大阪「○○自動車工業」においての、地神様の勧請、商売繁盛の祈祷の始終
 前回の祈祷から一年近く経ちます。

 商売の方は伏見稲荷様の御加護のお蔭で、相変わらず忙しい状態が続いています。

 忙しくさせて頂いているのは大変有り難いのですが、少し前に社長さんから連絡が有って、体の調子が悪く、病院にはかかっているが完治する様な病気ではないと言われます。

 24〜5年前からの持病で、今のところ薬で押させて行くしか方法がないと言われます。

 悪い部位を聞いてみると消化器系の病気です。

 直ぐに思う事が有り、家の地神様に聞いてみました。

 私、「地神さん、○○さんの病気(病名を伝えました)、病院にかかっていて治りますか?」、と聞いてみました。

 妻、「何も言わないわ」、と言います。

 私、「地神さん、この病気、巳神の得意とするものやと思うが・・・、○○さんの家で巳神様をお祀りすれば良い方向に行くと思うが・・・・」、と聞きました。

 妻、「うなずいてあったわ」、と言います。

 この事はしばらくの間○○さんにはお伝えしないでいましたが、いくら伏見稲荷様の御加護で忙しくさせて頂いていても体の調子が悪くなっては仕事も出来ません。

 意を決して、社長さんの為、家族の健康の為、○○家に地神様を祀ってはどうですか、とお伝えしました。

 この社長さんは真面目ですので、巳神様をお祀りするという事は、今までお祀りして来た伏見稲荷様に対しても失礼に当たらないのか、又その資格が私に有りますかとも言われます。

 そこで、正統な稲荷は巳神に通じ、正統な巳神は稲荷に通じる事を説明させて頂きましたところ、地神様の勧請を快諾して頂きました。

 これだけ慎重な方ですので、神霊をお祀りする資格は十分有ると思います。

 今回の祈祷は、「○○自動車工業」の所に地神様を勧請し、その次に商売繁盛の釜を焚く事にしました。

 その前にお伝えしておかなければならない事ですが、此の所の伏見稲荷様はこの社長さんの両親が住んでおられる所に祀っておられて、「○○自動車工業」、の所には、両親が祀っておられる伏見稲荷様が来られているとしてお酒と水を置いて手を合わせておられます。

 前回の祈祷も、社長さんの両親の家で行いました。

 因みに、社長さんの両親がお祀りされている伏見稲荷様は伏見稲荷大社で勧請された稲荷様ではなく、普通のお札について来られている稲荷様です

 今回の地神様の勧請は、「○○自動車工業」、において行います。

 祈祷の前日、命婦専女神様には、「○○自動車工業」、において、地神様を勧請したいと思っていますが、元から居られる伏見稲荷様と力を合わせて商売を盛り上げて欲しいという事だけお伝えしていました。

 地神様の勧請には稲荷様は関係が無いとは言えませんが、勧請した巳神様と力を合わせて商売を守って欲しいが為に、命婦専女神様にはその報告だけをさせて頂いたわけです。

 祈祷の当日、私の方には相談を受けている複数のこの領域の作用はありますが、妻の方はその作用がなく、すーとしていると言います。

 「○○自動車工業」、に着いて、先ず最初は地神様の勧請の釜を焚きます。

 釜の前のテーブルには、卵一ケース。野菜、果物、昆布、塩、お酒等を並べます。

 「謹み敬って、高橋家の龍神様、不動明王様に申し上げます。本月、本日、此処・・・・・・・・、地神様勧請の儀を修し奉る。夫れ惟みれば・・・・・・・・・・。・・・・鳴釜の神事をもって御迎えする此状を・・・・、恐み、畏み・・・・・」。

 「身滌大祓」、「大元造化三神報恩之祈詞」、「龍神祝詞」、を上げます。


 これから書くある部分は妻は最初から見ていた事になるのですが、口に出して言ったのは、家に帰って来てから忘れない内に絵に描く時に教えてくれた事で、私にしても祈祷時に展開された始終を間違った形で理解していました。
 
 私としては、命婦専女神様のお使いで来られた稲荷様は、二つ目の、「商売繁盛」、の時に初めて来られたものと勘違いしていましたし、「○○自動車工業」の伏見稲荷様は呼んでも出て来なかったと勘違いをしていました

