25000円ほど掛るとのこと。
   オークションは抵抗があるので、とりあえず明日、梱包して先方へ送り、見積り点検してもらうことにした。


■ 2020.7.14
  ・「受信はOKだが、送信に切替えると、BUSY LEDは消灯するが、 ON AIR LED・レベルLEDは点灯せず送信しない」 
    というコメントを添えて、横須賀サービスセンターに宅急便で発送した。


■ 2020.7.17
  ・もう着いている頃だが、未だ見積りの連絡が入らないので、JVC横須賀へ確認した。
   物は届いているが、横須賀事業所では修理できないとのこと(何故かは不明) 
   物は、名古屋サービスセンターに移送されているが、そこには未だ届いてない とのこと。 
   そこからの見積り待ちとなった。

  ・名古屋サービスセンター 担当者さんより連絡が入った。
    @ ON AIR LED点灯せずは、DISPLAY UNIT内にあるディスプレーモジュールのコントローラIC:Q2=LB1409の所までは
       信号が来ているが点灯しないことから、Q2の不良と考えられるが、この部品は 入手不可能とのこと。
    A パワーモジュール:M57752が不良
       入力は来ているが出力が出てない。

    → ちょっと待って・・ 
       30000円以上の出費と、これだけで直る保証もない感触だが・・

    → ここからは;担当者さんの話
  ・このまま、検査見積りだけで返却の場合、本来3000円の見積り費用と送料1500円+別途代引き手数料150円= 1650円が掛かるが、
   1650円のみで良いとの事。
  ・パワーモジュール:M57752を交換しても、送信レベルLEDが点灯するかは判らないとの事。
   (自分で回路図と、LB1409のデータシートを見た限りは、 LB1409は「Level Meter Driver for 9 LEDs」という機能名のICで、
    AC入力レベルを内部コンパレータで段階的にレベルを判断して点灯させるタイプなので、受信の時、点灯していれば、送信の時も点灯すると
    思っているが・・・どうだろうか? この事、後で聞いたが別の話のようだ。)

   という訳で、ちょっと考えてから返事することにした。


■ 2020.7.18
  WEB検索すると「M57752」は、秋葉原の若松通商にあり、在庫が8個で、しかも価格が税込みで4587円と安値で手に入りそうなので、
   そのまま返送してもらって、自力で交換修理しようかなという気持ちになった。
   ここ2〜3日考えてみるが・・


■ 2020.7.20
  ・名古屋サービスセンター 担当者さんに電話して、そのまま返送して欲しい旨話す。


■ 2020.7.23
  ・名古屋サービスセンターから、そのまま戻ってきた。


■ 2020.7.24
  M57752を、若松通商に注文した。
   また、放熱グリス(ヒートシンカー)も必要なので、ヨドバシ.COMに注文した。

  ・予め、NG品の、M57752を外す作業を行った。
   電動ハンダ吸取り器は持ってなく、手動のしか、無いので、モジュールの足を根本近くからカットしてから外すことにした。
   ランドとかパターンにダメージを与えたくないので安全をみてそうした。


■ 2020.7.28
  ・1W経過して連絡がないので、若松通商に進捗を確認した。
   実在庫完売にて手配中とのこと。
   少し時間ください。
   再度入荷状況などを、お知らせしますとのこと。
   WEB上の在庫リスト更新されてなかったようだ。
   期待したのに裏切られた気持ち。


■ 2020.8.1
  ・次のような内容のメールが若松通商から届いた。
   「お待ち頂いてます M57752-01ですが まだ確認がとれません。
    7月末を期待してたのですが 入手困難品で 現地法人からもまだ入荷してません。
    時間をかけて入手できるよう手配してます。
    入荷状況など再度お知らせ致します。
    お急ぎの所申し訳ございません。よろしくお願い致します。」

  → 待つしかないのか・・・


■ 2020.8.15
  ・これまで半月の間、若松通商から連絡なかったが、何とか、1個だけ入手出来たようで本日9:30頃、
   我が家に荷物(M57752)が到着した。


