万華鏡 C (ラップの芯を利用)  →万華鏡 A →万華鏡 B 
 万華鏡を自作するとなると、いくつかの問題にぶつかる。今や、100円ショップでは、具入りのタイプの万華鏡が市販されており、材料を集めてつくるとなると、それ以上の費用がかかる。
 ここでは、ビー玉を利用したレンズ型の万華鏡(テレイドスコープ)を身近な材料を利用してつくってみた。
1 製作する上での問題と工夫
  @ 紙筒は、ラップの紙芯を使う 
    ラップの芯は、内径が約25mmで、25mmφのビー玉に合う。しかし、芯にはバラツキがあり、どれもぴったり25mmではない。
  A 万華鏡用表面鏡は、市販のA4版を使用する。(無駄がないよう紙芯を長さ17cmにする。) 
       
2 材料
 ラップの紙芯  内径25mm 
 ビー玉 25mmφ クリア
 プラ表面鏡(万華鏡用鏡として市販されている)
 千代紙
 両面接着テープ、木工用接着剤 少々
3 つくり方
 ◆万華鏡の筒の製作
@ 紙芯を長さ17cmに切る。カッターより細かい歯のノコギリがよい。  
A 紙芯の一方の端の内側に両面接着テープを貼り、25mmφのビー玉をていねいに、半分ぐらいまで押し込む。
B 縁に木工用接着剤をぬり、ビー玉をしっかり固定する。
 ◆三角型鏡の製作
C 無駄な端切れがでないように、下の図のように、A4版の鏡を二つに切り、一辺が約20.5mmの三角型の筒型鏡をつくる。(1枚から6個の鏡ができる)
    ※紙芯の内径がまちまちなので、1辺の長さを微妙に調整する必要がある。
     
 ◆仕上げ
  D 箱のふたなどの厚紙を利用し、紙芯の内径のドーナツ円盤をつくる。円盤の中心に、のぞき穴になる、10mmφぐらいの穴を開ける。
E 鏡を紙芯に入れ、Dの円盤をはめ込み、鏡を固定する。円盤の縁に隙間ができるので、木工用接着剤を流し込むとよい。
※このとき、中の三面鏡を落ちないように固定しておく必要がある。
  F 紙芯の外側に、千代紙を貼り付ける。