巷の神の本音
私のホームページにも何回か登載させて頂いた会社の事です。
この会社は兄弟経営で、他所では出来ない様な特殊な技術は社長である兄が担当し、弟はそれを補佐して何人かの従業員を使い、事務的な事や、私達への連絡は弟さんの方がして来られます。
社長はこの領域を全く信用しないという訳ではありませんが、今までに一度だけ祈祷に出席された事がありました。
伏見稲荷様をお祀りして会社は順調な状態にあると思われるのですが、弟さんの方が何かと連絡をされて来られます。
勿論、伏見稲荷様をお祀りさせて頂くのを最初から関わらせて頂いた私達に連絡をされて来られるのは大歓迎なのですが、その連絡して来られる内容が、「仕事が無いのでどうしましょう」、というものではなく、何処か身体的、精神的な部分から解明した方が良い様な内容が多い様に思えます。
仕事はあるが、身体的、精神的にきついので、仕事を断ったり他の所に回したりされている様ですが、他の所で出来ない様な特殊技術を持っているので、結局はまたその仕事が戻って来るという状態です。
今回も、社長の体に異変(精神的、身体的な)が起きて仕事が出来ない状態ですと連絡を頂きました。
それと去年の年末からこの会社でお祀りする伏見稲荷様のお姿をお呼びするのですが、いくらお呼びしても出ないという状況が続いていました。
大概、順調な状態の所の神霊は直ぐにそのお姿が出るのですが、何故か出ませんでした。
本当はもう少し先に行かせて頂く予定にしていたのですが、急遽、行かせて頂く事にしました。
確かに、この兄弟の御先祖様に関しては複雑なものがあって、又、去年にもある出来事が起こっているのですが、その始終は書きません。(その方のお知らせも社長に影響を与えている事は確かにあるのですが)
祈祷前、私の家の方からこの会社の伏見稲荷様をお呼びしてもそのお姿は出ないし、私の方の地神様に聞いても何も教えてくれませんでしたので、一応、それらしき表白?を何種類か作って祈祷に臨みました。
一つ目は感謝の釜を焚き、二つ目は商売繁盛の釜を焚く予定でいました。
一つ目の釜で、詫びの釜にも対処出来る様な表白も考えていました。
神霊は、最初その道を付けてくれた者に対しては、何が有ろうとも、絶対に此方(私)の言う事を聞いてくれるという自信が私には有りますので、謝る事が有れば謝ったら許してくれるという気持ちで臨みました。
先ず、この家(会社)の地神様をお呼びすると、直ぐにそのお姿が出ました。
そして、この家(会社)の伏見稲荷様をお呼びしましたが、やはりそのお姿は出ませんでした。
私の方の地神様に、
私、「地神さん・・・、此処の稲荷さん、これ、怒っとるな?」、と聞きました。
妻、「地神さん、うなづいてるわ・・・」、と言います。
私、「地神さん・・・、○○さんが、何か?、稲荷さんが怒る様な事・・・気に入らない事をしたという事ですか?」、と尋ねました。
妻、「そうらしいわ・・・、地神さん・・・うなづいたわ」、と言います。
私、「○○家の伏見稲荷さん・・・出て。あんたが何で怒っとるのか解るから出て。私がこの家の方に言うたるから・・・出て来て・・・。それと○○家の地神さん・・・あんたらからも此処の稲荷さんに出て来る様に頼んで・・・」。
妻、「鼻やろか?・・・稲荷さんの横向きの鼻?が出て来たわ・・・」、と言います。@
私、「稲荷さん、解ったから。言うたるから。あんたらの思ってる事をこの家の方に言うたるから、姿を見せてみ」、と伝えました。
妻、「出て来てあったわ・・・」。
私、「どんな状態で出て来た?」。
妻、「・・・まあ・・・普通やけど・・・此方を見てるわ・・・」。
私、「夫婦で出て、こっちを見てるんやな?」。
妻、「そう」、と言います。
声に出さず、
私、「地神さん、ちょっと○○さんに聞かれたらまずい事?を声に出さずに言いますので、それを稲荷さんの方に伝えてください」。
