<廣瀬哲也 Live at 代々木 labo>

廣瀬哲也(Vo, G)

2008.02.06.(水) 廣瀬哲也 Live at 代々木 labo

昨年足を運んだライブを観た後、「そろそろソロも聴かないとなぁ」と思っていたら、テツヤムクンが2007年をもって活動休止のメールが届く。
「2年かぁ、一度休んでみるのもいいよね」と解散でないことに一安心。
(「バンド解散という言葉、吐くんだったら絶対に復活しないでね」、と言いたい。軽々しく言うもんじゃないよ。「空中分解」とか「疲れたから休む」、「喧嘩中」ぐらいにしておいてくれたほうがよっぽど良い。なんで「復活」と言う言葉を美学のように扱われるんだか。)

そして広瀬氏の今年初のライブということもあり、会社帰りに足を運んだ。
この日は5バンド出演。3バンド目の広瀬氏のステージには間に合った。


ステージが始まった。
ストロークするギターの音が高鳴り、歌声が響き渡ると話し声がすぅーっと止んだ。
まず、「ビールケース」。
広瀬氏の歌詞の世界のうち、一つの想い出から繰り広げられる独創的な情景描写の歌。

続けて「新曲(曲名不明。また聴くのを忘れた)」 。
今一度歩き出すことを後押ししてくれる歌で気持ちが晴れやかになります。
歌い終わった後、周りから惜しみない拍手が湧き上がる。

そしてギターを爪弾き始め、「観覧車」を披露。
この歌を初めて聴いたとき、「良い歌だ」と思ったんだ。私との接点の歌であります。
久しぶりにライブで聴けたよ(こちらで試聴できます⇒)。

続けて、ストロークをかき鳴らしながら、「迷羊 〜 Stray Sheep 〜」。
孤独に苛まれながらもがく姿を歌に綴っている。

最後に「嘘のない歌」を披露してこの日のライブは終了(う〜ん、もっと聴きたいッ)。
ライブ終了後、「言っちゃぁいけないけど、巧いよ」とお客さんからの声。
そりゃそうでしょ。私が見込んだミュージシャンでありますよ(笑)。
私的には、バンドでは演奏しなかった曲も久々生で聴くことが出来たことに感謝である。
そして、laboの音作りにも感謝である。


ライブ終了後、すこし広瀬氏と談笑。
今年もバンド、テツヤムクンはメンバーの状況によりライブをすることもあるとのこと。
ソロはソロの良さがあり、バンドはバンドの良さがある。
どちらも手放せないな。
そしてこの日、広瀬氏から、「ジョン・レノン ミュージアムで演奏したミュージシャンが集まってライブをやろうということも考えています」とのこと。
(足を運んでいたことを覚えていてくれたんだよ)
また一つ楽しみが増えた。

広瀬氏の歌はアルバムの作り上げた音も良いが、ギター一本で歌うソロのスタイルも彼の持ち味の一つ。
間奏中もハープ等は使わない。
自分の気持ちで爪弾いたり、ストロークで弾き、そして気持ちの赴くまま唸り、叫ぶ。
これがズシンと心を打つんだよね。
一回りも年下の広瀬氏と仲良くできて、「年を取っても音楽を楽しめるな」とほくそえんでいる私であります(笑)。

今回足を運んだライブハウス、代々木 laboは、テツヤムクンを聴いた時に、「バンドでのヴォーカルが聴きやすいな」と、とても気に入っておりました。
その中でアコースティックな音を出すとどうなるのかと思っていたが、規模の小さいライブハウスよりも許容量が大きいということで、非常にダイナミクスが感じられたライブとなりました。
ヴォーカルに自信のあるバンド、要チェックです。
年寄りにとって困ることは、立ち見であることぐらいだな。

今回披露した歌のうち、何曲かは収録アルバムがsold out。
アルバムを入手していない方は、ライブに行かないと聴けないのである。
是非ライブで確認していただきたい。


P.S.広瀬氏、きちんと曲名は言いましょう。

廣瀬哲也氏のHPはこちら
  (歌詞が載っています。「観覧車」や「迷羊 〜 Stray Sheep 〜」、「ground zero」を是非読んでみて下さい)
廣瀬哲也氏の代表曲、「観覧車」はこちらで試聴できます。 ⇒
代々木laboのHPはこちら


廣瀬哲也(Vo, G)









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