■ 2020.8.17
  ・朝から、M57752モジュールの交換作業を行った。
   何とか無事交換が済んだ。

   しかし残念ながら現象に変化は無かった。(送信出来ず。)
   モジュール以外にも、どこかにNG箇所があるのだろうが・・・


■ 2020.8.18
  ・アマチュア無線復活を目指して局免許状は取得したが、40年前のリグが復活せず。
   自力修理を試みたが、送信出来ず仕舞い。

  ・ちなみに今日の試行として、前面パネルの「Hi/Lo」切替プッシュSWの接点出力が出ているプリント板の6pinコネクタと、
   メインボードの、その信号が来ている、3pinのコネクタのピンポスト側のピンに接点復活剤を吹きかけて再び勘合したら、
    一時的に、PTT ON時、ON AIR LEDが点灯したが直ぐにまた駄目になった。
   但し、外部ダミー負荷との間に接続したSWRパワー計のパワーメータの針は全く動かない。

    モジュールの先で、どこかNG.な感じなのだが、こう古い機種だと、複数箇所の可能性が高いので、
    もうこの辺で一時的に調査は止めることにした。

    ※ 元々お金を掛けないで、現存するリグでの開局を目指したが叶わなかったのは残念なのですが、
       これから先はまた時間を置いて、どうするかゆっくり考えたいと思います。
       何か進捗があったらドキュメントを追記するつもりでいます。


■ 2020.8.27
  ・安価高速カウンタ(1M〜500M)にてモジュールを確認してみた。
  ・モジュール入力ピン:1pinの無変調周波数を測定 → カウンタの精度は良くないとのweb情報(高目に出る・校正トリマは回してない状態)
    433.00MHz送信状態で、433.0473表示




   KENWOODの担当者の言う通リ、入力まではOKを自分の目で確認出来た。

  ・モジュール出力ピン:5pinの無変調周波数を測定 → カウントしない 0.0000

   モジュールは自力で良品と交換しているのに相変わらずモジュール出力には出て ない状態のようだ。

   ※ モジュールの後段がNGと思っていたのだが、モジュール内の各ステージの、VCCピンのコントロール回路(APC)に、どこか不具合が
      あるのかな???


■ 2020.8.28
  ・モジュールのVCC1,2ピン(信号名:DB)の、送受信時の電圧を、テスターで確認してみた。
   → 1W/10W切替えにほぼ関係なく、
      受信時:約0.2V
      送信時:約2.0V

   モジュールの、VCCピンの仕様が不明なので分からないが、2Vは少なすぎると思う。
   別のモジュール:M57782だがトラ技の例だと、送信時:8.8Vなので、この位ないと 駄目なように思う。
   つまりAPC部の不良が考えられるのでは?
   B UNIT基板に実装されているパーツ交換は、かなり面倒そうな感触。
   ただ、APCドライブとして使用されている、Q48:2SD880は、T0220タイプの大き なTRなので足を切って、そこにハンダ付けというスタイルを取れば交換可能だ。
   D880は秋月で入手可能だし。
   ただこれが理論的にNGがどうかは追ってないが・・・


■ 2020.8.30
  APCブロックのトランジスタを実装状態でスタティックに、テスターの ダイオードチェックレンジにてVbeを測定しチェックしてみた。
   以下のような結果で、Vbeは、どれも問題なさそうである。しかし、他のファクター:hfeとかはチェックできないので分からないが・・・
   → Q48 :D880 : APCドライバ : 0.556V
     Q49 :A1015 : DCアンプ : 0..64V
     Q50 : C2458 :Q51とペアで差動アンプ(比較) : 0.59V
     Q51 : C2458 :Q50とペアで差動アンプ(比較) : 0.633V
     Q52 : C2458 :PR(反射波)センス用 : 0.612V


