<鬼頭つぐる、飯山ガキデカ JUG STOMPERS、Team 飯山346 Live at 飯山 ZION>

鬼頭つぐる(Vo、G)

飯山ガキデカ JUG STOMPERS
(左から)杉山けんいち(mandrin, cl)、中原よーじ(Washtub Bass)、
市ノ瀬ひろあき(Banj)、北澤みつひこ(Washboard)、常田たかゆき(G)

Team 飯山346

2007.9.1.(土) 鬼頭つぐる、飯山ガキデカ JUG STOMPERS、Team 飯山346 Live at 飯山 ZION
鬼頭つぐる ゲスト:カーギー(Harp)、 Zeal金子(ウォッシュボード)

北浦和みんなでSwingFes. Vol.1、そしてVol.2で遠方より駆けつけてくれて打ち上げまで参加してくれた飯山ガキデカ JUG STOMPERS。
最後に「飯山にも来てね」と言われたんだよな。
この日は鬼頭さんが遠征していて、Zealさんも参加との情報。なかなか良い日ではないか。
ということで今回はこっちから行ってやるのである。
何にも言わずにね。

車に乗り込んだのが14:30。
道も知らずに住所とカーナビにお世話になって走り出す。
(4月に乗り換えた車に標準搭載のカーナビ。ありがたいね。)
碓氷峠で雨に降られはしたものの、順調に走って3時間弱。
17:20ごろに飯山に辿り着いた。

サプライズは突然のほうが良いので、お店の場所だけ確認しておこうとお店を捜す。
と思って小道を走っていたら、「これだな」と思うお店を見つけて近づく。
お店の前に...カーギーの姿発見。
そしてZeal、飯山ガキデカ JUG STOMPERSの市ノ瀬氏の姿も。
一方通行かわからないまま走ってきたので、覚悟を決めてお店の前で無言のまま車を止めた。
互いに視線を合わせて数秒後、「こんちわ」と挨拶。
見つかっちゃったてね(笑)。

ということで、ZIONの前に車を止めてしばし談笑。
空気がおいしいこと、おいしいこと。
そしてガキデカのメンバーや鬼頭さんに挨拶。
このまま出演メンバーにお世話になりました(笑)。


さぁ、ライブです。
まず、飯山ガキデカ JUG STOMPERS(以下、ガキデカ)。
ここでビックリ!
ステージ前のステレオマイクのみ。
「これでこの箱に音を出すの?」と思っていたら、演奏が始まると問題なし。
後ろの席で聴いていたけれど、メンバー全員の音が聴こえるんだよね。
「ガキデカのために作られたお店じゃないか」と思えるほどきっちり音が聴こえる。
これが地元の利というもんなんだな。

ガキデカのSwing感はね、指パッチンしながら体を揺する感覚。
酔いどれ気分を味わうには日本で最高のジャグ・バンド。
この日は「Honeysuckle Rose」、「Sweet mama」等演奏。
曲名知らない曲が多いのだが、どれもオリジナリティがあって楽しめる。
(「JUMPできるだろ〜」とか、「酔ってるしぃ」とか。今度しっかり曲名聞かなきゃね)。
とにかくリズムの切れが心地よいのです。
最高に心が震えたのは「Sweet Sue」。
スローテンポで「ズーン」と沁みてくる。
普通のジャグ・バンドでは途中でアップテンポにしてしまいがちなのだが、最後まで押し通してくれた。
良いね。
お客さんは歓声や口笛、知っている曲は方々で一緒に歌ったりと気軽に雰囲気を楽しんでいる。
自然体で酔わせてくれる。
ガキデカは『酔いどれ天使楽団』なのであります。
地元で聴けたこと、今まで聴いた中で最高のステージでした。


そして、次にTeam 飯山346。
フォークユニットです。
オリジナル「何度でも」から演奏。
歌詞からも「若いうちに書くとこんな歌詞が書けるんだなぁ」なんて思っちゃいました(笑)。
そして「モンシロチョウ」。
この曲は切ないんだけれど、清清しさがある。
そして、都会に住んでいては書けないなぁ。
なんて耽っていると、曲が終わると歓声が上がる。
好きな歌です。
その後もオリジナルで攻めておりました。
そしてカバー、「ヨイトマケの唄」や「大いなるもの」を披露。
でも、オリジナルを歌ってるほうが生き生きしてるんだな。
アンコールには「プラチナチケット」でお客さんから手拍子や歓声を受けながらステージ終了。
みな包容力がある希望や夢を繋いでくれる歌詞で、遠くまで届けてくれそうな歌声。
キラキラとしたステージでした。
というか、自分が年なんだな。
どんどん曲を書いてチャレンジして欲しいね。