 社長さんの両親が祀る伏見稲荷様は、「商売繁盛」、の祈祷の前、私がお呼びすると直ぐに出て来られたという事です。

 妻もこの頃、歯が悪い為か、何か口ごもって言いますのではっきり聞こえない時が有ります。

 私にしても妻の声に対しては直ぐに防衛本能や拒否反応が働くのか、ブレイカーが早く落ちて聞こえない時が往々にしてあります。(余分な事でした)

 妻の言う、地神様の勧請の祈祷の流れは、私が祝詞を上げていると、

 妻、「突然、天がぱかっと割れて、其処らには居ない様な大きな、強そうな男の稲荷さんが出て来た」、と言います。

 そしてその稲荷様が金のたすき(金色と赤の模様がある)の様なものを体にかけていたというのも、この後の、「商売繁盛」、の祈祷の最後の方に聞いた次第です



 コンロに火をつけます。(この時、命婦専女神様の使いの稲荷様のお姿は出ていた事になります

 「観音経」、を上げます。

 湯が沸騰して来ます。

 洗い米を入れます。

 釜は大きな音で鳴り出しました。(この時、命婦専女神様の使いの稲荷様は、この場面をじっと見ていた事になります)

 「身滌大祓」、「龍神祝詞」、を上げます。

 しばらくの間なっていた音がやがて止んで行きます。

 私、「どや?」。

 妻、「釜が鳴ったら全体が光って、黒い数珠をかけた手が出て、片方の掌の上に白いものが乗って・・・、動いていて・・・」。



 私、「今でも動いてるか?」。

 妻、「動いてる」。

 私、「あんたら、頭上げてみ」。

 妻、「それらしきものが・・・・二つ・・・、こっちを向いたわ。何か・・・、巳神の瀬戸物のお姿みたいに見えるわ。光ってるわ」、と言います。

 私、「瀬戸物のお姿みたいなのが動いてる訳やな。あんたら、二体で出てみ」。

 妻、「その上に出てあったわ」、と言います。

 私、「有難う御座います。手の形で出て来られた神霊様、どうかお姿、お顔をお見せください」。

 妻、「何も見えないわ」、と言います。

 私、「今日、此の所に来られた、「○○自動車工業」、の地神様、此の所に居られる伏見稲荷様と力を合わせて、商売が繁盛します様に、兎に角、商売が繁盛して、家族、両親が健康で事故も無く生活出来ます様に守ってやってください。・・・・・(いろんな事を頼みましたが、全て良い反応、良い返事を頂きました)

 妻、「光ってるわ」、と言います。

 又、地神様をお祀りする場所なども、私の方の巳神様の指導で決めさせて頂きました。

 私、「今日、此の所に来られた地神様、あんたをお祀りする場所ですが、二階の事務所の稲荷様の横の場所で宜しいですか?」、と聞いてみました。

 妻、「其処で良いらしいわ」、と言います。

 この社長さんなら、今日、此処に来られた地神様、前から居られる伏見稲荷様、両神霊様をちゃんと祀られる事疑いありません。

 次に、「○○自動車工業」、の「商売繁盛・事業隆昌」、の祈祷に入ります。

 この時点では、私が知らないだけで、とっくに命婦専女神様のお使いの稲荷様は来られていて、私達の始終を見ていた事になります

 「謹み敬って、今日、此の所に来られた、「○○自動車工業」、の地神様、○○自動車工業の伏見稲荷様、高橋家の地神様、不動明王様に畏み、畏み、申し上げます。方に今・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」。

 私、「「○○自動車工業」、の伏見稲荷様、どうかお姿をお見せください」、と言うと、

 妻、「金のたすきをかけた、強そうな稲荷さんが出てる」、と言います。

 私、「此処の稲荷さんとは違うんやな?」、と聞いたら、「違う」、と妻が言います。

 私、「稲荷様にお聞きします。貴方は京都伏見稲荷大社、白狐社、命婦専女神様が使わされた稲荷様ですか」。

 妻、「そうだと言ってるわ」、と言います。

 私、「有難う御座います。お忙しいところ、「○○自動車工業」、に来て頂き有難う御座います。何時も、「○○自動車工業」、を御守りくださいまして有難う御座います。・・・・・・・・・・・・・・・・」。