私、「○○家の稲荷さん・・・あんたら怒っとるな?。あんたらが一生懸命に会社や家族を守ってやってるのに、此処の社長がそれに気がついてない事に怒っとるんやな?。ここ数年、この会社が忙しい状態になったのは稲荷さんのお蔭やという事を知って欲しいんやな?。あんたら、この家の者に腹が立つやろ?。それで社長の精神面、体調面を不安定にして、「早よ、気・・・ついてくれ・・・」という知らせを送っているんやな?」。
妻、「稲荷さんがうなづいたわ」、と言います。
声に出さず、
私、「そうか・・・すまんな・・・。あんたらも一生懸命に守ったら疲れるからな・・・其処をもうちょっと気がついて欲しいな?・・・。本当はもっと釜を焚いて欲しいんやろ?。釜を焚いたらあんたらも疲れが取れて元気が出るからな・・・」。
妻、「稲荷さんがうなづいてるわ・・・」、と言います。
声に出さず、
私、「なあ・・・でもそれは私の方からは言われへんねん。祈祷の押しつけみたいになるやろ・・・人によっては祈祷の押しつけやと取る人も居るやろ。それは言われへんのや・・・私の方からは・・・」。
妻、「稲荷さんも家の地神さんもうなづいてるわ・・・。何?聞いたん」。
声に出して、
私、「いや・・・それは言われへん」。
声に出さず、
私、「稲荷さん・・・、○○さんが長いこと、京都の伏見稲荷へ参ってないと言われているが・・・あんたらに取っても、自分らが守ってる所の人間が、あんたらの大元(京都伏見稲荷大社)にまで体を運んで、「有難う御座います」と本殿で手を合わせて、それから・・・此処やったら、白狐社の命婦専女神様の前に行って手を合わせるというのは・・・、あんたらも嬉しいが・・・あんたらに取っても、わしらがこうして守っている者が、はるばる京都まで来て手を合わせている事に、大元に対しても、「わしらが守ってやっている者がお礼を言いに来ました」と自慢になるんやろ?。そうやろ?」、と聞いてみました。
妻、「稲荷さん・・・うなづいたわ・・・」、と言います。
声に出して、
私、「稲荷さん・・・まあ・・・人間は気がつかん事も有るし・・・神さんが怒る様な事を知らんとする事もあるわな・・・。許したって」、と伝えました。
妻、「稲荷さん・・・うなづいてあったわ・・・」、と言います。
私、「そしたら今から釜を焚きます。「気がつかんとすみませんでした・・・と、有難う御座いました・・・」、という釜を焚きますので、宜しくお願いします」、と伝えました。
妻、「稲荷さんがこっちを向いて、丁寧に深く礼をしてあったわ・・・」、と言います。A
一つ目の釜に入ります。
「○○家の伏見稲荷様、○○家の地神様、今回は観音経で通します」、と伝えて、観音経を上げました。
釜は小さな、少し嫌(けん)のある音で、小さな緩い波を伴なって鳴り出し、直ぐに大きな音に変わって行きました。
「あ・・・、まあ、稲荷さんも一応は「許してやる」、と言われたが・・・、まあ、そんなに心中穏やかではないわな・・・」、と思いました。
やがて音は消えて行きました。
私、「どや?」。
妻、「???、何やろ?・・・、釜が鳴ったら、釜の中から黒い人の手が出て来て・・・その手は何かをつかんでいる様にも見えたけど・・・、それが白い手に変わって上に消えて行ったわ・・・」、と言います。
「また・・・難儀なものを見せてくれたな・・・」、と思いました。
「昨日は加古川から東京まで車で来て、やっと着いたと思ったら鎌田の駅前では道が消えとるし・・・あれはあれで気を使ったんやな・・・。普通の人ならあそこでパニックになっとるで・・・しかし、それで、今日はこれを解明せいと言う訳やな・・・難儀な話やな・・・」、と思いました。
この解釈は単純に、祓い消すものが在るので消したというものではなく、この釜の鳴り方から観て、○○家の伏見稲荷様が相当怒っていたと観ます。その気持ちを黒い手に何かをつかんでいる(怒りの念))形を取って見せたものと観ています。
私、「どや?。此処の稲荷さん、機嫌良さそうか?」。
妻、「夫婦で普通にこっちを見てるけど・・・」、と言います。
