その昔、栄えた家にありがちな現在の事情・・A
(その後の発展と、この家の伏見稲荷様、この家の地神様の事)
前回、この家の寄せて頂いてから約1年が経ちます。
その後も事業は順調な状態にあります。
その間、何回かこの家の伏見稲荷様と地神様をお呼びすれば直ぐにそのお姿が出て、此方の問いに答えてくださるという良い状態が続いています。
今回、これという難題はないが、日頃の感謝の釜を焚いてくださいと言われます。
祈祷の表白を作る上で、この家の伏見稲荷様と地神様の意見を聞こうと思ってお呼びしましたら、
妻、「2箇所に、丸く、綺麗に光る玉が出ているわ・・・」、と言います。
お姿は出ないが、その時はこの家の神様は良い状態で居られると取りました。
私の方の地神様も何も言いませんので、祈祷の表白もありふれた?ものをプリントアウトしていました。
最初、この方が祈祷の依頼の連絡をされて来られたのは祈祷日の1か月程前になるのですが、祈祷の日にちが近づいて来るに従って、今までに経験した事のないものが私の体に作用しているのが解ります。
確かに、その3日前にも泊りがけで行かせて頂いた所の疲れが残っている事もあるのですが、今回、私の体に入って来るもののお知らせの作用の質から考えると、それは仏様から来るお知らせに似てはいるものの、経験上、仏様から来るお知らせはもう少しゆるく?、もう少し軽く?、もう少し作用時間が短く?、もう少し作用時間の間に間があり?、もう少し聞き分けが良く?、祈祷日が近づくに従って作用が小さくなって行くのですが、今回のこれは、祈祷日が近づくに従って強くなって来るのが解ります。
祈祷地は私の家から片道700キロ近くありますので、祈祷の前日は1日中運転をする事になります。
家を出る前日の夜、急遽、祈祷の表白を変更しました。
妻はトイレが異常に近くなって、私は頭痛と身体に何かが巻き付いて締め付けられている様な重さをきつく感じます。
朝6時過ぎ、加古川北から山陽道に乗り、中国道、名神、新名神、東名阪道、伊勢湾岸道、新東名、東名、厚木から圏央道に入り、現地まで後数十キロ手前の菖蒲パーキングで小休止したのですが、車を止めた途端、頭痛、肩こり、目まい、目の疲れ、胃の膨満感がひどくなって来ました。
今回は私の方にその知らせが来ている様です。
その後ホテルに着いて、地神様には明日の祈祷の段取りの確認をしたのですが、「良し」、とも言わず、「ダメ」、」とも言わず、只、普通の表情をしています。
この家は確かに以前はひどかったのですが、前の二回の祈祷で正すものは正し、祓うものは祓いましたので、もう何も無いはずですし、もしその後の事情で祓い消すものがこの家に入っているならば事前の霊視で解るのですが何も見えては来ませんでした。
兎に角、丁寧に対処させて頂く事を肝に銘じて現地に着きました。
この家に着いて車を降りると、妻が、「地面が揺れてる・・・」、と言いますが、私は頭が痛くて、その方に神経が行っているのか全く気がつきませんでした。
鳴釜の用意をしていますとこの家の主人が、「高橋さんに連絡した後、急におしっこが出難くなって・・・。したいのですが出難く、薬局で貰った薬を飲みました。今は治っています・・・」、と言われます。
仏様の窮地のお知らせも然り、神霊の窮地のお知らせにしてもおしっこが出てしょうがない、頻尿になる事が多いのですが・・・。
何時もなら、これだけで何が作用しているのかが解るのですが、そして、私の方にこの様なお知らせが入ってくるというのも、私自身の状態が精神的、体力的に疲れているのだと感じました。
また、この家の奥さんは、「人が上からスト〜ンと落ちる夢を何回か見ました。また先日、風呂に入ると風呂のお湯の上が熱く、下が水だった。そして風呂の湯がドロ〜っとしていて気持ちが悪く、風呂の湯を入れ替えました・・・」、と言われます。
そして、この家の主人の遠い親戚で、約50年程前電柱から落ちて亡くなった人が居ると言われます。
確かに、この家の奥さんが人が上から落ちる夢を見たという事と関係が有ると思いましたが、遠い親戚の仏様がこの場に来られるというのも考え難く、疑問が残りました。