■ 2020.9.1
  ・TM-401の、APC回路を、Micronetのシュミレータで、 シュミレーションしてみたところ、DC AMPとして使っている、A1015のコレクタ電圧が、
   13.74Vほどまで上がらないと いけないのが実機では、2.4Vになっていることが判明。
   もしかしたら、A1015の不良が考えられるかも?
   単純にスイッチングと考えると、A1015の、C-E間が十分ONしてないと考えられる。


■ 2020.10.8
  ・B UNIT基板取り出し作業を行った。
   コネクタ外し、ビス外しの本数が半端でないので非常に大変面倒だった。

  ・D880は、背面パネルと共締めの、2tアルミ板の放熱板に絶縁用のマイラシートとリングで固定されている。
  ・手動のハンダ吸取りしか持ち合わせが無いので、交換部品のリードをカットして取外し た後に、残りのリードとハンダを吸取った。
   こうしないと、パターンが古く弱っているので熱を加えすぎると、パターンが剥がれる 恐れがあるので。
   一応この方法で部品取外し作業は完了した。


■ 2020.10.9
  B UNITを元に戻して組立て動作確認したが、残念ながら症状変わらず。(受信OK 送信NG)
  ・ちょっとこれで諦めきれず、詳細を追ってみた。
   パワーモジュールの、VCC1,2ピンの印加電圧を確認してみた。
   10W送信時、以前は、1.82Vしか上がらなかったが、最初今度は6V程度まで上がった。
   しかし、ON AIR LEDも、LEVEL LEDも点灯せず。
  ・しかし、やっている内に(PTT SWを何度も押している内に)初めて、10W出力時、ON AIR LEDと、LEVEL LEDが、FULLに点灯した。
   だが、POWER計を見ると、5W位だった。

   ということは、交換したM57752モジュールを含め、その先の出力まではOKの 可能性が強い。
   また修理依頼先での検査見積の時、担当者の話では、メーター部のLED点灯をコントロールするICも壊れているという事だったが、
   そのICは無事のようだ。

  ・VCC1,2ピンの印加電圧が、7V程度まで上がると、ON AIR LEDが点灯し、LEVEL LEDは、3〜5個、チラチラ点灯しだすが、POWER計の針は振れない。
   9V位(実測は9.07V)まで上がると、5W位まで振れたが、やっている内に、VCC1,2= 1.5V位と元に戻ってしまった。


■ 2020.10.10
  ・原因を推測してみた。
    @ パワーユニットはOK
    A APC(自動パワー制御)回路がNGで不安定なのでは?
       たぶん10Wモードの時、VCC1,2ピンは、13V近くまで上がらないといけないはず。
    B AFアンプTR:2SA1015と、APCドライブTR:2SD880は、交換済で前より改善されているが・・・
       たぶん、進行波と反射波をセンスするTR:2SC2458の劣化と思われる。

  ・2SA1015は手持ちにあるが、2SC2458は無し。
   秋月で、20個100円で手に入るので、早速発注しておいた。
   今日は、大変面倒だが、もう一度バラして、この2つのTRを取外す作業を済ませた。


■ 2020.10.13
  ・交換後の結果少し良くなった感触。
   10Wモード→ VCC= 9.35Vで今度は動かず。電圧も少し上がった→ POWER計:5.5W
   1Wモード→ VCC= 7.67Vで今度は動かず。電圧は、ほぼ前と同じ。→ POWER計:0.6W

  ・しかし何故か暫くしたら急にパワーが出なくなった。VCC約7V
   こうなったら、Q50,51(差動アンプ部・比較器)も交換してみる。
   これで、APC部の全てのTRを交換したことになる。
   たぶんパワーが上がって電流が流れ込み、壊れかけていたこの2つのTRが 壊れたのだと思う。
   取替えたが、VCC=1V以下で上がらず。NGになった。  交換の様子は目視ではOKそうだが・・・