私、「まあ・・・機嫌が良かったらええねん。此処の地神さんは?」。
妻、「此処の地神さんは最初から普通に出とってやけど・・・」、と言います。
次に二つ目の釜に入ります。
此処の地神様は最初から機嫌良く出ておられのと、此処の伏見稲荷様の御機嫌が直ったという事で聞いてみました。
声に出さずに、
私、「地神さん・・・、此処の稲荷さんの御機嫌も直ったので、二つ目の釜、この会社のこれから先の事を良いもんで?、良い形で見せてください」、と伝えました。
妻、「地神さんはうなづいとってやわ・・・」、と言います。
声に出さずに、
私、「地神さん・・・、此処の稲荷さんにも伝えてください、この会社のこの先を解り易い形で、良いもので?、見せてくださいと・・・」。
妻、「稲荷さんもうなづいてあったわ・・・」、と言います。
良い返事を強制したわけでもないのですが、これで大丈夫だと確信しました。
釜は米を入れたと同時に大きな音で鳴り出しました。
声に出さずにグジャグジャと此処の稲荷様と地神様に伝えました。(内容は書きません)
やがて音が消えて行きました。(消えて行ったというより、何時までも鳴り続きそうなので蒸篭に蓋をしました)
私、「どやった?」。
妻、「釜が鳴ったら・・・ワッ・・・ワッ・・・と釜の中からではなく、釜の外側から綺麗な光?が釜の中に入って行ってたわ・・・」、と言います。
「まあ、仕事面はこれで大丈夫やな・・・。後は社長の体調やな・・・」、と思いました。
仕事面は大丈夫なのですが、社長の体調が気になりますので、この家の伏見稲荷様に聞いてみました。
私、「な・・・、こうして釜を焚く場を作ってくれて、あんたらに「すまん」という気持ちを表してくれたんやから、此処の社長の身体・・・治してやってくれるか?」、と聞いてみました。
妻、「地神さん(私の方の)、稲荷さん、此処の地神さんもうなづいてるわ・・・」、と言います。
私、「稲荷さん、この家の方も・・・まあ、社長はどうか知らんが、弟さんの方は近い内に京都までお参りに行かせて頂きます・・・と言われているので、社長の体調・・・治したってな・・・」、と伝えました。
妻、「皆・・・、うなづいているわ・・・」、と言います。
声に出さず、(別に声に出して聞いても良かったのですが・・・)
私、「○○家の稲荷さん・・・、○○家の地神さん、此処の弟さんもええ歳まで独身で心配してたが・・・、気がついたら若い嫁さんが来て幸せそうにしてるが・・・、あんたらが縁を付けてくれた事は解っとるんや。そいでや、この嫁さん・・・どや?」、と聞いてみました。
妻、「???・・・此処の稲荷さんの真ん中に丸く光るものが出て・・・左右の稲荷さんがそれを引っ張る様な感じで・・・それでその玉からス〜ッと光の線?(光線)が出て稲荷さんの方に広がった・・・というか・・・、その玉自体から光の線が出て左右の稲荷さんに届いたか?・・・。まあ・・・どちらかは解らないけど・・・そんな感じ」、と言います。
「良いお嫁さんが来たもんやな・・・」、と思いました。
上記したこの家(会社)の正一位伏見稲荷様の例ですが、神様を理想化してお祀りされている方には反対の考えもお有りと思いますが、人間の目先の願い事を叶えてくれる巷の神様ですので、人間と似た考え、感情を持っておられる事は細かい霊視をしていれば(細かい霊視が出来れば)度々経験する事です。
そして神様(巷の神)も疲れるという事を解っておられる方は本当に少ない様に思います。
神様もその家(会社)、その人の為に一生懸命に働いたら疲れるのです。
人間と同じで、何か再び元気の出る事(リフレッシュ)を人間が神様に差し上げる事が大事だと思います。
それがこの領域で言う(私がよく言う)「感謝の祈祷」になるのだと思います。
尚、私達が初めてこの家(会社)に行かせて頂く様になってから6年になりますが、長年に渡りこの家(会社)に悪影響を与えていたこの領域を全て消除して、今、お祀りさせて頂いている伏見稲荷様の形に落ち着き、その後、この土地に居られた地神様をお祀りさせて頂いてから、事象は落ち着く方向に進みました。(ある稲荷神の形)