また、私達は聞いていなかったのですが、この家では昔からラップ音がひどく、物が動く音や、実際に物が動いたりすると言われます。
私達の祈祷の後からは大分少なくなったと言われますが、つい先日も物がガサガサと動く音が聞こえたと言われます。
この家の方は、家で頻繁に音が鳴る事に慣れてしまわれていたと言われますが、それを最初に言って欲しかったと思いました。
当初、考えていた祈祷の流れとしては、先ず、仏壇の前で御先祖様の供養をします。
今の此の家の御先祖様の状態としてはそれだけで良いと思っていました。
そして一つ目の釜は、この家の伏見稲荷様、地神様に対し、日頃の守護に対する御礼の釜を焚く予定でした。
その後、二つ目の釜で、この家の伏見稲荷様、地神様に対し、事業繁栄、家内安全、家族円満の釜を焚く予定にしていました。
しかし私の身体に入って来る仏様からのお知らせに似た、それにしてはもっと重く、何か訳の有る念に対しての対処は、先ず、この家の御先祖様の供養で、お経を上げていたら向こうから出て来られるという自信は有りましたので、そのつもりで先祖供養を進めて行こうと変更しました。
そしてその後、当然、向こうから出て来られた念に対して、一つ目の釜で対処する事に変更しました。
その後、この段階になってやっとこの家の伏見稲荷様と地神様の御姿が出ると観ていましたので、日頃の守護の感謝と、事業繁栄、家内安全、家族円満の釜を焚こうと変更しました。
先ず、私の方の地神様には、「供養の要る仏様が居られるなら、お経の途中でも宜しいのでお呼びしてください」、と伝えて、この家の仏壇にお経(正信偈)を上げました。
「正信偈」を上げ終わって妻に、
私、「誰か出てるか?」。
妻、「何も見えないけど・・・」。
私、「○○家の御先祖様・・・ちょっと出てください。聞きたい事が有りますので出てください」。
妻、「見えてるものの真ん中が抜けて・・・その周りにローソクが立ってるわ・・・抜けてる空間はず〜っと奥に続いているわ・・・」、と言います。
私、「そのローソクに火は点いてるんやな?」。
妻、「点いてる」。
私、「何本くらい?・・・ローソクが立ってる?」。
妻、「十・・・本位?・・・」。
私、「○○家の御先祖の中の主な方・・・ローソクの炎を高く上げてください」。
妻、「・・・変わりはないわ・・・」、と言います。
私、「ちょっと聞きます。その中で、電柱から落ちて亡くなった方、ローソクの炎を高く上げてください」、と伝えました。
妻、「・・・皆、変わりないわ・・・」、と言います。
「誰も居ないか?・・・、うんな訳ないやろ・・・。これだけ体に訴えて来るんやから・・・うんな訳ないやろ・・・何か有るで・・・」、と思いましたが・・・。
何時もなら・・・割と早く解明出来るのですが、今回は何故か頭が回りませんでした。
少しの間考えたのですが、今までの経験から、釜を焚いたら解るという自信が有りましたので、一つ目の釜に入りました。
釜による御先祖様の供養の表白を呼んで、釜を焚きました。
釜は少し波の有る普通の音で鳴り出し、途中で波が消え、平たんな音に変わりました。
「何か解らんが、これで良し。これでこの釜の仕事は成就した」、と思いました。
私、「どやった?」。
妻、「釜が鳴ったら・・・こんな形@やろか?、・・・いや、こんな形やろかA?、・・・いや・・・こんな形やろかB?・・・釜の上に消えて行ったわ・・」、と言います。(その時に妻が表白の紙に描いたものです)
「こんなものに対して釜を焚いてないのに・・・何でこんなものが出るんや?・・・」、と余計に解らなくなってしまいました。
この形は蛇の鱗、巳を意味します。
この形を取って出て来るものは正当な巳神、元は正当な巳神の場合が殆どです。
しかし、この家に関係の有ったこの形の意味する存在は、もう前回、二回の祈祷で綺麗にかたが付いてるはずです。
益々解らなくなってしまいました。
声に出さず、
私、「地神さん・・・、この家の先祖で、巳さんを殺生した者がまだ居たんですか?」、と尋ねました。
声に出して、