■ 2020.10.14
  ・諦めきれず、ひつっこく今日もバラして、VCCを確認したら、何もいじってないのに 昨日の良い時と同じ状態になっていた。
   10Wモード→ VCC= 9.35Vで今度は動かず。電圧も少し上がった。→ POWER計:5.5W
   1Wモード→ VCC= 7.67Vで今度は動かず。電圧は、ほぼ前と同じ。→ POWER計:0.6W
  ・ちょっと、PC(進行波)側の、ポテンショ:VR5を、いじってみた。  現状より右に回し切り、MAX位置にしたら、VCC= 9.63Vまで上がり、6Wになった。

   あと、FINAL UNITの、VR1:100Ω(進行波側のマッチング用と思われる)も、 いじってみた。
   現状より左に3mmほど回してみたら、VCC= 11.8Vまで上がり、初めて10W出た!!
   ただ、1Wモードは、7.67Vで、0.6Wは変わらずだが。


■ 2020.10.15
  安物の中華ホイップアンテナに接続して、CQコールを出してみたが、未だQSO出来ず。
    @ メインチャンネルが静かすぎる。
       CQを出している局が皆無。
    A 433.00MHzで、433.90MHzに移動を伝え、CQ出し、433.90MHzでCQ出したが、応答なし。
    B 秋月で購入した安物(800円)アンテナ、どうもSWRが良くない。まあ1.5ほど だが。
       POWERが最大で、SWRが最小になる周波数は、431.50MHz(12W, SWR=1.5) で、メインより低い方にチューニングされているようである。
    C 他の周波数でもデータを取ってみた。
       <条件1>
        ・SWR計-ANT側に、中継ケーブル経由で引き込みケーブルに接続。
          431.50MHz: SWR= 1.5: PWR= 12W
          431.96MHz: SWR= 1.5: PWR= 10W
          432.10MHz: SWR= 1.5: PWR= 9W
          433.00MHz: SWR= 1.5: PWR= 5W
          433.90MHz: SWR= 1.5: PWR= 3W

         ※ SWR= 1.5とは、進行波の4%(0.4W)が反射波電力として戻ってくること になる。

       <条件2>
        ・SWR計-ANT側M型コネクタに直に、引き込みケーブルを接続。
          433.00MHz: SWR= 3: PWR= 10Wに上がったが、なにせSWRが悪い。条件1の接続にしておく。

        ※ 何故こうなるのかは不明だが。
        SWRは最悪でも、1.5にしたい。送信パワーモジュールに負担が掛かる。


■ 2020.10.18
  ・アンテナの位置を変えてみた。(前は、地デジ・アンテナの下側だったが、上に移動した。)


   単に高い位置にしても何故か、POWERが下がった。 またSWRも3以上に上がった。
   現状の位置で角度を、地デジ・アンテナ寄りにしてみたら、SWR= 1.5から、1.2に下がった。  POWERに変化はなし。

  ・あとアンテナが、しょぼいので受信感度が良くない。
   地元足立区の人をワッチしたが、51〜52ほどで、LEVEL LEDは1〜2個しか点灯しない。


■ 2020.10.19
  ・アンテナを替えたいが・・・・
   とにかく金を掛けられないので、出来るだけ安く上げたい。
   設置も現状のアンテナを交換するだけで済むようにしたい。
  ・モービル・ホイップで、GAINの高い安価なのを選んで、AMAZONへ注文した。
   → ダイアモンドアンテナ:5/8λ2段ノンラジアル 144MHz/430MHz共用
      NR770R 4447円
      0.98m, 210g, 5.5dBi, 200W ← 430MHzの仕様 

  ・SWR計のANT側に使う中継同軸ケーブルの短いのが届いたので接続してやってみたら、(現在、40年前の古いのを使っていたので交換で試す為に購入)
   何故か、このタイミングで送信不可(今迄の駄目な状態) になってしまった。
   ケーブル自体はショートも断線もしてないことをテスターにて確認した。
   また受信はOKなのでこのケーブルのせいではない。

