ひとりごと・たまに・ふたりごと 番外 特別編
京都平等寺、因幡薬師・・・箱藤商店の猫の御守り
いや・・・早いもんで、京都堀川五条の箱藤商店に行かせて頂く様になって20年近くになるな・・・。
そら・・・当時は伏見稲荷大社、白狐社の命婦専女神様を、伏見稲荷眷属神白狐様と御呼びしていたくらい・・・稲荷神については疎かったからな・・・。
しかし・・・呼んだら来てあったんやからな・・・まあ、家の地神さんが頼んだんやろ。
あんな偉大な神様とは知らんかった。
今から思ったらえらい失礼な話や。
「鳴釜神事の実際と考察 14」にも登載させて頂いてるが・・・今でも覚えてる・・・何や分らんものが沢山御社の中から出て来たのを・・・。
それを丁寧に元の所へお返しして・・・伏見稲荷様を箱藤商店に移して・・・地神様をお祀りして・・・忙しくなったな・・・。
あの当時、社長も奥さんも一生懸命やったからな・・・それで忙しくなったんや。
年に1〜2回、釜を焚きに行かせて頂いたな・・・。
それと、箱藤さんは、何か事を始める前や・・・何か気になる事がある場合・・・その都度、その前に釜を焚いて対処するので・・・それも事業繁栄のこつやろな・・・。
ある時、嫁さんが、「四角い(□)小物入ればかりではなく、丸い(〇)のも作ったらどうですか?」と言ったのを覚えてるな・・・。
箱藤のたまご箱のヒットで・・・あの時、皆さん、忙し過ぎて疲れ切っとったな・・・。
・・・で今回(令和6年4月)、まあ、毎年この時期に釜を焚く事が多いが・・・鳴釜神事も先祖供養も終わってから・・・「たかはっさん・・・今、こんなものを作っています・・・・四条烏丸の因幡薬師の猫の御守りです。たかはっさん・・・ひとつ持って帰ってください」と社長がくれたが・・・さすがやな・・・さすが箱藤やな・・・作りが繊細やな・・・と思ったな・・・。
因幡薬師は猫の絵の御守りで有名やが・・・それは普通の布の御守りに猫の絵が描いてあるだけやが・・・箱藤商店の作った御守りは前にヒットした「たまご箱」と同じく・・・桐で丁寧に作ってあって・・・桐の箱の中に御札が入る様に作ってあって・・・御守りの表面や裏にも猫の絵が描いてあつたな・・・。
絵師さんも大変やと思うな・・・。
まあ・・・猫好きの私が思うに・・・猫の御守りと言うても、それは表面のデザインだけで人間の為の御守りやが・・・これを猫を飼っている私の様な者から言わせて頂ければ・・・飼っている猫の為の御守りになる様に・・・平等寺の住職に伝えてくれへんかな・・・箱藤の社長の山田さん。
猫の個々の名前を御守りの中の御札に書いて・・・それが無理なら・・・御守りを頂きに行った時に、因幡薬師の住職が猫の名前を聞いて・・・御札に念を入れるとか・・・それが良いと思うな・・・。
猫自身の為の御守りは聞いた事がないからな・・・。
まあしかし・・・箱藤商店も・・・あの伏見稲荷様と地神様が居たら・・・これから先も事業は繁盛して行く・・・と言うとったな・・・私の家の地神さんが。