私、「どや?。地神さん、何か言うたか?」。
妻、「知らん顔してるわ・・・」、と言います。
私の方の地神様が知らん顔をしているところを観ると、どうやら、今回の祈祷も前回と同じく、この家の伏見稲荷様と地神様が筋書きを作った様です。
どおりで・・・最初から私の方の地神様のお知らせは無いし・・・私にしても普段ならもっとひらめくものが有るのですが今回は何故か頭が回らないし・・・、しかしその筋書きを作った根本のこの家の伏見稲荷様と地神様の御姿は出ないしで・・・少し疲れが出て来ました。
声に出さず、
私、「地神さん・・・、もうこれで良いんでしょう?」、と聞きました。
声に出して、
私、「地神さん・・・何か返事したか?」。
妻、「知らん顔してるわ・・・」、と言います。
それを聞いて、何もかもが解らなくなってしまいました。
当然、鳴釜で深く先祖供養をさせてもらおうと思って釜を焚いたら、他には何も出ないで巳神を意味する鱗の形が出て、それが上に上がって消えた・・・。
私にしても、単純な展開ほどその中に深い意味が有るのは承知しているのですが、単純な展開ほど、複雑に展開するものと比べて力の入れ具合を加減したのか・・・この釜の意味が解りませんでした。
この釜の意味の結論ですが、その日の夕方、八王子のホテルに着いて、
私、「地神さん・・・、○○さんとこの祈祷、あれはあれで?良かったんですか?」、と聞いてみました。
妻、「満足な顔をしてるわ・・・」、と言います。
まあ、それを聞いて安心しましたが、この後に行った二つ目の釜の展開から観たら、「あれで良かったんだ」、と確信しました。
明くる朝、八王子を9時過ぎに出て、午後4時頃に家に着いたのですが、その途端、一つ目の釜の意味が解りました。
この家の社長のお父さんの兄弟は沢山居たのですが、その兄弟の子供、要するに、50数年前に電柱から落ちた男の人が神がかった蛇を殺生したと観ます。
その後、電柱から落ちて事故死した。
要するに、神がかった蛇に殺されたと観ます。
神がかった蛇にしても人を殺した訳ですので、当然、上からの裁きを受けなければなりません。
神がかった蛇にしても、自力では何も出来ません、何も動きは取れません。
50数年間、その電柱から落ちて事故死した男と、その場所に居たはずです。
現に、祈祷に同席したこの家の長男が、「釜が鳴り出したら、男の人の、「ウワ〜」と言ううめき声らしきものが聞こえたと言われます。
蛇を殺生した男も、その男を殺した巳神も、行くべき所に行ったと観ます。
この家に祀る伏見稲荷様とこの家の地神様がこの家の将来の為に、今回の仕事を作ったのでしょう。
何も、遠い親戚の不祥事をこの家が正さなくても良いと思うのですが、神様を祀っていたら往々にしてこの様な仕事をさせる事が有ります。
全てはこの家の将来の発展の為なのですが、しんどい話です。
話が前後しましたが、二つ目の釜はこの家の伏見稲荷様と地神様に対し、日頃の守護の感謝と、事業繁栄の釜を焚きます。
その前に、一つ目の釜でこの家の伏見稲荷様と地神様が筋書きを作った祈祷が終わりましたので、当然お呼びすればその御姿が出ると確信してお呼びしました。
私、「○○家の伏見稲荷様、○○家の地神様、どうかお姿をお見せください」、と伝えました。
妻、「???・・・出ないわ・・・」、と言います。
私、「そんな訳・・・ないやろ・・・。○○家の伏見稲荷様、○○家の地神様、どうかお姿をお見せください。地神さん・・・出る様に言うてください」、と再度伝えました。
妻、「出ないわ・・・」、と言います。
私、「○○家の地神様、どうかお姿を見せてください。聞きたい事が有ります」、と言いました。
妻、「地神さんは出てあったわ・・・」、と言います。
何故、この家の伏見稲荷様のお姿が出ないのか・・・という事を考えたのですが、直ぐに解りました。
声に出さず、
私、「○○家の伏見稲荷さん、、あんた、恥ずかしがらずに出てみ」、と言いました。
声に出して、
私、「どや?。出たやろ?」。
妻、「うっすらと姿が出て来たわ・・・」、と言います。
声に出さず、