  ・フタを開けてVCCを確認したところ送信時、0.7Vほどしか出てない。
   またモジュールの1pin:RF入力を、Fカウンタで見ると、550MHz付近でふら付いていた。433.0**にならないといけない。
   VCCが、低すぎて、ドライバTRを十分駆動できない状態になっているのだと思う。
   前、VCC=1.8Vの時は、OKだった。


■ 2020.10.20
  ・懲りずに再びバラして修正部のハンダ状態とパターン導通状態を、拡大しながら目視とテスター で確認したが特に異常は見られなかった。
   ただ昨日、パワーモジュールの1pinを、Fカウンタで確認したら550MHz付近でふら付 いていたが今日見たら、ちゃんと433.0**になっていたので、
   ここまでは正常。
   バラしを元に戻して、再チェックしたが、現象変わらず。


■ 2020.10.21
  ・やはり諦めきれず、またカバーを開ける。
   <分かった事>
    @ 受信時のVCCが下がるほど、送信時のVCCが上がることが分かった。
    A 受信時のVCC≒ 40mVになると、送信時のVCC≒ 11.5Vになり、POWER計は 約10Wを示す。
       なのでパワーモジュールは生きていることになる。
    B 電源をOFFして時間を置くほど、再度ONした時の受信時のVCCが上がるよう に思う。
       その為、最初P_ONした時、POWERメータが振れない現象が起きている。

  ・色々やっている内に受信時VCC≒ 50mV 送信時VCC≒ 12V になり、POWER計は、約11Wを示した。
   この現象、APC部のどこかのコンデンサの劣化のような気もするが??  こんな修理で良いのかと思いながら、まあ、このまま進めることに・・・

  ・オペレーション・デスクに、リグを移した。
   昨日届いた、NEW ホイップアンテナ 5/8λ2段を、地デジ・アンテナの、ちょっと下に取付けた。
   地上高≒ 2.5mほど。
   ちなみにアパートの、1階の真ん中の部屋のベランダに設置したポールに取付けてあるのでロケーション的には良くない。

  ・<使用結果>
    @ 受信は極端には良くなってない感触だが、正直短時間ワッチでは良く判らない。
    A 送信
       SWRは、チョイスした周波数に関係なく、針は振れず、1で良好
       POWERは以下の通リで、メインチャンネルより低い周波数に共振しているよう である。
       431.50MHz: SWR= 1.0: PWR= 10W
       432.50MHz: SWR= 1.0: PWR= 8W
       433.00MHz: SWR= 1.0: PWR= 7W
       433.20MHz: SWR= 1.0: PWR= 6W
       433.50MHz: SWR= 1.0: PWR= 5W

   ※ これで何とか、CQ出せそうである。


■ 2020.10.22
  ・アンテナの位置を、0.5m位高くしてみた。(地デジ・アンテナの上で、地上高≒ 3m)

     431.50MHz: SWR= 1.0: PWR= 11W
     432.50MHz: SWR= 1.0: PWR= 10W
      433.00MHz: SWR= 1.0: PWR= 9W
      433.20MHz: SWR= 1.0: PWR= 8W
      433.50MHz: SWR= 1.0: PWR= 7W

     ※ POWERが少し上がった。
        SWRは、1.0をキープ。
        良くなった。


■ 2020.10.24
  ・遂に初QSO成立!!
   良かった良かった!!

   朝方、西多摩郡日の出町 日の出山(標高:902m)の移動局(1W・八木)からのCQコールに応答したら、56のレポートでQSOが成立した。
   苦労して無線機を修理してきたことが報われた。

   これで暫く運用して様子を見てみます。


■ 2020.12.12
  ・1.5ヶ月位、運用してきたが、今一飛びが悪いようで、10数局位しかコンタクト出来てない。
   そこで、アンテナの設置位置を、ポールの先端まで移動して固定してみた。
   先端までとは言っても、約30cmほどしかないが・・・
   地上高では、3.3mほどにはなった。
   もう現状の設定状態を崩さずに作業するのは、手が届かないので、ベランダのU字金具にジョイントされている
   ポールを一旦外して、手元に届くまで、ポールを倒した状態で作業を行った。
   以下にその様子を示した。