さて、トリに鬼頭つぐる氏登場!
まず、「扉の向こう」から始まった。
曲紹介で「イェーィ」って声が。
ここにもつぐるフリークが根付いているぞ。
(持ち望んでたんだろうなぁ)
そして「Sweet Sue(ガキデカとはまた違うんだな)」、「川を越えてゆこうよ」等を披露。
自然とコール&レスポンスが湧き上がる。
ここでアップテンポの「悩みがないのはおいらの悩み」、「Swingしなけりゃ意味がない」では、手拍子に歓声、罵声が入り乱れる。
自分のテンションもいつしかメーター振り切れております。
テンポを落として「撫子の花」、「六辻水辺公園」をしっとりと演奏。
ここでゲスト、カーギーとZeal金子登場!
「Knockin' on Heaven's Door」でお客さんもコーラスも交えて大合唱。
女性もいるんだけれど、やっぱり男性の歓声が大きい(笑)。
(鬼頭さん、女性はうっとり聴いているから反応が男性に打ち消されちゃうんだよ)
「Singer? Driver?」、「MONKEY STOMPIN'」で最高潮!!
カーギー、Zeal金子氏の演奏を心なしか力強いぞ!
二人への声援はどんどんボルテージが上がっていく始末。
最後にソロに戻って、じっくり「I SING MY SOUL」を披露。
生ギター一本でロックバンドでも聴いているかの盛り上がりだ。
アンコールは本日演奏したミュージシャンと一緒に「ちゃらんぽらんでへっちゃら」、「バーボンストリートブルース」を演奏。
そしてソロで「また会おう」をしっとりと演奏してこの日のライブは終了。
と思ったら、ここでお客さんから「すべてはBeAllright聴いてない!」、「待ってました」とリクエストがあり、カーギー交えて演奏。
お客さんは手拍子に、「Hey! Hey!」と大歓声で応戦。
サビはゴスペルばり大合唱でこの日のライブは終了。


違った土地のライブハウスでいつものミュージシャンの演奏を聴くのは、雰囲気が違うところ、一緒なところと、また違った味わいがあって存分に楽しめました。
そして遠方から地元に駆けつけてくれたミュージシャンの地元へ行って聴くと、その力強さが伝わってくることを再確認した一日でした。


ライブ終了後、鬼頭さんに、「一時間半もやっちゃったよ」と言われたが、全然気にしていなかった。
時間が経つのはあっという間。
鬼頭さん、全力で演奏していてくれたんだよね(感謝!)。
でも飯山でも愛されちゃってるね。

その後もメンバーといろんな話をさせてもらった。
いやぁ、よかったなぁ。

ZIONは箱は広々とした空間で客席のどこを座っても観やすい。
天井が高く、しかもよく響く。
カウンターも広々としていて、飲んで演奏を聴く人にはうってつけですよ。

最後にガキデカのメンバー、鬼頭さん、カーギー、Zealさん達に見送ってもらってZIONを後にしました。
とりあえず一回の給油で往復できちゃった(1リッター14kmの燃費でした)。


P.S.飯山駅前の定食屋、「赤ちょうちん」の食事は旨い!

鬼頭つぐる氏のHPはこちら
飯山ガキデカ JUG STOMPERSのブログはこちら



飯山ガキデカ JUG STOMPERS
(左から)杉山けんいち(Vo, mandrin)、中原よーじ(Washtub Bass)、
市ノ瀬ひろあき(Banj)、北澤みつひこ(Washboard)、常田たかゆき(G)










Team 飯山346




鬼頭つぐる(Vo、G)
ゲスト:カーギー(Harp)、 Zeal金子(ウォッシュボード)



ゲストのカーギー(Harp)、 Zeal金子(ウォッシュボード) が参戦!!


鍵屋一座、座長です。




出演メンバー勢ぞろい!!


猫のじゃれあいじゃぁないよ


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