私、「あんた・・・そうやったな、恥ずかしがり屋やったな・・・。こうして皆がそろった前にパッと出て来るのが恥ずかしかったんやな・・・そうやろ。・・・そうやったら前足で地面を叩いてみ」、と言いました。
声に出して、
私、「地面を叩いたやろ?」。
妻、「優しく叩いたわ・・・」、と言います。
声に出さず、
私、「あんた、此処の奥さんが此処の地神さんの方ばかりに一生懸命に気持ちを向けるから・・・もう少しあんたの方にも気持ちを向けて欲しいんやな?。そうやろ?」。
妻、「地面を叩いたわ・・・」、と言います。
声に出さず、
私、「あんたは女の神さんやから此処の主人の方が好きやな?」。
妻、「恥ずかしそうに地面を叩いたわ・・・」、と言います。
声に出して、
私、「何にも遠慮せんでもええがな・・・。あんたがこの家を良くしようとこの家に地神さんを祀る様にしたりして、今の形があるんやから、あんたはもっと堂々としとったらええねん・・・。大きな顔で出て来たらええねん。遠慮なんかする必要はないねん」、と伝えたな・・・。
声に出さず、
私、「○○家の伏見稲荷さん・・・、あんたは女の神さんやから、何か?、女の人?が喜ぶ物が欲しいんやろ?。遠慮せんでもええから言うてみ、○○さんに言うたるから・・・」、と伝えました。
声に出して、
私、「稲荷さんの前に・・・何か?・・・見えるか?。何か?、出てるか?」、と尋ねました。
妻、「最初に稲荷さんが出て来た時、恥ずかしそうに腕で顔を隠して・・・それでその腕からダラ〜ンと着物の袖の様なものが垂れてたわ・・・。・・・で、その着物の袖の様なものの下に金色の鈴が見えてたわ・・・。稲荷さんの身体は・・・はっきりとは見えないわ・・・」、と言います。
「あんた・・・、鈴が欲しかったんか?。○○さんに言うて買ってもらおうか?。」と聞いたが、何も言いませんでした。
「ああ・・・、遠慮しているな・・・。恥ずかしがりやな・・・」、と思いました。
話は飛びますが、この家の地神様にしても然り、この家の男の地神様はこの家の奥さんが好きです。
ある晩、月が大変綺麗なので、この家の奥さんが地神様の御姿を持って外に出て月を見ていたら、突然、「カッ」、という声?、音?が聞こえて来たと言われます。
この家の女の地神様が怒られたのです。
この家の奥さんにしては、何かお伺いを立てると男の地神様が出て来られて答えてくれますので、自然に、地神様と言えば気持ちは男の地神様の方に向いていたのでしょう。
それをこの家の女の地神様が嫉妬したのです。
嘘みたいですが本当の話しです。
世間では家で祀る神様、要するに、巷の神を絶対神の様に勘違いしている方が多いと思いますが、この家の稲荷様、地神様の様に、人間に近い感情、感覚を持っている神霊も居られるという事を今までの私の経験から知る事が出来ます。
・・・という事は、少し気丈な、少し気弱な、少し軽い、少し慎重、少しおっちょこちょい、少し変わった、少し頑固な、少しひねくれた、少し・・・・・・・、という人間と同じ様な感情、感覚を持った存在も居られるという事です。
巷の神に祀る者の思いや祈願を全て託すのは間違ってはいないのですが、巷の神を極端に理想化するのは問題があります。
何も疑ってかかれと言う意味ではありません。
少し離れた所から自分と神を見つめる冷静な自分を何処かに置いて巷の神様と対峙して行けば間違いはないと思いますし、祀る方にしても、その神様の性格を見抜けば、その力を十分発揮出来る様な流れが作れる様になると思います。
この後、この家の伏見稲荷様、この家の地神様に対して、日頃の守護の感謝、事業発展、家族円満の釜を焚きました。
目の前にはこの家の伏見稲荷様、この家の地神様が此方を向いておられます。
やはり、この家の伏見稲荷様は少し下向き加減し此方を見ています。
「身滌大祓」、「六根清浄大祓」、「稲荷五社大神祓」、「龍神祝詞」、」を上げます。
声に出さず、
私、「地神さん・・・、、この家の方は正直で良い方やから、釜が鳴ったら、この家のこの先、良いものを見せてください。○○家の伏見稲荷さん、○○家の地神さん・・・、此処の人、ええ人やから・・・守ってやってな・・・頼むわな・・・。そいでこの家のこの先、良いものを見せて教えてな・・・頼むわな」、と伝えました。