  ・SWRとPOWERのF特は殆ど変わらなかった。
   431.50MHz: SWR= 1.0: PWR= 11W
   432.50MHz: SWR= 1.0: PWR= 10W
   433.00MHz: SWR= 1.0: PWR= 9W
   433.20MHz: SWR= 1.0: PWR= 8W
   433.50MHz: SWR= 1.0: PWR= 7W

   受信の感触も、少しワッチしたが、そんなに変わらない模様。

  ・もう少し良くならないものかと、リグとSWR計、SWR計とアンテナとの接続同軸ケーブルを替えて色々試してみたところ、
   以下の条件で結構良い   結果が得られた。
   <接続条件>
    @ リグとSWR計間→ 今迄通りの、0.5mの保証書付き細身の同軸
       Empire 高耐久 低損失 中継ケーブル MP-MP 両端M型
    A SWR計とアンテナ間→ 中継ケーブル無しで直にアンテナから来ている同軸に接続。(今迄は、0.5mの古い標準サイズの昔使ってた 同軸ケーブル)

   <結果>
    431.50MHz: SWR= 1.3: PWR= 12W
    432.50MHz: SWR= 1.4: PWR= 13W
    433.00MHz: SWR= 1.4: PWR= 13W
    433.20MHz: SWR= 1.4: PWR= 13W
    433.50MHz: SWR= 1.4: PWR= 13W

   ※ SWRは若干上がったが、1.5以下なので問題ない。
      POWERも周波数に関係なくほぼ13WをキープしているのでGOOD。
   ※ リグとSWR計間を、0.5mの古い標準サイズの昔使ってた同軸ケーブルにすると、何故かPOWERが半分位に落ちる。
      SWRは、1.0だが。(ここで言っているSWR=1.0であるが、使用しているSWR計:ダイアモンド社の「SX279」の針が振れてない状態
      になっていてそれを、1.0と読んでいるが、計器板に印刷されている最小目盛は1.2なので、1.2と読むのが正解なのかもしれない。要調査。)

    ※  以前のアンテナ位置で、本日の接続条件にして試したデータを見たところPOWER= 15Wだが、SWR=3と悪くなっていた。
      アンテナ固定位置を高くしたのでポールが、給電部に及ぼす影響が少なくなった為だろうか?

  ・またこの状態で暫く運用して様子を見たいと思います。
   まあ、30cmしか高くしてないので目立ったメリットは期待出来ないが・・・
   現状、給電点の位置は、2階のベランダの壁の下側に位置しているし、エレメントの一部も壁に面しているので
   これの悪影響が出ているものと思われる。
   屋上の無い2回建てのアパートなので、気軽に屋根の上にアンテナを設置出来ないのが悩みの種である。


■ 2022.12.30
  今迄、430Mトランシーバの外部SPには、SONYのPC用モニターSPを利用していたが、実験テーマ140
   サブ・オーディオシステムで使うことにしたので、SP BOX(というかSPホルダ)を自作することにした。
   SPは大昔のカーオーディオで使っていた"Clarion"の口径10cmフルレンジSP 4Ω4Wを使用し、
   BOXは、今は使わなくなった実験テーマ43の「PIC24H_2CHオシロ」の前後アクリル板の寸法が丁度良かったので
   スピーカグリルの穴とスピーカユニットの取付穴のみ追加工し後はそのまま流用した。
   BOXでなくスタッドでサンドする簡易方式なので天井が空いてしまうので、そこだけは天板をアクリル板で作成した。
   本体との固定はハメ込みのみだと弱いので輪ゴムで補強した。
   後は、ミニステレオ・プラグにシールド線を半田付けしたケーブルを作ってユニットが完成した。
   口径が10cmで十分だし、一応オーディオ用のSPなのでマグネットも強力で音声も明瞭に再生してくれてます。


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