 私はこの時点で命婦専女神様の使いの稲荷様が来られたと勘違いしていました

 そしてこの時点位から、此処にお祀りする伏見稲荷が出て来られたというのも知りませんでした

 私の中では、此処にお祀りする稲荷様なしに、今日、此処に来られた地神様、命婦専女神様のお使いの稲荷様だけが居られると勘違いしていました。

 「身滌大祓」、「稲荷大神秘文」、「稲荷祝詞」、を上げて、米を洗います。

 コンロに火をつけます。

 「稲荷心経、を数十回あげます。

 「観音経」、の世尊偈を上げます。

 湯が沸騰して来ます。

 洗い米を入れます。

 釜は大きな音で鳴り出しました。

 やがて音は止んで行きます。

 私、「どや?」。

 妻、「・・・・・稲荷さんの周りが光ってるわ・・・。金色のたすきの様なものは良く見えるけど、体は光って見えにくいわ」、と言います。

 私、「命婦専女神様の使いの稲荷様、今日、此の所に来られた地神様と力を合わせて、「○○自動車工業」、守ってやってください。甘えてお聞きします。「○○自動車工業」、のこの先、大丈夫ですね」、と聞いてみました。

 妻、「うなずいてあったわ」。

 私「有難う御座います」。

 この後、いろんな事をお聞きしましたが、全て良しという事でした。

 私、「兎に角、商売が繁盛しないと全てが駄目になります。兎に角、良い状態が続きます様に守ってやってください。今日はお忙しいところ、有難う御座いました。命婦専女神様にも宜しくお伝えください。どうぞお帰りください」、とお伝えし、「稲荷大神秘文」、を上げてお送りしました。

 妻、「稲荷さんが金のたすきを外して、それを手?・・・、人間の手やわ・・・、手でたたんで○○さん(社長)の所へ持って行ったわ・・・。それから帰ってあったわ」、と言います。



 私、「金のたすきを○○さんに渡したって・・・・・」。

 有り難い事です。

 余り見た事の無い稲荷様の動作です。

 商売のこの先は大丈夫だというお墨付きをもらいました。

 稲荷様は・・・、巳神様でもそうですが、正直な人が大好きです。

 この、「○○自動車工業」、にしても、普通の・・・、言葉は悪いですが、ただのお札をお祀りしているだけですが、祈祷時には大社の方から稲荷様が来られて祈祷に参加される・・・・、聞いた事が有りません

 今回にしても、命婦専女神様の方には、○日に、「○○自動車工業」、で商売繁盛の祈祷をします、としかお伝えしていませんでしたが・・・・・。

 この社長さんも稲荷様に気に入られたのでしょう。

 今回の途中で、こんな事も聞いてみました。

 私、「使いの稲荷様、社長が此処で手を合わせて祈れば、京都の伏見稲荷の方に届きますか」。

 妻、「うなずいてあったわ」。

 久しぶりに綺麗な釜を焚く機会を与えて頂いてすがすがしい気持ちになりました。

 「○○自動車工業」、のこの先は、輝いていると思います。

 今回の祈祷の間中、私の方の地神様はただじっと、祈祷の始終を見ていただけでした

 *妻が絵を描いている時、数珠をかけた手の形が解らないからその格好をして欲しいというのでその様にしたら、祈祷の時に出て来た手は私の手だと言います。

 手の感じがそっくりだと言います。

 釜が鳴っている時、妻を目を閉じて下を向いていたので解らなかったと思いますが、私は釜の前で、両掌を合わせて降りて来られる地神様を受け取る様な格好をしていました。

 今回の地神様勧請での祈祷時、数珠をかけ、もう一方の掌に巳神様を乗せて出て来た存在に、

 私、「数珠を手にかけて出て来られた神霊様、どうか、お姿、お顔をお見せください」、と言いました。

 妻、「何も出ないよ」、と言います。

 要らん事を聞いてしまった・・・、と後悔をしましたが・・・・・・・。

 




 

 

 

 

 

 

 

 

 
鳴釜神事の実際と考察
ひとりごと・ふたりごと