声に出して、
私、「どや?。うなづいたか?・・・地神さんも、此処の神さんも?」、と聞いてみました。
妻、「地神さんと此処の地神さんははっきりとうなづいたけど・・・、此処の稲荷さんは恥ずかしそうにして、ちょっとうなづいたわ・・・」、と言います。
私、「うなづいたらええねん」。
コンロに火をつけます。
湯が沸騰して来ます。
洗い米を入れます。
釜は波の少ない、普通の音量で鳴り出しました。
釜は短くも無く・・・長くも無く・・・、極普通の長さで鳴り終わりました。
声に出して、
私、「どや?。釜が鳴ったら何か見えたか?」。
妻、「釜が鳴ったら・・・何か?・・・金糸で織った?・・・薄いピンクも入ってるわ・・・薄い緑色も入ってるわ・・・そんな色の着物の帯の様な綺麗なものが上に上がって行ったわ・・・」、と言います。
私、「初めての形やな・・・まあ、綺麗なものを見せてくれとは頼んどったが・・・、そうか・・・着物の帯か?・・・初めてやな・・・」。
この先、この家の事業も家族も大丈夫だという事です。
追伸
この家の若い夫婦は神仏(この家の御先祖様・伏見稲荷様・地神様)を大切にされますが、この家の高齢のお祖父さん、お祖母さんはつい一年前まで家に仏壇すらなかったところを観ると、この領域には関心の無かった人と観ます。
お祖母さんの方はこの家の伏見稲荷様には手を合わせてはおられたらしいのですが、以前にこの家に入っていた拝み屋さんの影響も多分に受けた手の合わせ方になっていたと観ます。
その様な事も有り、この家の伏見稲荷様はこのお祖母さんがお社の前で手を合わせる事を嫌っておられます。
又、最近、若い夫婦が御先祖様をお祀りしたり、伏見稲荷様や地神様を大事にし出した事に、今までご自分がお祀りして来た伏見稲荷様を取られた様に錯覚された様です。
今回の祈祷が終わった2〜3日後、この家のお祖母さんが突然堰(せき)を切った様に若い夫婦の事、神仏の事、祈祷の事、私達の事の不満を感情のままにいろいろと言い出したと言われます。
「神様が聞いていますよ・・・、罰が当たらなければ良いが・・・」、と奥さんは思ったと言われます。
その数日後、お祖母さんは風邪の様な症状とおしっこの出が悪くなりで病院にかかったのですが、咳き込みが治らず、急性腎不全でそのまま入院されたと言われます。
この家の奥さんは、この家の御先祖様、この家の伏見稲荷様、この家の地神様に謝ったと言われます。
入院2日目に急速に回復して、医者も何がどうなって数値が良くなったのか、解らないと言われているそうです。
この家の主人は、「きっと神様がお灸をすえたのでしょう・・・、と妻と話をしています」、と言われます。
「この家の伏見稲荷様は大人しいのでそんな事はしないはずやが・・・、ああ、お祖母さんの症状から観て・・・巳やな・・・、この家の、地神さん・・・男の地神さんが怒ったな・・・やったな・・・」、と思いました。
この家の奥さんがこの家の地神様(男の地神様に)に謝ったので直ぐにお祖母さんの症状が好転したのでしょう。
この家の神霊(巷の神)も、自分達が一生懸命に守っている事をお祖母さんが理解もしないで否定した事に怒ったのだと思います。
絶対神はこの様な些細な事では動きませんが、家で祀る様な神(巷の神)はこの様なアクションを取る事があります。
この家の高齢のお祖母さんにしても、医学的な原因があってこの様な病気になったのなら、この先厳しい現実があるのでしょうが、この家の神霊がお灸をすえたのですから直ぐに治る訳です。
その後、直ぐに退院しましたと連絡が有りました。
家で祀る神霊(巷の神)は、人間に近い感情や感覚を持ち、その神(巷の神)が起こすアクションは、やろうと思えば何でも出来るという事です。
只、今回、この家の地神様は上からのお叱りを頂いていると思います。
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