最初の2か月間の間に2回祈祷を行っています。
それだけ短期間に集中して行う必要が有ったという事です。
それ以降、この家の方は毎年正月には京都の伏見稲荷大社にお参りされ、私達も毎年祈祷をさせて頂き、商売繁盛を祈願していましたが、今回、この家の方の都合で伏見稲荷大社へのお参りはされていませんでした。
そして、私達の祈祷の期間も少し空いていました。
この家の伏見稲荷様にしても、言い方は変に聞こえるかもしれませんが、もう疲れてしまっていたのでしょう。
あくまでも私達の経験ですが、大体、最低毎年一回の割で神様への感謝、事業繁栄の祈祷をされている所を例に取っても、一年ぶりにその会社に行って、其処で祀られている神霊の状態を観ると、一年前、祈祷をして私達が其処を後にした時の力強い状態とは違い、疲れ切った、生気の無い状態になっておられる神霊が殆どです。
神霊も一生懸命に働いて疲れてしまっているのでしょう。
そして、何故、神霊が疲れ切っているのかという原因を同時に観る事が出来ます。
そしてその原因に対処,、消除し、「有難う御座いました」、という此方の気持ちの祈祷をすれば、其処に祀られている神霊はまた元気を取も戻されて、それが商売繁盛につながるのだと思います。
この家(会社)の例にしても然り、一般的に事業が順調に行っている所にはこの領域の者が定期的に伺って神様に感謝の気持ちをお伝えする祈祷をされている所が多いです。
多いと言うより、殆どの所がその形を取っておられると思います。
「某月、某日、(400)」、にも登載させて頂きました所ですが、此処は普段から、兎に角一生懸命に伏見稲荷様、地神様をお祀りされて、感謝の気持ちとして定期的に京都の伏見稲荷大社に御礼を送られています。
この会社には、最初、全く仕事が無いという事で行かせて頂き、祈祷の後、直ぐに事業は忙しくなりました。
その後、数年間は毎年祈祷をされていたのですが、此処5〜6年間は祈祷をされていませんでした。
やはり、仕事が無くなりました。
そして久しぶりに祈祷を行う日にちを決めた途端、仕事が入り、祈祷の後にも仕事の注文が入り、忙しい状態に戻りました。
しかし、この会社は少し特殊な例だと思います。
何故かというと、其処に祀る神霊の状態が良かったので、直ぐに事業が順調な状態に戻ったのだと観ています。
祈祷の間隔が空いてしまった場合、其処に祀られている神霊の状態にもよりますが、普通は中々元の状態に戻るのに時間がかかるものです。
下手をすれば、元の状態に戻るにはその時期を逃したケースも沢山観て来ています。
其処に祀られている神霊が居なくなったり、神霊の機嫌が悪く、中々此方の言う事を聞いてくれない例も沢山経験して来ています。
神霊がその様な状態になる前に、神霊を祀る方(ほう)がそれに気がつかないといけないと思います。
これは私の本音です。
何故なら、初めての方からのその様な状態になってしった神霊を祀る所からの相談が多く来るからです。
そして今まで順調に行っていた所や順調に行きかけた所でも祈祷から遠ざかると、やはり上記した様な流れになる事が多くあります。
その相談に対し、私の方の地神様の反応は厳しいものが殆どです。
それに対処しての期待が持てる場合はそれ相応の反応を見せますが、もうその時期を逃したというケースの場合や、其処に祀られている神霊の弱った隙に、其処に入り込んだものの質によってはお姿も見せない事が多くあります。
尚、今回の兄弟で経営する会社の祈祷が終わって2週間後、社長の弟さんから連絡が有りました。
社長本人は言わないが、体調が良くなって来て、何故か、京都の伏見稲荷大社に家族で行こうと言い出したと言われます。
祈祷の内容は全く社長には話して無いらしいのですが、この様な流れになっています。
そして祈祷の後、前よりは楽な?、新たな複数の仕事の注文が入って来ていると言われます。
私達にしても祈祷のし甲斐が有りました。