北欧文学・ドイツ文学 中丸禎子のページ


スウェーデン文学 人魚姫 アンデルセン ラーゲルレーヴ
 個人研究者としてスウェーデンの作家セルマ・ラーゲルレーヴ、共同研究代表者としてデンマークの作家アンデルセンの『人魚姫』を研究しています。
 ラーゲルレーヴは、アニメ『ニルスのふしぎな旅』の原作者であり、女性初・スウェーデン人初のノーベル文学賞受賞者です。日本語への翻訳は明治末期にはじまり、戦中・戦後にかけて「母性的な平和主義作家」として人気を博しました。一方、同時期のドイツでは、「ゲルマン民族主義」を体現する作家として紹介されました。わたしの研究の目的は、日本のラーゲルレーヴ受容において、「平和」に属するものとして語られてきた「郷土愛」「家族愛」「母性」が、民族主義をはじめとする他者排除と強く結びつくのではないのかという仮説を背景に、一見正反対のように見える二つのラーゲルレーヴ像の根拠をラーゲルレーヴのスウェーデン語テクストの分析を通じて明らかにすることです。
 共同研究「プロジェクト人魚」の代表者としては、主に『人魚姫』を研究しています。「排除される他者」としての人魚姫のあり方を、作家研究、人魚伝説や博物学などの背景研究、ジェンダー研究、「世界文学」論や翻訳論などの観点から多角的に考察しつつ、共同研究者の類似テーマ研究とともに成果を公開しています。
 当ホームページでは、研究業績の紹介のほか、作家や作品の紹介、語学・文学情報、北欧、ドイツ、日本で撮影した写真を掲載しています。
This is the website of Dr. Teiko Nakamaru, a scholar studying Nordic literature and German literature in Japan. Please click here to go to English page.
スウェーデン文学 アンデルセン 人魚姫 ラーゲルレーヴ ムーミン トーベ・ヤンソン

What's New
・科研費基盤研究(C)「明治・大正期の日独思想・文化交流の多角的研究:北欧作家ラーゲルレーヴを媒介に」に研究代表者として採択されました。
・北海道大学北極域研究共同推進拠点(J-ARC Net)萌芽研究「北大西洋海域における捕獲・処理・消費・廃棄過程を通して見る自然/社会の関係性をめぐる総合的研究」(研究代表者:高橋美野梨)に研究分担者として採択されました。
・「時空を超えるカール・マイ 詩「サンスクリット」解題」(縄田雄二編『マルセル・バイアー詩集『黒鉛』――抜粋訳と解釈 JSPS科研費JP25370372「グローバル文化史から見たドイツ文学・ドイツ思想――現代ドイツの文化学を応用しつつ」成果報告書』、中央大学生活協同組合印刷、2019年2月、pp.38-57)が刊行されました。
・海外滞在記ブログ「さかなのためいき、ねこのあしおと」の2018年スウェーデン滞在記の連載が完結しました。Yahoo!ブログのサービス終了に向け、現在、移転先を検討中です。
・「Nikkei the Style『”言葉”が彩る新しい世界へ』取材こぼれ話10選」の連載は、2019年秋以降に再開予定です。

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▲2008年6月20日 ガムラ・ウップサラにて夏至祭開始前のメイポール

開設日 2009年9月14日
最終更新日 2019年5月19日